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Would-be ちょい不良親父の世迷言


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方言いろいろ_「せわぁねえよ!」と「おえりゃーせんのう」

f0090954_05534686.jpg3月13日(月)の日経の最終頁の「交友抄」というコラムに某会社の社長さんが、群馬県の高校時代の親友で今はある病院の副院長を務めておられる方との40年来の交友録を書かれておられました。

勉強だけでなくスポーツにも遊びにも一生懸命だった彼の決めゼリフが「せわぁねえよ!」だったそうです。

「せわぁねえよ」は「問題ない、何とかなる!」との説明もついていましたが、その「せわぁねえよ」の友の決まり文句から2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」を思い出しました。

井上真央が主人公で、吉田松陰の妹役を演じました。

後に初代群馬県知事楫取元彦(かとりもとひこ)となる小田村伊之助(大沢たかお)に嫁ぎます。

井上真央役の主人公は楫取美和という名になりますが、元は杉家で、杉文(すぎふみ)といいました。

その杉家で寅次郎(吉田松陰)や文等の母「滝(たき)」を檀ふみが演じていました。

家族を明るく大らかに包み込む役柄で、そのドラマの中で彼女の良く口にした言葉が「せわぁない」という言葉でした。

これは山口県の方言で「大丈夫、大したことはない」という意味です。息子の寅次郎(松陰)が脱藩、建白書、密航、投獄といった破天荒な行動によって、家族にも良くない影響が出てきたピンチの場面で連発していたセリフでした。f0090954_05543569.jpg

山口県出身の群馬県知事夫婦の山口弁「せわぁない」が、群馬に定着して、語尾をやや群馬風に変化させ「せわぁねえよ」として今に残っているのならそれはそれは「言葉」版、ダーウィンの「進化論」のようで、想像して楽しくなってしまいました。

「せわぁない(世話ない)」の反対が「おえん(負えん)」です。 岡山県出身の俳優長門勇の「おえりゃーせんのう」のセリフで有名ですね。

毛利藩の最盛期は、山口県、広島県、島根県、岡山県の西半分、鳥取県西半分を包括していました。少しづつ語尾に違いはありますが、毛利藩という括りでしょうか「せわーなぁ」とか「せわーないにぃーね」同様「おえんのー」「おえりゃーせんでよ」という言葉も山口県ではよく使われています(した?)。

# by zoompac | 2017-03-15 05:55 | 琴線・ハウツー・ヒント | Comments(0)

遅咲きなれど今年急成長の伊藤有希(22歳)_スキージャンプ

f0090954_06234447.jpg5月で23歳となる伊藤有希は2006年時に小学6年で大倉山で初ジャンプを経験し、国内では2011年の蔵王で初優勝、しかしワールドカップ初優勝は今年2017年1月14日まで待たねばなりませんでした。 苦節10年ですね。

現在20歳の高梨沙羅選手は2009年に蔵王でデビュー後、2011年2月19日にワールドカップ初優勝でした。 デビュー後2年にして、最年少優勝記録(当時15歳)まで樹立しました。 その後優勝を53勝重ね、個人総合優勝も今季も9勝で4回目という天才ぶりを発揮しています。

遅咲きにの伊藤有希は、しかし、いったん優勝を経験すると、今季はなんと5勝の量産でした。 高梨とトップ争いを繰り広げながら、ここぞという大一番に委縮をみせる高梨を尻目に勝負強さを発揮していたように思います。

以下が、伊藤の今季のダイジェストです。

2016-17シーズンはワールドカップ開幕戦・第2戦のリレハンメルで連続2位(2016年12月2日、3日)、第5戦オーベルストドルフで3位(2017年1月7日)に入り、好位を維持しました。

そして、第7戦札幌で1本目に95.0mで首位に立ち、2本目はこの日の最長不倒となる96.0mを飛んで、2位の高梨沙羅を12ポイント以上の差をつけて、ワールドカップ初優勝達成(2017年1月14日)すると、翌週蔵王での第9・10戦で連勝(1月20日、21日)、韓国・平昌での第17戦(2月15日)、オスロでの最終戦(3月12日)で合計5勝を挙げ、自己最高の総合2位に入りました。

高梨選手は最終戦で2位となり最多優勝記録はタイ記録のままでした。

高梨と伊藤が切磋琢磨して、来季の平昌(ピョンチャン)でもワンツーで表彰台に立ってほしいですね。


# by zoompac | 2017-03-14 06:26 | スポーツ | Comments(0)

日本マラソン界に救世主誕生@名古屋_忍者走りの新星安藤友香!

