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    <title>たそがれ御留書</title>
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    <description>映画、読書、ワイン、旅、駅伝、柔道、スポーツ観戦、趣味の世界</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>zoompac</dc:creator>
    <dc:rights>2021</dc:rights>
    <pubDate>Mon, 29 Nov 2021 14:11:19 +0900</pubDate>
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      <title>たそがれ御留書</title>
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      <description>映画、読書、ワイン、旅、駅伝、柔道、スポーツ観戦、趣味の世界</description>
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    <item>
      <title>映画「ドーナツキング」</title>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202111/29/54/f0090954_11102214.jpg" alt="_f0090954_11102214.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="267" width="189" />新宿武蔵野館で観ました。コロナ禍の下、久しぶりの映画鑑賞でした。<br />
<br />
ドーナツといえば、昔観たドラマ「ツィン・ピークス」の」クーパー捜査官の朝食のイメージが脳裏に焼き付いていました。いつもコーヒーとドーナツでした。<br />
<br />
<br />
この映画を観て、東海岸に拠点を置いていた大手チェーンの「ダンキンドーナツ」（日本にあるミスタードーナツはこの系列です）と西海岸でドーナツ市場の90%を占めるカンボジア系アメリカ人が個人経営するドーナツ店の熾烈な競争の鮮明な構図を知ることができました。<br />
<br />
<br />
クメールルージュによって共産化されたカンボジアから多くの難民が米国に受け入れられました。ベトナム戦争が終結した1975年のことです。そんな難民の1人であった元カンボジア軍人のテッド・ノイが新天地米国の自由と安全の象徴とも思えるドーナツの味に感動したことから、無一文の彼がドーナツ王に成功する物語が始まります。<br />
<br />
<br />
当時、西海岸の市場を席巻していたウィンチェルドーナツ店で従業員として研鑽した彼はやがてそのノウハウを身に着け、家族経営の店で稼ぎ、次々と彼の親戚や友達家族にもそのノウハウを伝えていきました。<br />
<br />
<br />
公共交通機関の少ない車社会の西海岸では朝食のコーヒーとドーナツは定番で、立地条件が良い店は大いに繁盛していくことになります。<br />
<br />
<br />
カンボジア人の勤勉さと労働力の安さに大手チェーンだったウィンチェルはそのシェアをすっかり増加するカンボジア人個人店勢力に食われることになってしまいます。それもまた自由な競争社会のアメリカの一面だと痛感させられます。<br />
<br />
<br />
映画の中のドーナツの種類の豊富さは、東京のミスタードーナツしか知らない私にとっては垂涎ものでした。<br />
<br />
<br />
ベトナム戦争、カンボジアでの内戦、米国の難民受け入れ等のテッド・ノイを取り巻く社会情勢もコンパクトにまとめられていました。<br />
<br />
<br />
機会を得た難民がアメリカンドリームを体現した物語をドキュメンタリータッチで製作総指揮として描いてくれたのはリドリー・スコットでした。ドーナツに象徴される古き良きアメリカ社会が印象に残った映画でした。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 29 Nov 2021 12:14:58 +0900</pubDate>
      <dc:date>2021-11-29T12:14:58+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>2021年1月の読書と映画の総括</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32127912/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202102/01/54/f0090954_12400010.jpg" alt="_f0090954_12400010.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="143" width="255" />年が明けコロナ感染者の激増に慄いている間に1月も過ぎてしまいました。<br />
<br />
1月は読書ブログに全然アップできませんでした。<br />
<br />
<br />
塩野七生のローマ人の物語19巻（悪名高き、カリグラからネロへ帝位が移る間の繋ぎとしての歴史研究家皇帝クラディウスの物語）や宮城谷三国志最終巻（12巻）、宮本輝の流転の海3巻_血脈の火等を読んでいます。<br />
<br />
<br />
2017年に午前十時の映画祭＠TOHOシネマズ日本橋で「泥の河」という作品を観ました。昭和31年の大阪の安治川の川沿いに住む人々の生活を少年の目を通して描いた作品でした。これが流転の海3巻の物語とかぶる部分が多いのです。<br />
<br />
<br />
四国から大阪へ戻ってきた熊吾一家が尻を落ち着けたのが堂島川と土佐堀川が合流して名を変える安治川沿いでした。調べたところ、映画「泥の河」の原作は宮本輝氏の短編小説でした。「泥の河」は少年＝作者の目を通して、「流転の海」はその作者の父がモデルの熊吾の目を通して描かれている違いはありますが、興味深く読み進めています。<br />
<br />
<br />
余談ながら、流転の海4巻_天の夜曲は、舞台が富山に移ります。富山市を舞台にした短編で宮本氏が芥川賞を受賞した作品に「螢川」があります。とすると、氏の作品には「道頓堀川」もありますので、「流転の海シリーズ全9巻」を読み進めながら、それらの「川三部作」をスピンオフ作品として読めるかもしれません。<br />
<br />
<br />
ところで、第二次韓流ドラマブームのきっかけ（第一次ブームは2002年の「冬のソナタ」、03年の「チャングムの誓い」が火付け役）となった2019年の「愛の不時着」が見たくて、ついにNetflixに入会しました。<br />
<br />
<br />
韓国の財閥のお嬢さんがパラグライダーで飛行中に嵐に巻き込まれ北朝鮮に不時着することから始まる物語です。スピード感あふれる展開でハラハラドキドキする一方、北朝鮮という未知の地でセレブな彼女が出会う人々が温かいのです。ご近所付き合いの旺盛だった昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしさも感じられます。コメディの比重の高い上質なラブコメに仕上がっていました。<br />
<br />
<br />
全16話中の半分あたりまで見続けていますが、ヤミツキになってほかのTV録画が消化不良になって困っています。<br />
<br />
<br />
「ゲーム・オブ・スローンズ」の鑑賞を推奨してくれた友からの強い推しもありましたので、この「愛の不時着」の次は、同じくNetflixオリジナルの「梨泰院クラス」を楽しみたいと思います。<br />
<br />
<br />
一種の社会現象とも思える第二次韓国ドラマブームの黄金ルートを旅している気分です。<br />
<br />
<br />
その次は、韓国ドラマから離れて、最近話題のNetflixオリジナル作品「クイーンズ・ギャンビット」を観たいです。60年代の米ソ冷戦下で孤児だった少女がチェスの天才として覚醒し成長する物語です。<br />
<br />
<br />
英国の文化相が「フィクション」という注意書きをつけるように注文をつけたにもかかわらず、きっぱりとNetflixが拒絶したため、かえって注目を集めた配信中の作品「ザ・クラウン」にも興味があります。主人公はもちろん、現在94歳にして大きな影響力をもつ女王エリザベス2世です。25歳の若さで女王となったエリザベスの70年近くに渡る人生とその時代が史実を土台に語られているようです。しかもそれがノンフィクションと見まがうほどの作品であるとすればますます興味が掻き立てられます。<br />
