ショートプログラムで首位の羽生結弦選手(写真中央)がフリーの演技で冒頭の4回転ジャンプを失敗しながら、2度目の4回転や難易度の高い連続ジャンプを決めるなど後半持ち直して、ソチ冬季五輪での日本人初の金メダルに輝きました。
フィギュア男子としても日本人初の金メダルで、男女合わせると、2006年のトリノ大会での女子フィギュアの荒川静香に続く2度目の頂点を極めたことになります。
そういえば、羽生も荒川同様の「イナバウアー」を演技に取り入れていますね。技術要素として点にならないと言われていますが男子であの柔軟性は特筆に値しますし、案外日本人選手にとっては幸運をもたらすつなぎの技法と言えるかもしれません。
世界選手権3連覇のパトリック・チャン(写真左)は身体が重そうでやや精彩を欠いたものの演技構成のまとめが上手く、銀メダルでした。
歴代最高の100点越えのSPで勢いに乗る羽生が、その高い技術をフリーでも発揮し、堂々と世界の頂点にたったことを素直に喜びたいと思います。