原題はParis36です。銀座アスターで好物の海鮮焼きそばを食べた後、銀座「シネスイッチ」で観ました。
1936年のパリ郊外のミュージック・ホール「シャンソニア劇場」の裏方ピゴワル演じるジェラ-ル・ジュニョとその息子のジョジョ役のマクサス・ペランは、2004年の「コーラス」に片や音楽教師、片や学校の門前で親を待ちわびる愛らしいペピノ役でも共演していました。
シャンソニア劇場建て直しにまつわる人間ドラマですが、その建て直しに一役かった歌姫ドーゥス役のノラ・アルネデゼールは素晴らしい歌声でした。「コーラス」では、さしずめ透明感のあるソプラノを披露したモランジェ少年に匹敵します。彼女のお母さんと「ラジオ男」の昔の恋の物語もいい話でした。
監督は「コーラス」も手がけたクリスチフ・バラティエ監督でした。この人のおじさんがジャック・ペランという人で、「ニューシネマ・パラダイス」のトト少年が成長した映画監督役でした。この「幸せはシャンソニア・・・」も「ニューシネマ・パラダイス」の雰囲気がありました。
昨日は、三谷幸喜監督の「マジック・アワー」を観たばかりだったので、妙にノスタルジックな映画を連日連夜堪能できたように思いました。映画的な魔法に魅入られた週末でした。