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「みをつくし料理帖」も始まって録画機が煙を上げるフル操業_週末のTVドラマ

f0090954_08373503.jpg録画機がフル活動しています。表録画と裏録画ができるので重なった時間番組でも2つ同時に録画できる機能に感謝しています。

毎日、NHKの朝ドラ「ひよっこ」を録画し、週末には録画機が煙をあげるほど酷使しています。

金曜日の夜は、多部未華子主演のNHKドラマ10の「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」

土曜日は朝から、王様のブランチ(録画だと広告宣伝をスキップできることと、観たい読書特集と映画特集だけを観るために録画しています)、そして午前中11時から2話づつ放映のWOWOWの「三国志 趙雲伝」(趙雲と将来を誓った夏侯軽衣役の韓国女優ユナが可愛い!)、夕方のNHKBSの「SHERLOCKシャーロック」(7月8日から3週連続のシーズン4に先立って、シーズン1~3までの全9話を放映中)、そして昨日5月13日の6時5分から始まった黒木華主演のNHK土曜時代ドラマの「みをつくし料理帖」です。

「みをつくし料理帖」の原作では、後に「澪」(黒木華)の想い人になる、謎の武家風の「小松原」(森山未來)が「つる家」の常連客として登場し、店主「種市」から紹介された「澪」を一目見て、「下がり眉」ってあだ名をつけます。(写真がその「澪」と「小松原」の「つる屋」での出会いのシーンです。)原作でも連発していた「下がり眉」のイメージが、黒木華のイメージと重ならなかったのですが、さすが演技派女優ですね。 苦労したとの裏話も聞きましたが、見事な「眉演技」を第1話でみせてもらいました。笑えるほど、見事な「下がり眉」でした。(長谷川博己が昨年のNHK・TVドラマ「夏目漱石の妻」の漱石役で片眉だけをぐっと上に持ち上げる「上げ眉演技」以来、私が感動した黒木華の「下げ眉演技」でした。)

日曜日は、朝8時からTBSのサンデーモーニング(広告をスキップするための録画)、録画はしませんが、夕方6時からNHK・BSで「女城主直虎」と「立花登 青春手控え」を観て、9時からは「オクニョ」を観て、裏番組のTBSの「小さな巨人」を録画、さらに11時からの「ダウントン・アビー6 華麗なる英国貴族の館」を予約録画しています。いつの世も、この国もかの国も貴族のゴシップに興味津々な人は私を含めて多そうですね。

TBSの「小さな巨人」は、手段を選ばぬ捜査一課長を演じる香川照之の怪演ぶりで盛り上がっています。 二けた台13%超の視聴率を保っています。
主人公は長谷川博己ですが、その奥さん役に市川実日子(みかこ)です。 昨年の映画「シン・ゴジラ」でも共演していましたね。 そのときの長谷川博己の長舌台詞はこの「小さな巨人」でも活きているようです。 「シン・ゴジラ」では主役の内閣官房長官を熱く演じていましたが、このドラマでも所轄に飛ばされた刑事「香坂」をわざとらしいくらい熱く演じています。

月曜日から金曜日までこれらの録画を消化するのに忙しく、火曜日10時のTBSドラマで波留主演の「あなたのことはそれほど」と木曜日深夜の「恋がヘタでも生きています」の2つは録画していますが未消化です。金曜日深夜の「孤独のグルメシーズン6」は、松重豊の食べっぷりと独り言が愉快で録画を楽しんでいます。

今日は、その他、WOWOW映画の「ファイティング・ドリー」と黒木華主演の「リップヴァンウィンクルの花嫁」を録画する予定です。

あまりに駆使しすぎてこの機械が故障してしまうとWOWOW映画やNHKBS映画も録画したまま保存中が膨大に貯まっているストックが心配です。

少しづつDVDに焼直し消去でHDDの録画容量を開けようと思っていたのですが、なんとその焼直し機能が故障してしまいました。 10年前に買った東芝製なのですが、その機能を修理するため、今の録画を全て空にされるととても困ります!

# by zoompac | 2017-05-14 08:42 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「小夜しぐれ_みをつくし料理帖5」高田郁

f0090954_07454632.jpgこのシリーズ、1冊が4編の短編で構成されています。

それぞれの編に澪が工夫する料理が出てきて、大抵、「つるや」の店主種市が口に入れた途端丸い目をきゅーと細めて「こいつぁいけねぇよぅ、お澪坊」という大絶賛の決まり文句がぽんぽん飛び出します。

このシリーズ4作目の「小夜しぐれ」には、「迷い蟹-浅蜊の御神酒蒸し」、「夢宵桜-菜の花尽くし」、本の題名の「小夜しぐれ-寿ぎ膳(ことほぎぜん)」、それと「嘉祥(かじょう)-ひとくち宝珠」の4編が収められていました。

「迷い蟹-浅蜊の御神酒蒸し」には、「つるや」の店主「種市」が、店名としている20年前に17歳で亡くなった一人娘「つる」の過去と年頃の娘が何故自殺したのかという事情が語られた編でした。とっくに縁切りになった元女房のお連(つるの産みの母親)が金に困って種市にせびりにやってきます。怒りにまかせて履物もそのまま裸足で追い返した種市でしたが、その履物を取りに来たお連は澪に昔のお連の男で、おつるを借金のカタとして金貸しの爺に引き渡して「つる」の自殺を招いた「錦吾」という男の所在を告げます。そのことを小耳にはさんだ種市は包丁を片手に錦吾を探し当てましたが・・・・。

