
1階から6階が「ビックカメラ有楽町店」、7階が「よみうりホール」、その上の8階にある「角川シネマ有楽町」で観ました。
54歳の若さで亡くなり、2018年に生誕85周年を迎えたフランスを代表する女性歌手ダリダの生涯を描いた伝記ドラマです。
パリを象徴する2大歌姫として、シャンソン歌手のエディット・ピアフ(1915年12月19日 - 1963年10月11日)と並び称されるダリダ(本名ヨランダ・クリスティーナ・ジリオッティ)(1933年1月17日 - 1987年5月3日)ですが、二人の共通点といえば恋多き女性だったということでしょうか。二人とも子供時代に目を患った経験を持ったことも共通点ですね。
フランスの国民的歌手の1人がエジプト人だというのもフランスの懐の深さというか構成民族の多様性を感じさせます。
この映画を観ていると、ダリダは奔放な感情の赴くままに恋に落ち、彼女に関わった男たちが次々に自殺するという悲痛な恋の終焉の連続にも拘わらず、彼女はまた次の恋に落ちていきます。彼女の官能的な歌声は、そんな彼女の心からほとばしる叫び声だったようです。ときに悲しく、ときに恨めしく、ときに悩ましく聴く者の心に共鳴してくるようでした。
1933年、エジプト・カイロのイタリア移民の家系に生まれたダリダはミス・エジプトに輝いたのち、56年に歌手としてデビュー、それからわずか2カ月でゴールドディスクを受賞し、一躍スターダムに上り詰めました。
アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」や「18歳の彼」など、世界的なヒット曲も生み出したダリダは女優としても活躍しています。
輝かしい成功の一方、私生活では恋愛に翻弄され、87年5月に「人生に耐えられない、許して」と書き残し、自ら54年の生涯を終えたダリダの生涯を、数々の名曲、華やかなファッションとともに描いていました。
主人公ダリダ役をモデル出身で映画初主演のイタリア人女優スヴェヴァ・アルヴィティが演じています。
劇中歌として、
レイモン・ルフェーブルが編曲を担当した「バンビーノ Bambino (1956)」 、「コメ・プリマ Come prima (1957)」 、アラン・ドロンと共演の「あまい囁き Paroles Paroles」、「Bang Bang」、「Dan Dan Dan」、「愛するジジ Gigi l'amoroso (1974)」、「ベサメ・ムーチョ Besame mucho」等、私が懐かしく感じる曲のいくつかが流れていました。