5日日曜日に行われた香川・丸亀国際ハーフマラソンで、日本人選手のエース格の大迫傑を抑えて、コニカミノルタの神野大地(23)が日本人最高5位に入りました。 タイムは自己記録を更新する1時間1分4秒でした。
自己ベストで日本人トップの5位でゴールした神野は、箱根の5区のスターから脱皮して、実業団の選手としても着実に成長しているところをみせてくれました。
富士通の柏原竜二が、なかなか箱根の山の走りから平地の走りに適応できず、長年苦しんでいるのを横目に、神野大地の変貌の鮮やかさが印象的でした。
神野も来年から東京五輪に向けて、マラソンにチャレンジすると言っています。来年は、マラソンで、彼の華麗なる変貌と進化をみたいですね。
余談ですが、神野大地の体重は45㎏、大迫傑の体重は53㎏です。逆転の発想で、神野大地にとって大迫は片手に4㎏づつのダンベルを持って合計8㎏のハンディを持って走らなければならないハンディを持っている考えるのだそうです。そう考えると、特に箱根の山登りは誰にも負ける気がしなかったそうです。人並み以上の脚力に、人並み以上の軽量なのですから。ミニのボディに3000㏄のターボエンジンを持った神野大地の今後の活躍に期待しましょう。
丸亀ハーフマラソンの話に戻ります。
カルム・ホーキンス(24)=英国=が1時間で優勝。女子は2016年リオデジャネイロ五輪マラソン銀メダルのユニス・キルワ(32)=バーレーン=が1時間8分7秒で2連覇しました。 女子の日本人トップは、総合3位の松﨑璃子(積水化学)でした。 去年の実業団ハーフマラソンを1時間9分41秒で優勝したホクレンの清水美穂は松崎に3秒差の総合4位(日本人2位)でした。
男子結果
1 1:00:00 カルム・ホーキンス(GBR)
2 1:00:58 アツセド・ツェガエ(ETH)
3 1:00:59 ジョエル・ムァゥラ(倉敷高)高校最高
4 1:01:00 アブラハム・キプヤティチ(KEN)
5 1:01:04 神野大地(コニカミノルタ)
6 1:01:13 大迫傑(Nike ORPJT)
7 1:01:19 設楽悠太(Honda)
8 1:01:27 キプケモイ(KEN)
9 1:01:56 田村 和希 青山学院大
女子結果
1 1:08:07 キルワ(バーレーン)
2 1:08:27 クラッグ(USA)
3 1:11:04 松﨑璃子(積水化学)
4 1:11:07 清水美穂(ホクレン)
5 1:11:40 森智香子(積水化学)
6 1:11:43 早川英里(TOTO)
7 1:12:30 ウェリングス
8 1:13:35 中村萌乃(ユニバーサル)
来週も、全日本実業団ハーフマラソンが山口県の維新100年記念公園を舞台に繰り広げられます。TBS系で全国放送予定です。(14:00~)
最終確認はとれていませんが、豊田自動織機の小島一恵が出場予定とのことで、楽しみにしております。
P.S. 小島一恵さんのツイッターをみたところ、1月29日の大阪ハーフマラソンが陸上生活17年の最後を飾る節目のラストランだったそうです。事実上の引退宣言のような書きぶりでした。小島選手が立命館時代追っかけまわしていた、逃げの西原加純選手(ヤマダ電機)はエントリーしています。小島さんの分も重ねて西原選手(28歳)の応援をしたいと思います。小島選手、お疲れ様でした!