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      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 01 Feb 2021 12:54:05 +0900</pubDate>
      <dc:date>2021-02-01T12:54:05+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>2020年12月の読書と映画等の総括</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32084927/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/04/54/f0090954_09413506.jpg" alt="_f0090954_09413506.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="122" width="325" />コロナ旋風の中、身を低くしてひたすらTVドラマを観ながら巣ごもりする生活にも慣れてきました。<br />
<br />
<br />
Netflixデビューして「愛の不時着」を観たいと思いながら、BS各局の充実の韓国・中国歴史ドラマ観賞に時間不足気味で、なかなかNetflixに踏み切れません。<br />
<br />
<br />
BSテレ東の「善徳女王（新羅）」、BS11の「武則天（唐）」、「明蘭才媛の春（宋）」、「女医明妃伝  (明)  」BS12の「瓔珞&lt;エイラク&gt;（清）」、「独鈷伽羅（北周〜隋）」が土日を除いて毎日放送されています。<br />
<br />
<br />
これに加えて週一でNHKBSの「コウラン伝~始皇帝の母（秦）」やWOWOWの「九州縹緲録」です。 昨年末に完結してしまいましたがWOWOWの「大明皇紀」全62話も観ていました。<br />
<br />
<br />
BS11で2月19日から毎週月曜～金曜日「中国時代劇如懿伝～紫禁城に散る宿命の王妃～」の放送が開始されます。<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/04/54/f0090954_09532425.jpg" alt="_f0090954_09532425.jpg" align="right" class="IMAGE_RIGHT" height="217" width="325" /> <br />
<br />
<br />
以前WOWOWで87話すべてを視聴済みなのですが、今観ている「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」と舞台も題材も同じでありながら、互いの作中で敵対する妃が主人公になるなど、登場人物の描かれ方が大きく異なっていて興味深いのでもう一度観ようと思っています。<br />
<br />
<br />
「如懿伝」の主人公で嫻妃（かんひ）となる如懿は、後宮の陰謀にさらされながらも乾隆帝（けんりゅうてい）への愛を胸に強く生き抜いていく誠実な女性として描かれていました。<br />
<br />
<br />
一方で「瓔珞&lt;エイラク&gt;」の嫻妃は、最初は穏やかで優しい女性でしたが、数々の苦難を味わったことで冷酷な策略家へと変貌していくのです。<br />
<br />
<br />
「瓔珞&lt;エイラク&gt;」の主人公・瓔珞は亡き姉の復讐を胸にその大胆不敵な行動力で運命を切り開いていく不屈のヒロインですが、 「如懿伝」では、妃になる野心をもって皇帝に近づき、如懿の前に立ちはだかる女官・衛嬿婉（えいえいえん）として描かれています。<br />
<br />
<br />
<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202101/04/54/f0090954_09533450.jpg" alt="_f0090954_09533450.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="217" width="325" />まさに、映画「羅生門」ではないですが、視点や立場が変われば、事象や人物が全く別物に見えてしまうという面白さが楽しめそうです。<br />
<br />
<br />
両作品とも、2018年の中国ドラマの様々な賞を獲得し大ヒットしました。<br />
<br />
<br />
日曜日のNHKBSの9時といえば「韓国歴史ドラマ」の指定席でしたが、最近の中国歴史ドラマ人気の影響でしょうか、今は中国歴史ドラマ「コウラン伝~始皇帝の母」を放送しています。<br />
<br />
<br />
プロデューサーも出演者の大半も「瓔珞&lt;エイラク&gt;」と重なっています。<br />
<br />
<br />
ただ、中国だけでなく、台湾、香港、日本でも人気が高かった中国宮廷物語「瓔珞&lt;エイラク&gt;」と違って、期待が高かった反動のためか、「コウラン伝」の人気も評価もいま一つのようです。<br />
<br />
<br />
読書も最近の中国歴史ドラマにはまっている影響でしょうか、司馬遼太郎の「長安から北京へ」と「韃靼疾風録（上巻）」等の「中国もの」を読みました。<br />
<br />
<br />
読書（5冊）」<br />
読書「ローマ人の物語_18巻_悪名高き皇帝たち（二）」塩野七生<br />
[ 2020-12 -27 16:49 ]<br />
読書「流転の海２_地の星」宮本輝<br />
[ 2020-12 -28 09:19 ]<br />
読書「長安から北京へ」司馬遼太郎<br />
[ 2020-12 -29 14:25 ]<br />
読書「パリのアパルトマン」 ギョーム・ミュッソ<br />
[ 2020-12 -30 11:36 ]<br />
読書「韃靼疾風録 上巻」司馬遼太郎<br />
[ 2020-12 -31 11:53 ]<br />
<br />
<br />
総括<br />
2020年11月の読書の総括<br />
[ 2020-12 -01 17:35 ]<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 04 Jan 2021 09:57:39 +0900</pubDate>
      <dc:date>2021-01-04T09:57:39+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「韃靼疾風録 上巻」司馬遼太郎</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32078558/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/27/54/f0090954_16334508.jpg" alt="_f0090954_16334508.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="295" width="206" />小学校の頃、明治維新の1868年を「いや～ロッパくん、もう明治だよ」と覚えていました。<br />
<br />
<br />
このロッパが、エノケンこと榎本健一と並んで有名な浅草喜劇スター古川ロッパからとったものだというのは最近知りました。 「下町のエノケン」に対してきざな芸風から「丸の内のロッパ」と並び称されていたようです。<br />
<br />
<br />
連続テレビ小説「おちょやん」が始まってから、上方喜劇を作った曾我廼家五郎・十郎、渋谷天外の名を知ったついでに浅草喜劇のスターの名も目にしたのです。<br />
<br />
<br />
出口治明氏が彼の著書「0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇」で、古代と中世と近世をどの年代で区切るかということについて面白いことを言っていました。<br />
<br />
<br />
日本史で古代と中世の 分水嶺 は、摂関政治が終わった1068年で、170年ぶりに藤原氏を母としない後三条天皇が即位した年。<br />
<br />
<br />
そこから、500年後の織田信長が足利義昭を奉じて上洛した1568年が中世で、そこからさらに300年後の1868年までを近世としていました。     <br />
<br />
<br />
「いや～ロッパくん、もう明治だよ」の他に、「とうとうロッパくん、摂関政治は終わりだよ」、「以後ロッパくん、織田信長が義昭奉じて天下取り始めたよ」<br />
<br />
<br />
などで覚えられそうです。<br />
<br />
<br />
ロッパ君の68年繋がりでいけば、日本が鎌倉時代から室町時代への端境期であった南北朝時代の1368年に中国王朝は元から明に替わりました。<br />
<br />
<br />
「いざロッパくん、もう明だよ」です。朱元璋が元朝を倒して洪武帝となり漢民族国家の明を建国したのがいざロッパくん（1368年）です。<br />
