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映画 「ミッドナイトラン」

f0090954_06071681.jpg「賞金稼ぎ」なんて日本では馴染みのない職業が米国にあるんですね。映画を観たときは、西部開拓劇時代の「賞金稼ぎ」の現代版への焼き直しかと思っていました。

犯罪大国アメリカでは容疑者の数もとてつもなく多いため全ての人を拘束するとすぐに留置所が一杯になってしまうのだそうです。そのため、大半は早々に保釈されるとか。そんな人々のために各裁判所の前にはbailbond agentと呼ばれる保釈金(bail bond)専門の金融会社(保釈保証業者)が群がって商売をしているのです。容疑者はそこでお金を借りて保釈保証金を裁判所に納めて保釈されるのですが、容疑者が逃亡して期日までに裁判所に出頭しないと保釈金は裁判所に没収されてしまいます。それでは金融会社は大損になるので、賞金稼ぎ(bounty hunter)と呼ばれる人を雇って雲隠れした容疑者を連れ戻してもらうということなのです。

現代のアメリカにおけるバウンティハンターとは、保釈保証業者(Bail bondsman)からの逃亡者を捕まえて賞金を受け取る業者のことで、この映画の主人公のロバートデニーロがその賞金稼ぎを生業にしていました。

根拠となる法律は州によって異なり、免許を必要とする州もあれば不要の州も一部には存在する。然し、荒くれハンターによるミスが各地で問題化しており、現在は専用身分証、身分章(バッジ)などの携帯義務を課せられているようです。

連邦保安官とは違い、私立探偵同様に、あくまで州法務省の許可を受けた民間業者による商売です。

ベイルジャンパー(保釈金踏倒し逃亡者)のほかに、各地の市警察、連邦保安官、連邦捜査局などが広域手配している犯人の追跡逮捕もおこなっています。それらの職務をも含む意味で、FUGITIVE RECOVERY AGENT(逃亡被害回復捜査官)とも呼ばれているようです。

報酬は完全成果主義。期日までに犯人を引き渡すと報酬が貰えますが、できなかった場合は報酬は一切無しです。 バウンティハンターになるのは、現職や退職した私立探偵、元警察官で、ロバート・デニーロ演じるジャック・ウォルシュもそういう設定になっていました。 成功報酬のおおよその相場は保釈金の5~10%程度といわれています。

現代の日本ではこのような制度は認められていませんが、指名手配犯に懸賞金がかけられることはあるようです。

タイトルの意味は、「一晩で終わる簡単な仕事」、「仕事は簡単」、「ちょろい仕事」というスラングだそうですが、辞書を引いてもそのような用法は出てきませんでした。簡単なこと = 朝飯前 = a piece of cake という熟語はよく聞くのですが・・・。

タイトルの「ミッドナイト・ラン」は、10万ドルの報酬を要求したジャックに驚いた保釈金融会社のエディ・モスコーネが、セリフで口に出しています。 「そりゃないだろう、高すぎるよ! 簡単な仕事じゃないか!」って感じですかね。 ま、実際は、困難極まるなはちゃめちゃ仕事になったのですけどね。

1988年の映画です。

世間に裏切られた過去から独善的な態度しかとれなくなった賞金稼ぎ(ロバート・デ・ニーロ)と、運悪く賞金首になってしまった心優しい会計士(チャールズ・グローディン)という対照的な中年男2人が、喧嘩をしながら心を通わせていくロードムービーです。

ジャック・ウォルシュ(デ・ニーロ)は、かつてシカゴの警察官だったが仲間に裏切られ妻子とも離れて、今はロサンゼルスの保釈金ローン会社と契約を結び、逃亡した被告人を公判までに連れ戻してくる「賞金稼ぎ」の仕事をしています。

ジョナサン・マデューカス(グローディン)、通称「デューク(公爵様)」は堅気の会計士ですが、雇い主がシカゴの麻薬王であるセラノであることを知りギャングの金を横領、慈善事業に寄付をして身を隠すのですが、丁寧に挨拶状をセラノに送りつける変わり者という設定です。

裁判までの5日間でマデューカスをロサンゼルスへ連れ戻す仕事を引き受けたウォルシュは、ニューヨークで捕まえたデュークを飛行場まで引き立てていきます。ここまでは順調で、ロサンゼルスまで5時間のフライトで済むはずでしたが、ジョナサンが大の飛行機恐怖症だったことから交通手段としての飛行機を断念します。ここからトラブル連続のジェットコースターに乗った二人はマフィアとFBIに追われながら、車と列車のアメリカ横断逃避行をするはめになるのです。

ジャンルとしては、コメディですね。そして、主役のはずのロバート・デニーロの存在感がかすむほど、チャールズ・グローディンが輝いています。ラストシーンはまさに「おおーっ!」という喝采を口に出したくなりましたよ。 なんだか暖かいのです。そして渋いのです。 男の友情が。

美人女優抜きではなかなか感動を覚えない爺のハートを熱くした異色の映画でしたわい。

by zoompac | 2017-02-15 06:07 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

TsutayaDVD映画「大統領の陰謀」

f0090954_08094602.jpg1976年の映画です。小刻みな画面展開を多用しテンポがいい切れのある映画でした。

新人記者のボブ・ウッドワード 役のロバート・レッドフォードが大股で、ちょっと先輩のカール・バーンスタイン役のダスティン・ホフマンが小股でちょこまかと動き続けています。止まっているときは電話をかけまくっています。サウンドトラックは忙しくもリズミカルなタイプを打ち続ける音です。