f0090954_05575610.jpg名古屋ウィメンズマラソン2017は12日、今夏の世界陸上選手権(ロンドン)の代表選考会を兼ね、ナゴヤドームを発着点にする42.195キロで行われ、初マラソンの22歳、安藤友香(スズキ浜松AC)が2時間21分36秒で日本人トップの2位に入りました。

初マラソン日本最高で日本歴代4位の好記録で、日本陸上競技連盟が定めた世界選手権の派遣設定記録(2時間22分30秒)を1分近く上回ったことから代表に即内定しました。

2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリストのユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)が、2時間21分17秒で名古屋ウィメンズマラソン3連覇を達成しました。 前身の名古屋国際女子マラソンも含めて3連覇は初めてのことです。

それにしても、安藤はそのキルワと18km過ぎから抜け出し終盤までトップ争いの並走でした。最後こそ突き放されたものの、背中の見える19秒差のフィニッシュでした。 清田真央(スズキ浜松AC)が2時間23分47秒で3位に入りました。

ひょっとすると、清田も世界陸上@ロンドンの代表に選ばれるかもしれません。 そうなればスズキ浜松ACから安藤22歳と清田23歳の二人の代表の輩出ですね。

このスズキ浜松ACは2010年に日本実業団陸上競技連合を退会しクラブチームとして活動しています。 実業団駅伝にはそういうわけで参加はしていません。 2017年1月の皇后盃駅伝(都道府県対抗女子駅伝)には二人とも静岡県代表で出場していました。安藤友香が1区区間7位、清田真央がアンカー9区区間3位で走って、チームは6位でした。f0090954_05585611.jpg

安藤友香22歳は愛知県豊川高の出身です。彼女が1年だった2009年と3年の2011年に全国高校駅伝で優勝しています。3年時はキャプテンでした。

清田真央23歳は愛知県中京大中京高の出身です。神野大地の後輩ですね。

安藤も清田もピッチ走法で、しかもすり足気味の走り方で、俗に言う「忍者走り」です。 この二人がロンドンで、スルスルヒタヒタと走れば、「くのいち走法」として世界で注目されるかもしれません。

それにしても、DeNA総監督の瀬古利彦氏は手放しで喜んでいましたね。 東京五輪に向けて日本陸連のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーの任に就いた同氏として、男女で初の設定タイム内の快挙を伸びしろの大きい22歳の女忍者が達成してくれました。

男子にもこういう新人の登場が欲しかったですね。

代表は、内定の安藤友香を除いては3月17日の日本陸連理事会で決定されるそうです。

初マラソン日本最高記録を樹立した安藤のレース後のインタビューが泣かせます。 久々に高橋尚子、野口みづきクラスの期待の新人誕生って感じがしませんか?

「思い切ってレースしようと思っていた。キルワについて行かないと世界で勝負できないと(自分を)奮い立たせた。(初マラソン日本最高は)実感がないがホッとした。今のままでは世界で戦えないので、もっと磨いて勝負したい。」

レースが終わったばかりで、頭はすでにロンドンの世界陸上での戦いに切り替わっていました。

瀬古さんもこれには頬が緩みっぱなしでしたね。 フジTVの放送でしたが、「アッパレ~!」を連呼していました。 3月5日のびわ湖毎日マラソン(男子)の成績に「喝(か~っ)!」を入れていた流れだったようです。

# by zoompac | 2017-03-13 06:00 | スポーツ | Comments(0)

読書 「i(アイ)」 西加奈子_あるがままに受け入れる提案小説?

f0090954_08414881.jpg唐突ですが、大阪市が大阪文化の世界発信に活躍している人に贈る「咲くやこの花賞」というものがあります。
2016年12月に「芸術」、「音楽」、「演劇・舞踊」、「文芸」、「大衆芸能」のジャンルの「大衆芸能」部門で、私が応援している桂佐ん吉さんが受賞されたので調べたところ、2011年に西加奈子さんも「文芸」部門で受賞されていました。