「夢宵桜-菜の花尽くし」は、澪が、幼馴染「野江」(あさひ太夫)がいる吉原きっての大見世の「翁屋」の楼主から上客を招いての花見で使う仕出しを頼まれ、菜の花尽くしの料理に腕を振るう話でした。何を準備しようか迷う澪でしたが、あさひ太夫の野江ちゃんに食べてもらう料理を作るということで腹が決まりました。室内で用意された花見の宴席で公方さまの御落胤とされる坊主姿の客が酔って、幻の花魁とされる「あさひ太夫」の姿を観たいと騒ぎはじめます。しゃなりしゃなりと登場した「あさひ太夫」が歌舞伎でいうところの大見得を切る場面(家康が詠んだという花見の和歌を披露します)があり、酔った大虎の客もおとなしくなりました。教養深い旭日昇天「あさひ太夫」の姿を「澪」と一緒に読者の私もしっかり目撃させてもらいました。

「小夜しぐれ-寿ぎ膳(ことほぎぜん)」では、御典医の永田源斉に入れあげていた日本橋「伊勢屋」のおきゃんな一人娘美緒(こちらも、「みお」です)が、親から店の番頭との結婚を迫られ、家を飛び出して「つるや」に匿ってくれと泣きわめくところから話が始まりました。紆余曲折があって、結局、親の言う通り番頭との結婚を承諾することになりました。そして「澪」に婚礼の饗膳の依頼が舞込みました。このエピソードの中に、天満一兆案の御料さんで今は澪と共に暮らし「つるや」で働いている「芳」の一人息子「佐兵衛」の姿を「芳」も「澪」も見かけます。人ごみに紛れて、まだ、再会はかないませんでしたが。 朝ドラ「ひよっこ」で有村架純が演じている谷田部みね子の行方知れずのお父さんのイメージですね。今後の「再開」シーンを楽しみにしています。どちらとも。

「嘉祥(かじょう)-ひとくち宝珠」には、澪の想い人「小松原」が、その偽名ではなく、御膳奉行「小野寺数馬」として登場していました。前作で澪の身辺調査で登場した母に替わって、おせっかいで6人目の子を孕んでいる小野寺数馬の妹「早帆」が、三十路を過ぎても嫁取りをしない兄のために、「なんとか、兄が町人(澪のことです)と夫婦になれる道を探す」ことを決意します。小野寺は澪の好きな菓子「煎り豆」を使って、公方さまより、大名、小普請が菓子を賜る「嘉祥」という儀式での菓子を工夫する物語でした。 次作では、この「早帆」が「澪」の身辺に登場し一騒動が持ち上がる面白いことになりそうな予感です。

いろいろな局面で、迷いの多い「澪」ですが、小松原(実は小野寺)のアドバイスを反芻しています。

「あれこれと考えだせば、道は枝分かれする一方だ。良いか、道はひとつきりだ。」

この言葉を思い出すたび、心の重石が外れる「澪」なのです。

さて、長男君にとりあえずこれまで読んだシリーズ5冊を送ってあげようと思ったら、私の妻さんがこのシリーズ1巻目を読み始めていました。送れるのは半年くらい先になるかもしれません。別に急ぐことでもないので、まっいいか!

待望のNHK土曜時代劇「みをつくし料理帖」は本日夕方6時5分から8回に渡って放送開始です。楽しみですわい!

# by zoompac | 2017-05-13 07:52 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画 「植物図鑑」_草食系男子の魅力全開!

f0090954_05460080.jpg「図書館戦争」「フリーター、家を買う」など数多くの著作が映像化されているベストセラー作家・有川浩による恋愛小説を映画化した作品です。

主人公のOL河野さやかを高畑充希(みつき)が演じていました。 私にとっては、この主役を土屋太鳳が演じても、有村架純が演じても、松岡茉優が演じてもあまり違和感はないなと思いつつも、さやかのマンションの前で行き倒れていた青年・樹(いつき)は、「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマーとして活躍する岩田剛典でなけりゃ駄目だと思わされた映画でした。岩田剛典がどんぴしゃのはまり役でした。

声を掛けてくれたさやかに対して樹の台詞が、言うに事欠いて「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。 噛みません。 躾のできた良い子です。」ですよ。

半年間という期限付き(樹を拾ったのが2月で、そこから半年は8月のさやかの誕生日でした)で、思わず拾ってしまったイケメン樹はさやかの家で暮らすことになります。 料理上手で野草に詳しく、それまで知らなかった世界を優しく教えてくれる樹に、さやかは次第に惹かれていきます。

仕事が忙しく、コンビニ食とかカップラーメン中心のさやかの食生活が、家事万能のスーパー家政夫の樹の作る弁当や手料理に舌鼓を打つ生活を送ることになります。 この辺りは、男子版の鶴の恩返しですね。

やがて、樹は夜のコンビニでバイトを始めます。 家で重なる時間がさやかの帰宅時間と樹の出勤時間の狭間のわずかな時間になりますが、相変わらずさやかの弁当は彼女の出勤前に用意してくれます。そして春が来て、樹はバイトで貯めたお金で自転車を2台買い、週末、さやかを誘って春のピクニックとしゃれこみます。

そこで、植物オタクと言っていいほど樹の蘊蓄のお披露目となります。 ツクシ、フキ、フキノトウ、ノビル、タンポポ、ヨモギ等食材になるものをたっぷり収穫し、家で早速山菜料理を作ってくれました。

週末の野原への自転車での食材探しの旅(山菜狩り)は恒例になりますが、幸せを感じれば感じるほど8月に近づくことがさやかには不安になってきます。半年の期限後どうなってしまうのだろう・・・?