<br />
<br />
韃靼疾風録上巻では、「元 がほろび、 明 が興った。明は、海外に対して開放的だった元とちがい、海禁を国是 とした。 片板モ海ニ入ルヲ許サズ──海外へ出るな、という明の鎖国はきびしかった。しかし沖から 倭寇 がくることばかりはふせぐことができなかった」<br />
<br />
<br />
と書かれています。<br />
<br />
<br />
司馬遼太郎氏の「長安から北京へ」の中では、「明というのは中国歴世のなかでも、不景気な王朝であった。第三代永楽帝（1360～1425）の一時期はべつとして、末期になるに従って外患（北慮南倭）が多く、内部的には官僚制が腐敗しきり、とくに明朝最後の万歴帝のころは豊臣秀吉の朝鮮侵入等で財政が逼迫した」とありました。<br />
<br />
<br />
韃靼疾風録の主人公桂庄助は、藩主松浦隆信の命を受け、漂流し平戸沖に辿り着いた韃靼公女（実際は韃靼_タタール族ではなく、女真_ジュルチン族）を彼女の故国オランカイ（満州）まで届け、韃靼という国との交易の可能性をみきわめることになります。<br />
<br />
<br />
「松浦家は大名というより貿易商人のようになり、さらにオランダ船やイギリス船もきて、それぞれ平戸に商館をつくった。平戸は、賑わいににぎわった」<br />
<br />
<br />
庄助と公女アビアは、政情不安の上、反日感情の高い朝鮮半島を避けながら韃靼の地にたどりつきます。 この頃の朝鮮は、ヌルハチが明の韃靼への防壁ともいうべき城を陥落させていたことから、女真族に恭順の意を表明をしながら、といって儒教国家のしがらみから宗主とあがめている明との関係も完全に絶つわけにもいかず、双方に面従腹背という微妙な立場でした。<br />
<br />
<br />
時代は、女真人ヌルハチ・愛新覚羅によって後金が建国される、日本では家康が亡くなる1616年頃以降の物語です。 <br />
<br />
<br />
後金は、1636年にホンタイジによって清と名を変え、その時点で亡くなっていたヌルハチを初代皇帝としました。 ヌルハチの後継者として二代目皇帝となったホンタイジはヌルハチの第8子でした。<br />
<br />
<br />
庄助は公女アビアと韃靼の地に流れ着いたときは、ヌルハチの絶頂期から後継者ホンタイジへの時代でした。 女真族ホンタイジがより大きなタタール族その他の部族を吸収合併して１つの大きな韃靼としての勢力基盤を構築していた時代で、中国が明王朝から清王朝へ変わろうとする迷のときでした。<br />
               <br />
 「豊臣家の興亡があり、倭寇時代は 終熄 した。秀吉はみずから大倭寇になったかのごとくに貿易の利を独占しようとし、かつ朝鮮侵略までおこなったが、やがて病死し、家もほろび、徳川幕府が樹立されて、江戸という平戸からはるかに遠い東方の農業地帯に政都がおかれた。歴史がかわった」<br />
<br />
<br />
大陸に渡った庄助には驚きだったでしょうが、倭寇が活躍し、その基盤でもあった松浦家の活動も大きな制限を受けることになっていくのです。 博多や堺のまちが栄えた海洋交易国家としての面影は遠くなってしまい、やがて3代将軍徳川家光が1639年に鎖国政策に踏みきります。<br />
<br />
<br />
アビアと結婚して子もなした庄助も加わっている清軍の大進撃（北京入城、南京占領等）は下巻になります。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 31 Dec 2020 11:53:26 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-31T11:53:26+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「パリのアパルトマン」 ギョーム・ミュッソ</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32076834/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/32076834/</guid>
      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/27/54/f0090954_16391234.jpg" alt="_f0090954_16391234.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="300" width="207" />クリスマスを間近にひかえたパリが舞台です。<br />
<br />
<br />
宿泊先のダブルブッキングという最悪の出会い方をした主人公男女の名前はマデリンとガスパールです。<br />
<br />
<br />
マデリンは休暇で訪れたイギリス人の元女性警部。 ３０歳代後半の彼女は心身ともに傷ついています。<br />
<br />
<br />
一方、ガスパールは新作を書き下ろすためにアメリカからやってきた劇作家です。 ４０歳代前半の彼は厭世的で人間嫌いです。 パリも大嫌いなのですが毎年この時期にっやってきて逆境の中自分を追い込んで執筆に集中しようとしています。<br />
<br />
<br />
人間嫌いのガスパールですが、その人間であることに疲れ切っているマデリンには興味を示し妙に人懐っこい接し方をします。<br />
<br />
<br />
ダブルブッキングされた宿泊先はアパルトマンでした。１年前に急逝した天才画家ローレンツの住まい兼アトリエでした。<br />
<br />
<br />
マデリンの前歴を知ったローレンツの財産管理人は、行方の知れなくなったローレンツの三点の遺作を彼女に探して欲しいと頼み込みます。<br />
<br />
<br />
アパルトマンにあった研究書から、ローレンツに魅せられたガスパールも仕事をうっちゃってマデリンの探索に手を貸すことになります。<br />
<br />
<br />
映画のロマンチックコメディ風の幕開けですが、マデリンとガスパールがパリのアパルトマンにやってきたいきさつだけでなく、天才画家ローレンツの数奇な運命や彼に関わった人々の人生やローレンツの息子の誘拐殺害事件も丁寧に描かれていき、物語に深みを与えていました。<br />
<br />
<br />
発見された遺作には、殺害されたとされたものの死体が発見されていないローレンツの息子の行方を捜して欲しいとのローレンツのメッセージが隠されていました。<br />
<br />
<br />
マデリンの捜査力とガスパールのひらめきの協働作業は、遺品発見からローレンツの息子の行方探索へ方向転換し舞台もスペイン、アメリカへと移しながらも、相乗効果をあげながら小気味よく展開していきます。<br />
<br />
<br />
アパルトマンの偶然のダブルブッキングから始まる物語ですが、本を読み終わるときはすべてが必然だったのだと思わされました。<br />
<br />
<br />
１つの事件が二人の（三人の？・・・ちょいネタバレ！）人生を変えるきっかけとなります。 主人公男女の生き方に希望の光が灯るいい結末でした。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 30 Dec 2020 11:36:28 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-30T11:36:28+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「長安から北京へ」司馬遼太郎</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32075445/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/32075445/</guid>
      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/27/54/f0090954_16354719.jpg" alt="_f0090954_16354719.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="290" width="205" />「長安から北京へ」は、井上靖を団長とした7人の日本人作家仲間と司馬遼太郎が日中文化交流を目的とした1975年5月の約3週間の訪中旅行をまとめた記です。<br />
<br />
<br />
毛沢東（1893年12月～1976年9月）がまだ中華人民共和国の最高指導者として君臨していた時だからでしょうか、司馬氏の筆には、毛氏の死後失敗だったとの評価が大勢を占めている「文化大革命」にも好意的な調べが漂っていました。<br />
<br />
<br />
今や、暴君としてのイメージが定着した感のある毛沢東ですが、司馬氏の筆によると乱世に望まれた麒麟（英雄）のような書きぶりでした。<br />
