優勝候補が優勝といえばそれまでですが、結構波乱にとんだ展開でした。
須磨学園のエース西池和人と山本雄大で1区、2区と区間賞を取って須磨学園のペースになったと思ったら3区後藤がブレーキで10位まで落としてしまいました。5区の佐野の区間賞の走りで盛り返しましたが結局3区のブレーキが響いて5位に終わりました。
一方、鹿児島実業も1区で市田孝で2位とつけたのに2区で7位まで落としてしまいました。3区で広島世羅高校のディランゴが9人抜きの快走でトップに躍り出た時点で、鹿児島実業は1分以上の差をつけられていました。
この差を縮めて最後のトラック勝負を制した鹿児島実業の見事な逆転優勝でした。5区の市田宏の区間賞の走りで2位に上がりアンカー6区で高田がこれまた区間賞の見事な走りでの逆転劇でした。
駅伝はやはり人間が走るので計算は狂います。3区を終わった時点での時間差から世羅に逃げられると思ったのですが、勝負の神は鹿児島実業に微笑みました。
世羅は1,2年中心のチームで2位でした。来年は優勝候補の上位に位置する可能性が高そうです。
須磨の西池や鹿児島の市田兄弟は3年生ですが、来年はどこの大学に行くのでしょうか?
これらの選手は大学でも即戦力になるのは間違いないでしょう。
今年の駅伝はこれでおしまいです。