この「大統領の陰謀」 はアカデミー賞を4部門獲得しました。ワシントン・ポストの編集主幹のベン・ブラッドリーを演じたジェイソン・ロバーズの助演男優賞ほか脚色、録音、美術の計4部門です。

録音賞は、まず耳に残るワシントン・ポスト編集部のタイプを打つ音の効果でしょう。映画が終わった後、何かを掻き立てられるようなタイプの音がぴたっと止まった静寂に驚かされました。このタイプの音に合わせて、小刻みに場面が転換していくテンポのよい映画だったんだってことに改めて気ずかされます。

脚色賞は、あまり専門的なことはわかりませんが、まず、実際の報道写真や実名をふんだんに使ってリアリティを高めた効果が印象的でした。そして大統領ニクソンの関与の場面を出さなかったことも効果的だったように思います。前面に大統領が表れないことで、権力のトップがこうした不正行為に手を染めたときの影響の大きさがとらえどころのない不気味な影となって観客への圧迫感を強調していたと思います。心憎い演出でした。

1972年6月、ワシントンDCのウォーターゲート・ビルの民主党本部でおきた盗聴進入事件から始まったアメリカ最大規模のスキャンダルであるウォーターゲート事件を舞台にした、2人の新聞記者がニクソン大統領を失脚させるまでの物語です。原作は、ウォーターゲート事件の知られざる真相を暴き、ニクソン大統領を失脚に導いたワシントン・ポスト紙の記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの回顧録です。

映画の要所、要所で出てくる、謎の男「ディープ・スロート」は、2005年になって自ら正体を明かしました。当時のFBI副長官マーク・フェルトその人でした。

ワシントン・ポストで、ウォーターゲート事件を取材したウッドワードも、マーク・フェルトが「ディープ・スロート」であったことを認め、ウッドワードはその年の秋に内幕を明かした「ディープ・スロート 大統領を葬った男」を刊行している。

私が社会人になりたての頃、英語を勉強するにはポルノ小説がいいというので、さっそく買った洋書がこの「ディープスロート」でした。表紙に裸の女性がうつ伏せになっていましたし、題名もそのときは政府高官の密告者の意味があること等知りませんでした。

かくして、期待していたようなそそられる場面は皆無に等しく、背景知識が乏しい中、私の英語のお勉強は挫折しましたが、今となっては懐かしい思い出です。

by zoompac | 2017-02-12 08:10 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「アイヒマンを追え」

f0090954_06043440.jpg渋谷のル・シネマで観ました。

第2次世界大戦後、海外へと逃亡したナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンの捕獲作戦を実現へと導いたドイツ人の検事長フリッツ・バウアーにスポットを当て、バウアーがいかにしてアイヒマンを発見し、追い詰めていったのかを描いた実録ドラマです。

1950年代後半のドイツ・フランクフルト。ナチスによる戦争犯罪の告発に執念を燃やす検事長フリッツ・バウアーのもとに、数百万人のユダヤ人を強制収容所送りにしたアドルフ・アイヒマンの潜伏先に関する情報が寄せられます。

ナチス残党が巣食うドイツの捜査機関を避け、「国家反逆罪」に問われかねないリスクを冒してまでイスラエルの諜報機関モサドと接触したバウアーは、モサドの力を借りてアイヒマンを追い詰めていきますが、同じ頃、バウアーの失脚を狙う者たちがバウアーの弱点を探り国家反逆罪へ追い込もうと策略をめぐらせていました。

バウアーの「執務室を一歩出れば敵だらけ」という言葉に象徴されるように、敗戦当時の西ドイツの首相は、戦争犯罪の追求よりも経済復興を優先させたため、取り巻きの高官に元ナチス高官や元親衛隊も登用されており、バウアーのアイヒマン捕獲の執念や、ナチスの犯罪追及する姿勢を快く思わない一派がいたのです。

一昨年公開の映画、「顔のないヒトラー」では、ドイツ社会を「過去との対決」へ突き動かしたアウシュビッツ裁判にこぎつけるまでの苦労が描かれていました。映画の主役は若き検察官でしたが、そのアウシュビッツ裁判にこぎつける原動力は、この「アイヒマンを追え」の主人公の検事総長フリッツ・バウアーを指揮官とする検察官チームだったのです。

この「アイヒマンを追え」では、そのアウシュビッツ裁判の前段の物語として、実在の人物フリッツ・バウアーがホロコーストの中心的実行者アイヒマンの追跡への孤軍奮闘ぶりが描かれていました。

余談ながら、「顔のないヒトラー」では検察官チームが収容所の囚人に繰り返し人体実験を行ったとされるヨーゼフ・メンゲル医師を追跡していたシーンが描かれていました。

この鬼検事バウアーを演じた役者さんがよかったです。一筋縄でいかない海千山千の人物像なのですが、弱みとしての同性愛への嗜好がありました。映画の中でちょっと強調されすぎの感じがやや気にいりませんでした。