<br />
<br />
「おそろしい政治権力者であるよりも、古代以来の聖人の継承者と思われているのではないか」と言い、「新興国の独裁者のように万人に対する生殺与奪の権力を握ることも可能であったが、しかしそういう存在にならなかった」と付け加えています。<br />
<br />
<br />
毛沢東に対して聖人から程遠い独裁者のイメージしか湧かない私にとっては、違和感の残る描写でした。<br />
<br />
<br />
面白いと思ったのは、その大きな経済力に対して、中国が意外とエコであるという発見でした。<br />
<br />
<br />
中国内陸部にある革命の聖地と呼ばれる「廷安」の山々の横腹を穿って高層ビルの窓のように見える穴居の景観の荘厳さに感じ入っている司馬氏の描写が印象的でした。<br />
<br />
<br />
毛氏の旧居もそうした洞窟の１つだったそうです。<br />
<br />
<br />
穴といえば、この本の「洛陽の穴」という項目で司馬氏は、洛陽にあった261個の地下穀物倉庫の紹介をしていました。　<br />
<br />
<br />
安禄山がクーデターを起こした後、15万の大軍を引連れて真っ先に目指したのは唐の帝都長安ではなく、洛陽でした。　<br />
<br />
<br />
穀物倉庫のある洛陽だけが15万の大軍に穀物を食わせる能力があったからでした。<br />
<br />
<br />
司馬氏の旅の印象だと、日本では1人前2万円くらいの豪勢な食事が中国では1人前週百円なのだそうです。 どんなに思想が立派でも民衆に食わせられないとたちまち流民が発生し、容赦なく暴動がおこることは中国4000年の歴史が物語っています。<br />
<br />
<br />
中国がエコであるということは、ベトナムとの比較で司馬氏がわかりやすく解説していました。<br />
<br />
<br />
司馬氏が1973年に南ベトナムのサイゴンを訪れた時、400万人の人口のうち100万人ほどがホンダやスズキのオートバイを持っていて、家族を伴った4人乗り、5人乗りで走っていたし、メコンデルタの運河ではサンパンという船に輸入エンジンを付け水すましのように忙しく動き回っていたそうです。<br />
<br />
<br />
それに比べて、中国では漁船のほとんどが風力で動いていて発動機が付いていないし、陸上の運送も圧倒的に馬車華道であると驚いていました。人間の移動も北京だけでも数約万台の自転車です。<br />
<br />
<br />
風力で動くものは風力で動かしめ、人間が十キロ内の移動なら自転車で十分というすさまじい見切りが政治の上でおこなわれているのではないかという感想を司馬氏が語っていました。<br />
<br />
<br />
江南の水辺の帆掛け船や華北の並木道の馬車や自転車といった風景が、人が鈴なりに乗っかっているオートバイで盛り上がったようなサイゴンの道路事情と対照的で面白いと思いました。<br />
<br />
<br />
といって、西安市（かっての長安）や洛陽市も、日本の観光都市奈良のようではなく、堂々たる工業都市なのだそうです。<br />
<br />
<br />
まことに、日本に住み、日本から推し量ろうにも、中国は量りきれないスケールの大きさと懐の深さがあるのだと思いました。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 29 Dec 2020 14:25:05 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-29T14:25:05+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「流転の海２_地の星」宮本輝</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32073651/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/27/54/f0090954_16330453.jpg" alt="_f0090954_16330453.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="290" width="206" />「流転の海‗第2巻_地の星」の舞台は松坂熊吾の故郷、伊予の南宇和となります。 このときの熊吾は54歳です。<br />
<br />
<br />
ときは朝鮮戦争で、熊吾が朝鮮動乱後の景気の景気反動を見越して、持ち株処分を行ったり、マッカーサーが退任したりのニュースが流れたりしていますから、1951年～1952年頃が時代背景となっています。まだまだ日本はGHQ統治下にあり戦後の色濃い頃です。<br />
<br />
<br />
自尊心が傷つくと、人生を左右する繊細な道具の載った机を、突如ひっくり返して粉々にしてしまうという「卓袱台返し」の病気から、大阪を離れたのですが、本人は50歳にして授かった体の弱い息子・伸仁（筆者の宮本輝がモデル）のためだと思い込んでいます。<br />
<br />
<br />
「南宇和の新しい魚を食うて、多少とも丈夫になってくれりゃあええ。わしは、ほんまにそれだけのために、商売（GHQから古タイヤ等自動車部品を仕入れて売りさばいていた松坂商会）をたたんで、この郷里に戻って来たんじゃ。」<br />
<br />
<br />
ところが、田舎に帰ってきた早々、増田伊佐男という幼馴染に出会います。彼は片足の不自由なヤクザでした。 残虐な武闘派として広島で名をあげたものの、事情があって彼も南宇和に戻っていました。<br />
<br />
<br />
「40年前、14歳のときに、あいつはわしと相撲を取り、誤って三尺下の空地に落ちた。それは 嘘 ではない。この自分にも記憶がある。しかし、そのとき膝の骨を縦に一寸ほど折り、それが 因 で現在の体になったというのは本当なのであろうか。」<br />
<br />
<br />
そのために体を使う仕事にはつけず、徴兵検査にも不合格となり、この松坂熊吾を恨みつづけてきたというのです。<br />
<br />
<br />
増田伊佐男という男から発散していた不快な磁力とでも表現するしかないものは、松坂熊吾がかつていささかでも触れ合ってきた人間にはない、独特の不気味さと粘着力を持っていたので、熊吾はなんとなく 厄介 な問題が自分の周辺に起こりそうな気がしてきます。<br />
<br />
<br />
そして熊吾は、四国の 辺鄙 な地にある己の郷里を決して愛していなかった、むしろ憎悪していたことを思い出しました。<br />
<br />
<br />
「とにかく、いなかというところは、保守性とか閉鎖性などという言葉でひとくくりにしてしまえない底意地の悪さがうごめいている。思いも寄らぬ陰湿な噂話はたちまちひろまるが、耳に痛い真実は 頑固 に拒否し、つねに数の多いほうに味方し、体制におもねり、権威に平伏し、人々の顔と腹はいつも異なる。」<br />
<br />
<br />
それでも、熊吾は、近所にダンスホールを開設したり、横綱級の闘牛の眉間を銃で撃ちぬいたり、その牛の持ち主の県会議員候補の選挙参謀になったり、地場のかまぼこ工場の製品販売に顔を突っ込んだりと縦横無尽の活躍で大忙しです。<br />
<br />
<br />
4歳から5歳となる息子の伸仁も田舎の空気と食べ物がよかったのかすっかり元気です。<br />
<br />
<br />
彼はぼんやりしていて近所にあった野壺（肥溜め）に落ちてしまいます。 熊吾がその肥溜めの持ち主に文句を言いにいきます。するとその家のおじいさんが言います。滅多に肥溜めに子供は落ちやせんと。 47年前に熊吾という少年（熊吾7歳時）が落ちて以来のことだと。<br />
<br />
<br />
熊吾より15歳年下の嫁の房江も元気です。<br />
<br />
<br />
「ほんまにほんまや。ぼくは、房江おばちゃんが鮎を手でつかまえるのを、何べんも見ちょる。」<br />
<br />
<br />
と甥（熊吾の妹の子）から熊吾は聞かされます。そしてそのことは、狭い田舎社会では有名な噂として広がっていました。<br />
<br />
<br />
「お前、ほんまに鮎を手づかみにできるんか？　わしには信じられんが、きょう、明彦を問い詰めたら、ほんまやと言いよった。」<br />
                <br />
<br />
<br />
「十回やったら、一匹か二匹はつかまえられる。」   <br />
<br />
<br />
コツを熊吾が尋ねます。           <br />
<br />
<br />
           <br />
「流れの速いところで、右手を水のなかに入れて、鮎が来るのを待ってるだけや。」「追いかけんと待ってるんや。近くに来たら、さっとすくいあげる……。それだけのことや。」<br />
<br />
<br />
                <br />
房江が熊吾の目の前で鮎を捕獲するシーンもなかなかの緊張感で描かれていました。<br />