やがて、さやかが気持ちを伝え、二人は深い中になりますが、樹はさやかの誕生日の翌日、お礼の手紙とプレゼントの「植物図鑑」を置いて黙って家を出てしまいます。

その先、さやかは樹の消息を狂ったように探し求めるのですが、ネタバレ厳禁 、ごめんなさい! ・・・・・・・ といったお話しでした。

まさに男子版の「鶴の恩返し」のような噺でした。 紆余曲折はありましたが、ハッピーエンドでしたよ。

その優しい草花を散りばめた物語のイメージが、岩田剛典の笑顔と切っても切れないのです。 見事なまでのはまり演技でした。

可憐な花を咲かせたヘクソカズラが象徴する、野草パワー全開の最強恋愛映画でした。草食系男子を侮るなかれ!

# by zoompac | 2017-05-12 05:48 | Comments(0)

読書「今朝の春_みをつくし料理帖4」高田郁

f0090954_07052467.jpgこのシリーズ、1冊が4編の短編で構成されています。

それぞれの編に澪が工夫する料理が出てきて、大抵、「つるや」の店主種市が口に入れた途端丸い目をきゅーと細めて「こいつぁいけねぇよぅ、お澪坊」という大絶賛の決まり文句が飛び出します。

このシリーズ4作目の「今朝の春」は、「花嫁御料-ははきぎ飯」、「友待つ雪-里の白雪」、「寒紅-ひょっとこ温寿司」、それと表題の「今朝の春-寒鰆の昆布締め」の4編が収められていました。

「花嫁御料-ははきぎ飯」は、澪の想い人小松原の母が「つるや」にやってきます。 嫁とりに興味を示さない息子に「みお」という謎の女がいるらしいことを嗅ぎつけて調査にやってきたのです。 紆余曲折があって結局小松原の母は澪をいたく気に入るのですが、嫁とりの対象としては身分の違いで話にならないことを澪に告げます。 澪は諦めようと自分に言い聞かしますが・・・、恋の病は理屈で収まりません。

「友待つ雪-里の白雪」では、戯作者清右ヱ門がこともあろうに、吉原の伝説の花魁「あさひ太夫」(澪の幼馴染の野江)の正体暴露物語を手がけます。運の強い「旭日昇天」の異名を持つことから、江戸でも屈指の御用商人3人が競って身請け銭を積み上げたことから他の客を取る必要がなく楼主が幻の花魁という噂を流したものですから、この戯作は評判を呼ぶに違いありません。 版元も情報収集に援助の金を惜しみません。 澪は清右ヱ門と蕪料理で賭けに出ます。清右ヱ門のお気に入りの料理であれば、あさひ太夫の戯作を書くのを止めて欲しいというのです。大阪の大きな水害で野江と共に孤児になった澪の身の上話と今も変わらぬ友情を知って清右ヱ門は、戯作を書くのを止めることにしました。 それだけでなく、澪に料理で成功し、あさひ太夫をお前が身請けしろと発破をかけます。良い噺でした。気に入りました。

「寒紅-ひょっとこ温寿司」これは、澪と元天満一兆庵の御寮人芳(孤児になった澪の育て親)が住んでいる長屋のおりょう(「つるや」でお運びさんをやっている)とその夫で大工の伊佐三と訳ありで口の効けない太一の物語でした。

「今朝の春-寒鰆の昆布締め」元天満一兆庵の跡取り息子で江戸店を任されていた佐兵衛はあることから夜逃げをして行方不明です。江戸一番といわれる「登龍楼」との料理勝負には気乗りしないお澪でしたが、佐兵衛を探し出すきっかけになればとその勝負を受けることにします。 「寒鰆の昆布締め」で勝負に出たお澪でしたが、軍配は鰆の卵でカラスミを造った登龍楼に上がりました。
「勝つことのみに拘っていた者が敗れたなら、それまでの精進は当人にとっての無駄。ただ無心に精進を重ねたならその精進は己の糧となる。」と小松原の掛けてくれた言葉を胸の内で繰り返す澪でした。

長男君の誕生日が5月の真ん中にやってきます。前回漫画「あんどーなつ」を贈ったら、いたく気に入ったようで不足の巻も自腹で取り揃えて読んだようです。このみをつくし料理帖シリーズは全巻揃えると10冊か11冊になるのですが、とりあえず5巻目の「小夜しぐれ」まで読んで誕生日プレゼントとして送ってみようと思います。

長男君が、今、大阪の居酒屋で料理を作っていることと、高校までは東京暮らしだったので、上方と江戸の食文化の違いのエピソードがテンコ盛りのこの小説をきっと気に入ってくれると思っています。 今週の土曜日からTVドラマも始まりますしね。

# by zoompac | 2017-05-11 07:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW映画 「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」_今がすべて!

f0090954_05384236.jpgティム・バートン監督が「不思議の国のアリス」をもとに描いた大ヒットファンタジー「アリス・イン・ワンダーランド」の続編です。

