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日簿問題解法パターン(商会) 貸倒引当金問題

貸倒引当金の問題

貸倒引当金の対象となる金銭債権区分は次の3つです。

債権の区分
算出単位
貸倒見積り額の算定
①一般債権
総括引当法
貸倒実績見積法(過去3年の平均)
②貸倒懸念債権
個別引当法(会社別)
財務内容評価法/キャッシュフロー見積法
③破産更生債権
個別引当法(会社別)
財務内容評価法

①は1級でも出題されますが、2級試験のようにこれだけが問われるのではなく、②と③の組み合わせ問題で、貸倒引当金のBS残高や貸倒引当金繰入のPL金額の合計の一部分を構成するにすぎません。単独で出題された場合、積送未収金や割賦販売売掛金のような特殊販売が絡まない限りその答えが正しくても配点対象とはなりません。売掛金、受取手形等の残高がわかっていて、残高合計の2%という引当金設定率が与えられていても、その対象が一般債権であることに要注意です。

回収できない破産更生債権は、売掛金、受取手形、貸付金残高から、破産更生債権等という勘定科目にその対象残高を移すのでまだわかりやすいのですが、この2%を使った貸倒実績見積り法の対象は一般債権ですので、貸倒懸念債権をそれらの残高から控除して算出する必要があります。

②貸倒懸念債権は、相手の会社からの返済が多少なりとも見込めるという債権です。
財務内容評価法による貸倒見積り高=債権金額-担保・保証による回収見込み額-債務者からの回収見込み額となります。

③の破産更生債権の財務内容評価法による貸倒見積り高は、債権金額-担保・保証による回収見込み額となります。

②の貸倒懸念債権のキャッシュフロー見積法の貸倒見積り高は、債権金額-将来キャッシュフローの割引現在価値で求めます。
将来キャッシュフローとは元本の回収額及び利息受取額をいい、割引現在価値を計算するときの割引率は「契約時(変更前)」の利子率を使います。

なお、PL勘定項目の費用となる貸倒引当金繰入ですが、対象勘定が、売掛金や受取手形等営業に係るものであれば販売費、営業に関わらない貸付金等であれば営業外費用です。逆に収益となる貸倒引当金戻入の場合は、対象勘定が何であれすべて営業外収益になります。

なお、キャッシュフロー見積法での貸倒引当金は設定前残高より設定後残高の方が必ず減少するという特徴があります。このときのPL勘定科目は貸倒引当金戻入ではなく、受取利息勘定を使います。区分は貸倒引当金戻入同様営業外収益です。 キャッシュフロー見積もり法ときたら営業外収益の「受取利息勘定」です。 1~2点の配点が望めるボーナス問題なので丸暗記ですね。

余談ながら、貸倒の会計処理後に債権を回収した場合の勘定科目は償却債権取立益を使います。営業外収益です。現金預金 / 償却債権取立益です。
by zoompac | 2016-08-31 05:57 | 資格試験勉強 | Comments(0)

読書 「コンビニ人間」 村田紗耶香

f0090954_642466.jpg第155回(平成28年上半期)芥川賞受賞作です。月刊文芸春秋9月号の芥川賞特集号に全文掲載されていました。

選評者の奥泉光氏曰く、「最初の投票で他を圧倒する票を獲得し波乱なく受賞が決まった。」とのことでした。

山田詠美氏は、「十数年選考委員をやってきたが、候補作を読んで笑ったのは初めて。」と言っていました。

その言葉につられて読み始めましたが、普通とは違う滑稽さにはアイロニーとペーソスがしっかり練りあわされてなんとも味わい深い作品との印象を持ちました。

誤解を恐れずに言うならば、夏目漱石の「坊ちゃん」「吾輩は猫である」の上質のユーモアに相通ずるものを感じました。

人間として空気が読めない常識外れの行動しかできない普通の人間の範疇から飛び出し気味の主人公が、コンビニで働き始めマニュアルという指図書に出会って初めて、自分でも社会に同調した違和感のない世界を体験します。