「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」(王仁) 古今和歌集

西加奈子さんは、よく、「王様のブランチ」のゲスト出演をされていてコテコテの大阪弁全開ぶりが個性の作家さんです。

西さんはイランで生まれで、誕生から2歳までテヘランに住んでいました。 小学校は1年生から5年生までエジプト、カイロで過ごされました。 それ以降は大阪です。

2015年に直木賞を受賞された「サラバ」は、そのカイロ時代の経験を下敷きにされた作品でした。

この「i(アイ)」は、難民問題にも関心があるという西さんならではの作品ですが、「サラバ」同様、彼女の幼少時代の経験が下敷きになっていました。

主人公のアイはシリアからの養子で、裕福なアメリカ人と日本人の夫婦の元で育ち、その恵まれた環境にいる自分と、世界中で起こる事故や事件の犠牲者を比べて悶々とします。

彼女の国連UNHCR協会事務所@東京でのインタビューでの言葉からの抜粋です。 2016年7月のインタビューですが、11月30日の発刊されたこの「i(アイ)」を執筆・推敲されていた頃のインタビューですのでその言葉は小説を読むにあたっての参考になりました。

「エジプトで過ごしたのは7歳から11歳まで。カイロ市内のザマレクという街で暮らしていました。ザマレクは大使館があって駐在員が住むエリア。イギリスが統治していたエリアで建物もイギリス風で。エジプトにおいては並外れて裕福なエリアでした。」

「”なんで自分は苦労もせずこんなきれいな服着て、すごい素敵な家に住んでいるんだろう”という恵まれている自分に対する罪悪感、恥ずかしさ。エジプトで過ごした日々は人生で一番楽しかった時期でもあり、一番ナイーブな時期でもありました。ずっと苦しくて、しかも苦しいって口にしたら絶対だめだと思ってました。生活が苦しい人は苦しいって言う権利はあるけど、恵まれてる人間が恵まれてることを苦しいって言うなんて絶対あかんって。でも太宰 治の本で「私は、故郷の家の大きさに、はにかんでいたのだ」という一文を読んで、あの頃の苦しさをなかったことにしないでおこうと思えるようになりました。 中東をひとくくりにしないで見ることができるのも幼い頃の経験のおかげだと思います。」

「小説は制約がない点で本当に恵まれてるので、この立場を利用しない手はないよねって。」

「ニュースでこぼれ落ちてしまうこと、たとえば”シリアのダルアーでデモが起こって200人亡くなりました”っていうニュースが、流れていってしまうかもしれないのを、小説だったら”あなたの国のあなたの街であなたの大切な人が200人亡くなりました”と訴えることができると思うんです。あなたや私だったかもしれないということに置き換えて。」

「そしてこの1年ぐらい作家として気持ちがすごく変わってきています。今まで自分自身に対して小説を書いていたのが、世界の情勢や世界の匂いとかを書いていると、とにかく色々な人に読んでほしいという気持ちに変わってきました。普段本を読む心の余裕のない人にどうしたら本を読んでもらえるか、ずっと考えています。」

「とにかくあきらめないことやと思っています。考え続けることを。考えるのを放棄したら、ほんとに終わってしまうと思います。」

「”差別をしない”ということを”みんな同じと思う”のも危険。無茶やし。私は”みんな違う”ところから始めたいというか。小説の感想でも「すごい共感しました」って言ってくださる方が多いんです。めちゃくちゃうれしいけど、もっとうれしい感想って「ぜんぜん共感できんかったし訳わからんかったけど大好き」なんです。それを人間同士でもできるって思うんです。「あなたの言うことすごくわかるから好き。あなたの宗教すごくわかるから好き」じゃなくて「なんでこんなおいしい豚食べられへんのか意味わからんけど、あなたのことは好き」とか。”理解できへんし、共感できないけど好き”っていう関係が今自分が考えられる限り一番目指したいものです。」

「たとえば親とか。正直、意見も趣味も合わへんし、でもやっぱり愛してるじゃないですか。それって、肉親っていうだけが理由じゃない気がして。ではそれは何かって言うと、その人がいてくれないと世界が成り立たなかったということやと思うんです。自分だけが生きてたら世界じゃないですよね。」

この小説の主人公は「アイ」、後に結婚するカメラマンは「ユウ」、小学校時代か中学校時代の親友が「ミナ」です。 IとかYouとかEverybodyとか名前にも意味が込められているように感じました。アイは愛にも物事を見つめる目(アイ)にも通じますね。

日本の3.11やシリアの難民問題も含め様々な国で起こる悲惨な災害、殺害等が取り上げられます。 主人公は心を痛めるのですが、西さんの文章は驚くほどフラットに思えました。

私たちに肩肘はらない小説を通じて、私たちなりの接し方を提案しているかのように思えました。

# by zoompac | 2017-03-12 08:42 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「覇王の家(下)」司馬遼太郎、模倣家としての家康像!

f0090954_08071285.jpgこの小説は、秀吉が天下取りをする過程で唯一敗戦を喫した、織田信雄・徳川家康連合との「小牧・長久手」の戦いにその大半のページを費やしています。

