原題は「OZ The Great and Poweful」となっています。109木場シネマの3D劇場で観ました。
「オズの魔法使い」は魔法の国に迷い込んだ三流の手品師だった・・・というオズ誕生の物語でした。 カンザスの若きマジシャン、オズ(ジェームス・フランコ)が地方巡業のサーカス一座の一員として偉大な男になる野心を胸に秘めながらも口のうまさと外見の魅力を武器に女をだますペテン師的な生活を送っていました。この現実の世界は白黒で撮影されていました。
彼に騙されたと怒る女たちに追いかけられ、気球に乗り込み逃げ出す途中で巨大竜巻に飲み込まれたどり着いたのは魔法の国でした。そこは、息を飲むほどに美しい国でした。ここから鮮やかなカラーで彩られたフィルムに変わります。3D効果もあってまさに自分がファンタジーの国に送り込まれたようなわくわくした気持ちになりました。サム・ライミ監督の映像の一流マジックに魅せられる瞬間でした。
魔法の国の魔女3人も美しく蠱惑的でした。ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニスです。その魔法の世界で、大掛かりなマジックを使って悪い魔女に立ち向かうというペテン師的なオズが活躍します。映像のマジックと実際の映画での映像技術のコラボレーションで盛り上がれる楽しい作品に仕上がっています。