19日、東京都立川市で行われた20キロの箱根駅伝予選会は、10時間4分35秒の好タイムでトップ通過した東農大など13校が出場権を獲得しました。(写真は東農大応援団の恒例の大根踊りです)
中央大は12位通過で、なんとか85回連続出場にこぎつけることができました。自身不調ながら、チームをまとめ、予選会突破をぎりぎり突破できたときの主将代田修平の涙が印象的でした。昨年3年時の出雲の1区の区間賞の走りのような爆発力の復活が待たれます。
2013年箱根駅伝の5区で、中央大同様、途中棄権となって予選会に臨んだ城西大ですが、エース村山紘太(3年)が日本人トップの全体で4位に入る走りで、チームを10位通過に牽引しました。彼は、出雲の3区で区間新の走りで駒大優勝に貢献した村山謙太と双子の兄弟です。
東農大にトップ通過を許したものの、山梨学院は2年生のオムワンバが57分台の好タイムで個人1位、3年生の井上大仁が、日本人2位、総合5位に入り、山梨学院の2本柱の健在ぶりをアピールしました。
前回、エース村沢明伸が走れず連続出場が40回で途切れた東海大はチームの総合力で3位通過を果たしました。1年生、広田雄希、石橋安孝あたりが新戦力となりバランスのいいチームになったようです。
2013年の箱根の7区で1年生ながら区間賞の走りで鮮烈なデビューをした我那覇和真(現2年)擁する神奈川大は4位通過でした。3年の柿原聖哉が個人6位、我那覇和真が個人7位で、チーム4位通過へ大きく貢献しました。2年生、3年生中心の若いチームでまだまだノビシロがありそうです。
大阪通天閣周辺で有名な”ビリケン”様に似た、市田ツインズ擁する大東文化大は、エース寺田夏生(なつき)率いる国学院に続いて、6位での予選突破でした。市田兄弟が個人記録で、8位(孝)、9位(宏)、寺田夏生は13位でゴールテープを切っていました。
2014年の箱根の前に11月3日に熱田神宮から伊勢神宮までを走る全日本大学駅伝がありますが、駒大、東洋大、日体大の3強+早稲田、明治の2強の5チームの強さが際立っています。優勝争いとシード権争いの2グループに注目点が分かれたレースになりそうです。シード校が10位までという箱根に比べて、シード校が6位までという全日本は上位5校のチームメンバー層が厚いだけに狭き門になりそうですね。