本日のJapan Timesの一面から
"Tankan" still indicates expansion.から。
If the expansion continues through April, the economy will have grown 51 consecutive months. だそうです。
If it continues through November, it will surpass
the postwar record of 57 months set during the "Izanagi economy" that began in late 1965.
(ちょっと”of"の英語解説です。
1.同格のof
上の記事の太字の中の”of”は典型的な同格の"of”です。the A of BでBというAと訳します。もし、a A of Bの形だと、AのようなBとなります。the fact は 後に同格のthatを取ってS+Vと文を続けることが多いですが、同格のofをとって次に名詞を続けることもあります。the fact of his having deceived her. ofの後は典型的な動名詞です。hisの所有格は下でも述べますが動詞haveの主語のように訳します。→彼が彼女をだましたという事実。the experience of not being able to ~, of being misunderstood, of finding that ~ →~することができないという、誤解されるという、~ということにことに気がつくという経験。
2.主格のof
ofの用法はいろいろあって要注意です。たとえば、主格のofというものがありましてthe A of B の Aを動詞、Bを主語のように訳さないとしっくりこない用法があります。the availability of necessities→必要なものが手に入るということ、gratification of desire →望みを満たすということ、というふうに訳さないと抽象的で何を言っているのかわからない日本語になります。たとえば、Do you believe in the existence of ghosts? は ”幽霊がいるなどと、君は本気で信じているのか”と訳します。これは所有格にもあてはまります。the twacher's absence等は先生の不在と訳すのではなく、先生がいないことで、とか先生がいなかったのでと訳すという、受験英語の”無生物主語構文”のテクニックの応用です・・というか原点です。
3.目的格のof
もう1つは目的格のofです。割とよく目にします。たとえば、violation of the rights of others→他人の権利を侵害すること。the writing of a letter→手紙を書くこと、ignorance of social usage→社会的慣習を知らないことのように A of BのBを目的語のように訳します。)
さて景気の話しに移ります。
戦後の日本経済の景気循環は、まづ神武景気(1954年12月から31ヶ月 -三種の神器、白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機の普及)、岩戸景気(1958年7月から42ヶ月-国民所得倍増計画、大衆消費社会の到来)、オリンピック景気(1962年11月から24ヶ月-新幹線、高速道路の建設投資ブーム)、そしていざなぎ景気(1965年11月から57ヶ月-新三種の神器、カー、クーラー、カラーテレビの3Cの登場と1970年の大阪万博を中心にインフラ(道路、鉄道、ダムなどの社会資本)の整備)となります。
神武景気は有史以来の好況ということで初代天皇とされる神武天皇にあやかりました。そこから三種の神器という言葉も使われているようです。次にきた景気はもっと長くなったので有史前に遡って、天照大神にちなんで”岩戸”と銘銘されました。”いざなぎ”はさらに神話の歴史を遡ります。何故なら”いざなぎ”は天照大神のお父さんだからです。
今回の経済成長が、57ヶ月を超えたとき、あるいは超えないにせよ、どう名づけられるのか興味がわきませんか?いざなぎの57ヶ月を超えれば、”クニノトコタチ”とか”たかまのはら(高天の原)”でどうですかねぇ。デジタル三種の神器-薄型テレビ、DVD、デジカメですかね?それにしても1955年~1970年の神話の名のついた16年の平均経済成長率は実質9.6%だったんですけど・・・・・、隔世の感がありますね。