ただ実在のバウアーは背の高い人物だったようです。 白髪でライオンのたてがみのようだったところはよく表現できていたと思います。

これまた余談ながら、バウアーが冒頭、浴槽で溺死しかかるシーンがありますが、彼が実際亡くなった死因も浴槽での溺死だったそうです。

フリッツ・バウアーによるアウシュビッツ裁判でドイツは過去としっかり向き合うことができました。

この人がいなかったら足並みの乱れるEUの中心国として混迷する世界をリードする今日のドイツはなかったかもしれません。

ただ、時代の流れというか、そうしたナチスの犯した過ちを断罪したドイツにでさえ移民排斥の声が強まっています。イギリスもEU離脱ですし、アメリカもトランプ政権で排他的な動きの勢いを増しています。 そうした動きが時代に逆行しているのではなく、これからの世界の主流に育つ兆候かもしれないと思うとちょっとおっかないですね。

そうした排他的な機運こそが、ナチスを生んだ土壌だったからです。

まことに奇妙な組み合わせですが、このフリッツ・バウアーの執着心と米国の新大統領トランプの執着心に似たものを感じてしまいました。時代の流れに乗っかれば、個人の力といえど大きく世の中を動かすことがあるということです。

「良識とは、受け身に立たされた側の云々することなのだ。行動の主導権をにぎった側は、常に非常識に行動する」とは、コンスタンチノーブルが陥落し西進するトルコ帝国の侵略の脅威に直面した15世紀半ば当時のヴェネツィアの外交官の言葉ですが、あの過激な言葉の毒を吐く大統領が大統領特権だと称して核兵器のボタンを勝手に押さないよう米国議会の牽制が機能して欲しいと願うばかりです。

杞憂であればいいのですが、世界はまことに危うい時代を迎えようとしているのかもしれません。

by zoompac | 2017-02-08 06:12 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

NHKBS映画 「ナバロンの要塞」

f0090954_09052494.jpgケーリー・グラントのお次は、グレゴリー・ペックです。

この「ナバロンの要塞」は、ト-マス・エドワード・ローレンス(アラビアのロレンス)がベドウィンと組み、オスマントルコ帝国の一大拠点であるアカバの大砲がすべて海に向いていることから砂漠を越え奇襲し、アカバを制圧した物語を彷彿させます。

違いは、アラビアのロレンスの活躍が第一次世界大戦下(「ナバロンの要塞」 は第二次世界大戦下)ということと、「ナバロンの要塞」での相手はトルコと手を組もうとしていたドイツ軍であり、そのナバロンの要塞の海に向いた巨大大砲の破壊工作を行ったのは6人の少数精鋭部隊(ローレンスのアカバ攻撃部隊はローレンスと約50人のベドウィン)でした。 そして、敵が自然の防御に安心していた攻撃側の障害も、片や縦断が困難である南北230キロのネフド砂漠に対して、「ナバロンの要塞」ではナバロン島南部の400フィートの絶壁でした。 「ナバロンの要塞」の舞台はエーゲ海に浮かぶナバロン島です。
役者も「アラビアのロレンス」でロレンスの上官を演じたアンソニー・クエイルやベドウィンの族長を演じたアンソニー・クイーンの二人が、この「ナバロンの要塞に出演していました。

ナバロンの要塞が1961年の映画で監督は「北西戦線」のJ・リー・トンプソン、アラビアのロレンスは1962年の映画で監督はデヴィッド・リーンです。 主役は、ナバロンがグレゴリー・ペック、アラビアのロレンスがピーター・オトゥールです。

エーゲ海の制海権を得てトルコと手を組もうとするドイツ軍を阻止せんがため、同じエーゲ海のケーロス島に派兵された英軍2000人の命が危機にさらされます。(このエーゲ海は、塩野七生の「海の都の物語」でのオスマン・トルコ艦隊とヴェネツィア艦隊の制海権を巡っての激戦地でした。こちらは15世紀半ばの話です。)

英軍救出の試みは度々なされますが、途中に睨みをきかすナバロン島の断崖の洞窟に据えられた独軍の2門の大砲のためことごとく失敗に終わります。

そこで作戦幕僚フランクリン少佐(アンソニー・クェイル)が1つの提言をするのです。

ナバロン島南部の400フィート絶壁をよじのぼり潜入するという途方もない作戦でした。

その作戦に選ばれたのは登山家のキース・マロリイ大尉(グレゴリー・ペック)、元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイーン)、科学者のミラー伍長(デヴィッド・ニーヴン)、ナイフの名人ブラウン無線兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)の5人でした。

自ら5人を率いたフランクリン少佐は漁船に乗り嵐の夜、ナバロン島に向いました。少佐は負傷しましたが一行は絶壁をよじのぼり島に上陸し、以後はマロリイを作戦実行隊長とし、島の反ドイツ軍勢力と接触し、ナバロンの要塞破壊活動を行うというストーリーです。 戦争映画というより冒険映画って要素が強く、危機に次ぐ危機の連続ですが、ラストはすっきりする映画でした。

「アラビアのロレンス」との違いがもう1つありました。 アラビアのロレンスが史実に基づいた作品であるのに対して、「ナバロンの要塞」は、イギリスの作家アリステア・マクリーンが1957年に発表した戦争小説を原作にしています。 史実ではなくフィクションです。

