ジョディ・フォスターの4作目となる映画監督作で、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが「オーシャンズ12」以来11年ぶりに共演を果たしたリアルタイムサスペンスでした。TVドラマ「24」を観ているような緊張感と迫力がありましたよ。
司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼ぐ人気テレビ番組「マネーモンスター」の生放送中、ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)は、スタジオ内に見慣れない男がいることに気付きます。男は突然拳銃を振りかざし、リーを人質に番組をジャックします。そして、男は、テレビを通じ、意図的な株の情報操作によって全財産を失ったと訴えるのです。
まさに番組ジャックに巻き込まれてしまったリーですが、無自覚に誤った情報を自分が発信していたことに気付き、途中からカイルと名乗る犯人(ジャック・オコンネル)とともに、事件の真相を掴むために、ディレクターのパティ、勇気あるカメラマン、カトリーナ・バルフ(ちょっと奈々緒に雰囲気が似ています)演じる株価が暴落した会社の広報担当等に協力支援をあおぎながら実況中継中に動き始めるって筋立てでした。
ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーの役どころをひっくり返してもよかったように思えましたが、ジャック・オコンネルがかっこよくてジュリア・ロバーツは冷静さを保てなかったかもしれませんね。そうすると、その動揺がジョディ・フォスター監督にも伝播したりして・・・ってどうでもいいことですが。
1961年生まれのジョージ・クルーニー、1962年生まれのジョディ・フォスター監督、そして1967年生まれのジュリア・ロバーツ等、ベテラン大物俳優に囲まれたジャック・オコンネルは1990年生まれでした。