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2017年のアカデミー作品賞受賞作 「ムーンライト」

f0090954_06011821.jpg今年のアカデミー賞で大本命の「ラ・ラ・ランド」をハプニングの末破って、最優秀作品賞を受賞した話題作です。

剛腕トランプ政権で少数派に対する偏見や差別が助長される中ハリウッドの映画人がそうした流れに逆らう良心の証として選んでくれた作品として注目していました。

同性愛、差別、いじめ、麻薬中毒、親子の断絶とテーマが重たくて暗いのですが、映画を観てみると斬新さを感じました。

刺激的な印象から程遠く、むしろ静謐さを感じたのは、主人公の受動的ながら一途な性格からっだような気がします。カメラワークも見事で、黒人の肌艶の輝きが美しく見えました。月明りでお前はブルーに輝くという言葉に見事に応える映像でした。

マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描いた作品です。

主人公の小学生、高校性、成人という人生の三段階を3人の異なった役者が演じていたところが斬新でした。

三人は、姿、形は似ても似つかないのですが、観客には同じ人物に見えるのが不思議です。ちょっとした目の仕草、うつむき加減の内向性等々が共通なのです。

この三人が同じ一人の人物を演じながら、撮影現場で顔を合わすこともコミュニケーションを取ることもなかったそうです。

孤独な少年、青年を支えたのは、麻薬ディーラーの「フアン夫妻」と、唯一の男友達である「ケヴィン」だけでした。 そのファン役のマハーシャラ・アリがアカデミー助演男優賞を受賞しました。

観る前に、そのテーマに肩肘張って身構えていたのですが、観た後は不思議と涼風を感じる爽やかさが残りました。 ブラピもなかなかやりますね。

007シリーズで、ボンドの上役Mの秘書役のミス・マネーペニー役のナオミ・ハリスが役柄とは言え、結構シワシワなのがショックでした。 最近はニコール・キッドマンのシワシワも「ライオン」で見たばっかりでショックが続きます。

五つ星ばらまき映画評論家の中条省平氏が四つ星でしたが、これは額面通り私にとっても四つ星でした。 少しだけ、中条省平氏との価値観の距離が縮まったような気がした作品でした。

by zoompac | 2017-04-24 06:01 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ライオン」_25年目の母を訪ねて三千里

f0090954_06051134.jpg最後の最後にこの映画の題名が何故「ライオン」なのかがわかる仕掛けになっています。ネタばらしはしません、映画を観てのお楽しみ!

1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで運ばれます。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長して、2012年に25年ぶりに家を見つけ母親との再会を果たすという実話に基づいた物語でした。

「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で、主人公のサルーを「スラムドッグ$ミリオネア」、「マリーゴールドホテル」のデヴ・パテルが演じていました。 5歳時のサルーを演じた5歳の俳優サニー・パワールの演技も見事でした。

老け役のニコール・キッドマンの首元の皺が演技なのかすっぴんなのかがとても気になりました。

幼かったサルーが自分のかって住んでいた町「ガネッシュ・タライ」をガネストレイと記憶していたため、Google Erathを使ってもなかなかたどり着けなかったのですが、ある日、天からの啓示のように道筋が露わになったのです・・・。 潜在意識に隠れていた6歳の頃の遠い記憶が突然蘇ったような不思議で感動的な瞬間でした。

インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthとかすかに残る記憶で故郷を探し当てたという実話をもとにしたストーリーです。 泣くもんかと歯を食いしばって観ていましたが、涙腺は自然に緩んでしまいました。


by zoompac | 2017-04-21 06:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

複雑なアジアの匂いを感じた映画 「バンコック・ナイツ」

f0090954_05484028.jpg新宿三丁目にある「テアトル新宿」で観ました。

この映画は、五つ星ばらまき映画評論家の中条省平氏が、日経のシネマ万華鏡で例によって絶賛の五つ星でしたので、眉にしっかり唾をつけて観ました。

思い切り中条バブル評価を割り引いて観たのですが意外とよかったです。

3時間の長丁場映画だったのですが、オート三輪車の「トゥクトゥク」の疾走感等が爽やかでダレ場は意外と少なかったです。

インドネシアに約3年赴任していた経験や約3ヶ月カンボジアのプノンペンで生活した経験もあって、この映画で東南アジア特有の匂いとか色合いとかに共感するシーンもたくさんありました。 郷愁を掻き立てられた掘り出し物の映画でした。