この当時織田信雄は尾張から伊勢にかけて100万石に近い版図をもっていました。 一方、徳川家康も本能寺の変の後のどさくさにまぎれて手に入れた甲州、信州に準本拠地の遠州、駿河、そして本拠地三河で五ヵ国の太守になっていました。

この戦いでは、家康軍は三河の岡崎城から尾張のほぼ中央に位置する清州城に移動して陣を構えます。 一方の秀吉軍は美濃の大垣城から尾張の北に位置し美濃との境界に近い犬山城に本陣を置きました。

北に位置する犬山城とそこからやや南西に位置する清州城の真ん中に位置するのが小牧山で、やがて家康はこの小牧山を本陣としました。

犬山城から南東へ移動して、三好秀次、池田勝入斎、森武蔵守長可等が空巣狙いのように三河の岡崎城を目指した途中にあったのが小丘陵の起伏する長久手でした。小牧山からも南東に位置し、家康軍が秀吉側の各個を撃破し、池田勝入斎、森長可は戦死しました。

その後は、秀吉軍、家康軍共に「後の先」狙いでにらみ合いとなりました。

結局、秀吉は長対峙を嫌い外交を使って打開を図りました。

同盟を結んだ織田信雄が、家康に相談することなく秀吉の調略に乗って秀吉と和議を結んでしまいます。

家康はハシゴを外された形で、その後は秀吉と戦う理由も消滅してしまいました。

司馬遼太郎氏のこの小説を読むと、徳川家康という人物を模倣のスペシャリストのように切りとってくれています。

信長と秀吉の派手好みは性に合わなかったようで、同じ安土桃山時代に生きながら、家康は安土桃山文化とは無縁であったと思えるぐらいです。

商売とか交易には信長・秀吉ほど力を入れず、茶の湯にも興味はまったくありませんでした。

むしろ、敵方であった武田信玄をいたって尊敬しており、治水や農本主義的なところは進んで取り入れました。 この農本主義が江戸300年に引き継がれます。

武田家滅亡の後、元の武田の家臣を信玄の編み出した甲州式軍法や陣法毎すべて取り入れて徳川の軍制に大改革を施しました。 服装にいたるまで徹底的にまねをしました。

小牧・長久手の戦いなどは、家康がこの徳川版「信玄軍団」の壮大なる実験として実践経験をするために仕掛けたのではないかと思えるくらいです。

さらに、家康はこの小牧・長久手の戦いで、羽柴秀吉の調略能力の高さによほど感銘を受けたようです。

後年、関ケ原を演出し、大坂夏の陣を仕掛けたときは、ことごとく秀吉の創案した調略のあの手この手を模倣し自家薬籠のものにまで仕上げたのです。

同じ詐欺まがいの外交調略にしても秀吉の明るい性格と違って、家康の吝嗇で暗い性格で実施されるとずいぶんその印象も違ったものに映るのは仕方ないですね。

余談ながら、秀吉は死後神になることを望み、その旨朝廷に内奏して豊国大明神という神号を得ました。自分の死後神になるという珍奇な着想は、織田信長がすでに持っていた形跡がありますが、豊臣秀吉がそれを死の前から考え、側近に言い含めておき、死後、豊国大明神という神号を贈られ、阿弥陀峰の廟所に静まったのです。

家康はこの着想と方法さえ真似、東照大権現という神号を得ました。大明神の創造性は大権現の模倣性によって引き継がれたのです。

細かくて吝嗇で知られた家康が、死後は、秀吉のごとく気宇壮大にして雄渾な神として飾り奉られるなんてちょっとユーモラスですね。

司馬遼太郎氏は、家康に対しては辛口です。

「かれの生涯は独創というものがほとんどなかった。」と切り捨てていました。 さらに、「徳川幕府は、進歩と独創を最大の罪悪として、300年間、それを抑制し続けた。」と追い打ちをかけていました。

# by zoompac | 2017-03-11 08:07 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

全日本柔道選手権予選 東京ブロック予選大会で波乱!小川雄勢が初優勝! 父子鷹の世界への飛翔の第一歩!

f0090954_07091144.jpg全日本柔道選手権(4月29日・日本武道館)の東京ブロック予選を兼ねる東京都柔道選手権が5日、東京武道館で開催され、小川雄勢(明治大2年)が初優勝に輝きました。決勝は香川大吾(東海大2年)を旗判定(2-1)での優勢勝ちでした。