今回のテーマは「時間」でした。

「時間が必ず解決するのよ。どんなに苦しい出来事だって・・・」とは、敏いとうとハッピー&ブルーの演歌「わたし祈ってます」の一節ですが、この映画は、悲しい過去にとらわれたマッドハッター(ジョニー・デップ)を救うため、時間を遡る(さかのぼる)旅に出るアリス(ミア・ワシコウスカ)の姿を描く物語でした。

赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)の顔が何故あのように大きいのか、小顔の白の女王(アン・ハサウェイ)と赤の女王のそもそもの仲違いの原因は何だったのかという興味深いエピソードもアリスの時間を遡る旅で明らかになってきます。

アリス(ミア・ワシコウスカ)が過去に時間を遡るとき、追いかけてきたタイムは「時間と競争しても勝てるわけがないぞ!」と言っていました。

その言葉通り、過去に戻っても過去そのものを変えることはできなかったのですが、その代わりにアリスは、過去から学ぶことができる、今であれば将来を変えることができることを学びました。

そうです。 大事なのは時間が与えてくれる今を一生懸命に生きることなのです。 過去から学んだ教訓を活かして、今、何かを成すことで未来は変えられるという教訓がこの映画にはあったように思います。

過去から学んだ教訓を、未来に活かすため、今の時間としっかり向き合わないということは、何よりももったいないことなのかもしれませんね。

時間は、人からどんどん若さを奪っていくというのも事実ですが、多く生きると、それだけ出会いの喜び(孫の誕生とか)も与えてももらえます。

時間について思いを馳せるいいきっかけとなった映画でした。

「人生とは今日一日のことである」 デール・カーネギー

「明日死ぬかのように生きよ、そして永遠に生きるかのように学べ」 マハトマ・ガンジー

前作の「アリス・イン・ワンダーランド」が2010年公開で主演のミア・ワシコウスカはまだ19歳でした。第2作目の今作が2016年公開で彼女も26歳です(2017年現在で27歳)。 7年の年月が、白の女王(アン・ハサウェイも今や34歳です)から美しさを、アリスから初々しさを奪い取った気がしたのは私だけでしょうか? 「今が一番若い!」「やはり、今か!」

# by zoompac | 2017-05-10 05:54 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「エリザベート ハプスブルグ家最後の皇女(上)」塚本哲也 _オーストリア視点の全ヨーロッパ史

f0090954_05565764.jpg第24回(1993年) 大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品です。(2017年から選考に一般読者の投票も加わり正式名称が大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞と改められることになりました。単に大宅賞と縮めて呼ばれることも多いようです。)

著者塚本哲也氏は、毎日新聞のウィーン、後にプラハの特派員であり、1963年、「エリーザベト・ペツネック」なる人物の訃報記事に目を留めたところから、この大宅賞受賞ノンフィクション物語の構想が上がりました。

実は、私がこの本に興味を持つことになったきっかけは、昨年の塚本哲也氏の訃報(享年87歳)と共に掲載された同氏の代表作であるこの作品の紹介記事でした。訃報繋がりですね。

単にエリザベートの波乱万丈の一生というより、その背景の第一次世界大戦前夜から第二次世界大戦終結の壮大なヨーロッパ史のうねりを記者の目でしっかり腑分けして見せてくれています。

読んでいるうちに望外の拾いものをした感じで読書の喜びもひとしおでした。

言うまでもないことだと思いますが、このハプスブルグ家最後の皇女として描かれているエリザベート(エリーザベト・ペツネック)は、宝塚歌劇団の「エリザベート~愛と死の輪舞(ロンド)」で有名なシシィの愛称で知られる皇帝フランツ・ヨーゼフの妃のエリザベートではありません。 その皇后エリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフの間に生まれたオーストリア=ハンガリー帝国皇太子ルドルフの1人娘のエリザベート(母はステファニー妃)がこの作品で語られるハプスブルグ家最後の皇女エリザベートです。 すなわちシシィの孫娘になります。

そのエリザベートの父親である皇太子ルドルフは愛人と情死したことで有名でその事件は、シャルル・ポワイエ主演の「うたかたの恋」という1930年のフランス映画になっています。この事件はその地名からマイヤーリング事件と呼ばれ、後の1957年にはオードリー・ヘップバーン(ルドルフの愛人男爵令嬢マリー・フォン・ヴェッツェラ役)とメル・ファーラー(ルドルフ役)の共演でアメリカ映画「マイヤーリング」としてリメイクされました。

ハプスブルク家は近世ドイツにおける最高の名家で、長きにわたって神聖ローマ帝国皇帝、オーストリア帝国皇帝として中部ヨーロッパに君臨しました。

「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」という家訓に現れていますが、近隣の諸侯と姻戚関係を結んで発展し、勢力を拡大し、ドイツ諸侯の中でも抜きんでた存在となり、1273年ついに神聖ローマ帝国の皇帝に選出されます。

以来、着々と版図を広げ、オーストリア、ボヘミア、ハンガリー、北イタリア、スペイン等を傘下とする広大な領土を持つ帝国となります。

戦争よりも婚姻を手段とする領土拡大の一例は、女帝マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットがフランスのルイ16世の妃となったり、かのナポレオンも妃をハプスブルグ家から迎えたりしていることでも有名ですね。

