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映画 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」_暗い暗~い映画!

f0090954_05500570.jpg今年のアカデミー賞で主演男優賞と脚本賞を獲得した作品です。 作品賞と助演男優賞の「ムーンライト」に匹敵する暗~い映画でした。 かってのハリウッド映画の象徴とされたアメリカンドリームのかけらも感じられない映画でした。

主演男優賞のケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟)の役をマット・ディモンが演じる予定だったようですが、この寡黙で無骨な男の孤独に寄り添う演技はケイシーで正解だったんじゃないかな。 ここまで気まずい沈黙に耐えられる主人公は暗さを超えて滑稽でさえありました。

故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーという海辺の町に居づらくなった男が、車で約1時間半離れたボストン近郊のアパートで雪かきや電気、配水管工事等の何でも屋として、心を閉ざしながら孤独に生きています。 しかし、兄の死をきっかけに、故郷に戻ることになり、そこで甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿が描かれていました。

16歳の甥の後見人を兄の遺言で託された主人公でしたが、故郷の町へ留まることがいかにつらい事かってことが、彼がその町で経験した過去の壮絶な悲劇がフラッシュバックによって観客に明らかにされていきます。

心のトラウマがおさまるまでにはまだ十分な時間が立っていない中、町の風景やすれ違う人々につらい過去の記憶が呼び起されます。 甥との将来のあり様を考えたり、甥との会話で甥の成長に戸惑いながらも心を開いて逆に慰められているようでもありましたが、やはり過去に負った心の傷は大きすぎました。 不器用な男の痛い生き様が、リアリスティックな説得力をもって描かれていました。

マンチェスターの海や海辺(バイ・ザ・シー)の町の風景も印象的で目にしみました。越えようとしても簡単に乗り越えられない過去の悲しみが胃の腑にずしんとくる映画でした。

by zoompac | 2017-05-22 05:52 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

不滅のラブロマンス映画「カサブランカ」について_実在のモデルがいた?

f0090954_08454106.jpg私の中では、「タイタニック」と「ローマの休日」と並ぶラブロマンス三大作品の1つがこの「カサブランカ」(1942)です。

主題歌の「アズ・タイム・ゴーズ・バイ("As Time Goes By")」がいいですね。「Here's looking at you, kid.(君の瞳に乾杯)」等の名セリフもいっぱい詰まっています。

私のお気に入りはリックを訪ねてきた女性に、リックがつれなく返事をする場面のセリフです。

(女性)「昨日なにしてたの?」(リック)「そんな昔のことは覚えていない」

(女性)「今夜会える?」(リック)「そんな先のことは分からない」

一度はこのセリフを使って決めてみたいと思ったこともありましたが、使う機会がないまま還暦を過ぎてしまいました。

老人ホームに入ったら使えるかもしれませんね。

(女性看護師)「昨日なにしてたの?」(私)「そんな昔のことは覚えていない」

(女性看護師)「今夜なにするの?」(私)「そんな先のことは分からない」

今、元毎日新聞ウィーン支局長だった塚本哲也氏の「エリザベート ハプスブルク家最後の皇女(下巻)」を読んでいますが、ナチスに追われる抵抗運動の指導者ヴィクター・ラズロ(ポール・ヘンリード)とその妻、イルザ・ルンド(イングリット・バーグマン)には実在のモデルがいたそうです。

ラズロのモデルはチェコ国籍のリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー伯爵(1894年11月16日 - 1972年7月27日)です。写真を見る限りハンサムですね。f0090954_08453166.jpg

クーデンホーフ家はオーストリア・ハンガリー帝国の貴族でカレルギー家はポーランド貴族の家系です。 彼の父はハイリンヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵で駐日オーストリア大使として明治時代の東京に着任していました。母はゲランの香水「ミツコ」の命名で有名な青山光子(ミツコ・クーデンホーフ)です。

彼女は夫の帰国の際にオーストリアに渡りウィーン社交界の花形として脚光を浴びました。ボヘミヤ領地の城で伯爵夫人として暮らした彼女も文化・民族の壁を越えていたという意味で息子リヒャルトの思想に影響を及ぼしたのかもしれません。ちなみにリヒャルトは東京生まれで栄次郎という名(ミドルネーム)を持っています。

リヒャルトは、1923年に「汎ヨーロッパ主義」を著しセンセーションを起こします。その翌年に今のEUの原型となる汎ヨーロッパ会議を設立しました。

しかし、民族主義のドイツのヒトラーにとって「汎ヨーロッパ主義」は邪魔であり、1938年のオーストリア併合後彼はドイツにとっての危険人物としてナチスからマークされました。

チェコスロバキア、ハンガリー、ユーゴ、イタリアを経てスイスへ逃避行します。さらにフランスに渡ってパリを本拠に活動していましたが、1940年フランスがドイツの手に落ちるとスイス、ポルトガルを経てアメリカに逃げのびました。