昨年11月の講道館杯は3回戦で敗れ、その後のグランドスラム東京や欧州の国際大会には出場できませんでした。

東京五輪へ向けた最初の年で、同世代に差をつけられたという思いもあったと思いますが、この東京都柔道選手権に優勝することで全日本選手権の出場権を獲得できました。

遅ればせながら「新たなスタート」と位置づけた大会で結果を残せて 自信も深めたことでしょう。 全日本選手権で活躍しさらなる高みを目指して欲しいですね。

雄勢の父直也は1992年のバルセロナ五輪の銀メダリストですが、彼も明治大学3年時の1989年大会で東京地区予選を制し、本大会でも初優勝し、その勢いで、同じ年の世界選手権で金メダルに輝きました。

その後、1993年まで全日本柔道選手権を5連覇、1年置いて95年と96年に2連覇をし、日本一を7回達成しています。 これは山下泰裕氏の1997~85年の9連覇に次いで歴代2位です。

雄勢も4月の全日本選手権の優勝と、8月にある世界選手権での飛躍を今年最大の目標に置いています。 もちろん見据える先は東京五輪です。

4月29日の全日本選手権にはこの東京ブロック予選大会の上位9名が進出できます。

グランドスラムパリ100kg級を制した飯田健太郎(国士舘高3年)は4回戦で丸山剛毅(パーク24)に敗れ、グランプリ・デッュセルドルフ100k超級優勝の影浦心(東海大3年)、ヨーロッパオープン・ローマ優勝の太田彪雅(東海大1年)も敗退してしまいました。

冬季欧州遠征で活躍した期待の若手たちがいずれも本戦に進めない結果となったのは残念です。 肩透かしを喰らったようで淋しい限りです。

全日本選手権へ進出が決まった上位9名は次の通りです。

優 勝:小川雄勢(明治大)
準優勝:香川大吾(東海大)
第三位:後藤隆太郎(慶應義塾大)、丸山剛毅(パーク24)
第五位:池田賢生(日本中央競馬会)、北野裕一(パーク24)、ウルフアロン(東海大)、尾崎央達(日本大)
第九位:一色勇輝(日本大)
第一補欠:熊代佑輔(ALSOK)
第二補欠:海老泰博(旭化成)

# by zoompac | 2017-03-10 07:10 | スポーツ | Comments(0)

映画 「アサシン クリード」_粗雑なストーリー設定に消化不良感の残った映画!

f0090954_06090631.jpgイメージとちょっと違った映画でした。

アラビアのロレンスこと、トーマス・エドワード・ロレンスがまだオクスフォード大学の2年生(21歳)だった1909年にバックパッカーとしてべイルートで下船し今のシリアを約半年に渡って旅した足跡を牟田口義郎の「アラビアのロレンスを求めて」という本から知ることができました。

その彼の足跡はシリアの古城巡りといったものでしたが、その中にシリアの内陸のマスヤフの山城がありました。 十字軍時代(第1回1096年~第9回1272年)に名を轟かしたアサシン(暗殺者の語源となりました)教団の根城があったところです。

アサシン教団の根城の南東には11世紀の初めにイスラム教徒の太守によって築城された天下の名城とされるクラク・デ・シュヴァリ古城があります。

この城はやがて十字軍戦争でキリスト教徒の手に渡り、12世紀半ばには聖ヨハネス騎士団に譲渡され増改築を繰り返し13世紀に最盛期を迎えました。 2000人を収容できるこの城は、イスラム世界からは、「喉元に突き刺さった骨」と呼ばれ、反十字軍勢力からすれば驚異の的でした。

聖地エルサレムに存在した修道院が元になり、巡礼者の保護のために軍事化したという点では、聖ヨハネス団騎士団はテンプル騎士団より歴史は古いですが、 第一次十字軍の後はこの2つの騎士団はほぼ同様の活動を行っていたようです。

ただアサシン教団の活動は、キリスト教世界に対する攻撃という単純なものではありませんでした。 教団の創始者はスンニ派で、シーア派をも敵対視し攻撃していたようです。

映画を観る前の私の想像は、時代はこの11世紀~12世紀の十字軍時代で場所はイスラムの地のアサシン教団根城対聖ヨハネス騎士団の拠点での二大敵対勢力の争いだったのですが、映画では15世紀のレコンキスタでスペインからテンプル騎士団によってイスラム勢力が最後の拠点グラナダから駆逐される中アサシン教団の精鋭の兵士達が最後の抵抗を試みる展開が描かれていました。