繰り返しになりますが、この本には、第一次世界大戦(1914~1918)と第二次世界大戦(1939年~1945年)の二つの大嵐を切り抜けて1963年に亡くなったエリザベート・ペネツク個人の伝記物語というよりも、むしろ滅び逝くハプスブルク家(オーストリア=ハンガリー帝国)、あるいはハプスブルク家滅亡後のオーストリアの視点から当時の欧州のパワーバランスと台頭するナチズムの脅威が描かれていました。

私の読んだ上巻では、1963年のエリザベートの訃報から、1889年のエリザベートの父親ルドルフのマイヤーリングの森での心中事件に飛び、そこからさらに遡って1883年にエリザベートが誕生する下りと、オーストリア皇太子のルドルフを取巻く欧州の勢力図が丁寧に説明されていました。そしてその勢力図の塗り替わりが、波乱万丈のエリザベートの人生と共に、第一次大戦後崩壊したドイツ帝国の後を継いだワイマール共和国(1919~1933)がヒトラー独裁政権を生んだ1933年まで描かれて、下巻へ続くことになっています。

エリザベートが誕生した頃、ドイツは鉄血宰相ビスマルクが縦横無尽の活躍でプロイセンを中心にほぼ統一されたドイツ帝国が覇を唱えていました。

ドイツを国とするならプロイセンは都道府県名のようなものです。その意味ではこの頃のオーストリアも国というより都道府県と考えた方が無難です。ハプスブルグ家・オーストリアの皇太子ルドルフに対して、ホーエンツォレルン家・プロイセンの皇太子はウィルヘルム2世でした。後にドイツ皇帝となるウィルヘルム2世はプロイセン王子フリードリヒ(フリードリヒ3世)とイギリス王女ヴィクトリアの長男としてベルリンに生まれました。

後にヒトラー政権はナチスドイツを第三帝国と呼ぶようになりますが、その意味では、この鉄血宰相ビスマルクやウィルヘルム2世が活躍したプロイセン王国がドイツ諸邦を統一したドイツ帝国(1871年 - 1918年)が「第二帝国」です。ちなみに「第一帝国」は神聖ローマ帝国(962年 - 1806年)のことです。

ウィルヘルム2世は、ずっとドイツ帝国の建設者であるビスマルクを尊敬していましたが、皇帝即位後には親政に邪魔な存在としてビスマルクを排除します。さらに、外交では一貫して帝国主義政策を推進し、海軍力を増強して新たな植民地の獲得を狙ったことから、イギリスやフランス、ロシアなど他の帝国主義国と対立を深め、最終的に第一次世界大戦を招くことになりました。

その第一次世界大戦でドイツ帝国はオーストリア=ハンガリー、オスマン=トルコ、ブルガリアと同盟を結んでイギリス、フランス、ロシアを相手に4年以上にわたって消耗戦・総力戦で戦うことになったのです。敗戦によって国民の不満が爆発し、ウィルヘルム二世は退位し、帝政は崩壊し、ドイツは1919年に発足して1933年に崩壊するワイマール共和国という共和制に移行します。

その民主的な共和制の中から、ヒトラーを党首とするナチストという妖怪を生み出すことになるいきさつもこの上巻でカバーしています。

情死したこと有名なルドルフですが、当時の欧州情勢の分析や外交能力は優れていたようです。彼はジャーナリズム関係の友達が多く欧州全域にわたって広い情報網をもっていました。反ドイツ主義の先鋒でトラと呼ばれたフランスのクレマンソーとも親交がありました。

民族主義的なドイツのウィルヘルム2世とは犬猿の仲で、ウィルヘルム2世の母親の英国王女ヴィクトリアも自分の息子よりむしろルドルフをかわいがっていたようです。

ルドルフは、民族排他主義的なドイツを嫌い、ハプスブルグ国家オーストリアは、さまざまな人種、民族(ドイツ人、スラヴ人、ハンガリー人、ポーランド人)が1つの統合された指導部の下で一緒になった連合国家にすべきとの理念に燃えていました。今の欧州連合の発想と同じです。そうした自由主義的な意味合いで西ヨーロッパの英国やフランス等の民主主義国家とうまくやっていきたいと願っていたのです。

ところが、ドイツを仮想敵国視する彼の考えは、父親のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に受け入れられず鋭く対立してしまいます。

皇帝だった父だけには遺書を残さず34歳の若さで愛人と心中を遂げてしまったルドルフの死の裏には、父親の確執と何よりハプスブルグ家崩壊への不安と焦りと失望感の深さが見え隠れしているようでした。

人によっては、第一次世界大戦の遠因をウィルヘルム2世への牽制となっていたルドルフの欠如をあげる程の有望な人物でした。ルドルフが生きていればドイツが第一次大戦を引き起こしたにせよオーストリアがドイツと同盟を組むことはなかったと思われていたからです。

ルドルフは妹によく、「ハプスブルグ家が滅ぶとすればスラヴ民族主義のためでなく、ドイツ民族主義によってだろうね」と話していたそうです。

この上巻には、呪われたハプスブルグ家のエピソードも満載でした。

1867年、皇弟フェルディナンド・マキシミリアンが、フランスの皇帝ナポレオン3世によってメキシコ皇帝に担ぎ出されたが、独立運動が起こって35歳で銃殺

22年後の1889年のエリザベートの父親ルドルフのマイヤーリングの森での心中事件

その約10年後の1898年には祖母シシィがスイスのレマン湖で暗殺(この悲劇が、死神の登場する宝塚歌劇団の「エリザベート~愛と死の輪舞(ロンド)」のテーマになっているようです。)