筆者はこのことを、「そのとき、私は、初めて、世界の部品になることができたのだった。世界の正常な部品としての私が誕生したのだった。」と表現していました。

それは私が18歳のときでした。

コンビニという利用者としてはなんということのない身近にある店ですが、お客に接する店側の視線でコンビニ店を俯瞰的に描写してくれたところは大いに興味をそそられます。

コンビニの音の観察から入る切り口も新鮮でしたし、コンビニの朝から深夜までの忙閑の波が描かれるかと思えば、18年だかの彼女のコンビニバイト生活の時間をぎゅっと絞って、近所の老夫婦だとかがやってきて「この店はちっとも変わらないわねぇ」という台詞を吐かせています。ちっとも変わらないように見えるのは、その老夫婦とコンビニでバイトを続ける主人公だけなのです。その期間に店長はなんと8人も変わっているのです。

今の彼女は36歳です。 コンビニバイト18年、独身です。

そこには、無常の世界に対する客観的な目をもった主人公がでんと居座っているのです。

ところが、起承転結の転の箇所で、同級生や妹が主人公のことを心配し始めます。 就活や恋愛、結婚等諸々のことです。

ということでコンビニを辞めて就職活動に専念することになるのです。 周りの心配がうっとおしくて、恋愛感情抜きに同棲を始めた男にそそのかされたのです。

「普通の人間って、普通じゃない人間を裁判するのが趣味なんですよ。でもね、僕を追い出したりしたら、ますます皆はあなたを裁く。だからあなたは僕を飼い続けるしかないんだ。」なんてうそぶく男です。

ラストで彼女がトイレのためコンビニ店に入って、野生の呼び声に導かれるように、私はコンビニ店員という動物なんだ。その本能を裏切ることはできないと気づくところが圧巻ですよ。

就活の面談に付き添ってきたその同棲男に言います。

「誰に許されなくても私はコンビニ人間なんです。人間の私にはひょっとしたら白羽さんがいたほうが都合よくて、家族や友人も安心して納得するかもしれない。でもコンビニ店員という動物である私にとっては、あなたはまったく必要ないんです。」

世の中のそしてコンビニの世界の見方を変えてくれるいい作品だと思いました。

著者の村田紗耶香氏が受賞者インタビューの中で語っていたことで印象に残った言葉があります。

「小説家は楽譜を書いていて、読者はその楽譜を演奏してくれる演奏家だ」という言葉です。彼女が大学生のとき「小説の書き方」について師事した宮原昭夫先生の教えだったそうです。読者を上から見下すことは厳禁で、必ず作家より上にいるものだと考えて上に向かって書く姿勢が作品の品格に影響するのだという趣旨でした。

この「コンビニ人間」にはそのような配慮が活かされ、好感度の高い作品に仕上がっていました。
by zoompac | 2016-08-30 06:04 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「海の都の物語3 ヴェネツイア共和国の一千年」 塩野七生

f0090954_654827.jpgイタリアの国旗は緑と白と赤の三色旗です。 海上の旗は少し違います。真ん中の白の部分に4つの紋章が描かれています。

4つの紋章は、イタリアの4つの海洋都市国家の国旗です。上段左から右に時計回りに、ヴェネツイア、ジェノバ、ピサ、アマルフィの順になります。

この海の都の物語3巻には、4つの海の共和国の栄枯盛衰が描かれていました。

9世紀にはじまり、14世紀後半に頂点に達し、15世紀末に、片やオスマントルコの攻勢、片やコロンブスやヴァスコ・ダ・ガマ等による大航海時代の到来に挟み撃ちにされて下降線をたどるまで、地中海は、これらイタリアの4つの海の共和国の海でした。

第二次大戦後のイタリア海軍及び商戦旗の図柄は、昔の栄光にあやかりたいという思いが込められているように思えます。

海洋国家アマルフィの黄金時代は10世紀半ばから11世紀半ばの100年間でした。

ナポリ湾の西の端にあるポッツオーリが古代ローマ時代の重要な港であったこと、布教活動の拠点として司教区に早くから指定されていたこと、そしてアマルフィは名目的にビザンチン帝国領であったこと等で、アマルフィは交易を通じて地中海全域のイスラム教徒とローマ法王庁の仲介役を務めていたのです。 またナポリも軍事的には、アマルフィ海軍なしにはサラセン海賊に対して防衛できなかったのです。 当時のアマルフィはナポリよりずっと重要で繁栄していました。