「サウダーヂ」で話題を集めた映像制作集団「空族」の富田克也氏が監督・脚本を手がけ、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成す、失われた楽園を取り戻すための旅を描いたロードムービーといったところでしょうか。

バンコクにある日本人専門の歓楽街タニヤ通り。タイの東北地方イサーンから出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店「人魚」のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしています。

ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会します。オザワが不動産絡み(日本人の金持ち老人相手に現地妻付き高級介護コンドミニアムの開発調査)で出張の機会を利用して、ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かいます。

そこで、オザワは日本やバンコックの都会では決して知りえない世界を知ることになるのです。

世界は、未だに戦争の只中にあるという事実と女性の未来を悲観しない図太さとたくましさが切り取られたような映画でした。

ラオスに残る多くのクレーターのような跡が、「ラオス秘密戦争」(北ベトナム軍が南のベトコンへ支援物資を送っていたホーチミン・ルートの破壊爆撃)と言われるアメリカの爆撃の証拠をありありと突き付けていました。

ちなみに、クリント・イーストウッドの「グラントリノ」で描かれるお隣さんは、アメリカへ難民として渡った「ラオス秘密戦争」の戦場地で暮らしていた山岳少数民族のモン族でした。ベトナム戦争が生んだ難民でした。

そのモン族の多くが難民として、雨季と乾季で水嵩の量が大きく変わり川の形が変わることから橋がほとんど架かっていないメコン川を渡って(船で対岸に渡ることになります)タイに逃れました。 彼らが渡ったメコン川の泥水色の流れも懐かしく見させてもらいました。

メコン川はチベット高原に源流を発し、中国の雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムをおよそ4200キロにわたって流れ、南シナ海に抜ける、東南アジアで一番長い川(アジアでは7番目、揚子江が1番、黄河が3番、オビ川とかアムール川とかロシア、シベリア方面の川もアジアに含まれています。ちなみにインドのガンジス川はメコン川の2/3くらいの長さです。)

一筋縄ではいかなそうな複雑なアジアの匂いを嗅いだような映画でした。 パクチーとナンプラーの混ざったような空気に包まれて何故か懐かしい反面戦争の爪痕等を目撃すると鼻の奥にツンとくるきな臭さも感じました。


by zoompac | 2017-04-19 05:49 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

中途半端映画_「ゴースト・イン・ザ・シェル」

f0090954_07034103.jpgこの手のごちゃごちゃ漫画が苦手で読んだことはありませんが、原作は士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」で、映画「マトリックス」にも多大な影響を与えたモノらしいです。

原作を知らないので頓珍漢なコメントかもしれませんが、この映画は一貫性に欠けた印象が強かったです。上半身を大きく後ろに仰け反らせながら「ちゅ〜〜と(中途)半端やなぁ〜!!」とツッコミを連発したくなる映画でした。

他の登場人物は、桃井かおりも含めて英語を話しているのに、何故ビートたけしだけが日本語でしゃべって英語字幕なんだぁ?

映画観ている英語勉強中の青少年のやる気を削ぐんじゃねえっうの! 役者として出演受けたんだったら英語くらい、猛特訓でしゃべれよ! 「馬鹿野郎、このやろう!」と威勢のいい罵声がトレードマークのタケシにしては情けない役の日本語セリフでした。相手が英語でしゃべっているもんだから、間のとり方がマヌケで早口で独り言をしゃべっている感じ、ホンマに情けないったら、「なんだぁ、このやろ~‼」

