児玉清さん絶賛のジェフリー・ディーバーのリーンカーン・ライムシリーズの7作めです。私は始めて読んだ本なのですが、シリーズの中でも傑作中の傑作と児玉清氏はべた褒めでした。
ライムを初め、サックスやプラスキー等のライムの仲間の人物なりがよく描けていますが、この作品には、他の作品で主人公を張っている人間嘘発見器キャサリン・ダンスがゲスト出場しています。この作家はなかなか宣伝が上手いですね。
そういえば、次回の007の映画シナリオは、この作家が手がけるそうです。来年6月頃の公開とか・・・。
児玉清さんが担当されるNHKの「週刊ブックレビュー」でジェフリー・ディーバーが最新作「ロードサイド・クロス」について児玉清さんと対談していました。児玉さんがうれしそうだったのが印象に残っています。
しかし翻訳ミステリーも立て続けに読んで飽きてきました。そろそろ時代小説ですかね。
今、念頭にあるのは、松井今朝子の「円朝の女」、富樫倫太郎の「早雲の軍配者」、竹田真砂子の「あとより恋の責めくれば」です。