イルザのモデルはウィーンの美人舞台女優イダ・ローランです。

リヒャルトとイダ夫妻は実際にオーストリーから逃れる際に、モロッコ経由亡命するという予定もあり、そこから「カサブランカ」のアイディアが生まれたとの説もあります。

当時のアメリカの大統領ルーズヴェルトはリヒャルトへのヴィザの支給を渋っていたようです。単に「汎ヨーロッパ主義」の考えに反対だったのか、リヒャルトに敵国である日本人の血が半分流れていたことを懸念していたのか定かでありません。

夫妻はリスボンでの渡米工作に行き詰って、闇の渡米パスポートとヴィザを入手できる北アフリカのカサブランカに渡ることを決意した矢先、アメリカの大学から教授として招聘するとの電報が届いたのです。(カサブランカというかモロッコはフランス領になる前、ポルトガル領でカサブランカの街つくりはポルトガル人によって行われたためポルトガル語の地名になっています)

クーデンホーフ・カレルギー夫妻が渡米すると、彼らのスリルに満ちた反ヒトラーの逃避行がニューヨークタイムスの報道によって大評判になり汎ヨーロッパ主義の支持者も増え熱烈な歓迎を受けました。それにあやかってハリウッドの映画界も反ナチスの命がけの脱出逃避行と愛妻イダ・ローランのロマンスをもとに映画「カサブランカ」を作りあげたのです。

ただ、映画を観る限りは、その逃避行はあくまで背景説明に使われ、アメリカを象徴するハンフリー・ボガードが三角関係に悩むイルザから黙って身を引いたって感じで、ラズロはあくまで脇役でしたね。 うがった見方をすると映画の題名カサブランカもモロッコの最大の都市名ではあるんですが、アメリカの大統領の官邸である「ホワイトハウス」を暗に象徴しているように思えます。

by zoompac | 2017-05-21 08:47 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画「JUNO」_アメリカのおおらかさを感じる女子高生腹ボテ映画!

f0090954_07373830.jpg「JUNO/ジュノ」は、2007年公開のアメリカ・カナダ映画で、監督はジェイソン・ライトマン。
口コミや賞レースで話題を呼び、2008年に興行収入1億ドルを超える奇跡の大ヒットとなった映画です。
ゴッサム映画祭、トロント国際映画祭上映作品で、 第80回アカデミー賞脚本賞受賞、作品賞、主演女優賞、監督賞ノミネートにまで大化けしました。

予期せぬ大ヒットとなったこの作品には、予期せぬ妊娠をしてしまった16歳の女子高生ジュノの9ヶ月間の成長が描かれています。 お父さん役がJ・K・シモンズでした。 「セッション」での鬼指導者/指揮者のイメージが強いのですが、この「JUNO」では娘想いのおおらかで優しい父親を演じていました。

当初は7館のみの公開だったようですが、口コミで話題を呼び、2008年1月には2400館を越え、配給会社であるフォックス・サーチライト・ピクチャーズの歴代1位の興行収入となった奇跡の映画作品となりました。

また、同映画のサウンドトラックもビルボードの総合アルバム・チャートで見事に第1位に輝く大ヒットを記録し、嬉しい嬉しい大誤算が続きました。

赤裸々に綴られたアメリカの高校生生活映画としては、同じくエレン・ペイジが主役を演じた「ローラーガールズ・ダイアリー」(2009年)と共にこの「JUNO」が私にとっての双璧です。

パンクロックとB級映画が好きな平凡な女子高生が、意図せずできてしまった赤子を産んで里子に出すことを決め、決めたら迷わず、そのことを成し遂げるというちょっとマネのできなさそうな物語でした。

よくも悪くも、子を産んで、それを里子に出して、また普通の恋する高校生生活に戻る、そのジュノのドライさと明るさに圧倒され苦笑を禁じえませんでした。 なにもかも受け入れるアメリカ社会のおおらかさにも隔世感を覚えますが、反面、うらやましいとも思えました。日本の高校であれば学業を続けるのは体力的にも精神的にも困難ですよね。 進学校であれば学校当局が退学を勧めることもあるようですし学則で妊娠は退学と定めている高校もあるようです。

JUNOのような女子高校生の選択がアメリカで一般的とも思えませんが、そうした里子のやりとりが新聞広告を通じて行われるというよくも悪くもアメリカの社会の広くておおらかな包容力を見せられた映画だったとも言えます。 保守的な面をもつ一面、その反対の自由闊達さとの振幅の大きさが日本人の想像を超えるのがアメリカという移民国家なのかもしれません。

by zoompac | 2017-05-16 07:38 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

潜入捜査官映画_私が観た傑作5作品

f0090954_06342648.jpg潜入捜査官という存在そのものがドキドキで、このテーマを扱った映画作品はたくさんあります。 これまで、私が観た映画から5作品を選んでみました。