スカジョがサイボーグと人間のハイブリッドで秘密作戦部隊公安9課の「少佐」という設定でした。その裸モドキのボディスーツもどうにかなりませんかねぇ。戦闘モードでは裸になるのに、日常でタンクトップや下着を着ける意味がよくわかりませんでした。どうせ義体なんだったらすっぽんぽんにバタフライだけで統一したほうが潔かったんじゃないかなぁ? 上半身を大きく後ろに仰け反らせながら、再び、「ちゅ〜〜と(中途)半端やなぁ〜!!」f0090954_07041856.jpg

ゴースト・イン・ザ・シェルのゴーストは「魂」とか「心」という意味で使われていたのですが、体が義体化されて、意思決定も電脳化という世界で、人間性の象徴ともいえる魂とか心がゴーストと呼ばれるような世界にはなって欲しくないですね。

「電脳」「人工知能」のソフト面、「義体」「ロボット」のハード面、さらに「サイバー空間」などの都市・環境面で、高度な技術が育っているのですが、それを運用するのはときに感情などによって合理性を失う「心」であるというこの手のテーマは、「ロボコップ」等でもやっていたテーマですね。古くは、「鉄腕アトム」でも。

映像は、都市空間が摩訶不思議な雰囲気を醸し出していました。蜘蛛足芸者ロボットも「フジヤマ・ゲイシャ」的で悪趣味満載でした。タランチーノ監督の「キルビル」の変な和式接待の場面の焼回しにみえました。

スカジョに釣られて観た、私にとっての期待外れ三部作(何の期待じゃ?)の1つが誕生しました。1に「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(全裸のスカジョの下半身が明らかに別人合成にみえる!・・・みえるじゃなくて合成なんだろうけど、いずれにせよ画面が暗すぎぼやけ過ぎで期待外れ!)、2に中途半端な「LUCY/ルーシー」、そして3にこの「たけし」の浮いた日本語セリフにがっかりの「ゴースト・イン・ザ・シェル」です。


by zoompac | 2017-04-15 07:14 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

含蓄深い映画_サラエヴォの銃声」

f0090954_07525947.jpg新宿のシネマカリテで観ました。

観終わったときは、消化不良を感じた映画でしたが、その後サラエヴォ事件の背景などを学んだ後この映画の構成の妙が理解できました。含蓄のある映画でした。

第1次世界大戦の引き金と言われるサラエヴォ事件の簡単な説明から入りましょう。

サラエヴォ事件とは、 1914年6月28日にオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝・国王の継承者フランツ・フェルディナントとその妻ゾフィーが、ボスニア州都サラエヴォ(当時オーストリア領、現ボスニア・ヘルツェゴヴィナ領)の病院を訪問する途中で、ボスニア出身のボスニア系セルビア人(ボスニア語版)の19歳の青年ガヴリロ・プリンツィプによって暗殺された事件です。

この事件がきっかけとなって、事件から1ヶ月後、オーストリア=ハンガリーがセルビアに宣戦布告し、 第一次世界大戦が勃発しました。

トルコの支配権が失われたバルカン半島内での領有権を巡って南部のブルガリア対セルヴィアが対立し、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを併合しバルカン半島進出に意欲満々のオーストリアがブルガリを擁護し、それに対抗してロシアがセルヴィアを支持しました。 このヨーロッパの火薬庫バルカン半島を巡っての対立構図が、オーストリア=ハンガリー、ドイツ、イタリアの三国同盟とロシア、イギリス、フランスの三国協商との戦いと拡大されたのが第一次世界大戦です。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは、現在もガヴリロ・プリンツィプをテロリストとみなす意見と、英雄とみなす意見に分かれているそうです。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナは1878年のベルリン会議でオーストリアが占領し、その後1908年には正式にオーストリア領に併合されていました。多くのボスニア住民、特にボスニアのセルビア人住民はこれに反発し、セルビアや他の南スラヴ諸国への統合を望んでいたのです。

オーストリア当局はセルヴィアにとって重要な祝日である聖ヴィトゥスの日(Vidovdan)にあたる6月28日をフェルディナント大公のサラエヴォ訪問の当日に設定しました。この日はまた、1389年にセルビアがオスマン帝国に敗北を喫したコソボの戦いの行われた日でもあったため、皇太子夫妻の訪問はセルビア人の神経を逆撫でする結果ともなったようです。

