「一義的」と「第一義的」という言葉には微妙な違いがあるようです。
「一義的な責任は代表取締役にある」とした場合は責任は代表取締役だけにあるという解釈がなりたちます。
監督権のある取締役会、そして監査権のある監査役会にも責任があるが、順序としてまずは代表取締役に責任があるといいたいときは「第一義的な責任は代表取締役にある」というようです。
「内部統制の評価は経営者が行うべきものであり、その評価範囲も第一義的には経営者により定められる。」・・・監査人よりまず順序としては経営者という意味で使われていました。
独特の表現が多い、会社企業統治の世界ですが、共通認識がなければ、言葉はその役割を果たさず、混乱を増すことになりかねませんね。