①インファナル・アフェア
私の観た中では、香港映画のインファナル・アフェアがベストですね。若き日のトニー・レオンとアンディ・ラウがとにかく恰好いいし、話の展開がまさに仁義なき戦いで度肝を抜かれます。インファナルとは「地獄の」という意味で、アフェアは「出来事」ですが、香港映画での表題は「無限道」になっていました。「無間地獄」ってやつですね。ちなみにシリーズ2作目は「無間序曲」、三作目が「終極無限」になっていました。第三作目には、中国の大物俳優チェン・ダオミンまで登場して、またまたとんでもない仕掛けが用意されていました。

猥雑な香港の街のにおい、もっと言えば なまあたたかい血のにおいを感じさせられる一方で仏教感の漂う映画でした。香港、中国にまたがる黒社会の描き方もその駆け引きの心理描写も見事で、まさに タイトルの 「無限地獄」がぴったりくる映画です。

登場人物のほとんどが死に絶えたシリーズ3作目を観てはじめてホントの「地獄」の意味を実感するという仕掛けにも感心しました。

ちなみに、無間地獄とは大悪を犯した者が、死後絶えることのない極限の苦しみを受ける地獄のことで、仏教で説かれている八大地獄の八番目にある最も恐ろしいとされる地獄のことです。

②ディパーテッド
ディパーテッドは、死んでしまった人という意味で、潜入捜査官としてそのボスが亡くなったりしたら誰もその人が警官だったなんてわからないという、まるでインファナル・アフェアのトニーレオンの役を暗示するような題名ですね。
①のリメイク作品に関わらず、アカデミー作品賞を獲得してしまったという作品です。それだけオリジナルが優れていたということにもなりますが、本作は登場人物などに変更を加え、よりアメリカナイズされたダイナミックな作品になっています。そうそうたるキャスト(監督・製作はマーティン・スコセッシ。出演はレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ。)が集結し、雰囲気も華やか。良くも悪くもアメリカ的な映画に変身しています。「男は死ぬまで正体を明かせない」というキャッチコピーが「デパーテッド」の意味をよく表しています。
マサチューセッツ州ボストン南部を舞台に、警察に潜入したアイルランド系ギャング組織への内通者の男とアイルランド系ギャング組織に潜入した警察官の数奇な運命を描いたサスペンス映画でした。

③フェイク
ジョニー・デップ演じるFBI捜査官が偽名を使ってマフィアの中に入って捜査をする映画です。サスペンスというよりは、男と男のせつない友情ドラマという趣きの強く、最後までその警官を仲間と信じつづけたマフィア役のアル・パチーノがお人好し過ぎて逆になんともやるせなさを感じる映画でした。
ちなみに、1997年に制作されたこのアメリカ映画は、マフィアのボナンノ一家に「ドニー・ブラスコ」の変名で6年間潜入し、彼らの大量摘発に貢献した連邦捜査局(FBI)の特別捜査官、ジョー・ピストーネ(英語版)の実録手記「Donnie Brasco: My Undercover Life in the Mafia」に基づいたものです。この潜入捜査が発覚後、しばらくマフィアから懸賞を懸けられ、潜伏を余儀なくされた実話であったことが印象に残った映画でした。

④フェイスオフ
去年のTVドラマですが、栗山千明主演で『コピーフェイス〜消された私〜』(コピーフェイス〜けされたわたし〜)というTVドラマがNHKで放映していました。こちらは、女性記者が飛行機事故か何かで誤って亡くなった他人の顔に整形手術で変えられる話です。その顔が、たまたま彼女が取材していた有名な整形病院の社長夫人の顔だったので、その顔のまま夫人に成りきり潜入調査をするという筋立てでした。

映画「フェイスオフ」は、息子殺しのテロリスト(ニコラス・ケイジ)の行方を執念深く追っていたFBI捜査官(ジョン・トラヴォルタ)が、やがて彼が弟とともに空港から逃亡を図るとの情報を掴み、罠を張って激戦の末逮捕するところから話が始まります。ついに宿敵を逮捕したのですが、テロリストは意識不明状態となっています。そんな最中そのテロリストがロサンゼルスに細菌爆弾を仕掛けていたことが判明しました。情報のカギはテロリストの弟ですが、彼は話をはぐらかし、爆弾の在り処を聞き出すことができません。苦慮した末FBI捜査官はテロリストの顔を自分に移植してなりすまし、弟が収監されている刑務所に入獄して兄として情報を聞き出すことを決意します。しかしそこに腰を抜かす程びっくりの大どんでん返しが起きます。ネタバレ容赦!なんとテロリストがFBI捜査官の顔で現れるのです。しかも、彼は自分で仕掛けた爆弾をFBI捜査官に成りきって自ら解除し英雄となっていました。