映画は、サラエヴォにある老舗ホテル「ホテル・ヨーロッパ」を舞台に、サラエヴォ事件の100周年記念式典の準備にいそしむ支配人、従業員、VIP、警備員、ジャーナリスト等の群像劇でした。

経営難に陥っているためホテルの支配人は銀行との交渉に余念がなく、給料の支払いが滞っているため従業員はストを予定し、仕事熱心な美しい受付主任はリネン室で働く自分の母親がストの首謀者に祭り上げられたことで頭を痛め、記念式典を前にストを心配した支配人はヤクザを使ってスト破りを画策し、一方で、女性ジャーナリストは100年前の暗殺者と同姓同名の青年と論争をはじめ、次第に混沌を深めるホテルで一発の銃声が鳴り響くといった筋書きでした。

その銃声は、100年前の混沌と対立を深めるバルカン半島の火薬庫が爆発しヨーロッパ全域を戦争に巻き込んだあのサラエヴォの銃声を彷彿させるものでした。

テロが頻発し民族同士の争いが絶えない、現代の世界の縮図は、サラエヴォ事件からなんの進展も学習もなかったのだということを、経営難に陥ったヨーロッパを老舗ヨーロッパホテルに見立てて強烈な皮肉を交えながら、観客に突き付けているような含蓄のある映画でした。


by zoompac | 2017-04-11 07:56 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画「モアナと伝説の海」_6歳の孫には怖かった16歳のモアナの冒険物語

f0090954_07464241.jpg私には海の美しい映像が印象に残ったのですが、その共感を得ようとして尋ねたお孫嬢のこの映画を観た直後の感想は「こわ~い!」でした。

族長の娘モアナはお姫様なのですが、ロマンティックな夢見る乙女ではなく冒険心に溢れた行動派女子です。

島の危機を救うため、モアナは生まれ育った島を離れ冒険の旅へ出ます。

おばあさんから語り継がれた古い物語から、かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われた半神マウイによって盗まれ、世界に闇が広がりました。島の作物や海の魚たちに異変を起こした闇から世界を救うには、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を象徴する宝石を元あった場所(女神テ・フィティの島)に戻すことが必要だと知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立ったのです。

途中からモアナとマウイの二人芝居を観ているような様相になりますが、次々起こる困難を克服し、ハッピー・エンドを迎えるお約束通りの映画でした。

「アナと雪の女王」の雪景色が、南海の海に変わり、物語はアナ雪に比べたらよりシンプルになったと思ったのですが、お孫嬢にすれば、「アナ雪」方がよかったということになるらしいです。

お孫嬢が怖かったとするのは、テ・フィティの心を狙うココナッツの海賊カカモラの一団の襲撃でしょうか、それとも海底にある魔物の国「ラロタイ」で暮らす、体長15.2mの巨大なヤシガニだったのでしょうか。

私もちょっと怖いなと思ったのは、溶岩の悪魔テ・カァです。 テ・カァはマウイにより「心」を奪われた女神テ・フィティの別の姿でした。海しかなかったこの世界に島、植物、動物を誕生させた命の女神テ・フィティ は、「心」を奪われたため溶岩の悪魔テ・カァに姿を変えると、我を忘れて世界に闇を広げてきたのです。 そして、女神テ・フィティは、緑の植物に覆われた巨大な島そのものなのですが、モアナとマウイが「心」の宝石を返そうとしたとき立ちはだかったのが巨大な溶岩島と一体化した溶岩の悪魔テ・カァでした。

6歳のお孫嬢には海の美しさや世界に緑と命を取り戻したモアナの勇気ある大冒険より、ココナツの海賊、巨大なヤシガニ、溶岩の悪魔への恐怖感が印象に残ったようです。 彼女が泳げないということも恐怖感を余計にあおったのかもしれません。

モアナ役の屋比久知奈は大規模なオーディションで選ばれ、主題歌『どこまでも~How Far I’ll Go~』などを劇中で熱唱しています。モアナと一緒に冒険の旅に出る伝説の英雄マウイの声を尾上松也、モアナを見守るタラおばあちゃんを夏木マリが演じ、それぞれ歌を披露していました。