<br />
<br />
房江のスカートが、 膝 の上あたりにまでめくれあがるのをぼんやり見やり、熊吾は、 「おお、わしの女房は、なかなか色っぽいのぉ～。」<br />
<br />
<br />
<br />
熊吾が肩入れしていた県会議員候補の病死と伊佐男との決着が意外な展開で幕切れになったことをきっかけにして、熊吾は田舎での充電を終え、大阪への返り咲きを決意をします。<br />
<br />
<br />
「私は、丈夫になった。伸仁も、弱いことは弱いけど、大病もせんと二年がたった。そやけど、松坂熊吾は退屈ですやろ」 という房江の言葉も熊吾の背を押したのかもしれません。<br />
<br />
<br />
サンフランシスコ講和条約調印のニュースが書かれていましたので、この第2巻で戦後からのGHQ統治が終わって、日本が独立した1952年となります。<br />
<br />
<br />
そして次巻は再度の大阪篇となります。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 28 Dec 2020 09:19:20 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-28T09:19:20+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「ローマ人の物語_18巻_悪名高き皇帝たち（二）」塩野七生</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32072690/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/27/54/f0090954_16314716.jpg" alt="_f0090954_16314716.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="295" width="206" />元老院やローマの民衆に背を向け、カプリ島に隠遁した第二代皇帝ティベリウスは、民衆からの人気を堕としたものの、リモート統治を続け、緊縮財政を成し遂げました。<br />
<br />
<br />
77歳でティベリウスが世を去った紀元37年に新皇帝になったのは24歳のカリグラ（「小さな軍靴」の愛称、正式名は、「ガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクス」）でした。<br />
<br />
<br />
ゲルマニクスの血を引きアウグストゥスの血を引いていたための正当性ゆえか、不人気のティベリウスに対する反動のためか、カリグラは元老院からも市民からも大歓迎されました。<br />
<br />
<br />
ティベリウスから健全な財政の国家を受継いだカリグラは、しかし、人々の捧げる愛情を失わないよう奇抜な服装で人前に現れたり、ティベリウスがあまり熱心でなかった剣闘士試合や戦車競走（映画「ベン・ハー」で有名です。その映画の時代背景もティベリウスが皇帝の統治下でした。）のパトロン/スポンサーとなりました。<br />
<br />
<br />
政治のセンスも手腕もないこの若者は市民の人気を失わないため大盤振る舞いの「パンとサーカス」政策に腐心しました。<br />
<br />
<br />
帝国財政はたちまち破綻です。<br />
<br />
<br />
また、自分の立場を脅かす皇位継承者ゲルメスを殺害することまでやってしまいます。<br />
<br />
<br />
帝国がかような政治能力の欠如した若者に統治を任している実情を憂えたためか、カリグラにとっては親代わりともいえた近衛軍団長によって彼は妻子とともに殺害されてしまいます。<br />
<br />
<br />
紀元41年のことです。第三代皇帝カリグラの統治は3年と10ヶ月で終わりました。享年28歳でした。<br />
<br />
<br />
カリグラ殺害の真因は、殺害当事者が何も言い遺さず死んでしまったので藪の中です。<br />
<br />
<br />
ただ世の中の混乱を避けるためでしょうか、第四代皇帝クラディウスへの橋渡しの段取りはしっかりつけていました。<br />
<br />
<br />
クラディウスはティベリウスの甥であり、ゲルマニクスの弟であり、カリグラの叔父でした。ときに50歳のクラディウスは皇位継承の候補者とみなされたことはなく、ひたすら歴史の研究に専念してきた学者肌の人間でした。<br />
<br />
<br />
クラディウスの統治手腕については次巻、第19巻であきらかになります。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 27 Dec 2020 16:49:18 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-27T16:49:18+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>2020年11月の読書の総括</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32011680/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202012/01/54/f0090954_17342822.jpg" alt="_f0090954_17342822.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="144" width="215" />早いものではや12月です。<br />
<br />
<br />
NHKの連続テレビ小説も「エール」から「おちょやん」になりました。<br />
<br />
<br />
舞台は大阪道頓堀で、浪花千栄子さんをモデルとしたドラマです。<br />
<br />
<br />
主人公竹井千代の子供時代を演じる前田暖乃（のの）ちゃんの顔が父役のトータス松本そっくりなのが笑えました。二人とも関西出身で、会話が掛合漫才のようで大満足です。<br />
<br />
<br />
<br />
東京出身の杉咲花、埼玉県出身の成田凌、群馬県出身の篠原涼子が関西弁をどのようにこなしてくれるのか少々気になります。大阪弁特有の間の取り方とリズムが気にならない自然なしゃべりを期待しています。<br />
<br />
<br />
<br />
浪花千恵子といえば、オロナイン軟膏のCMと吉川英治の同名小説を原作とした「宮本武蔵」で武蔵の幼馴染の又八の母役で伝通院のおばばと称して、おつうと武蔵を仇と付け狙うしつこい婆さんのイメージが染みついています。<br />
<br />
<br />
<br />
私の持つ浪花千栄子のイメージがこのドラマを通じてどのように変貌するのかがもっとも楽しみです。<br />
<br />
<br />
読書（4冊）<br />
<br />
<br />
読書「鐘よ鳴り響け_古関裕而自伝」古関裕而<br />
[ 2020-11 -21 16:55 ]<br />
読書「じんかん」今村翔吾<br />
[ 2020-11 -23 08:41 ]<br />
読書「三国志11巻」宮城谷昌光_権力闘争の修羅場を潜り抜ける司馬懿の読みの深さとしぶとさが印象的！<br />
[ 2020-11 -24 12:42 ]<br />
読書「銀翼のイカロス」池井戸潤<br />
[ 2020-11 -26 08:10 ]<br />
<br />
<br />
総括<br />
2020年10月の読書と映画の総括<br />
[ 2020-11 -03 12:38 ]<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 01 Dec 2020 17:35:47 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-12-01T17:35:47+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「銀翼のイカロス」池井戸潤</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/32002887/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/32002887/</guid>
      <description><![CDATA[巨悪を叩き潰す爽快感がたまらない堺雅人主演のTBS日曜ドラマ「半沢直樹」を9月に観終わった後、その原作となった池井戸潤の「銀翼のイカロス」を読みはじめました。<br />
<br />
これまでは先に原作を読んで、ドラマを楽しむことが多いのですが、今回は後先逆になってしまいました。<br />
<br />
ドラマで、江口のりこが演じた白井大臣（田中真紀子がモデルとも、キャスター出身という点では小池百合子のイメージも）という強烈なキャラこそ原作には登場していませんでしたが、相変わらず池井戸潤はハナシの作り方がうまいですね。<br />