本作の成功により、1978年にマロリー、アンドレア、ミラーの登場する続篇「ナヴァロンの嵐」も映画化されています。 ただ原作にあったアンドレアは映画では登場していないそうです。冒頭でアンドレアとマリアの結婚シーンがあるだけです。 舞台はユーゴスラビア、ボスニア・ヘルツェゴビナに変わり、 演ずる俳優も総入れ替えになっていました。

by zoompac | 2017-02-05 09:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

恵方巻を食べながら、NHKBS録画「北北西に進路を取れ」を観賞

f0090954_07291235.jpg昨日は節分でしたね。

今年の恵方巻を食べるときの方角は「北北西」だそうです。

テレビで司会者が、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」ってイメージして覚えてくださいね~!とか言っていました。

原題は、「North by NorthWest」です。邦題の北北西という角度を表す意味ではNorth-NorthWest(NNW)とすべきです。 原題と映画の内容の関係が今一つピンときませんが、登場人物が利用した飛行機がノースウエスト航空の所有であり、この題名は「ノースウエスト航空で北へ」と解釈することもできるなんて、ますます困惑する説明まであるようです。この映画を作成するにあたってノースウエスト航空から多額の制作協力金の提供があったのかもしれませんね。

飛行機での移動シーンの記憶が薄く、主人公と謎の美人が出会う、寝台列車での移動シーンのほうがよほど印象に残っています。ラストも寝台列車でのシーンで締めくくっていましたしね。

この映画は“巻き込まれ型サスペンス”の元祖として有名で、ショーン・コネリー主演のジェームズ・ボンド007シリーズやこの「北北西に進路を取れ」と同じ主役のケーリー・グラントがオードリー・ヘップバーンと共演した「シャレード」等に大きな影響を与えました。

この「北北西」のラストは、ラシュモア山の岩肌に刻み込まれた米国の偉大な4人の大統領の顔の大彫刻を舞台にしたアクションシーンが印象的です。そしていきなり画面が切り替わって寝台車のベッドの上でソーンヒル(ケーリー・グラント)とケンドール(エヴァ・マリー・セイント、「波止場」(’54)でアカデミー女優賞)が抱き合うシーンで「完」となりますが、この幕切れシーンはショーン・コネリーの007シリーズですっかりおなじみとなりましたね。f0090954_07294344.jpg

007シリーズの原作者のイアン・フレミングも、ジェームズ・ボンドをケイリー・グラントをイメージして生み出したという話も有名です。

広告会社の重役のロジャー・ソーンヒルが、政府のスパイ機関がでっち上げた架空のスパイ「キャプラン」に間違えられて、誘拐されたり、命を狙われたりの巻き込まれ型サスペンスに、お決まりの謎の美人も登場して、尋常ならざるアルフレッド・ヒチコック監督がロマンの香り漂うスリリング・サスペンスに仕上げてくれた映画です。

節分の夜、恵方巻を食べながら、北北西は向かないながらも、「北北西に進路を取れ」鑑賞を楽しみました。

by zoompac | 2017-02-04 07:30 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「アラビアの女王 愛と宿命の日々」

f0090954_05582862.jpgドイツの巨匠ベルナー・ヘルツォーク監督のメガホンにより、「砂漠の女王」と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を、ニコール・キッドマン主演で描いた伝記ドラマです。 原題は「Queen of the Desert」です。

20世紀初頭、イギリス鉄鋼王の家庭に生まれ、オックスフォード大学を卒業したガートルード・ベル(1885~1960)は第一次世界大戦直後の中東政治、特にアラブ世界の再編に関与し、女ロレンスの異名を持ちます。

映画でもロレンス(トーマス・エドワード・ロレンス、Thomas Edward Lawrence、1888年8月16日 - 1935年5月19日)とベルの邂逅シーンがありますが、このときのベルはイギリスの高名な女性考古学者としての触れ込みでした。彼女はペルシア語、アラビア語に通じた語学の天才としても高名でしたが、このときのロレンスはまだ発掘現場での助手でした。

イギリスの上流階級の生活を捨て、アラビアへと渡ったベルは、大失恋の痛手を抱えながらイラン、ヨルダン、シリアなど約2500キロにもおよぶ旅を続け、各地の部族と交流を深めていきます。ベドウィンという遊牧民の部族長は野蛮ながら、詩の心を持ち、語学に堪能でなおかつペルシア文学や詩に精通した彼女を歓迎したのです。

そうした交流を通じて彼女は複雑に入り組む部族間の間で広く受け入れられ、やがてイラク建国の立役者として尽力することになりました。イラクの王様づくり、すなわちキングメーカーとして歴史に名を残すことになったのです。

映画では、ベルが三男ファイサル1世(王子)をイラク国王に、次男のアブドゥラ1世(王子)をヨルダン王に予言する下りがあって、実際そのようにカイロ・カンファレンスで選出されます。1921年、両国間に国境が引かれ、オスマン帝国支配からアラブの遊牧民ベドウィンが解放されたことへのベルの影響力がほのめかされていました。

