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2018年 04月 18日 ( 1 )

「空海の風景(下)」司馬遼太郎_読めば読むほど味わいの深い名作!

f0090954_12502885.jpgこの「空海の風景」のあとがきで、この著作が連載であったことを知りました。著者は、連載中多くの識者から誤りの指摘を受け有難かったと述べていました。

千数約年前の人物など、時間が遠すぎて人情も通いにくく、小説の対象になりにくく思われたそうですが、空海が生存した時代の事情、その身辺、その思想などといったものに外光を当ててその起伏を浮かびあがらせ、筆者自身のための風景にしてゆくにつれてあるいは空海という実体に遇会できないかと期待したそうです。著者自身の期待を綴っていく経過を書き記したものがこの「空海の風景」だとあとがきに書かれていました。

司馬遼太郎氏の小説は、この「空海の風景」もそうですが、いろいろな角度から読むに足ります。ですから、何度読んでも、その読むときの読者の関心のあり方によってまったく印象の違った読後感を持つことができます。

「空海の風景」は、読み進めるにつれ空海が困難を切り開いていく成長物語(というには天才的に過ぎますが)であり、平安初期の時代背景を空海や天皇を中心に描いた歴史小説であり、仏教史でもあり、密教に関する入門書のようにも思えました。さらに、インド・中国・日本の思想の違いを比較分析され、中国・唐時代における遣唐使のあり方も活写されていました。まことに得難い作品だと思います。

上巻で空海がやっと苦労して長安に入ったかと思いきや、密教のことごとくを伝承し、20年滞在の予定を2年に縮めて早々と、下巻の序盤で長安を去ってしまいます。目的を達成したのだから長居は無用だったのでしょう。

それにしても、長安を去った後、越州に4ヶ月、九州に1年、さらに大和の槇尾山に2年逗留するのです。長安に2年しかいなかったのに、そこから京都への出現には3年余りをかけているのです。

自分が世の中の脚光を浴びるタイミングを推し量っているのかとも思いましたが、ページが進むにつれ奈良時代の複雑な事情が語られ、それによって空海の立ち位置の謎が薄皮を剥ぐように明らかになっていきます。

私は読んでいるときこの手法も司馬遼太郎氏一流の手練手管だと思っていましたが、あとがきを読んだ後は単に連載だったからこのような書き方になったのかもしれないと思い直しました。

結果として、新事実が後から後から出てきて空海の謎めいた行動の裏書をしているようで面白い展開になっていました。

例えば、桓武天皇は奈良の仏教勢力に見切りをつけて平安遷都を決行したこと、そして新仏教(大乗仏教)の天台宗を開いた比叡山延暦寺の最澄を庇護したこと、それに対し奈良の仏教六派は飛ぶ鳥落す最澄の勢いに空海を祭り上げることで力の均衡を得ようとしたこと、桓武天皇亡き後は、薬子の変等で宮中の政治が乱れたこと、やがて嵯峨天皇の統治となり、三筆(三蹟?)として橘逸勢、嵯峨天皇、そして空海が有名になっていくこと。真面目な最澄と天才肌の空海の微妙な心理的なやりとり等が非常に面白かったです。

出口治明氏の「0からの日本史 古代篇」を読んで奈良時代の時代背景がひととおり頭に入っていただけに余計この「空海の風景」を面白く読むことができたように思います。                                   

by zoompac | 2018-04-18 12:50 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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