刑務所を出ることもできず、自分の顔や地位、家族までも奪われたFBI捜査官は、自分に成りすましたテロリストに復讐をはたすべく脱獄し戦いを挑むことになります。これって死んでしまって存在しないのと同じという意味で究極のデパーテッド状況ではないでしょうか? 4番目にランクしましたが、この映画、結構いけていました。

⑤北北西に進路をとれ
アルフレッド・ヒッチコック監督の映画で、その後の映画007シリーズに影響を与えた作品です。 オトリ捜査のため架空にでっち上げられたスパイと間違われてギャングから狙われた男(ケーリー・グラント)が、そのギャングの中に政府機関から潜入捜査官として送り込まれた女性(エヴァ・マリー・セイント)と協力してギャングに立ち向かう話でした。彼女は、ギャングの持つあるものを盗み出すため潜入していたのですが、ギャングから疑われはじめていたのです。その架空のスパイを登場させてギャングを攪乱しようと思っていたのですが、そのスパイと間違われた男の出現にまさにギャングは攪乱させられて、無事その勘違いされた男と女潜入捜査官とで目的達成一件落着という映画でした。
歴代大統領の顔が岩に刻まれた巨大なモニュメントのある岩場でギャングとの修羅場を無事切り抜けた後、画面が切り替わって、寝台車のベッドの上でその男と女潜入捜査官が抱き合うシーンでチャンチャンと幕になる最後がとても印象に残った映画でした。


by zoompac | 2017-05-15 06:35 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画 「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」_今がすべて!

f0090954_05384236.jpgティム・バートン監督が「不思議の国のアリス」をもとに描いた大ヒットファンタジー「アリス・イン・ワンダーランド」の続編です。

今回のテーマは「時間」でした。

「時間が必ず解決するのよ。どんなに苦しい出来事だって・・・」とは、敏いとうとハッピー&ブルーの演歌「わたし祈ってます」の一節ですが、この映画は、悲しい過去にとらわれたマッドハッター(ジョニー・デップ)を救うため、時間を遡る(さかのぼる)旅に出るアリス(ミア・ワシコウスカ)の姿を描く物語でした。

赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)の顔が何故あのように大きいのか、小顔の白の女王(アン・ハサウェイ)と赤の女王のそもそもの仲違いの原因は何だったのかという興味深いエピソードもアリスの時間を遡る旅で明らかになってきます。

アリス(ミア・ワシコウスカ)が過去に時間を遡るとき、追いかけてきたタイムは「時間と競争しても勝てるわけがないぞ!」と言っていました。

その言葉通り、過去に戻っても過去そのものを変えることはできなかったのですが、その代わりにアリスは、過去から学ぶことができる、今であれば将来を変えることができることを学びました。

そうです。 大事なのは時間が与えてくれる今を一生懸命に生きることなのです。 過去から学んだ教訓を活かして、今、何かを成すことで未来は変えられるという教訓がこの映画にはあったように思います。

過去から学んだ教訓を、未来に活かすため、今の時間としっかり向き合わないということは、何よりももったいないことなのかもしれませんね。

時間は、人からどんどん若さを奪っていくというのも事実ですが、多く生きると、それだけ出会いの喜び(孫の誕生とか)も与えてももらえます。

時間について思いを馳せるいいきっかけとなった映画でした。

「人生とは今日一日のことである」 デール・カーネギー

「明日死ぬかのように生きよ、そして永遠に生きるかのように学べ」 マハトマ・ガンジー

前作の「アリス・イン・ワンダーランド」が2010年公開で主演のミア・ワシコウスカはまだ19歳でした。第2作目の今作が2016年公開で彼女も26歳です(2017年現在で27歳)。 7年の年月が、白の女王(アン・ハサウェイも今や34歳です)から美しさを、アリスから初々しさを奪い取った気がしたのは私だけでしょうか? 「今が一番若い!」「やはり、今か!」

by zoompac | 2017-05-10 05:54 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

封切り映画 「美女と野獣 2017」_絢爛豪華な夢心地の王道ミュージカル

f0090954_11495108.jpgTOHOシネマズ日本橋で観ました。

ドルビー音響のワイドスクリーンで、いつものシニア料金より200円アップの1300円でしたが、大満足の音響と絢爛豪華な画質でした。

名作ディズニーアニメ「美女と野獣」を、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化したものです。 エマ・ワトソンは知的で華麗でした。

2014年のフランス映画の「美女と野獣」は、野獣役にバンサン・カッセル、ヒロインのベル役はレア・セドゥーでしたが、兄弟・姉妹がいたり、お父さんも船乗りだったりで異なる家族背景でした。 レア・セドゥーのベル役の印象が薄かったのですが、エマ・ワトソンのベル役は印象的でした。

何より、エマ・ワトソン版はベルが大の読書家で(城の図書室の蔵書の豊富さに彼女が欣喜雀々するさまがキュート!)、その読書を通じて野獣王子と心を通じていくプロセスが気に入りました。知的好奇心と優しさを併せ持つ自立心旺盛のベルをエマ・ワトソンが見事に演じていました。

