
ノンフィクションのようなフィクションでした。
日本のウィスキーの父マッサンこと竹鶴政孝のウィスキー造りに生涯をかけた物語を縦糸に、リタのマッサンとの出会い、異国の男性との結婚、異文化日本での生活を横糸になめらかに紡いでくれています。
NHKの朝ドラとはいろいろ設定が違っていました。
TVではマッサンのお母さんを泉ピン子が演じてそのいびり方が話題になっていました。 「ごちそうさん」のときのキムラ緑子がイケズのお姉さん役で視聴率を稼ぎましたが、泉ピン子のいじわるなお母さん役は、二匹目のどじょう狙いでしょう。 しかし、見事に当たりましたね。 泉ピン子のにくにくしさ・・・演技要らずかと感心しました。 それにくらべリタ(TVドラマでは「エリー」)の天然ぶりが可愛かったですね。
小説でのマッサンのお母さんはおろおろしながらもリタを受け入れていました。
ウィスキー造りの技術者としてスコットランドで勉強し、その技術習得のため支援をしてくれた摂津酒造(ドラマでは西川きよしの住吉酒造)は倒産しますが、サントリーの前進「壽屋」の社長に技術を買われ10年契約で雇われます。
スコットランドの地と同じ気候条件の北海道でウィスキーを造りたいという希望は却下され、羽柴秀吉が明智光秀と対峙した大阪と京都の境にある山崎の地にウィスキーの工場を建て国産ウィスキー「ホワイト」そして「レッド」を造り出します。日の丸の「白」と「赤」です。
やがてサントリーを去り、かねてから念願だった北海道余市でニッカウィスキーを造ったこと等がマッサンとリタの二人三脚の生活風景と共に描かれていました。
ウィスキーと言うと、スコットランドの地酒という感じですが、日本のウィスキーも世界に誇れる質を保持していると思います。
スコッチの名門のボウモア、マッカラン、グレンフィディック、バランタインも今やサントリーの傘下です。
井川遥の宣伝で盛り返しているサントリー角瓶の「ハイボール」ですが、家庭ではマッサン効果で、ニッカの「竹鶴ピュアモルト」や「余市」の売り上げが上がりそうですね。