その2年前の1896年に、皇帝継承者となったフランツ・ヨーゼフ皇帝の三番目の弟カール・ルードリッヒが聖地巡礼先のパレスティナで赤痢にかかって死亡

そして、1914年夏、第一次大戦のきっかけとなったのがそのカールの息子で皇位継承者のフランツ・フェルナンドのバルカン半島のサラエヴォでの暗殺

その他、ヒトラーが1913年まで7年間、17歳から24歳までウィーンに暮らし、その間2度美術学校の入学試験に落第したエピソードも、そしてそれが彼自身の著書「わが闘争」に体験談として書かれていることも紹介してくれています。 同じころロシアの革命家トロツキーやスターリンもウィーンにいました。後にスターリンと大喧嘩するユーゴスラビアのチトー大統領もクロアチアから錠前工として古き良き時代のウィーンの空気を吸った1人でした。

この本の欧州勢力図の説明は、オーストリア=ハンガリー帝国の視点で語られていました。 ドイツ(プロシア)とロシアの二大勢力に挟まれた中欧、東欧の事情にもしっかり目が行き届いておりウィーンを中心とした一流のヨーロッパ史となっていました。


# by zoompac | 2017-05-09 05:57 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「想い雲_みをつくし料理帖3」高田郁

f0090954_06023845.jpg天満一兆庵の江戸店を任されていた若旦那佐兵衛が、吉原通いに明け暮れ、莫大な借財を作って店を手放し、消息を絶ったという話しが、実は富三という天満一兆庵の奉公人が店の金を使い込んだあげく、佐兵衛をだましてありもしない女郎殺しにでっち上げて逃亡させたことがわかるエピソードが盛り込まれていました。

上方と江戸の料理比較で、暑気払いとくれば江戸では泥鰌汁、上方では鱧(ハモ)だと紹介されていました。

鱧はやっかいな魚で、血も表面の滑りにも毒があるそうで、それは鰻(ウナギ)も同じだそうです。傷のある手で触ってその毒が入ると腫れるそうです。
鱧が鰻よりさらに厄介なのは、身の中に小枝のように張り巡らされた骨です。この骨切りという作業は熟練が必要です。

吉原での八朔の鱧料理に、鱧を捌いた経験のない江戸の料理人がお手上げで、澪に白羽の矢が当たるエピソードを面白く読みました。

「つる屋」の下足番ふきの弟の健坊の「登龍楼」の藪入りですが、姉と一緒に暮らしたい健坊が藪入り明けに「登龍楼」に戻らず行方不明になるエピソードが語られる「こんがり焼き柿」もなかなかの人情噺でした。

短編として1つ1つ完結の章もありますが、各章で少しづつ書き足して串刺し的に物語を進めている話題もあります。 お芳の息子の佐兵衛の行方や澪の思い人の小松原との恋の行方等です。

澪が次第に心を寄せ来店を待ち遠しく思う謎の侍小松原の正体も、どうやら浪人ではなく公方様の食膳を掌る(つかさどる)御膳奉行らしいことがわかってきました。

少しづつですが、薄皮を剥ぐように、底流にある物語の展開も見え始めてきました。


# by zoompac | 2017-05-08 06:03 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

封切り映画 「美女と野獣 2017」_絢爛豪華な夢心地の王道ミュージカル

f0090954_11495108.jpgTOHOシネマズ日本橋で観ました。

ドルビー音響のワイドスクリーンで、いつものシニア料金より200円アップの1300円でしたが、大満足の音響と絢爛豪華な画質でした。

名作ディズニーアニメ「美女と野獣」を、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化したものです。 エマ・ワトソンは知的で華麗でした。

2014年のフランス映画の「美女と野獣」は、野獣役にバンサン・カッセル、ヒロインのベル役はレア・セドゥーでしたが、兄弟・姉妹がいたり、お父さんも船乗りだったりで異なる家族背景でした。 レア・セドゥーのベル役の印象が薄かったのですが、エマ・ワトソンのベル役は印象的でした。

何より、エマ・ワトソン版はベルが大の読書家で(城の図書室の蔵書の豊富さに彼女が欣喜雀々するさまがキュート!)、その読書を通じて野獣王子と心を通じていくプロセスが気に入りました。知的好奇心と優しさを併せ持つ自立心旺盛のベルをエマ・ワトソンが見事に演じていました。

俳優たちと共演する置時計や燭台、ティーポットの擬人化も見事でした。呪いを解かれて人間に戻った家来の顔ぶれなども、わくわく感を持たせてもらいました。 丁寧に描かれていてこうした小物達が名脇役として素晴らしい歌声と音楽で盛り上げてくれるお城での食事シーンの豪華絢爛さにも瞠目させられました。

なんといっても、2014年のフランス版の「美女と野獣」との大きな違いは、この2017年版「美女と野獣」がミュージカルだということです。 画期的な手法の「ラ・ラ・ランド」とは違う、どちらかといえばむしろ古風な造りのミュージカルですが陶酔と高揚感はむしろ「美女と野獣」に軍配です。