歴史的な意味合いよりもベルの恋と愛と悲運と冒険に主軸を置いていました。

とにかくニコール・キッドマンの佇まい、存在感と演技力が全開の映画で、個人的には満足度の高い映画でした。 TVドラマ「ホームランド」で狂気の帰還兵を演じたダミアン・ルイスもベルの2回目の恋人役としていい味だしていましたよ。


by zoompac | 2017-01-31 05:58 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ザ・コンサルタント」

f0090954_07523336.jpg御近所幼馴染で、出世作「グッドウィル・ハンティング」でも共演で親友役を演じた盟友マット・デイモンのジェイソン・ボーンシリーズ復活を横目にみながら、ベン・アフレックは「あ~、俺もああいう超人的な危険な男を演じたい」と思ったに違いありません。

指を銜えたままではありませんでした。 ベン・アフレックが、ゴルゴ13のような凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士という2つの顔を持つやや漫画チックなアンチ-・ヒーロー役でスクリーンに登場してくれました。 監督はギャビン・オコーナー。

イリノイ州シカゴ近郊の田舎町で小さな会計事務所を構える主人公クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は、表では田舎の夫婦の税金相談に関わっていますが、実は裏社会での金の流れに熟知した会計コンサルタントだったのです。 原題はThe Accountant(会計士)です。

世界中の危険人物の裏帳簿を仕切り、年収10億円を稼ぎ出す命中率100%のスナイパーというもう一つの顔の持ち主だったのです。

彼が裏社会で長く生きながらえた陰に、高機能自閉症の少年時代に将来を心配した父親(軍人)からさまざまな特殊技能(格闘技や射撃等)を教え込まれていたというエピソードが回想シーンで紹介されます。 自閉症というより、映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じたサヴァン症候群ですね。

ある日、大企業からの財務調査の依頼が舞い込みます。 15年もの会計帳簿を1日かけて読み解き重大な不正を見つけます。 このときのクリスチャン・ウルフの会計士としての仕事ぶりも印象深いです。そこに「マイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリック演じる女性会計士補ディナ・カミングも登場します。 彼女も数字オタクの変わり者で仕事を通じて次第に心を惹かれ合います。 自閉症の彼のその気持ちの表現の仕方がなかなかの演技です。

発見した不正を報告したところで、その依頼はなぜか一方的に打ち切られ、その日からウルフのみならずカミング嬢も何者かに命を狙われるようになります。

この何者かという設定はサスペンスとしてはしょぼいのですが、終わってみれば、クリスチャン・ウルフの弟や妹まで登場して、なあ~んだ、これは、シリーズ化するサヴァン症候群の天才会計士の顔をした危険な殺し屋の物語の序章だったんだぜ~!と合点がいきます。

「セッション」のJ・K・シモンズが、財務省犯罪捜査部のトップとして怖い中にも弱くて優しさのある人物を好演していたのもちょっと笑えました。

この作品、好き嫌いに二分される気がしますが、私は好きです。 サヴァン症候群で超人的な殺傷力をもつ危険な人物といえば、そうです、「ミレニアム」の超危険な女主人公リスベット・サランデルを彷彿させますね。

そのうち、冗談でいいから、番外編で、クリスチャン・ウルフとジェイソン・ボーンも闘って欲しいな! スーパーマン対バットマンのパロディみたいな。

by zoompac | 2017-01-28 07:53 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2016年映画の総括、私のベストスリー

公開映画、NHKBS、WOWOW、TsutayaDVD等で年間109本の映画を観ました。

公開映画のベスト3は、1位「ブルックリン」、2位「この世界の片隅に」、3位は「スポットライト 世紀のスクープ」です。 「ハドソン川の奇跡」と「マネーショート」もずいぶん迷ったのですが、とりあえず両作品とも次点の4位としておきます。

「ブルックリン」を観て、興味が湧いて、司馬遼太郎氏の「アメリカ素描」とか「街道をゆく ニューヨーク散歩」を読んで移民大国アメリカについて多くを学ばさせてもらいました。 「アメリカ素描」の影響で、「怒りの葡萄」の映画も観ましたし、その時代背景も学べました。 主人公を演じたシアーシャ・ローナンにも興味が湧き、彼女が子役として出演した「ハンナ」や「つぐない」も観ました。そうした諸々の影響力の大きさを考えて、ことしの私にとってのベスト映画はこの「ブルックリン」でした。大きな客船に乗って大西洋を渡る航海での主人公の期待と不安は、山口県の田舎から大学生活を送るため、大阪に上ってくるときの私の経験した期待と不安に共鳴しました。

「この世界の片隅に」は、のん(能年玲奈)の広島弁にぐさっときました。 広島弁で感動したのは、仁義なき戦いシリーズの小林旭以来です(菅原文太の広島弁はさほど印象に残っていません)。 そういえば、年末に見た「聖の青春」という映画で松山ケンイチが演じた棋士村山聖も広島出身でした。「牛丼は吉野家じゃな~と、いけんので」「ほーなんか」「ほーなんじゃ」という語り口でしたでしょうか妙に耳に残っています。 戦時下に広島から呉に嫁いだ主人公すず(声:のん)のひたむきな生き様に強い感動をおぼえました。

「スポットライト 世紀のスクープ」を観ると、カトリック教会って中世からやることなすことろくなもんじゃないなと強い怒りをおぼえます。 そんな牙城にジャーナリストとしての矜持を持ち、おかしいことはおかしいと言い切ったその勇気に拍手喝采です。 レイチェル・マクアダムスが恰好よかったですね。