日本での興行収入は、3月10日公開の1週間は1位でしたが、翌週に「SING/シング」が公開された後の3週間は、SING/シングにトップの座を明け渡し、2位に甘んじています。(「王様のブランチ」のランキング情報です。)

それにしても、今年の映画は、「ラ・ラ・ランド」のミュージカルに始まり、「モアナと伝説の海」、「SING/シング」と、歌を前面に出した映画のヒットが続いていますね。

4月21日には、ディズニー・アニメーションの人気作をディズニー自ら実写化したミュージカル映画「美女と野獣」も公開が予定されています。 ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンに続いて「美女と野獣」のエマ・ワトソンも活躍してくれそうです。

浦安の東京ディズニーランドにも、「美女と野獣」エリアが誕生する(2020年までに?)ということもニュースで流れていました。

by zoompac | 2017-04-09 07:59 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「SING/シング」

f0090954_08451267.jpg歌を通じてそれぞれの問題を抱えた動物キャラクター達がその問題を乗り越えていくってストーリーでした。

といって、説教調ではなく、ゴリラの自己反省、ゾウの内気の殻からの脱却、パンクロッカーのヤマアラシの相棒の浮気、父親が残してくれた劇場を守ろうと孤軍奮闘するコアラ支配人等の問題をサラリと語りながら、名曲&ヒット曲で包んで元気にしてくれます。歌の持つ力を実感できまる作品でした。オールディーズ好きにはお勧めです。

私は、孫と観たため日本語吹き替え版でした。

欲張りで自己中心的なジャズ・ミュージシャンのネズミ「マイク」役の山寺宏一の「マイ・ウェイ」がよかったです。和製フランク・シナトラでした。

オリジナル版は「テッド」の声と監督の「セス・マクファーレン」のようですね。 彼の「マイ・ウェイ」も絶品と好評のようです。

ブタのグンターの声は、歌ウマでいい声芸人として話題の斎藤司(トレンディエンジェル)でした。レディー・ガガの代表曲「バッド・ロマンス」を歌い上げていました。これもよかったです。

吹き替え版で長澤まさみが声を担当したヤマアラシのオリジナル版はスカヨハ、子豚育てに奮闘する母豚(人気声優の坂本真綾)はリース・ウィザースプーンだそうです。

坂本真綾 さんは、ブタのグンターとのコンビネーションが重要な要素となっており、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」を熱唱していました。

ゾウのミーナ役がMISIAでした。

歌で皆前向きになれるって、ただそれだけの映画でしたが、よかったですよ。 機会があればオリジナル版も観てみたいです。

余談ですが、世界約60か国で公開されている本作は、すべての国が英語のセリフや歌に字幕を入れて上映しているそうで、唯一日本だけが例外だそうです。

日本では、字幕版と日本語版を同時に公開することが米国の製作者から承認されました。

米国製作者たちの厳しい審査をクリアして、世界で唯一、セリフに加えて一部を除く全ての楽曲も日本語に吹き替える許可をもらったのだと「王様のブランチ」で紹介していました。

日本語版の演出には数々のアニメ作品などに携わる三間雅文、日本語吹替え版音楽プロデューサーに、YUKI、Superfly、ゆず、back numberなど、幅広いアーティストが本作に参加しています。


by zoompac | 2017-04-08 08:45 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画「三匹の侍」_勧善懲悪時代劇

f0090954_06031983.jpg30年くらい前になりますが、インドネシアのジャカルタで働く機会がありました。

サーリパシフィックホテルの近くにオフィスがあり、そのオフィスの近くの「よしこ」という和食やさんでよくランチを摂りました。

ゴルゴ13、サイボーグ007や影狩り等の漫画が置いてあり、漫画目的のランチでした。料理にはあまり印象がないのですが、汁が旨かった記憶があります。 注文していたのは決まって、潮汁(うしおじる)でした。