エマ・ワトソンの歌もよかったし(「マイ・フェア・レディ」のオードリーの歌より随分肩の力を抜いて聴けます。)、意外感があったのはポット夫人のエマ・トンプソンの歌が素晴らしかったことです。

私は1991年に公開されたアニメ版「美女と野獣」を観ていないのですが、そのアニメ版で作曲賞と歌曲賞を受賞した「美女と野獣(BEAUTY AND THE BEAST)」を始め、「Belle」、「ひとりぼっちの晩餐会」、「Be our guest」など数々の名曲がこの2017年版でも残されています。 そのアニメ版で歌曲・作曲を担当したアラン・メンケンが、この2017年実写版では新たに3曲を加えてくれています。

「デイズ・イン・ザ・サン~日差しを浴びて~」(城の住人達がかつての幸せな日々を思いながら歌うナンバー)、「ひそかな夢」(野獣が解放したベルの後ろ姿を見つめながら歌う切ないバラード)と、「時は永遠に」(ベルと父モーリスの過去が明かされるシーンとエンド・クレジットで流れます。エンド・クレジットの歌は、91年のアニメ版で歌姫として大ブレイクしたセリーヌ・ディオンが歌っています。)

アラン・メンケンは歌曲賞・作曲賞等アカデミー賞にこれまで19回ノミネートされ8回受賞の常連ですが、この「美女と野獣2017」で早くも9回目の受賞の呼び声が高まっています。

ミュージカルに情熱と類まれなる蘊蓄を持つ「シカゴ」の脚本担当、「ドリームガールズ」の監督を務めたビル・コンドンがメガホンをとり、呪いで野獣の姿に変えられた王子(ダン・スティーブンス)と美しく聡明なヒロインのベルが惹かれ合っていく姿を描いていました。

ゴールデン・ウィークに遊びにきた孫嬢は、お泊りがなかったのでこの映画を一緒に観れませんでしたが、機会があれば、1991年のアニメ版を一緒に観て、そしてこの実写版もいずれDVDで観たいと思った映画でした。(孫嬢が「モアナと伝説の海」を怖がったため、この「美女と野獣」も怖がるに違いないと推測されました。今年の4月からぴかぴかの小1生です。)


# by zoompac | 2017-05-07 11:50 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

封切り映画 「グレートウォール」

f0090954_08005989.jpgTOHOシネマズシャンテで観ました。

10年以上前に私が外資系金融会社で働いていた頃、同じグループ内での証券業務と銀行業務の二部門の情報をイントラネット上完全に隔離する仕組みを「チャイニーズウォール」と呼んでいました。 万里の長城の英語名「The Great Wall of China」とイントラネット防御のための「ファイアウォール」を合成した造語ですが、危うさを伺わせる比喩のような響きがあったと記憶しています。

今、トランプ政権がメキシコとの国境に築こうとしているのもこのようなグレイトウォールなのでしょうか? 5月5日から「ノー・エスケープ 自由への国境」という映画が全国公開となります。 砂漠の国境を舞台で繰り広げられる究極の逃走サバイバル映画のようです。 メキシコからの不法侵入者を射殺していく銃弾の背後にトランプ大統領がいるような既視感を覚える映画のようです。

「グレートウォール」は、中国を代表する巨匠チャン・イーモウが、「ジェイソン・ボーン」シリーズで知られるハリウッドスターのマット・デイモンを主演に迎え、万里の長城を舞台に繰り広げられる壮絶な戦いを描いた中国・アメリカ合作のアクション大作です。 俳優はほとんど中国、香港、台湾人で占められ、舞台も中国の万里の長城という設定ですが、監督を除いた脚本、編集、衣装、音楽などはハリウッド側が請け負っていました。

ヒロインを演じたジン・ティエンが、チャン・イーモウ監督に見いだされた次世代チャン・ツィイーやコン・リーとして大女優への道を歩めればいいですね。

万里の長城といえば秦の始皇帝とか漢の武帝の頃が有名ですが、この映画の時代設定は宋(960~1279)でした。

宋代の中国はヨーロッパに先んじて火薬や羅針盤等を発明していました。 火薬を入手して一攫千金を狙う冒険西洋人傭兵ウィリアム(マット・ディモン)とその連れ(ペドロ・パスカル)が万里の長城で禁軍に捕まります。 宋の時代の禁軍とは、禁裏、禁中を守る近衛軍ではなく、国軍、中央軍の意味です。 その禁軍が莫大な戦力を万里の長城に結集していたのですが、それは60年毎に現れるという敵の来襲に備えていたからです。 そんな緊張の中で捕らえられた二人でした。 そしてその敵とは、匈奴といった生易しい異民族ではなく饕餮(とうてつ)という異種生物でした。 プレデターとエイリアンを足して2で割ったような破壊力と攻撃力に秀でた生物です。

伝説によると饕餮は人間の欲が姿を変えたもので、その貪欲さはなんとなく貧富の差を拡大する資本主義をイメージさせる怪物でした。 人間の欲が独り立ちして怪獣に姿を変え人間を襲って喰らうのです。

傭兵ウィリアムが、万里の長城へとたどり着いたときが、圧倒的な数の饕餮が60年に一度現れるちょうどそのときだったのです。ウィリアムは万里の長城へ逃げ込む前に饕餮と戦って切り落とした饕餮の手を持っていました。そのことから饕餮は磁石に弱いということがわかり、西洋人傭兵2人は禁軍の仲間入りを果たします。 ジン・ティエン扮する女司令官リン・メイとも信任を深め、圧倒的な敵を前に団結して戦う禁軍仲間と共に、ウィリアムは戦う理由を見出していくという物語でした。