アマルフィイの商人には、マウロがいます。オリエント貿易で大成功し、聖地巡礼に来るキリスト教徒のため、イェルサレムに聖ヨハネ騎士団を創設しました。その後イェルサレムがイスラム教徒に奪回された後、ロードス島に本拠地を移したことからロードス騎士団とか、のちにマルタ島を本拠地にしたことからマルタ騎士団とも呼ばれました。

ロードス騎士団もマルタ騎士団も孤軍奮闘のゲリラ別動隊の大活躍をしますが、アマルフィ本国は皮肉にも十字軍運動には乗り遅れてしまいます。 1073年にビザンチン帝国に代わって南イタリアの支配者となったノルマン人によって本国が征服されてしまったのです。

国家事業でなければ実行不可能な大海運事業である第3次以降の十字軍の輸送は、十字軍の主流であるフランスに近かったジェノヴァとピサの二国に委ねられることになりました。 こうした十字軍遠征という大プロジェクトに投資できなかったアマルフィは国家として衰退し12世紀半ばには地中海という舞台から姿を消してしまいました。

ピサは海に面していませんでしたが、アルノ河を通じてトスカーナ地方の物産の海への唯一の出口であったこととアウレア街道沿いの要所にあったためキリスト教がローマ帝国の国境になってすぐに司教区に指定されました。 それにサラセン人からの脅威に対しては、呼び込んで戦うことをせず、常に海に出て先手必勝の作戦をとりたびたび北アフリカのサラセン海賊の本拠地まで遠征するという積極性をもっていました。

十字軍遠征もピサを一気に海洋国へ飛躍させました。 12世紀を通じてピサは黄金期を迎えました。

11世紀まで対サラセンで同盟を組み共同で戦ったジェノヴァとコルシカ島の領有をめぐって衝突してから、この二国は敵対関係に転じてしまいます。

ピサは海ではジェノヴァ、陸ではピサの港を欲しがったフィレンツェと対峙することになってしまいます。 ローマ法王と神聖ローマ帝国皇帝のパワーバランスにあって、皇帝派であったピサは法王派のジェノヴァとフィレンツェに挟まれ、しかも13世紀後半に神聖ローマ帝国フリードリッヒ二世が亡くなった後ピサは孤島のようになってしまいました。 そのピサの退潮を決定的にしたのは1284年のメロリア沖でのジェノヴァとの海戦での敗戦でした。 海洋国家としてのピサは13世紀後半に退場してしまいました。

残ったジェノヴァとヴェネツィアは13世紀半ばから14世紀末の約120年に渡って全面対決を4回繰り返し、2勝2敗でした。第5回目の戦いで、ヴェネツィアの不戦勝となり、ジェノヴァも姿を消すことになりました。 コロンブスという天才船乗りを生んだジェノヴァもフランス王の支配下になったり、ミラノ公の支配下になったり、紆余曲折を経てスペイン王の保護領になりました。

4つの海の共和国の栄枯盛衰物語は、二大大国ジェノヴァとヴェネツィアのがっぷり四つガチ対決が圧巻でした。
by zoompac | 2016-08-29 06:05 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

直木賞特集「海の見える理髪店」@オール読物

f0090954_10311746.jpg

受賞作は短編6編で構成されていますが、「直木賞特集」のオール読物9月号に、その中から、短編集のタイトルになった「海の見える理髪店」、「いつか来た道」、「成人式」の三作が完全収録されていました。

短編を読む快感は、藤沢周平、奥田英朗、浅田次郎の諸作品で堪能させてもらった覚えがありますが、荻原浩がここまで秀逸な短編の名手だったことに驚きと喜びを感じてしまいました。

私の読んできた荻原作品は、「明日の記憶」、「愛しの座敷わらし」、「神様からひと言」等の長編でした。 アイディアがピリッと効いた物語性の豊かな作品を書かれる人だとの印象を持っていました。

選考員の浅田次郎氏が「奇抜な発想にもかかわらず物語は静謐に進行する。しかもテーマが据わっているので心に残る」と評していました。

北原謙三氏は「人々の営みの底に潜む闇を、肩肘の張らない描写で見せている」と言い、高村薫氏は「私たちのさりげない日常は、こうして切りとられることによって人生となるのだと気づかされる」とその作品における熟練の技を絶賛していました。

