上の写真はシリーズ1作目の「ボーン・アイデンティティ」のマット・ディモンとフランカ・ポテンテです。懐かしいですねぇ。
下の写真が今回の「ボーン・レガシー」のジェレミー・レナーとレイチェル・ワイズです。
最近見た映画「デンジャラス・ラン」での南アフリカのヨハネスブルグを舞台としたカーチェース・シーンもド迫力でした。撮影したカメラマンがボーン・シリーズを担当したオリヴァー・ウッドでした。
今回のボーン・レガシーは、3作にわたって立役者であったポール・グリーングラス監督が脚本家の起用をめっぐって映画会社と対立したため「レガシー」を降板することになりました。その監督を敬愛するマット・ディモンも連なって降板してしまいました。オリヴァーウッド撮影監督も「レガシー」の撮影はしていません。
鳴り物入りで注文付の映画でしたが、アラスカの大自然とフィリッピンの喧騒を対比して、その間、遺伝子染色体を操作し人格・肉体改造<アウトカム計画>の実験台になったCIA工作員が次々と殺されていきます。その計画の最高傑作アローン・クロス(ジェレミー・レナー)を除いて。
ジェイソン・ボーン(マット・ディモン)が関わった<トレッドストーン計画>の裏側で遂行されていたアウトカム計画でしたが、ボーンに<トレッドストーン計画>を暴かれ、さらに情報漏えいによってCIA組織および国家が危機状況に陥ることを恐れたCIA長官によって<トレッドストーン計画>そのアップグレード版である<ブラックブライアー計画>その裏版である<アウトカム計画>等すべてのプログラムを抹消することが決定されます。
その抹消の実践の旗振り役が国家調査研究所の司令塔リック・バイヤー(エドワード・ノートン)です。強面の執拗さが し・渋い!
私にとっての感動作「ナイロビの蜂」以来のレイチェル・ワイズの演技もよかったです。レナーと二人乗りバイクのチェイスシーンでのヘルメットの空振りは愛嬌でしたが、キックは最後の決め手となっていました。彼女の旦那が007のダニエル・クレイグです。夫婦そろって格闘技の練習ができますね。
いろいろごたごたはありましたが、ミッション・インポッシブル4のトム・クルーズとジェレミー・レナーのように、ぜひぜひ、このボーン・シリーズ次回作でディモンとレナーのコンビを見たいものです。