地中海世界がサラセン人に圧倒され、イベリア半島は718年~1492年までイスラム勢力に覆われた歴史を持っています。レコンキスタというキリスト教徒によるイベリア半島再征服活動により、イスラム勢力はイベリア半島の南に押しやられ最後の拠点となったグラナダが陥落したことですべての領土を失ってしまうのです。

そのグラナダの最後のスルタンの王子をテンプル騎士団の魔の手から守る役をアサシン教団の最後の兵士としてマイケル・ファスベンダーが暗躍するという設定になっていました。

全世界で人気の同名ゲームシリーズを扱ったもののようですが、私はそのゲームに関する知識はありません。またこの15世紀のイベリア半島におけるレコンキスタの中で、テンプル騎士団とアサシン教団との間に映画のような確執があったのかどうかについては詳しく知りません。史実ではなく、ゲームでの設定ということかもしれませんが、いずれにせよ私の想像とは違った話でした。

映画では、時代が錯綜して話がややこしくなっていましたが、15世紀のスペインを追体験しながら、レコンキスタの戦いの中で、暴力といったキーワードで何か世界征服ができそうな秘宝をグラナダのスルタンから手に入れるため王子を誘拐したテンプル騎士団に、アサシン教団の伝説の兵士が立ちはだかるといった構図の話でした。

アサシン教団が正義で、スルタンから王子を誘拐して秘宝を手に入れ世界征服を狙うテンプル騎士団が悪者という設定のようでした。

2016年と15世紀を行ったり来たりの映画でしたが、2016年のテンプル騎士団組織についてはさすがにもう少し説明を加えるべきだと思いました。

テンプル騎士団といえば、莫大な財をもっており、ルネサンス時代にはフィレンツエのメディチ家がその財の運用に銀行業にいそしんだことで有名です。 テンプル騎士団は公には14世紀にローマ法王によって解させられています。その財の一部はテンプル騎士団のメンバーだったポルトガル王(エンリケ航海王)にも渡り、イエズス会からザビエルが日本に布教にやってきた資金をその航海王が援助したと司馬遼太郎氏が「街道をゆく 南蛮の道編」で紹介していました。

解散後のテンプル騎士団は、ルネサンスから大航海時代に移行する中、財を海賊紛いの貿易、交易で運用し財を膨大なものにしやがてフリーメイソンという組織が立ち上がってきます。アメリカの独立宣言に署名した56人のうちの53人がフリーメイソンのメンバーで、ジョージ・ワシントンもその1人だとかは有名な話ですよね。ロックフェラー財閥もフリーメイソンのメンバーだと言われています。

作家の広瀬隆によると、ロス・チャイルド家がそもそも、フリー・メイソンで、兄弟で、ドイツ、イギリス、フランス等にそれぞれ分散し根を下ろしたようです。 フランスではワインで有名なロートシルト(ムートン・ロートシルト)です。

日露戦争の折、イギリスで日本の国債を買ってくれたのもロス・チャイルド/フリーメイソンだという話も有名です。

現在500万人とも言われるフリーメイソンのメンバーですが、この映画ではイギリスのロンドンでしょうか、テンプル騎士団員の最高会議が開催されているシーンがありました。

なんとなく、宗教を悪用して権力と富を追求している組織には思えるのですが、ゲームでもそのような勧善懲悪調に描かれているのでしょうか。

ゲームを知らない者にも理解できる映画にしてもらいたかったですね。

私にとってのアサシン教団員は、金正男毒殺に係った若い女性のイメージのほうがしっくりくるのですが。マイケル・ファスベンダーがカッコよすぎでした。

映画では、アサシン教団員のDNAを持った死刑囚(マイケル・ファスベンダー)が2016年のテンプル騎士団系の財団の研究室(CEO役にジェレミー・アイアンズ、遺伝子記憶再生装置の開発者でCEOの娘: マリオン・コティヤール)の開発した装置で、DNAから過去に遡って、当時のテンプル騎士団の入手した秘宝を現代から送り込んだアサシンのDNAを持つ男に探させる物語となっていました。

そんなことができるのなら、いったんテンプル騎士団が入手したお宝の行方なんて、テンプル騎士団のDNAを持った自分たちで探せばどうなのよと思いつつ、なんだかボタンの掛け違い感いっぱいの映画でした。