ちなみに、理髪店主の軽妙な語り口で男の半生が描かれ、店主と客という二人の登場人物の関係があざやかに浮かび上がってくる表題作「海の見える理髪店」は、伊集院静氏がその技量をべた褒めでした。

母と娘との確執が緩むのに16年もの長き音信不通を要し、咀嚼が噛み合わないまでも母の老いによって確執が風化し人間の生物としての衰えと哀しさを浮き彫りにした「いつかきた道」は、私(杏子)が自分が生まれた町の生まれた家に16年ぶりに帰り少し痴呆の気のでてきたかって画家だった母に会いに行く話ですが、まことに細やかな切り口で母娘の齟齬を描き切った秀逸の作品でした。

選評者桐野夏生氏が、「ちなみに私の好きな作品は、『いつかきた道』である。年月が経てば母は老いて、哀しみだけが残る。 」と述べていました。

「成人式」は、宮部みゆき氏が、「亡き娘に代わって両親が成人式に出席するお話しで、深いテーマを軽妙に、しかしあくまでも真摯に描く荻原さんらしい短編だと思いました。」と評していました。

確かに奇妙奇天烈なアイディアに寄り掛かった物語でしたが、ケレン味なく現実的な視線で真っ向から両親が若作りして5年前に亡くなった娘の代わりに成人式に参加することの実現に邁進する姿に、両親の深い悲しみとその悲しみを乗り越えていきたい意気込みを感じられるいいお話しでした。

この短編集には、伝えられなかった言葉、忘れられない後悔が、時間の流れとともに風化しセピア色に変わった様を静かに掬い取った物語が語られています。 残りの3話を読みたくて、おそらく「海の見える理髪店」の単行本を購入することになりそうです。
by zoompac | 2016-08-28 10:31 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

商会の総合問題における有価証券の問題(部分純資産直入法)

経験則から、総合問題の中に有価証券の問題は必ずと言っていいほど含まれている「その他有価証券の評価」は頻出問題ですね。

その他有価証券の定義は、売買目的有価証券、満期保有目的債権、子会社・関連会社以外の有価証券とされています。

債券の場合、売買目的でも満期保有でもないってイメージしにくいですね。 ここは株式だけに絞って子会社・関連会社ほど持ち分比率の高くない「持ち合い株式」だと決めつけてしまうことが正解でしょう。 業務提携のお付き合いにそれぞれ少しづつ株を持ち合いましょうって感じですかね。

その持ち合い株を期末時価の上げ下げに対応させて評価していくって話です。 実際に売買認識するわけではありませんので翌期首にその評価の反対仕訳を入れて毎期毎期「御破算で願いましては」とするのです。 今までの行きがかりを一切捨てて、毎期毎期取得原価に立ち戻って、その期の期末時価で評価をすることを繰り返すのです。

ちょっと専門的な言葉で言いますと、『「その他有価証券」の「評価差額」の会計処理は洗替方式によるため、翌期首に再振替を行う。 その期末の評価額を時期に引き継ぐ「切放方式」は適用しない。』ということになります。

その他有価証券の評価には2つの方法があります。 その他有価証券ときたらまず、全部純資産直入法か部分純資産直入法か問題文から判断することが必要です。

その方法の違いは、評価額がマイナス、評価損が出たときの仕訳処理にあります。 全部純資産直入は評価損は損益処理を行わず文字通り純資産直入です。 評価損ですから純資産のマイナス金額表示になります。
一方、部分純資産直入法は、評価益であれば純資産(その他有価証券評価差額金)とし、評価損であれば、普通に「その他有価証券評価損益」という損益勘定を使って営業外費用計上するということです。

似たような勘定科目名ですが、「その他有価証券評価差額金」は純資産勘定項目で、「その他有価証券評価損益」は営業外費用計上の損益勘定項目です。 空欄にしてこの勘定名を書かせる問題もよく見ます。

税効果会計において、全部純資産直入法(PLに関わりないので「法人税等調整額」勘定は使わない)と部分純資産直入法(PLに関わるので「法人税等調整額」勘定を使う)という違いも要注意ポイントです。

試験では、そのあたりの理解ができているかどうかが問われます。 配点がせいぜい2点くらいというしょぼい部分点になりますが、総合問題は部分点のチリツモですから仕方ありませんね。

