
TOHOシネマズ木場で観ました。
のどかな太陽と海に抱かれ、風に吹かれる、どこか懐かしさの漂う岬でヒロイン悦子(吉永小百合)は長年カフェを営んでいます。とびきりおいしいコーヒーと店に集う人々の語らいと交流を通じて、人と人の不思議な出会い、絆、そして別れ等がたんたんと描き出されていました。
いいなぁと思ったのは、カフェの店主であるヒロインが「おいしくなぁれ!」と祈りをこめてコーヒーを淹れる場面と母を亡くした小さな女の子をハグして「大丈夫!」とおまじないをかけてあげるシーンです。 そのおまじないをかけられた女の子がお父さん(井浦新)の胸に飛び込んで背中をさすりながら「大丈夫!」というおまじないをかけてあげるシーンは新鮮な驚きでした。
吉永小百合とこの映画作成に携わった関係者すべての「想い」がこめられていたように感じました。
ちょっと残念なのが阿部寛の、プロレスシーンと野天風呂の全裸シーンです。 テルマエ・ロマエの印象がちらついて思わず失笑してしまいました。
良くも悪くもパターン化された吉永小百合と笑福亭釣瓶のコンビに、さっそうとした新風を注いでくれたのは「竹内裕子」です。存在そのものが新鮮でした。阿部寛との掛け合いも笹野高史との親子のやりとりもよかったです。
「岬村青年団フォーク愛好会」のおじさんバンド5人衆にも懐かしい顔がそろっています。劇中歌も軽いノリのゆるやかでいい歌です。お楽しみに!