第13シードの錦織が第24シードのブノア・ペアをセットカウント3-1で降して、日本男子として75年ぶりの全仏オープン16強入りを果たしました。次の試合で第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)と当たります。
1セットめは6-3で下したのですが、第2セットをタイブレークの末6-7で落としたときは、どうなることかと心配しましたが、終わってみれば安定感のある試合運びでした。フランスのブノワ・ペアの試合態度は決してほめられたものではありませんでしたが、観客も主審のペアに対するペナルティ宣告に大ブーイングをするなど、錦織にとっては集中力を持続することが難しい状況でした。 土曜日のWOWOWの実況中継で観戦しましたが、錦織は耐えて粘ってゲームをものにしました。
勝利者インタビューも見事な英語で受け答えしていました。貫録ですね。先日、マドリッド・オープンで第2シードのフェデラーを破ったばかりで勢いのある錦織のナダル戦の大金星を願っています。
ナダルと錦織はこれまで、芝やハードで4回戦っていますが、ナダルの4戦全勝です。クレーでは世界一との評判のナダルに錦織がどう挑むのか今日の4回戦の対決を見守りましょう。