暮れの全国高校駅伝、1月の安芸路を往復する都道府県対抗駅伝で活躍した選手たちの進学情報です。
まずは簡単に今年の箱根駅伝の結果のおさらいです。駒沢と東洋の2強対決との大方の予想を裏切り、5区の山上りを主将服部翔太で制した日体大が優勝をさらってしまいました。東洋大が2位、駒沢3位、帝京4位、早大5位、順大6位、明大7位、青学8位でした。
次に来年の箱根の舞台に立つであろう有力選手の紹介です。まずは、暮れの高校駅伝の優勝校の豊川高校ですが、1区、区間2位の服部弾馬は、兄勇馬がいる東洋大学に進学です。4区で区間賞の走りを見せた一色恭志は青学へ。
その1区で服部弾馬との鍔迫り合いでわずかに競り勝って区間賞をとった伊賀白鳳の西山雄介は駒大です。3位の九州学院の内田翼は青学。(写真、左から、服部、内田、西山です。)
その全国区高校駅伝の1区で、兵庫西脇工の中谷圭佑は西山に20秒差の7位でしたが、1月の都道府県対抗の1区を兵庫代表として三重代表の西山を歯牙にもかけない先行逃げ切りの走りで2年連続の区間賞の走りでした。中谷も、西山同様駒大に進学です。
その、兵庫の連覇に中谷と共に大きく貢献した立役者のもう一人が須磨学園の秋山雄飛です。4区でダメ押しの区間新記録の走りで、東京、愛知との差を大きくあけました。彼は青学へ進学予定です。
こうしてみると、駒大、青学あたりが強力な新人を複数獲得しているようですね。
あと目立ったところでは、都道府県対抗の1区で中谷に次いで2位の栃木代表で走った、佐野日大高の石川が日大へ、西脇工の広田雄希が東海大へ、都道府県対抗では愛知代表として期待通りの走りはできなかったものの、5000mでは14分ギリの記録をもつ豊川工の平和真は早稲田に進学です。
こうした高校生有力ランナーが一層力をつけて、来年の正月の箱根路で活躍してくれることを期待しています。