映画の冒頭には、「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というブルース・ウィリスからの前置きがあり、話題となりました。
だからネタばらしは禁物なのです。
私は、ニコール・キッドマンの「アザーズ」という映画の驚愕のラストを経験済みでしたので、この映画の半ばでわかってしまいましたけどね。(「アザーズ」を観た人で、「シックス・センス」を観ていない人にはごめんなさい!「アザーズ」は2001年の映画なので、驚愕のアイディアは「シックス・センス」を参考にしたのかもしれません)
My sixth sense told me at an early stage the secret coverd up through the story of ”The Sixth Sense”.
主演のハーレイ・ジョエル・オスメント君は、4歳から子役として活動し、1994年に『フォレスト・ガンプ/一期一会』で映画デビューし、そして1999年のこの映画『シックス・センス』で11歳ながらアカデミー助演男優賞にノミネートされ、天才子役という評価を決定付けましたね。
彼は、その後、18歳(2006年)で自動車事故を起こし、飲酒状態であったことと麻薬を所持していたことでロス地裁から3年の保護観察処分を受けます。
その保護観察処分の間、ニューヨーク大学(芸術学部)へ通い、舞台劇等を学んだようです。
その後、2013年頃から、映画界に復帰しているようですが、子役としての名声の輝きがあまりに大きかったためか、鳴かず飛ばず状態が続いているようですね。 ビックリするほど太ってしまいました。
この映画では、ブルース・ウィリス演じる小児精神科医の決してプロフェッショナルな仕事とは言えませんが、死者が見えることに怯える少年に彼の果たすべき真の役割を教えることができたことが救いとなる映画でした。 冒頭の警告は、ブルース・ウィリス演ずる小児科医に発せられたものだったという皮肉な結末でした。
それにしても、ハーレイ・ジョエル・オスメント君は、1999年のこの「シックス・センス」、2000年の「ペイ・フォワード 可能の王国」、2001年の「A.I.」という天才子役3部作を残してくれています。
「ペイ・フォワード」は2014年5月にWOWOWで観ました。そして、「シックス・センス」は今年NHKBSで観ました。残る「A.I.」を近々、Tsutaya Discasで借りて観たいと思っています。