録画映画では、デビッド・リーン監督の 「アラビアのロレンス」や「ドクトル・ジバゴ」がよかったです。壮大なスケールと歴史を感じさせてくれる映画でした。 「怒りの葡萄」という映画もアメリカの歴史を考える上で衝撃を受けた作品でした。

2016年は、160307「サウルの息子」、160507「アイヒマンショー」、160509「パリは燃えているか」(WOWOW録画)、160522「ハンナ・アーレント」(WOWOW録画)、160610 「ブラジルから来た少年」WOWOW、160611 「オデッサ・ファイル」NHKBS、160713 「帰ってきたヒトラー」、160820 TsutayaDVD「フランス組曲」と、ヒトラー、ナチス残党、ドイツのフランス占領に関わる映画作品を8本観ました。

一昨年の2015年が戦後60年ということで、いろいろヒトラー関連の映画を観ていたように記憶しています。その流れだったかもしれません。

邦画では、160514「駅 Station」(WOWOW録画)も印象に残っています。2016年に廃駅となった留萌線の増毛駅がロケ地でした。倍賞千恵子が一人で切り盛りする居酒屋の大晦日に高倉健が訪れ、TVの紅白歌合戦で八代亜紀が歌う「舟唄」が妙に日本人の郷愁を掻き立てる、そんな映画でした。
「飢餓海峡」も時代性があってよかったです。 左幸子が演じた女性が可哀そうでした。

1月(11本)
160109- NHKBS映画 「素晴らしき哉、人生」
160111- 映画 「ブリッジ・オブ・スパイ」
160112- 映画 「アンジェリカの微笑み」
160113- 映画 「独裁者と小さな孫」
160114- 映画 「海難1890」
160115- 映画 「杉原千畝 スギハラチウネ」
160119- 映画 「消えた声がその名を呼ぶ」
160121- 映画 「クリード チャンプを継ぐ男」
160122- 映画 「パディントン」
160126- 映画 「白鯨との闘い」
160131- NHKBS映画 「グレン・ミラー物語」

2月(10本)
160204 「死刑台のエレベーター」
160206 WOWOW映画「第三の男」
160208 NHKBS映画 「めまい」
160212 「オデッセイ」
160214 「キャロル」
160216 「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」
160221 「オリエント急行殺人事件」
160222 「スティーブ・ジョブズ」
160223 「ディ「ディーパンの闘い」
160224 「俳優 亀岡拓次」

3月(7本)
160307「サウルの息子」
160309「虹蛇と眠る女」
160321「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
160324「マリーゴールドホテル 幸せへの第二章」
160325「クーパー家の晩餐会」
160326「エヴェレスト 神々の山嶺」
160330「リリーのすべて」

4月(8本)
160409 孫君達と観た2016年春の映画、ドラえもんと仮面ライダー
160410「ルーム」
160412「家族はつらいよ」
160413「さざなみ」
160414 Tsutaya DVD映画「心の旅路」
160417「スポットライト 世紀のスクープ」
160421 Tsutaya DVD映画「戦場にかける橋」
160422 Tsutaya DVD映画「ハバナ」

5月(18本)
160504「レヴェナント」
160505「旅情」(新午前十時の映画祭)
160506「黄昏(たそがれ)」(WOWOW録画)
160507「アイヒマンショー」
160508「十二人の怒れる男」(WOWOW録画)
160509「パリは燃えているか」(WOWOW録画)
160511「ズートピア」
160512「薔薇の名前」(WOWOW録画)
160514「駅 Station」(WOWOW録画)
160515「セント オブ ウーマン 夢の香り」(WOWOW録画)
160516「アゲイン 28年目の甲子園」(WOWOW録画)
160517「女系家族」(WOWOW録画)
160520「アラビアのロレンス」(NHKBS録画映画)
160521「ドクトル・ジバゴ」(WOWOW録画)
160522「ハンナ・アーレント」(WOWOW録画)
160526「ちはやふる」
160528「海よりもまだ深く」
160529「64 前編」

6月(11本)
160606 「ベスト・フレンズ・ウェディング」WOWOW
160607 「マイ・フェア・レディ」午前十時の映画祭@TOHOシネマズ日本橋
160610 「ブラジルから来た少年」WOWOW
160611 「オデッサ・ファイル」NHKBS
160612 「刑事物語」WOWOW
160613 「いまを生きる」WOWOW
160623 「団地」@有楽町スバル座
160225 「64(ロクヨン) 後篇」@109シネマズ木場
160626 「マネー・モンスター」@TOHOシネマズ日本橋
160628 「楢山節考」(ならやまぶしこう)
160629 「シー・オブ・ラブ(Sea of Love)」

7月(13本)
160702 「ロイヤルナイト 英国王女の秘密の外出」@シネスイッチ銀座
160703 NHKBS映画 「ローマの休日」
160706 「ブルックリン」 @TOHOシネマズシャンテ
160708 WOWOW映画 「狼たちの午後」
160713 「帰ってきたヒトラー」@TOHOシネマズ日本橋
160715 WOWOW映画「リトル・ミス・サンシャイン」
160716 TsutayaDVD映画 「ハンナ」
160717 WOWOW映画 「冬の華」
160720 午前十時の映画祭「アマデウス」@TOHOシネマズ日本橋
160722 WOWOW映画「復讐するは我にあり」
160723 WOWOW映画 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
160726 「トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男」@TOHOシネマズシャンテ
160731 「シアター・プノンペン」@岩波ホール

