1番手の伊藤美誠が、劉詩雯(りゅうしぶん)相手に最終5ゲームで、8-10のマッチポイントを握られながら、そこから逆転勝利をしてくれたときは「歴史が変わる!」と思いました。
その感動は、前日の対コリア(韓国と北朝鮮の混成チーム)の第2戦で石川佳純が、カットマンのキム・ソンイ(北朝鮮)との対戦で、第5ゲームの10-10から、3度も相手の球がエッジをかする不運をはねのけて16-14で勝利したときのもの同様、いやそれ以上でした。
その伊藤の勢いを受けて、今大会絶好調の平野美宇が第2戦の相手「丁寧」(リオ五輪金メダリストで昨年の世界女王)を撃破してくれることを強く願いましたが、ストレート負けを喫してしまいました。ただ、第2ゲーム、第3ゲームとも10-10まで粘った末の惜敗でした。
3番手の石川は前日のように粘れず、新世代エースの呼び声が高い朱雨玲にストレート負けでした。こちらは完敗でした。
第4試合も、流れを取り戻せず、平野が劉に0-3でした。
第一試合で、伊藤が王者中国の牙城の一角に爪痕を残してくれたことが収穫でしたが、中国の強さを再認識させられました。
連日世界卓球団体選手権のTV観戦を楽しめました。