読んだ漫画の1つの「影狩り」(さいとうたかお)が、”三匹の侍”でした。

江戸幕府が地方の各藩のお取り潰し狙いで、不祥事を暴くため影と呼ばれる公儀隠密を放ちます。それを狩るのが雇われの三匹の侍というわけです。室戸十兵衛、日光、月光という腕の立つ剣客三人衆でした。

その「影狩り」の三匹の侍を想像して観たのですが、三匹の浪人は同じでしたが、内容は別物でした。

時は文政年間、宿場から宿場へと、あてどのない流浪の旅を続ける三匹の凄腕浪人が、庶民を苦しめる権力や悪人と闘うという時代劇でした。

「三匹の侍」は元々勧善懲悪のテレビドラマでした。 演出を担当したのは当時フジテレビのディレクターだった五社英雄です。

五社は後に映画界へ進出しましたが、「三匹の侍」は映画監督として五社英雄が名を成す足がかりとなった作品で、かつてない斬新な殺陣とカメラワーク、刀で人を斬る際の効果音を初めて取り入れた時代劇で、そのリアル感をが髙く評価されました。

私が観たテレビものの映画化1作目の「三匹の侍」(1965)では、リーダー格を丹波哲郎、残る二人をニヒルな平幹二朗と当時浅草のコメディアンだった長門勇が演じました。

この作品で、まだ無名だった長門勇が、「おえりゃあせんのう」という岡山弁を駆使し一躍人気俳優になったのも有名な話です。

話の筋は、凶作と重税に泣く百姓が、代官の娘を人質にして強訴を企てている騒動に出喰わした丹波哲郎が持ち前の侠気から百姓に加担することを決め、その後の展開で、食べ物欲しさから農民に加担するハメになった長門勇、最初は代官の用心棒だったが丹波哲郎の義侠心に心を動かされた平幹次郎が「三匹の侍」としてチームの結束を誓うといったものでした。

百姓の強訴が江戸から帰る領主に知れることを恐れた代官が不良浪人を集めて百姓たちに圧力をかけようとしますが、結束を固めた三匹の侍がそれを迎え撃つといった物語でした。

士農工商という明白な身分制度の中で、浪人といえど侍が、百姓のために命を懸けてひと肌脱ぐといった展開がちょっとウソ臭かったけどそれなりに楽しめた「時代劇」でした。 弱きを助け、強きをくじく、典型的な勧善懲悪の「時代劇」の1つといっていいでしょう。

by zoompac | 2017-04-07 06:04 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画「ユージュアル・サスペクツ」_仕掛け満載のサスペンス名作!

f0090954_05581494.jpgこの映画は、緻密な仕掛けが至る所に施されています。どれだけその仕掛けを発見できるかは、たぶん観た回数と観る人の感性に比例して多くなるのではないでしょうか。

最後のシーンはショックですね。尋問に律儀に答えていたロジャー・“ヴァーバル”・キント(ケヴィン・スペイシー)は、尋問をしていた特別捜査官クイヤン(チャズ・パルミンテリ)をして、犯人は以前も自分の死を偽装した元汚職警官ディーン・キートン(ガブリエル・バーン)に違いないと確信させます。

ところが、ところが、その真摯にみえた証言は、分析力に優れた捜査官をして方向違いの結論を導いていたのです。

捜査官視線に慣らされた観客は、ラストで左側の手足に麻痺があると思われる動作をしていたヴァーバル・キントの足取りの変化にびっくりさせられます。そのとき観客は、思い出すのです、謎の人物、カイザー・ソゼは左利きであり、左手で銃を扱う男だったことを。

うわっ、これネタバレの地雷を踏みそうでこれ以上話が続けられませんね。 踏みそうどころか十分踏んでしまって自爆してしまったような気もしますが。

この映画、正直言って、最後の意外などんでん返しには何度もびっくりさせられるのですが、何回か見直さないと、時間軸がごちゃごちゃで、シーンとシーンの繋がりがよくわかりません。ただ、見直すと、噛めば噛むほど味が出るスルメイカのように、緻密な筋立てと、会話の意味合いになるほどと唸ってしまいます。