8月(5本)
160806 WOWOW映画「刑事物語3 潮騒の詩」
160819 映画「ジャングルブック」
160820 TsutayaDVD「フランス組曲」
160824 映画「ニュースの真相」
160826 TsutayaDVD 「怒りの葡萄」

9月(13本)
160906 NHKBS映画 「ガス燈」
160910 DVD映画 「凱旋門」
160912 公開映画 「イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~ 」@ル・シネマ
160914 DVD映画 「真実の瞬間(とき)」
160916 WOWOW映画 「転校生」
160919 DVD映画 「太陽がいっぱい」
160920 WOWOW映画 「リプリー」
160921 公開映画 「君の名は」@109シネマズ木場
160922 公開映画 「シン・ゴジラ」@109シネマズ木場
160924 WOWOW映画 「ローラーガールズ・ダイアリー」
160925 公開映画 「ある天文学者の恋文」@TOHOシネマズシャンテ
160928 公開映画 「後妻業の女」
160930 DVD映画 「飢餓海峡」

10月(4本)
161004 NHKBS映画 「シックス・センス」
161006 映画 「怒り」
161013 映画 「ハドソン川の奇跡」
161025 映画 「ジェイソン・ボーン」

11月(1本)
161103 WOWOW映画 「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」

12月
映画(8本)
161211 「続・深夜食堂」
161213 「聖の青春」
161215 「ブルーに生まれついて」_イーサン・ホークが渋い!
161216 「ガール・オン・ザ・トレイン」で「ガール」について考えました。
161225 TsutayaDVD映画 「つぐない」
161228 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
161229「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」
161230 イーサン・ホークとジェリー・デルビーの9年毎の男と女の会話物語の三部作 「ビフォア・サンライズ、サンセット、そしてミッドナイト」

by zoompac | 2017-01-07 08:02 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

イーサン・ホークの「ビフォア・サンライズ、サンセット、ミッドナイト」の三部作の一気観!

f0090954_07400375.jpgイーサン・ホークとジェリー・デルビーの9年毎のミステリーあふれる男と女の会話物語の三部作をWOWOW録画で一気観しました。 1995年の「恋人までの距離、ビフォア・サンライズ」、2004年の「ビフォア・サンセット」、そして2013年の「ビフォア・ミッドナイト」です。 2021年に続きの物語が映画化されるかどうかは不明です。

恋人までの距離、ビフォア・サンライズ(1995年)
ヨーロッパの長距離列車の移動中に出会ったアメリカ人学生ジェシー(イーサン・ホーク)と、フランス人女学生セリーヌ(ジュリー・デルビー)は、ふとしたことから意気投合し、二人は、ウィーンで降り、翌日の朝までの時間、ウィーンの街を歩き回る、そして喋り捲る、それだけの映画です。

会話がすべてなのです。 相手のことを理解しようと、相手の感情に埋もれてしまった言葉を、お互いに救い合うという共同作業が続きます。その作業は曖昧で、複雑で、それでも妥協することなく真摯に続けられます。 そして、夜明け前の公園で二人は結ばれるのです。

誰しも経験する男と女の出会い、少しでも自分をよく見せようとする会話から、等身大の相手を知ろうとする会話まで、虚実相混ぜてという会話ではなく、学生同士の虚心坦懐な会話が印象的でした。

翌朝、二人はウィーン駅で別れます。 飛行機嫌いなセリーヌは列車でパリに、ジェシーは飛行機でアメリカに帰るのです。 6か月後の12月に再会を約して、電話番号も一切交換せずに別れた二人は果たして再び出会えたのかという謎を残してこの映画は終わります。

ビフォア・サンセット(2004年)
監督は1作目と同じリチャード・リンクレイターでした。主演も同じくイーサン・ホークとジュリー・デルピーで、今回は監督に加えてこの2人の主演俳優も脚本を手がけて、 第77回アカデミー賞の脚色賞に3人がノミネートされました。f0090954_07411305.jpg

ウィーンでの出会いから9年後。

前作の「恋人までの距離、ビフォア・サンライズ」で描かれたあの一夜のことを描いた小説 "This Time "を書いたジェシーは、小説のプロモーションで世界各地の書店を回る一環でパリの書店を訪れます。そこでインタビューを受けていた時、ふと横を見ると、なんとなんとセリーヌが立っているではありませんか。

ほほ笑むセリーヌと、驚くジェシー。 アメリカへ戻るジェシーの飛行機が出るまでの短い間、二人は秋のパリを歩きながら思い出を語り合います。

物語は、この二人の会話を中心に展開し、それ以外に物語に係わってくる登場人物はほとんどいないのです。 前作同様、映画内の時間がほぼ現実の時間と同時進行するように作られています。 主演の二人の会話の掛け合いの面白さが特徴的な作品なのです。