<br />
航空会社再建プロジェクトに関する政府の関与と民間企業の自助努力のせめぎ合いを縦糸に、銀行合併前の片割れの銀行で政治家の飛行場建設予定地購入に不動産屋を仲介させた巧妙な錬金術へのグレーな貸付隠ぺいに絡んだ銀行内の派閥争いを横糸にし、相変わらずスリリングな物語を紡ぎあげてくれていました。<br />
<br />
今、WOWOWで山崎豊子の同名小説を原作とした上川隆也主演の「沈まぬ太陽」が再放送で流れています。<br />
<br />
この「銀翼のイカロス」にしろ、「沈まぬ太陽」にしろ、航空ビジネスは、つくづく政治家にとって利権の温床だとの感を強くしました。<br />
<br />
山崎豊子の「沈まぬ太陽」も読んでみたいし、半沢直樹シリーズの最新刊「アルルカンと道化師」も年末に読んでおこうと思っています。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 26 Nov 2020 08:11:32 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-11-26T08:11:32+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「三国志11巻」宮城谷昌光_権力闘争の修羅場を潜り抜ける司馬懿の読みの深さとしぶとさが印象的！</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/31981322/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/31981322/</guid>
      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202011/24/54/f0090954_12390139.jpg" alt="_f0090954_12390139.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="295" width="206" />以前、2018年から2019年にかけて、WOWOWで放映されていた中国歴史ドラマ「三国志～司馬懿 軍師連盟」86話を観ていました。<br />
「司馬懿」のことを「スマイー」と発音していたことを覚えています。<br />
<br />
<br />
献帝支持派から命を狙われた曹操が、暗殺者とその黒幕捜索の過程で、司馬懿の父に献帝派としての嫌疑がかかります。その司馬家に降りかかったピンチを持ち前の知略で切り抜けた司馬懿は、曹操にその才と野心を認められ、曹操の息子の曹丕に仕えることになります。<br />
<br />
<br />
220年に曹操が病没すると、曹丕が世継ぎとなり、さらに献帝から禅譲され、魏の初代皇帝・文帝となります。<br />
<br />
<br />
司馬懿は激化する曹家の後継者争いに巻き込まれながらも曹丕を魏王の位に就かせた政治力が認められていきます。<br />
<br />
<br />
時が過ぎ、曹丕が亡くなると、曹丕の息子二代目皇帝明帝・曹叡の後見人として魏の中心人物になっていきます。226年のことです。<br />
<br />
<br />
その翌年の227年から234年の7年に渡って蜀の諸葛孔明と関中を舞台に対決しました。<br />
<br />
<br />
元々文人官僚だった司馬懿ですが、この頃軍事面での実績を重ね軍事面でもトップの座に躍り出ていました。<br />
<br />
<br />
238年には遼東半島を平定する大功を立て司馬懿の軍事的名声と地位が揺るぎないものになると思われました。<br />
<br />
<br />
このあたり以降の物語がこの第11巻の白眉ですが、この遼東征伐成功の直後に明帝が亡くなります。<br />
<br />
<br />
世継ぎとなった曹芳の補佐役に司馬懿と共に選ばれた曹爽は、魏王朝の一族で、かつて司馬懿の上役だった大将曹真の息子でした。<br />
<br />
<br />
司馬懿の大活躍の一方、失策続きですっかり影の薄くなった悲惨な父の最期を看取った曹爽は司馬懿憎しの気持ちが異常に強く、一族・郎党総出で曹芳の周りを固め、実権を掌握してしまいます。<br />
<br />
<br />
老練な司馬懿は、そこから約10年間隠忍自重します。中風にかかったボケ老人のふりをして雌伏したのです。<br />
<br />
<br />
曹爽らが勝手放題にわが世の春を謳歌し油断しきった249年に、司馬懿は果断にクーデターを起こします。<br />
<br />
<br />
首都洛陽を制圧し、曹爽一派をを一網打尽にし、ことごとく誅殺してしまいます。<br />
<br />
<br />
首尾よく政権を奪回した司馬懿は2年後、父にも劣らぬ策謀家の長男司馬師に家督を譲りこの世を去ります。享年73歳でした。<br />
<br />
<br />
この執念のクーデターこそ、司馬懿、そして息子の司馬師・司馬昭、さらに孫の司馬炎と四代に渡ってその後約15年に渡って繰り広げられる魏朝簒奪/晋朝誕生劇（265年）の開幕を告げるものでした。<br />
<br />
<br />
最終巻となる第12巻の冒頭は、司馬氏一門の総師となった司馬師が叔父司馬孚（しばふ、司馬懿の弟）と司馬懿の次男・司馬師の弟司馬昭とのトロイカ体制をがっちり固め、皇帝曹芳に廃位を迫るところから始まっていました。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 24 Nov 2020 12:42:52 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-11-24T12:42:52+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「じんかん」今村翔吾</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/31971804/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/31971804/</guid>
      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202011/21/54/f0090954_16531368.jpg" alt="_f0090954_16531368.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="295" width="206" />三好長慶の重臣として権威をふるい、足利義輝暗殺に加担したとか、長慶の妻を強奪したとか、長慶の嫡男・義興や長慶の弟・十河一存を暗殺し、長慶の弟・安宅冬康を讒訴して殺させ、三好政権を崩壊へと導いたとか、東大寺の大仏殿に火をかけたとか、何度も信長を裏切り最期は信貴山城に籠り、信長の欲しがっていた平蜘蛛の茶釜を抱えて爆死したとか、「裏切り者」や「梟雄」という非道な呼名を欲しいままにした感の強い松永弾正久秀です。<br />
<br />
<br />
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で吉田鋼太郎が演じている松永久秀は、そのような悪道を尽くした梟雄とは程遠いイメージでごく普通の常識人と映ってしまっています。<br />
<br />
<br />
「じんかん」で描かれる松永久秀はさらに「梟雄」のイメージから離れていました。「民主主義」の理念を掲げ、戦のない、人民のための世づくりを目指す生き様が描かれていました。<br />
<br />
<br />
個人的には、史実の制約に縛られない浮浪児としての出自の前半の物語を面白く読みました。堺の豪商であり茶人であった武野紹鴎に師事することになり、そうした縁から、三好長慶の父、三好元長に抜擢されていく下りが特に気に入りました。三好家が栄えた根幹には、瀬戸内海交易や堺の利権を守る見返りとして堺の商人からの資金援助があったことにも合点がいきました。<br />
<br />
<br />
黒澤明監督の「羅生門」で描かれる、真相は「藪の中」ではありませんが、梟雄のイメージがぬぐい切れない松永弾正久秀を全く異なる視線から捉えて描き切った今村翔吾の力量に脱帽でした。<br />
<br />
<br />
「麒麟がくる」で描かれている、明智光秀との交流がいっさい描かれていないことが少々心残りでしたが、そちらは「麒麟がくる」で楽しむことにします。<br />
]]></description>