中国の歌って踊れるアイドルのルハン、 WOWOWの「三国志 趙雲伝」で韓国のアイドルグループ「少女時代」のユナとイチャイチャの主人公趙雲を演じている中国人俳優ケニー・リン、香港で最も成功した俳優の1人であるアンディ・ラウ等も共演していました。

そういえば、アンディ・ラウが主演したインファナル・アフェアの第一作をマーティン・スコセッシ監督が「ディパーテッド」として2006年にリメイクしてアカデミー賞作品賞を受賞しました。そのハリウッド作品ではマット・ディモンが香港のオリジナル作品のラウが演じた役を演じていましたね。 ギャングの部下で警察組織に潜入したほうの人物です。 (その逆の警察官でギャング組織に入り込み潜入捜査している人物はオリジナル版がトニー・レオン、ハリウッド版がレオナルド・デカプリオでした。)

筋立ては単純なものでしたが、特撮での映像のスケールの大きさと音の大きさには圧倒されました。 最近MRI検査で脳梗塞の予防検査をしたのですが、その検査時に脳髄に響くような音ががんがん響くそのような迫力の映像に迫力の音響でした。

# by zoompac | 2017-05-06 08:10 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

ご当地焼きそば食べ比べ_ひるぜん、なみえ、横手、富士宮の4つの焼きそば

f0090954_08272361.jpg①ひるぜん焼きそば(岡山県)
B級グルメの祭典「B-1グランプリ」にて、2011年の第6回ゴールグランプリ(優勝)を受賞した「ひるぜん焼きそば」の特徴は三つあります。

第一の特徴は味付けにソースではなくタレを使うことです。
味の決め手となる秘伝の特製ダレはリンゴ、玉ねぎ、にんにくやショウガを入れ赤ワインを隠し味として濃厚なみそをベースにして作ったものでコク深い甘辛の味わいがあります。
このタレは実は、蒜山高原でポピュラーなジンギスカン料理に使うタレと同じものだそうです。

第二の特徴は、具材に豚肉ではなくカシワ肉(親鶏の肉)を使うことです。 そして第三の特徴は蒜山高原産のキャベツが必須の食材となっていることです。 キャベツをたっぷり盛り込んであるから、シャキッとした食感が楽しめます。

これも特徴に追加したほうがいいのかもしれませんが、私が食べたひるぜん焼きそばの麺はもちっとしたストレート麺でした。

②なみえ焼そば(福島県)f0090954_08274254.jpg
2013年の第8回B-1グランプリで悲願の1位を獲得しました。

福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる「なみえ焼そば」といえば、「焼うどん」とまがうばかリの極太麺が特徴です。

特徴を三つ並べるとすれば、通常の約3倍のもある太い麺と、ガツーンとくるうまみたっぷりの超濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具ということになるでしょうね。 一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされています。

ここまでコッテリとした味ならば極太麺じゃないと受け止められないのかもしれませんね。 焼うどんとまがうほどの太麺で、ご当地に焼うどんがあるのかどうか気になりました。

f0090954_08280122.jpg③横手焼きそば(秋田)
横手やきそば(よこてやきそば)は、秋田県横手市周辺で販売されている焼きそばで、B級グルメの大会の2009年の第4回「B-1グランプリ」で優勝をしています。

特徴として三つあげますと、細いストレート麺に出汁入りのウスターソース味付けなのでやや水分多めのしんなりした麺、片面焼の目玉焼きのトッピングに、付け合わせが紅ショウガではなく福神漬けだといったところでしょうか。
もう1つ特徴を追加するとすれば、たっぷりキャベツや豚のひき肉などが具としてゴロゴロと入っています。

目玉焼きの黄身を崩して、ちょっと多めのソースと絡めて食べるのが横手流だそうです。

④富士宮焼きそば(静岡県)f0090954_08281973.jpg
B級グルメの人気を決めるB-1グランプリにおいては第1回(2006年)と第2回(2007回)で優勝連覇した焼きそばです。 独自性のある地元の焼きそばで地域おこしを成功させた例として取り上げられることも多いようです。

三つの特徴としては、 もちもちのストレート細麺、肉カスを使用、仕上げにサバやイワシの削り粉を振りかけることでしょうか?

私の食べた富士宮焼きそばにはキャベツが入っており、青ネギと紅ショウガのトッピングが目に鮮やかでした。 具としてキャベツの他に乾いた肉のようなものが入っており、それが多分豚肉の肉カスだったのでしょうね。

このご当地焼きそば、実は違う日4回に分けて、東京駅八重洲地下街のお好み焼き屋「ぼでじゅう」でいただきました。このお店の関係者の方がB-1グランプリ関係にも首を突っ込まれていて、この店でご当地焼きそばキャンペーンを展開されていたのです。

ぼでじゅうのオリジナル焼きそばも美味しいですよ。大阪のお店とあって、太麺のストレート麺と甘辛のドロソースに鰹節と青のりを掛けていただきます。


# by zoompac | 2017-05-05 08:38 | 酒・ワイン・珈琲・旅 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

NEW SINGLE
WMP HIGH LOW
REAL HIGH LOW
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海外オフィシャルサイト
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