この「ビフォア・サンセット」で、前作の別れのその後が明らかにされます。 二人がウィーンで別れた後6か月後に再会できたのかできなかったのかが明らかになる仕掛けになっています。そして、彼らが今、どのように生きているのかということも会話を通じて観客は知るのです。 飛行機の出発時刻が迫る中、ジェシーはセリーヌを彼女の家まで送ります。 そして、1人住まいのその部屋で彼女の歌を聴くのです。 飛行場への時間が迫る中、観客は、彼が時間通り飛行機に乗れたのか乗れなかったのかわからないままこの物語は唐突に幕を閉じてしまいました。

f0090954_07425482.jpgビフォア・ミッドナイト(2013年)
これまでの映画と同じくリチャード・リンクレイターが監督、イーサン・ホークとジュリー・デルピーが出演し、リンクレイターとホークとデルピーが共同で脚本を執筆しました。

ウィーンでの出会いから18年、パリでの再会から9年、ジェシーとセリーヌは双子の娘とともにギリシャで夏のバカンスを過ごしているのですよ。 唐突ですね。

観客としては、ウィーンでの1夜の出会いの後再会が叶わず、それを小説にして9年後にセリーヌをパリで探しあてたジェシーが、セリーヌの部屋で彼女の歌を聴いた後、飛行機に乗らず、彼女の部屋で過ごし、やがて結婚したことがわかります。 彼らの間に双子の娘がいることに拍手喝采です。 しかし、順調にみえる彼らににも細かい溝が走っていました。

ジェシーは前妻が引き取って育てている息子ハンクと夏休みをギリシアで過ごし、空港まで見送るシーンから始まります。息子と離れて暮らす寂しさや罪悪感から、年頃の息子には父親が必要と考え、息子が暮らすシカゴへの引っ越しを考えるのです。 が、パリで仕事を持つセリーヌは反発します。 これをきっかけにジェシーとセリーヌは口論するようになり、2人切りで過ごせるようにと友人らが用意してくれたギリシアのホテルの一室で激しくぶつかり合うと、セリーヌは部屋を出て行ってしまいます。

ジェシーは1人で佇むセリーヌの前に現れると、自分は年老いた未来のセリーヌからのメッセンジャーとしてタイムマシンに乗ってやって来たと告げます。そして、2人は改めて互いの愛を確認するのです。

このときのセリーヌの台詞が可愛いですよ。 「そのタイムマシーンに乗るには、服を脱いで裸にならなきゃだめでしょう。」 「そうなんだ、操作は複雑でデリケートだからね。」 さすがの小説家ですね。 時間軸を拡げて互いの存在を俯瞰することで、出口の無くなった夫婦喧嘩の袋小路から二人は無事脱出できたようです。

ささいなことからすぐにぶつかり合う男と女の気持ちのすれ違いってミステリーのようなものですね。繊細に心を研ぎ澄まし慎重に共同作業で修復するしかないようです。

by zoompac | 2016-12-30 07:45 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」

f0090954_08301584.jpg「スター・ウォーズ」シリーズの原点となる1977年の「エピソード4 新たなる希望」の直前に起こった出来事を描いたアナザー・ストーリーです。

これまで語られることのなかった物語で、終盤に出てきた「レイア姫」の画像で、エピソード4への繋ぎを表していました。

「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする前日譚物語の映画化でした。

2012年にディズニーによる買収以来、10年の休眠からそれこそ覚醒して昨年から再始動を始めた「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の記録的大ヒットに続いて、このスピンオフ作品もヒットするような予感大です。公開第一週の王様のブランチランキングでは「妖怪ウォッチ」に抑えられて第2位というのがお愛嬌でした。

本流のスカイウォーカ家の人物を主要登場人物とするスター・ウォーズ・サーガとは別の様々なスター・ウォーズに関するエピソードを外伝ものとする「スター・ウォーズ・ストーリー」シリーズ誕生こそが、ディズニー資本で成しえた宇宙の大絵巻で語られえなかった部分の補填物語でしょう。

「ローグ(ならずもの)・ワン」の次は、「ローグ・ツー」となるのでしょうか?

一匹狼のヒロイン、ジン・アーソ(「デススター」設計者の娘)が、反乱軍の仲間(ならずもの?)とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれています。

昨年の「フォースの覚醒」のレイ(デイジー・リドリー)同様女子力炸裂でしたね。 ディズニー路線は女子力炸裂路線なのかもしれませんね。

反乱軍用に再フォーマットされたK-2SOという元帝国軍のドロイドのキャラもよかったです。口は悪いけど義理人情に篤いドロイドでした。

設計図を手にするのに必要なPWが、それを作図したお父さん(マッツ・ミケルセン)が娘ジンに語るときの呼びかけの言葉でした。このシーンは私のお気に入りです。

主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、「インフェルノ」でもトム・ハンクスと共演し走り回っていましたね。ジン・アーソやK-2SOと共に設計図奪還に貢献する反乱軍パイロットのキャシアン青年にメキシコ人俳優のディエゴ・ルナ、そして監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズでした。

いずれにせよ、SWサーガーとSWストーリーを交互に毎年観られることになりそうなのは嬉しいですよね。

今年も小学4年生のお孫君と観ることができました。

12月は、妖怪ウォッチ、仮面ライダー、ハリーポッターシリーズのスピンオフ映画(ニュート・スキャマンダーシリーズ)に、スターウォーズ関連映画とお孫君が観たい映画が4作に増えてしまいました。去年からスターウォーズ関連が、今年からニュート・スキャマンダーシリーズが追加されました。


by zoompac | 2016-12-29 08:31 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
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