      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 23 Nov 2020 08:41:55 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-11-23T08:41:55+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「鐘よ鳴り響け_古関裕而自伝」古関裕而</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/31967803/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://zoompac.exblog.jp/31967803/</guid>
      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202011/21/54/f0090954_16530004.jpg" alt="_f0090954_16530004.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="300" width="207" />いよいよ連続テレビ小説「エール」も23日月曜日から最終週です。<br />
<br />
<br />
華とロカビリー歌手アキラの結婚を前提の交際は認められるかどうかやきもきするところで今週のドラマは終わっていました。<br />
<br />
<br />
たぶんその若い二人の恋も成就するのでしょう。華役の古川琴音もアキラ役の宮沢氷魚もイイ味出しています。<br />
<br />
<br />
そうこうしているうち、裕一の元に東京オリンピックの開会式を飾る曲の依頼が舞い込んでくるようです。<br />
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なにもかもハッピーエンドという形で、このドラマの始まりだった東京五輪`64の開会式というシーンに結び付くのだと思います。<br />
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「鐘よ鳴り響け」の自伝のほうは、喜怒哀楽の揺れが小さくたんたんと描かれていました。娘とロカビリー歌手のドラマティックな結婚話はどこにも出てきていません。<br />
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ドラマとはだいぶ印象の違う自伝でした。<br />
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菊田一夫との出会いも戦後ではなく、「露営の歌」が盛んに歌われ出した昭和12年でした。古関裕而も軍歌一辺倒ではなくこの頃から、菊田一夫の「当世五人男」という放送劇の音楽を引き受けていました。<br />
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菊田一夫と二人三脚で戦前、戦後と忙しく立ち働いたことで、軍歌一色に染まり過ぎることもなく、たんたんと曲作りの職人として戦後を泳ぎきった茶目っ気たっぷりの古関裕而が描かれていました。<br />
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ドラマで古山裕一が陥った戦後の深い苦悩は感じられませんでした。<br />
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      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 21 Nov 2020 16:55:54 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-11-21T16:55:54+09:00</dc:date>
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      <title>2020年10月の読書と映画の総括</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/31848025/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202011/03/54/f0090954_12291720.jpg" alt="_f0090954_12291720.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="311" width="208" />読書は2冊、映画は今年の2月以来8ヶ月連続のご無沙汰です。<br />
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BS日テレで放映していた韓国歴史ドラマ「チャングムの誓い」が10月後半に終了し、チャングムロスになりそうでしたが、BSテレ東で10月末から「善徳女王」（全62話）が始まりました。<br />
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「チャングムの誓い」は2002年の「冬のソナタ」に続いて、2003年の放送で日本での韓流ブームを大いに盛り上げました。<br />
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「善徳女王」は2009年の作品で、新羅を舞台に朝鮮史上初の女王の半生を描いています。<br />
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スケールの大きい脚本は「チャングムの誓い」と同じキム・ヨンヒョンが担当しました。悪女役ミシル（左上の写真で紫の衣を纏った人物）を演じたコ・ヒョンジョンの演技にも圧倒されます。<br />
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読書とも映画とも関係ないですが、大学駅伝が非常にエキサイティングでしたので、その話題を書き記します。<br />
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出雲駅伝が中止となったため今年の大学駅伝初戦となった全日本大学駅伝は全8区間でトップが目まぐるしく入れ替わる大混戦でした。その混戦で目立ったのが、各校の新戦力であるスーパールーキーの活躍でした。<br />
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なんと、1年生ランナー3人が別々の3区間新記録の区間賞の走りで、順位変動に大いに関わってくれました。<br />
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1区の順大の三浦龍司（京都 洛南高）、4区の東海の石原翔太郎（岡山 倉敷高）、5区の青学の佐藤一世（千葉 八千代松陰）です。<br />
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1区の三浦龍司は、箱根予選会でも日本人1位（総合5位）で注目を集めていましたが、その予選会で20㎞を走った後2週間の全日本大学駅伝の1区でも疲れを見せず、切れ味鋭いラストスパートで後続を突き放しました。<br />
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ちなみにこの3人は、昨年12月の全国高校駅伝の1区で対決しています。トップで襷渡しをしたのは、佐藤、石原が8秒遅れの5位、三浦は区間21位の走りでした。<br />
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駒大がアンカー田沢廉の活躍で6年ぶりに、全日本大学駅伝王者に返り咲きました。<br />
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来年正月の箱根駅伝でも、各校の1年生の活躍が戦国駅伝の混迷をより高めてくれそうです。<br />
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* 読書「パラスター（上）Side 百花」安部暁子<br />
[ 2020-10 -25 10:47 ]<br />
* 読書「ひばり伝 蒼穹流謫」斎藤愼爾（さいとうしんじ）<br />
[ 2020-10 -29 10:25 ]<br />
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総括<br />
* 2020年9月の読書と映画<br />
[ 2020-10 -02 17:52 ]<br />
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      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 03 Nov 2020 12:38:05 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-11-03T12:38:05+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>読書「ひばり伝 蒼穹流謫」斎藤愼爾（さいとうしんじ）</title>