俳優たちと共演する置時計や燭台、ティーポットの擬人化も見事でした。呪いを解かれて人間に戻った家来の顔ぶれなども、わくわく感を持たせてもらいました。 丁寧に描かれていてこうした小物達が名脇役として素晴らしい歌声と音楽で盛り上げてくれるお城での食事シーンの豪華絢爛さにも瞠目させられました。

なんといっても、2014年のフランス版の「美女と野獣」との大きな違いは、この2017年版「美女と野獣」がミュージカルだということです。 画期的な手法の「ラ・ラ・ランド」とは違う、どちらかといえばむしろ古風な造りのミュージカルですが陶酔と高揚感はむしろ「美女と野獣」に軍配です。

エマ・ワトソンの歌もよかったし(「マイ・フェア・レディ」のオードリーの歌より随分肩の力を抜いて聴けます。)、意外感があったのはポット夫人のエマ・トンプソンの歌が素晴らしかったことです。

私は1991年に公開されたアニメ版「美女と野獣」を観ていないのですが、そのアニメ版で作曲賞と歌曲賞を受賞した「美女と野獣(BEAUTY AND THE BEAST)」を始め、「Belle」、「ひとりぼっちの晩餐会」、「Be our guest」など数々の名曲がこの2017年版でも残されています。 そのアニメ版で歌曲・作曲を担当したアラン・メンケンが、この2017年実写版では新たに3曲を加えてくれています。

「デイズ・イン・ザ・サン~日差しを浴びて~」(城の住人達がかつての幸せな日々を思いながら歌うナンバー)、「ひそかな夢」(野獣が解放したベルの後ろ姿を見つめながら歌う切ないバラード)と、「時は永遠に」(ベルと父モーリスの過去が明かされるシーンとエンド・クレジットで流れます。エンド・クレジットの歌は、91年のアニメ版で歌姫として大ブレイクしたセリーヌ・ディオンが歌っています。)

アラン・メンケンは歌曲賞・作曲賞等アカデミー賞にこれまで19回ノミネートされ8回受賞の常連ですが、この「美女と野獣2017」で早くも9回目の受賞の呼び声が高まっています。

ミュージカルに情熱と類まれなる蘊蓄を持つ「シカゴ」の脚本担当、「ドリームガールズ」の監督を務めたビル・コンドンがメガホンをとり、呪いで野獣の姿に変えられた王子(ダン・スティーブンス)と美しく聡明なヒロインのベルが惹かれ合っていく姿を描いていました。

ゴールデン・ウィークに遊びにきた孫嬢は、お泊りがなかったのでこの映画を一緒に観れませんでしたが、機会があれば、1991年のアニメ版を一緒に観て、そしてこの実写版もいずれDVDで観たいと思った映画でした。(孫嬢が「モアナと伝説の海」を怖がったため、この「美女と野獣」も怖がるに違いないと推測されました。今年の4月からぴかぴかの小1生です。)


by zoompac | 2017-05-07 11:50 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

封切り映画 「グレートウォール」

f0090954_08005989.jpgTOHOシネマズシャンテで観ました。

10年以上前に私が外資系金融会社で働いていた頃、同じグループ内での証券業務と銀行業務の二部門の情報をイントラネット上完全に隔離する仕組みを「チャイニーズウォール」と呼んでいました。 万里の長城の英語名「The Great Wall of China」とイントラネット防御のための「ファイアウォール」を合成した造語ですが、危うさを伺わせる比喩のような響きがあったと記憶しています。

今、トランプ政権がメキシコとの国境に築こうとしているのもこのようなグレイトウォールなのでしょうか? 5月5日から「ノー・エスケープ 自由への国境」という映画が全国公開となります。 砂漠の国境を舞台で繰り広げられる究極の逃走サバイバル映画のようです。 メキシコからの不法侵入者を射殺していく銃弾の背後にトランプ大統領がいるような既視感を覚える映画のようです。

「グレートウォール」は、中国を代表する巨匠チャン・イーモウが、「ジェイソン・ボーン」シリーズで知られるハリウッドスターのマット・デイモンを主演に迎え、万里の長城を舞台に繰り広げられる壮絶な戦いを描いた中国・アメリカ合作のアクション大作です。 俳優はほとんど中国、香港、台湾人で占められ、舞台も中国の万里の長城という設定ですが、監督を除いた脚本、編集、衣装、音楽などはハリウッド側が請け負っていました。

