出雲大社正面鳥居前(勢溜)をスタートして出雲ドーム前でゴールする6区間45.1kmの、第30回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月8日の体育の日に実施されました。
なんだかんだといって青山学院が強かったですね。
史上初の大学駅伝3冠の2度目の達成という目標を原晋(すすむ)監督は掲げているようですが、恐るべき有言実行に向けて1冠目のハードルを越えました。
1,2区でトップにたって逃げ切りを図りたかった東洋大の作戦を、見事に出し抜いて、1区から一度もトップの座を譲らない先行逃げ切りを果たしたのは青山学院大でした。(写真は1区中継所をトップでタスキを繋いだ青学の橋詰大慧と受取る2区の鈴木塁人)
6区間中、1,2,4区で区間賞、3,5,6区で区間2位の盤石のレース展開でした。
東洋大も逃がした魚は大きかったですね。1区、2区に、東洋大の飛車角である相澤と西山を配しましたが、青山の橋詰と鈴木に押さえ込まれてしまいました。5,6区の2区間連続区間賞で追いすがった2位東洋大と1位青山学院との差はわずか12秒でした。接戦でした。
連覇の期待のかかった東海大は去年の優勝メンバー6人のうち阪口竜平(3年)、鬼塚翔太(3年)、三上嵩斗(4年)、松尾淳之介(3年)等4人の欠場が響きました。
去年の優勝メンバーでもあり区間エース候補でもあった2区の館澤亨次、4区の關颯人もそれなりに検討しましたが、それぞれ区間2位の走りで、その区間の1位を青山学院の鈴木塁人と吉田圭太に譲ってしまいました。
青山と東洋の2強に東海を加えた三つ巴の争いはこのまま全日本、箱根と続いていきそうです。
関西の立命館大の7位入賞も大健闘でした。(第5中継地点で、立命館10位、早稲田11位のタスキ渡しで、東西のエンジのユニフォームが並ぶ珍しい光景をTV画面で目撃できました。)
1位:青山学院大学 2:11:58
2位:東洋大学 2:12:10
3位:東海大学 2:13:31
4位:拓殖大学 2:14:16
5位:帝京大学 2:15:02
6位:中央学院大学 2:15:04
7位:立命館大学 2:15:07
8位:城西大学 2:15:11
区間賞
1区(8㎞)
1位 橋詰 大慧 (4) 青山学院大 23:15
2位 相澤 晃 (3) 東洋大学 23:21
6位 西川 雄一朗 (3) 東海大学 23:35
2区 (5.8㎞)
1位 鈴木 塁人 (3) 青山学院大 16:26
2位 館澤 亨次 (3) 東海大学 16:29
6位 西山 和弥 (2) 東洋大学 16:54
3区(8.5㎞)
1位 Workneh Derese(4) 拓殖大学 25:17
2位 森田 歩希(4) 青山学院大 25:21
3位 山本 修二(4) 東洋大学 25:23
12位中島 怜利(3) 東海大学 26:12
4区
1位𠮷田 圭太(2) 青山学院大 18:00
2位關 颯人(3) 東海大学 18:06
4位小笹 椋(4) 東洋大学 18:09
5区(6.4㎞)
1位今西 駿介(3) 東洋大学 18:30
2位生方 敦也(3) 青山学院大 18:48
3位郡司 陽大(3) 東海大学 18:51
6区(10.2㎞)
1位𠮷川 洋次(2) 東洋大学 29:53
2位竹石 尚人(3) 青山学院大 30:08
4位湯澤 舜(4) 東海大学 30:18