今、村上春樹の「騎士団長殺し」の下巻を読んでいるのですが、ジャンルは違いますが、この名作サスペンス映画と散りばめられた精密な仕掛けに共通点ありと感じています。(こちらはこちらで面白いです。大人版&和製版、アリス・イン・ワンダーランドのような感じ)

1995年のアメリカ映画で、回想によって物語を錯綜させる手法で謎の事件を描く作品であり、アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」を下敷きにしたという計算された脚本が話題を呼びました。アカデミー脚本賞の他、ケヴィン・スペイシーも本作でアカデミー助演男優賞を受賞しています。

観た方も多いと思いますが、もう一度映画史に残る衝撃のラストの脚本にとにかく圧倒されてください。何度見てもショックを受けます。だからある程度のネタバレは大丈夫だと思っているのです。 言い訳にすぎませんが。

by zoompac | 2017-04-06 06:04 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

型破りな家族映画 「湯を沸かすほど熱い愛」

f0090954_06155076.jpg今年の日本アカデミー賞で宮沢りえが主演女優賞、杉咲花が助演女優賞を受賞した作品です。

去年の10月29日公開の映画なのでもう無理だと思ったのですが、さすがはヒューマントラストシネマ有楽町ですね。細々ながらもまだやっていました。(先週末に終映しました。)

杉咲花といえば、「トト姉ちゃん」の三女役というより、印象は、味の素「Cook Do」のCMで”ぐっさん”こと山口智充が食べようとした回鍋肉を横取りする挑発的で攻撃的な少女ですよね。憎ったらしいほどバクバクうまそうにホイコーローを食べるイメージが強すぎて、えっ、学校でいじめられ役???って感じでした。

その内向的な役が意外と言ったら失礼ですが、ハマっていました。

全体の印象ですが、余命何ヶ月のお涙頂戴的な鼻につくテーマを扱った作品としてはかなり個性的で面白い作品でした。

ひねりのある人情味あふれた物語の構成に、役者の演技も光っていました。賞を獲った宮沢りえ(激やせ双葉役、一時拒食症で”やせりえ”は珍しくもないかと思っていましたが、鬼気迫っていました!)も杉咲花もよかったですが、私には賞なしノミネートさえなしのオダギリジョーがよかったです。 この重いテーマの映画を少しオトボケで優柔不断ながら、暖かい雰囲気で包んでくれていました。

よく言えばさりげない遊びを取り入れた演出ともいえるのでしょうが、私にはさりげないどころかおふざけが過ぎてやや監督の悪趣味にげんなりする場面も目につきました。

宮沢りえのおかあちゃん双葉が、娘杉咲花演じる安澄 (設定はたぶん中学生?)に水色の下着をプレゼントします。「彼氏はいないの?これはここぞって時、勝負する時に付けなさい」と娘に伝えます。

後ほど、娘はこの下着で勝負に出るのですが、えーっ、ここでかよと驚愕するとんでもない場面が展開することになるのです。ネタばれになるので、これ以上は語りませんが、この映画の見どころの1つでしょうね。私には趣味の悪いブラックユーモアに映りましたが。

さらに、安澄 は、実母においてけぼりにされオダギリジョーの連れ子となった義理の妹(鮎子)が誕生日に母を待ちくたびれておもらしをしたパンツを(かつて鮎子とその母とオダギリジョーが共に暮らしていた家の)ドアノブに掛けて、「鮎子、ここにあり」との置手紙を残すのです。 これも、安積が気を利かして鮎子の代わりに施したいわば勝負パンツのつもりだったのかもしれません。 ここは少々書きすぎました。ネタバレ容赦あれ!

最後の最後に、この映画の題名を象徴する出来事が起きますが、この落とし所の奇抜さに感心しながらも、「そらないわ~!」と苦笑いのエンディングでした。ここも肝心な個所ですので、お口チャックにしておきます。興味あれば、DVDかなにかで観てください。

孫が遊びに来たら、うちも「しゃぶしゃぶ」を定番にするかな~、とぼんやり思った映画の帰り道でした。

by zoompac | 2017-03-30 06:23 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
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