ヒロインを演じたジン・ティエンが、チャン・イーモウ監督に見いだされた次世代チャン・ツィイーやコン・リーとして大女優への道を歩めればいいですね。

万里の長城といえば秦の始皇帝とか漢の武帝の頃が有名ですが、この映画の時代設定は宋(960~1279)でした。

宋代の中国はヨーロッパに先んじて火薬や羅針盤等を発明していました。 火薬を入手して一攫千金を狙う冒険西洋人傭兵ウィリアム(マット・ディモン)とその連れ(ペドロ・パスカル)が万里の長城で禁軍に捕まります。 宋の時代の禁軍とは、禁裏、禁中を守る近衛軍ではなく、国軍、中央軍の意味です。 その禁軍が莫大な戦力を万里の長城に結集していたのですが、それは60年毎に現れるという敵の来襲に備えていたからです。 そんな緊張の中で捕らえられた二人でした。 そしてその敵とは、匈奴といった生易しい異民族ではなく饕餮(とうてつ)という異種生物でした。 プレデターとエイリアンを足して2で割ったような破壊力と攻撃力に秀でた生物です。

伝説によると饕餮は人間の欲が姿を変えたもので、その貪欲さはなんとなく貧富の差を拡大する資本主義をイメージさせる怪物でした。 人間の欲が独り立ちして怪獣に姿を変え人間を襲って喰らうのです。

傭兵ウィリアムが、万里の長城へとたどり着いたときが、圧倒的な数の饕餮が60年に一度現れるちょうどそのときだったのです。ウィリアムは万里の長城へ逃げ込む前に饕餮と戦って切り落とした饕餮の手を持っていました。そのことから饕餮は磁石に弱いということがわかり、西洋人傭兵2人は禁軍の仲間入りを果たします。 ジン・ティエン扮する女司令官リン・メイとも信任を深め、圧倒的な敵を前に団結して戦う禁軍仲間と共に、ウィリアムは戦う理由を見出していくという物語でした。

中国の歌って踊れるアイドルのルハン、 WOWOWの「三国志 趙雲伝」で韓国のアイドルグループ「少女時代」のユナとイチャイチャの主人公趙雲を演じている中国人俳優ケニー・リン、香港で最も成功した俳優の1人であるアンディ・ラウ等も共演していました。

そういえば、アンディ・ラウが主演したインファナル・アフェアの第一作をマーティン・スコセッシ監督が「ディパーテッド」として2006年にリメイクしてアカデミー賞作品賞を受賞しました。そのハリウッド作品ではマット・ディモンが香港のオリジナル作品のラウが演じた役を演じていましたね。 ギャングの部下で警察組織に潜入したほうの人物です。 (その逆の警察官でギャング組織に入り込み潜入捜査している人物はオリジナル版がトニー・レオン、ハリウッド版がレオナルド・デカプリオでした。)

筋立ては単純なものでしたが、特撮での映像のスケールの大きさと音の大きさには圧倒されました。 最近MRI検査で脳梗塞の予防検査をしたのですが、その検査時に脳髄に響くような音ががんがん響くそのような迫力の映像に迫力の音響でした。

by zoompac | 2017-05-06 08:10 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

TsutayaDVD映画「波止場」_含蓄深いエリア・カザン監督の代表作

f0090954_09102358.jpg先々月、観た映画の中にケーリー・グラントとエヴァ・マリー・セイントが共演した「北北西に進路を取れ」(1959)がありました。そのとき「南果歩似」だと思ったエヴァ・マリー・セイントの助演女優賞受賞作品のこの「波止場」が気になって、Tsutayaで借りて観ました。

あのマーロン・ブランドが、二枚目なのにびっくりしました。この好青年があのゴッドファーザーのドンの顔になっていくのですね。

「波止場」(はとば、On the Waterfront)は、エリア・カザン監督の代表作の1つで、アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞(エヴァ・マリー・セイント)、脚本賞、撮影賞 (白黒部門)、美術監督賞 (白黒部門)、編集賞の8部門で受賞を果たしています。

主演のマーロン・ブランドはこの作品でアカデミー賞の主演男優賞を受賞し名実共にトップスターになりました。

しかし、翌年、育ての親ともいえるエリア・カザン監督の次の大作「エデンの東」の主役のオファーを蹴ってしまいます。

これはカザンが、当時アメリカを吹き荒れていた赤狩りの追及に負けて同じような容共的な仲間をジョセフ・マッカーシー率いる非米活動委員会にチクったことに対して憤慨していたからだそうです。

マーロン・ブランドに替わって出演したジェームズ・ディーンがその映画「エデンの東」でスターになりました。 不思議な巡りあわせです。

この映画「波止場」は、ピュリッツァー賞を受賞したマルカム・ジョンスンの有名な暴露記事「波止場の犯罪」を資料にして、小説家バッド・シュルバーグが脚本を練り上げました。
ニューヨークの港を舞台に、マフィアのボスに立ち向かうある港湾労働者の姿を描いた1954年制作のアメリカ映画です。f0090954_09110621.jpg

余談ながら、司馬遼太郎の「ニューヨーク散歩」という本を読むと、アメリカが移民の国だということがよく理解できます。 港湾労働者に対する記述もありました。 司馬遼太郎氏もこの映画「波止場」を観ていた可能性は高いなという想像を楽しみました。