      <link>http://zoompac.exblog.jp/31824692/</link>
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      <description><![CDATA[<img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202010/25/54/f0090954_10373951.jpg" alt="_f0090954_10373951.jpg" align="left" class="IMAGE_LEFT" height="301" width="207" />連続テレビ小説「エール」も戦後編に入っていよいよ大詰めになってきました。<br />
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古関裕而が戦後のトラウマから放たれるきっかけとなったのが放送作家として大成していく盟友菊田一夫との出会いでした。1947年～1950年のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」がヒットします。<br />
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主人公が戦災孤児や浮浪児を救済しようとする物語で、戦後の世相を映し出していました。<br />
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その「鐘の鳴る丘」の主題歌「とんがり帽子」を作曲したのが古関裕而でした。作詞は菊田一夫、歌は川田正子と音羽ゆりかご合唱団です。<br />
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子供向け番組だった「鐘の鳴る丘」から一転し、菊田一夫と古関裕而は大人向けドラマ「君の名は」に取り掛かり、1952年～1954年の2年間の大ヒットを誕生させrることになります。真知子役を岸恵子、春樹役が佐田啓二（中井貴一の父）でした。<br />
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ちょうどその頃、美空ひばりも菊田一夫に脚本を書いてもらい「あの丘超えて」という映画に鶴田浩二と共演し、同名の主題歌とともに大当たりをとりました。<br />
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「山の牧場の 夕暮れに 雁が飛んでる ただ一羽～♪」（作詞 菊田一夫 作曲 万城目正）という歌で、美空ひばりファンの石原慎太郎氏のお気に入りの曲だそうです。<br />
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1952年は東京における民間放送の第１号の立ち上げの目玉として現TBSが美空ひばりを主演に抜擢し、津軽を舞台とした「リンゴ園の少女」の連続放送劇を企画しました。その企てに痛打を与えたのがNHKが同じ木曜日の同じ時間帯にぶっつけてきた「君の名は」でした。<br />
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ドラマは苦戦しましたが、ひばりの「りんご追分」の歌は大ヒットしました。<br />
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ひばりの生涯のレコード売上ベスト3は、1位が180万枚の「柔」（昭和39年）、2位が140万枚の「悲しい酒」（昭和41年）、3位が130万枚「真っ赤な太陽」（昭和42年」ですが、4位に「りんご追分」（昭和27年）が120万枚で食い込んでいます。<br />
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上位三傑はドーナツ盤時代ですが、「りんご追分」はSP時代でした。人々の懐具合と蓄音機の普及率を考えるとこの少女時代のひばり（当時15歳）が歌った「りんご追分」の人気のすごさがわかろうというものです。<br />
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ちなみに、「ひばり伝」の著者・斎藤愼爾のベスト3は、「悲しき口笛」、「東京キッド」、「越後獅子の唄」だそうです。そこで歌われる孤児、浮浪児、靴磨き、角兵衛獅子らは、いずれも寄る辺なき子供の象徴で、彼自身の成長期の伴走歌の役割を果たしていたようでした。<br />
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その彼の想いが「ひばり伝　蒼穹流謫」という題に表れています。　<br />
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「定着を嫌い、放浪をむねとする芸能もある。大道や玄関先を自らの舞台と定め、芸の代償に、金銭や食料を求めてきた人々だ。～　中略　～　」<br />
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魚屋の娘としての芸人・美空ひばりの原点に、著者は、「河原乞食」として蔑まれ、天の下、旅をねぐらとし、村から村へと蒼穹流謫の日々を送った角兵衛獅子の少年・少女のイメージを重ねたものと思われます。そのあたりのイメージを膨らませ、ひばりと山口組の関係も分析していました。<br />
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作曲家の万城目正は、少女歌手・美空ひばりを評して、「仕事を一緒にするのに、実に楽しい歌い手でしたね。楽譜を渡すけど、あの子、楽譜は読めない。最初の音をポンとピアノで叩いてやると、オタマジャクシの高低で譜が読めてしまう。何も注文をつけなくても、こっちが狙った以上の味を出してしまう。作曲家が色々教えられる歌い手でもありました。」<br />
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「とんがり帽子」を歌った、川田正子は天才童謡歌手として活躍しましたが、声変わりのため、その透明感のある声を失い、9歳から14歳の4年で歌手生命を絶たれてしまいました。<br />
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一方、川田正子とほぼ同世代のひばりは高い音域を裏声に変え、地声から裏声に抜くスカシと呼ばれるテクニックを身に付け、声変わりの危機を乗越えました。<br />
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そして、ひばりは歌い続け、平成元年（1989年）に52歳で亡くなりました。<br />
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昭和という時代の最後のNHK紅白歌合戦でトリをつとめ、1980年代と昭和の緞帳（どんちょう）を下ろしました。<br />
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美空ひばりはレコードデビュー時点の12歳時から、ブギ、バラード、艶歌調、スイング・ジャズ、タンゴを歌いこなしていました。平岡正明という人が「音程、発声、リズム等が技術的に完璧というだけではなく、どの曲想にも、ひばりが歌うとペーソスがある」と言っていました。<br />
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この著書を読んでいる途中で、ひばりの歌った歌の歌詞や歌名を、Google Homeの「OK、グーグル」を活用しまくって、美空ひばりの歌をたくさん聞きました。<br />
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私のベスト3は、「越後獅子の唄」、「旅の夜風」、「湖畔の宿」です。「裏窓」が次点、「みだれ髪」が次次点です。 ひばりの歌にあるペーソスが感じられる曲だと思っています。<br />
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      <dc:subject>読書・映画・音楽</dc:subject>
      <dc:creator>zoompac</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 29 Oct 2020 10:25:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2020-10-29T10:25:00+09:00</dc:date>
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