マリオン・コティヤール扮する女性研究者の立ち位置も掴めず、消化不良感の残る映画でした。

# by zoompac | 2017-03-09 06:08 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「DIVE‼(上)」森絵都

f0090954_05393324.jpg今年の本屋大賞ノミネート作品で私が勝手に本命視している森絵都の「みかづき」を読んだ後、森絵都作品の読後の喪失感(もっと読み続けたい!)に耐えられず、以前、書評家の北上次郎氏がスポ根小説の最右翼と絶賛していた「DIVE‼」に手が伸びてしまいました。

この手のスポ根小説では、あさのあつこの「バッテリー」とか佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」が私のお気に入りなのですが、奇しくも、この二人が文庫本「DIVE‼」の上下巻それぞれの解説をされていました。

あさのあつこの「バッテリー」は面白かったのですが、作者がこの小説を愛するあまりなのでしょう、登場人物の一人が小学高学年から、中学へ、そしてやがて高校生へというあたりで、作者自身の和歌の蘊蓄をその登場人物の口を借りて気障な感じで披露していました。 作者あさのあつこは楽しんでそれをやっていたようですが、読者の私としてはその部分を読むたびに歯の浮いたような不快感を覚えました。

似たようなことを森絵都もやっていますね。

ダイビングの練習をしている男子中学生3人の元に、若い女性が新コーチとして颯爽と登場するのですが、黒い水着と黄色いTシャツ姿のコーチの後ろ姿を見た中学生の一人の口を借りて「いいケツしているよな」ってつぶやかせているのです。

四十過ぎのおっさんならともかくまだ世の中の酸いも甘いもわからぬ中学生にはかせるセリフじゃないですよ。

ただ、オヤジ読者層に寄り添うセリフってところは買えますね。

そのセリフは、たとえば映画の「ラ・ラ・ランド」でLAを見下ろす夜の公園でミア(エマ・ストーン)とセブ(ライアン・ゴズリング)のダンスシーンを観ている初老のオヤジが、薄暗がりの中ミアの黄色のドレスが妙に体に纏わりつきつつも激しく体を回転させるので輪郭が浮き出た尻を生唾飲みながらつぶやくって代物でしょう。

「みかづき」では昭和、平成の社会の変化の中で塾経営に携わった一家三代の物語を描いていましたが、この「DIVE‼」も、ダイビングに携わった三代の物語が描かれていました。

「いいケツ」したコーチ麻木夏陽子(あさぎかよこ)の祖父が1936年のベルリン五輪で飛び板飛び込みと高飛び込みの両部門で4位入賞を果たしたという設定です。

これにはモデルがいます。柴原恒雄氏です。戦前のベルリン五輪で日本飛び込み界の最高到達点で、後にも先にもこの4位を上回るオリンピックの成績はありません。

ただ、オリンピックでの入賞に限って言えば、1992年のバルセロナ五輪で金戸恵太が8位入賞を果たしています。 ちなみに彼のお父さんは金戸俊介で1960年のローマ、1964年の東京オリンピックに出場しています。

金戸恵太は、88年のソウル、92年のバルセロナ、96年のアトランタの3大会に出場しています。92年のバルセロナで8位入賞した時、父俊介は日本選手団コーチを務めていました。

この「DIVE‼」は2008年に映画化されており、3人の中学生に、林遣都、池松壮亮、溝端淳平、いいケツしてるコーチが瀬戸朝香です。

現在は金戸ダイビングクラブ(旧ミキハウスダイビングクラブ)で若手の育成に当たっている金戸恵太が、映画『DIVE!!』では撮影前の合宿時から選手役を演じた俳優のダイビング指導をし、劇中でも川口コーチ役として出演しています。

そして、この金戸恵太の次女が中学生ながら先月2月に初のシニア大会となる飛び板飛び込み(3メートル)で、女子高飛び込みでリオデジャネイロ五輪8位入賞の日本人エース板橋美波(17歳、JSS宝塚)の4連覇を阻む快挙で頂点に立った東京五輪期待の星金戸凛(りん)です。

金戸一家のダイビング競技は彼女の祖父と父だけではありません、彼女の祖母も母もオリンピック選手なのです。

三世代続く飛び込み一家のサラブレッド金戸凛が、健在の祖父・祖母に、父母に、いや日本国民に、4位入賞よりさらにその上のメダルをもたらせてくれる感動の瞬間まで残り3年半ですね。

この「DIVE‼」を読むと、各選手が10回のエントリーでどのように技と美を競い合うのかがよく理解できます。東京五輪で世紀の瞬間の喜びを共感したい人にこの「いいケツ」ケッサク小説をお勧めします。

高さ10メートルからの飛翔は時速60メートルになりその空中演技の時間はわずか1.4秒って凄くないですか?