最初にアメリカに渡ったのが、ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタント、俗称WASPという人たちでホワイトカラーの仕事につき、次にアイルランド系の人たちが渡って警官、消防士、軍人等の職を占めてしまいます。その他、ブルーカラー系の労働にも携わりますが、その労働に従事していた黒人との間に深い確執が生まれたことにも触れていました。その後にやってきたイタリア系移民は、さらに下級の肉体労働に従事することになりました。港湾労働者としての仕事にその多くが就きました。問題を起こしてはアイルランド系の警官に取り締まられる構図はこの頃誕生します。そのあたりの背景を司馬遼太郎氏は、エッセイ風に軽やかな筆さばきで要領よくまとめてくれています。その手腕はさすがです。

地元のマフィアが仕切る波止場は、労働の供給も、労働者たちの憩いの場(酒場、賭け事)の提供も、マフィアの思いのままという無法地帯でした。マフィアのルールに逆らうものは命さえ落としかねない状況でした。

そういう中、マーロン・ブランド演じる若者テリーが登場します。兄がマフィアの使い走りで、兄に頼まれたことで八百長に手を染めたことでボクサーを辞めさせられ、波止場で荷役をする日雇い労働者として働いています。

そんなある日、地元のマフィアの顔役の命令で、テリーは古い友人を呼び出し、結果的に殺害に関与してしまうことになります。顔役は自分の既得権利を守るためなら手段を選びません。テリーも最初は知らぬが仏と逆らわないことにしていましたが、死んだ友人の妹イディ(エヴァ・マリー・セイント)に出会います。兄の死の真実を求める彼女の姿に心動かされ、テリーは次第に、信念に基づき生きることに目覚めていきます。

テリーの反抗的な行動に対し見せしめのように彼の兄も殺されてしまいますが、テリーは港湾内の殺人事件の証言台に立ちます。そして、彼の不屈の精神が他の港湾労働者たちの共感を呼び、労働者たちもマフィアに向かって立ち上がる姿が描かれていました。

マフィアという巨悪に対する正義とも、共産党員だった監督の思いが込められているようにも思える微妙な映画でした。

1952年、アメリカ下院非米活動委員会によって、共産主義者の嫌疑がかけられた元共産党員であるエリア・カザン氏が司法取引に応じて、共産主義思想の疑いのある者として友人の劇作家・演出家・映画監督・俳優ら11人の名前を同委員会に売った話はあまりに有名です。

その仲間を売ったことで、彼は演劇界・映画界において精力的に活動を続けることができ、名作と呼ばれる作品の誕生に数多く関わっていくことができましたが、この告発行為は、後のカザン氏の経歴およびその作風に暗い影を落とすこととなりました。

1998年、長年の映画界に対する功労に対してカザン氏はアカデミー賞「名誉賞」を与えられましたが、赤狩り時代の彼の行動を批判する一部の映画人からはブーイングを浴びせられました。

賞のプレゼンターはマーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロで、共にその赤狩り時代の映画人の苦難の物語を描いた「真実の瞬間」’91に出演していました。ロバート・デニーロがマッカーシズムに揺れるハリウッドで共産主義者の疑いをかけられた映画監督の主人公を演じていました。

リチャード・ドレイファスは事前に授与反対の声明を出し、ニック・ノルティ、エド・ハリス、イアン・マッケラン等は、受賞の瞬間も硬い表情で腕組みして座ったまま、無言の抗議を行なっていました。スティーヴン・スピルバーグ、ジム・キャリー等は拍手はしたが、起立しませんでした。起立して拍手したのはウォーレン・ビーティやヘレン・ハント、メリル・ストリープ等でした。

通常は名誉賞が授けられる人物には、全員でのスタンディングオベーションで暖かく賞賛されるのが慣例ですので、このカザン氏の受賞は異例で会場内は異様な空気に包まれていました。

去年観た映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」は、マッカーシズムによる「赤狩り」の嵐に吹き上げるハリウッドで、議会侮辱罪で禁固刑を受けながら偽名で脚本を書き続けた脚本家ダルトン・トランボの不屈さを描いたものでした。 あの有名な「ローマの休日」でアカデミー賞を偽名で受賞した脚本家です。

監督の人間性はともかく、いろいろなことに思いが馳せられた映画「波止場」でした。

余談ながら、この「波止場」にちなんで、一時邦画でも小林旭や石原裕次郎を主役とした「波止場」シリーズが一世を風靡しました。曰く、「赤い波止場」、「悪名波止場」、「波止場無法者」、「波止場の鷹」、「波止場野郎」・・・・。

by zoompac | 2017-05-03 09:12 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」

f0090954_05534939.jpgナタリー・ポートマンがジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを演じ、ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディの視点から描いた伝記ドラマでした。

