次のステップの「通う(かよう)」に話を進めます。
1)できるだけ「通る(とおる)」数をこなし自分の好みに合った店を選定したら、しばらくその店に通ってみる。
2)最初は気に入った店でも何回も通っていると飽きがきたり鼻についたりする、そしたらその店に通うことを辞め、また振り出しに戻る。
3)何回通っても飽きがこない落ち着ける店が発見できたら、腰を据え「通う(かよう)」人になる。
さて、これでとりあえず形は通う人になれました。まだ序の口です。ここからもう一分張りです。
選定した贔屓の店に通ってその店の味をしっかり舌に覚えさせることが肝要です。それは今までのぼんやりとした好みではなくその人の基準になっていくはずです。そうやって舌ができてから改めてほかの店にも行ってみるのです。すると自分の舌に基準ができているからその店と自分の贔屓の店との違いがはっきりわかるようになります。そばの特徴、汁の特徴が感覚としてわかりそこに良し悪し判断も出てくるでしょう。ここまでが「通う(かよう)」人としての目標です。