具体的な仕訳を次に例示しておきます。

1)全部純資産直入法→評価差額を「純資産の部」に計上

・取得原価<時価
当期末 その他有価証券 XX / 繰延税金負債 XX
               / その他有価証券評価差額金(BS純資産の部に計上)XX

翌期首   繰延税金負債 XX       / その他有価証券 XX
      その他有価証券評価差額金 XX /

・取得原価>時価
差額が損になるときは、純資産からその差額を控除する仕訳となります。 十分な残高がなければ、純資産のマイナス金額で表示される可能性もありってことです。)
当期末 繰延税金資産 XX       / その他有価証券 XX
     その他有価証券評価差額金 XX  /

翌期首  その他有価証券 XX / 繰延税金資産 XX
              / その他有価証券評価差額金(BS純資産の部に計上)XX

2)部分純資産直入法→評価差(益)額を「純資産の部」、評価差(損)額を「営業外費用」に計上するという特徴があります。
(この評価差(損)額の例外的な仕訳がよく試験に出ています!「その他有価証券」= 純資産直入って丸暗記させられますが、例外的扱いには柔軟に対処する必要があります。)

・取得原価<時価
当期末 その他有価証券 XX / 繰延税金負債 XX
              / その他有価証券評価差額金(BS純資産の部に計上)XX

翌期首   繰延税金負債 XX       / その他有価証券 XX
      その他有価証券評価差額金 XX /

・取得原価>時価
当期末 その他有価証券評価損益 XX /  その他有価証券 XX
      (その他有価証券評損/投資有価証券評価損→営業外費用です!)
      繰延税金資産 XX      /  法人税等調整額 XX

翌期首  その他有価証券 XX / その他有価証券評価損益 XX
              (その他有価証券評損)
     法人税等調整額 XX / 繰延税金資産 XX
by zoompac | 2016-08-27 07:15 | Comments(0)

TsutayaDVD 「怒りの葡萄」

f0090954_5491530.jpgこの映画で驚かされるのは、この一大流民の大移動が1934年から数年間の間に起きた出来事を描いているのであって西部劇時代の大昔ではないということです。

大流民発生の原因の一つは、ロッキー山脈から東の諸州に大砂嵐が吹き荒れたことです。もともと砂嵐地帯の乾燥地帯に異常な大嵐が起きたようです。地帯の農作物が被害にあい、地主たちは、その土地に小作農として長年住みついていた人々を追い立てようとします。キャッツと呼ばれるトラクター兼ブルトーザーのような機械が1台で小作人の15人分くらいの働きをするとかで、農業の機械化への端境期に自然の猛威の砂嵐被害が重なったのです。

オクラホマ州だけで25万という巨大な流民を生みました。追い立てられた賃金労働者たちは、家財を売って手に入れたおんぼろトラックに寝具と食べ物を積み込み3000㎞も離れたカリフォルニア州を目指します。

主人公のトム・ジョード(ヘンリー・フォンダ)の一家もそのような流民の一部でした。彼らにとってはカリフォルニアの果樹園での労働が希望でした。

過酷なトラックの移動で、祖父も祖母も亡くした挙句にやってきたカリフォルニアでの労働市場は大量の流民流入のせいで数百人に一人という競争の激しさで、賃金は信じられないほど値下がりしていました。

元々カリフォルニアで働いていた連中は既得権を自衛すべく、オクラホマから来た流民をオーキーと呼んで差別し、団体で武装し残虐な行為も厭いません。彼らは、オーキーの前は、中国人移民に対してチンクスという蔑称で、日本人移民にはジャップという蔑称で差別しました。彼らにとって、より安い賃金でより勤勉に働くチンクスやジャップは脅威だったのです。その彼らにとってオーキーは数の脅威でした。人間の尊厳が保たれるにはあまりにも短時間であまりにも巨大な数の流民の入植でした。

アメリカのこうした差別の行い方は、ちょうど日本の柔道部のような体育系クラブが、歓迎の名目の下、秩序と規律を正すため?先輩が新入部員をしごくことに似ています。しごかれた新入部員が上級生になって新たに入部した新人をいじめるようなものですね。そうした記述が司馬遼太郎氏の「アメリカ素描」にありました。