半生を描いた伝記ではなく、大統領暗殺後5年にギリシャの大富豪アリストテレス・オナシスと再婚し世界を驚かせたエピソードはもちろんなく、1961年から1963年までアメリカのファーストレディであった(彼女が32歳から34歳)約2年に凝縮した物語でした。

その短い期間を3つの事項に分割し、その事項間を行きつ戻りつで編集されるという変わった手法を取っていました。

その3つの出来事とは、1962年2月にジャッキー自身がTV出演して案内役を務めたドキュメンタリー番組「ホワイトハウス案内」についてのエピソード、1963年11月のJFK暗殺事件とJFKの葬儀を巡ってのエピソード、そしてその葬儀の後行われたライフ誌とのインタビューです。

映画はそのインタビューを軸として、ファーストレディとして画期的な「ホワイトハウス」案内を買って出たジャッキーの斬新性、そして暗殺の現場で打たれた大統領の頭を抱きかかえ血まみれになりながらもファッションアイコンとして人々の記憶に焼き付いたピンクのシャネルのスーツにピルボックス帽の組み合わせ、そして狙撃犯容疑のオズワルドまで暗殺された不安の漂う最中、各国の要人を引き連れて歩いて墓地まで大統領の遺体と行進をする毅然としたジャッキーの姿を活写していました。

それらの人々の脳裏に残っているジャッキーの姿からは伺いしれない内面にカメラは迫ります。ナタリー・ポートマンは人間ジャッキーの感情の深層に入り込み、困惑、不安、悲嘆、混乱の中での迷いとそこから気力を振り絞って決断し実行する揺らぎのない強い意志とのせめぎ合いを切り取って見せてくれていました。

目の前で夫を殺害された妻ジャクリーンは悲しむ暇も与えられず、葬儀の取り仕切りや代わりに昇格する副大統領の大統領就任式への出席、ホワイトハウスからの退去など様々な対応に追われることになります。そんな中で事件直後から夫が「過去の人」として扱われることに憤りを感じた彼女は、夫が築き上げたものを単なる過去にはさせないという決意を胸に、ファーストレディとして最後の使命を果たそうとするのです。

インタビューに訪れていた記者が、そのジャッキーの強さに驚いていた表情が印象に残りました。

オバマ政権の終了に伴い離任、2017年1月18日、離任し帰国の途に就いた元駐日米大使のキャロライン・ケネディの幼少期の姿も垣間見ることができます。

人によってとらえ方は様々だと思いますが、私はナタリー・ポートマンがジャッキーに憑依したようにみえ印象に残りました。

再婚で、世間をお騒がせしたジャッキーでしたが、1994年に死去し、元の大統領夫人としてアーリントン国立墓地のジョン・F・ケネディの墓の横に埋葬されました。

by zoompac | 2017-04-26 05:54 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2017年のアカデミー作品賞受賞作 「ムーンライト」

f0090954_06011821.jpg今年のアカデミー賞で大本命の「ラ・ラ・ランド」をハプニングの末破って、最優秀作品賞を受賞した話題作です。

剛腕トランプ政権で少数派に対する偏見や差別が助長される中ハリウッドの映画人がそうした流れに逆らう良心の証として選んでくれた作品として注目していました。

同性愛、差別、いじめ、麻薬中毒、親子の断絶とテーマが重たくて暗いのですが、映画を観てみると斬新さを感じました。

刺激的な印象から程遠く、むしろ静謐さを感じたのは、主人公の受動的ながら一途な性格からっだような気がします。カメラワークも見事で、黒人の肌艶の輝きが美しく見えました。月明りでお前はブルーに輝くという言葉に見事に応える映像でした。

マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描いた作品です。

主人公の小学生、高校性、成人という人生の三段階を3人の異なった役者が演じていたところが斬新でした。

三人は、姿、形は似ても似つかないのですが、観客には同じ人物に見えるのが不思議です。ちょっとした目の仕草、うつむき加減の内向性等々が共通なのです。

この三人が同じ一人の人物を演じながら、撮影現場で顔を合わすこともコミュニケーションを取ることもなかったそうです。

孤独な少年、青年を支えたのは、麻薬ディーラーの「フアン夫妻」と、唯一の男友達である「ケヴィン」だけでした。 そのファン役のマハーシャラ・アリがアカデミー助演男優賞を受賞しました。

観る前に、そのテーマに肩肘張って身構えていたのですが、観た後は不思議と涼風を感じる爽やかさが残りました。 ブラピもなかなかやりますね。

007シリーズで、ボンドの上役Mの秘書役のミス・マネーペニー役のナオミ・ハリスが役柄とは言え、結構シワシワなのがショックでした。 最近はニコール・キッドマンのシワシワも「ライオン」で見たばっかりでショックが続きます。

五つ星ばらまき映画評論家の中条省平氏が四つ星でしたが、これは額面通り私にとっても四つ星でした。 少しだけ、中条省平氏との価値観の距離が縮まったような気がした作品でした。

by zoompac | 2017-04-24 06:01 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

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