# by zoompac | 2017-03-08 05:40 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2017日本学生ハーフマラソン_箱根2区の区間賞の鈴木健吾が大会記録で優勝!

f0090954_05560961.jpg今年の箱根駅伝2区で区間賞を獲得した神奈川大3年の鈴木健吾が、第20回日本学生ハーフマラソンを制しました。

鈴木健吾は去年のこの大会では3位でしたが、今年は見事に頂点を極めました。

日本学生ハーフマラソン選手権兼ユニバーシアード日本代表選考会が5日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールの21・0975キロで行われ、今年の箱根駅伝で2区区間賞を獲得した神奈川大の鈴木健吾(3年)が1時間1分36秒の大会新記録で圧勝しました。

今年の箱根駅伝「花の2区」で青学大のエース一色恭志(区間3位)やアフリカ出身の留学生(拓大のデレセが区間2位、創価大のムイルが区間4位)を退けて区間賞を獲得した鈴木の力は本物でしたね。

1時間2分15秒の2位は工藤有生(3年)、1時間2分34秒の3位は片西景(2年)でした。

2位と3位は共に駒大勢でした。(ついでながら、4位の下史典(2年)も駒大です。今年の箱根はあわやシード権落ちかという9位に沈んでしまった駒大の来季の駅伝での復活に向けて希望の持てる大会になりました。
ちなみに駒大工藤も今年の箱根2区を走っており、区間順位は6位でした(5位は順天堂の塩尻和也)。

この上位3人(鈴木、工藤、片西)が8月の台湾・台北ユニバーシアードの日本代表に内定しました。

1 1:01:36 鈴木 健吾(3) NGR 神奈川大
2 1:02:15 工藤 有生(3) 駒澤大
3 1:02:34 片西 景(2) 駒澤大
4 1:02:36 下 史典(2) 駒澤大
5 1:02:46 橋詰 大慧(2) 青学大
6 1:02:47 川端 千都(3) 東海大
7 1:02:52 永戸 聖(2) 山梨学院大
8 1:02:56 山本 修二(2) 東洋大
9 1:03:02 森田 歩希(2) 青学大
10 1:03:14 館澤 亨次(1) 東海大

日本学生女子ハーフマラソンは3月19日日曜日に島根・松江市 まつえレディースハーフマラソンコースで開催される予定です。

# by zoompac | 2017-03-07 06:01 | スポーツ | Comments(0)

2017びわ湖毎日マラソン、タイムでアピールできなかった日本人トップの佐々木悟!

f0090954_06024960.jpg陸上の世界選手権(8月・ロンドン)男子代表最終選考会を兼ねたびわ湖毎日マラソンは5日、大津市皇子山陸上競技場発着で行われ、リオデジャネイロ五輪代表の佐々木悟(旭化成)が2時間10分10秒で日本勢最高の4位に入りました。 エゼキエル・キプトー・チェビー(ケニア)が2時間9分6秒で優勝しました。

日本勢は、松村康平(MHPS)が2時間11分4秒で5位(日本人2位)、リオ五輪代表の石川末広(ホンダ)が1秒差の6位(日本人3位)で続きました。

初マラソンの村沢明伸(日清食品グループ)は28位に終わり、一色恭志(青学大)は途中棄権でした。

1 2:09:06 (07:03)  エゼキエル・キプトー・チェビー
2 2:09:15 (07:12)  ビンセント・キプルト
3 2:09:59 (07:02)  ムニョ・ソロモン・ムタイ
4 2:10:10 (07:00)  佐々木 悟
5 2:11:04 (07:00)  松村 康平
6 2:11:05 (07:01)  石川 末廣
7 2:11:32 (07:14)  園田 隼

世界陸上男子マラソン代表の座は、福岡国際マラソン総合3位日本人トップの川内優輝(2:09:11)、別府大分毎日マラソンで総合1位の中本健太郎(2:09:32)、東京マラソン総合8位日本人トップの井上大仁(2:08:22)とこのびわ湖毎日マラソン総合4位日本人トップの佐々木悟(2:10:10)の4人のうちから3人選出されます。 単純に優勝タイムだけを比べると佐々木悟は不利ですね。

日本人1位でゴールしたのにその顔に笑顔はありませんでした(写真)。走った後のインタビューでもそのこと(選考において不利だということ)を自分自身で納得しているかのような話しぶりでした。


# by zoompac | 2017-03-06 06:04 | スポーツ | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

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WMP HIGH LOW
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