ただ、25万人のオーキーの流入の脅威はそのような悠長なものではありませんね。

待遇改善のため労働者を組織しようという活動をはじめた友達を地主に雇われた警備員に撲殺され、そこに居合わせた主人公はその警備員を殺害し、家族と別れ地下に潜るところでこの物語は終わっていました。

原作は、アメリカ合衆国の作家ジョン・スタインベックによる同名の小説です。この小説により、スタインベックは1940年にピューリッツァー賞を受賞しました。後のノーベル文学賞受賞(1962年)も、主に本作を受賞理由としています。

映画は、1941年の第13回アカデミー賞で、ジョン・フォードが監督賞を、お母さん役のジェーン・ダーウェルが助演女優賞を受賞しています。他に5部門がノミネートされました。

題名の「怒りの葡萄」の意味は、映画にもちらっと出てきますが、原作を参照すると、カリフォルニアに大量の果実や穀物が実っているのに、そして一方には飢えた人々が多くいるのに、それらの果実や穀物が収穫されず、むざむざと腐れ果てていく様子を描いているシーンに象徴されているように思えます。

労働者達は、熟れた果実を地主はむざむざ台無しにはしないだろうと憶測して労働ボイコットのストライキに入るのですが、地主たちは焦りません。労働の替えはいくらでもいますし、果実が駄目になっても需給ひっ迫すれば値が上がることを知っているからです。

彼ら大農園・大資本は、果実の価格操作も農業労働者に対する賃金操作も意のままにできるということなのです。

かくて、富めるものは一層豊かになって土地と資本を増やしていきますし、貧しいものは一層貧しくなり、わずかに持っていた農地までも失ってしまう結果になるのです。

この小説では、「貧しいものたちが、いつまでもこの状況を我慢しているわけではない。」と言っていますが、この小説が描かれた事件から80年経った今も、資本主義のもたらす貧富格差は縮んだり拡大したりを繰り返しているだけで、「怒りの葡萄」で描かれた基本構造は変わっていない気がしますね。

著者は、「人びとの目の中には、失敗の色がうかび、飢えた人びとの目の中にはしだいにわきあがる激怒の色がある。人びとの魂の中には、怒りのブドウが、しだいに満ちて、おびただしく実っていく。収穫のときをめざして、しだいにおびただしく実っていくのだ。」と多くの賃金労働者が立ち上がって「怒りの葡萄」を収穫する期が熟したような書き方をしていましたが。

私が、そもそもこの映画を観たいと思ったきっかけは、司馬遼太郎氏の「アメリカ素描」の中にあった「怒りの葡萄」についての記述です。「怒りの葡萄」の著者のジョン・スタインベックの生地カリフォルニアのサリナスを訪れた司馬氏のまるで日本の田舎町のシャッター街を見たような印象が面白くもあり哀しくもありましたが、「怒りの葡萄」の時代背景は面白く読みました。
by zoompac | 2016-08-26 05:49 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「関西人の正体」井上章一

f0090954_527770.jpg関西人と一口に言っても、京都、大阪、神戸は全然違いますし、彼らも一緒くたにされることを嫌います。

大阪の中にも、北と南のカルチャーがちゃいます。といっても、私は出身は山口県の田舎で大学時代と就職してしばらく大阪に住んでいただけです。

著者井上章一氏の「京都ぎらい」という新書版がベストセラーということでしたが、京都出身の人のなかには会話の中に「僕って、京都じゃない!」なんて前置きするイケズな奴がいて、すぐ「それが、どげんしたと?」って突っ込みを入れたくなる性分ですから、京都人が京都のことを書いた本にまで虫酸が走るようでして全然食指が動きませんでした。

その著者の本が「関西人の正体」って本で、本屋に平積みになっていました。思わず手にして買ってしまいました。上方落語と江戸落語の比較なんぞに興味があったし、大阪人がネタにされていて「京都ぎらい」の後に関西包括の新作が出たと思ったのです。

ところが、この本は1995年に出された本なのですね。その8年後に小学館の文庫となり、私が買ったのは、2016年の朝日文庫版で、内容は20年前のまんまでした。

まあ、それにしても京都人がそれでなくても自虐的な大阪人を虚仮にしとるわぁ~と偏見ぷんぷんの批判読みをしていきましたが、いやはや面白いのです。

オマーン港、オメコメ、おめこぼしの類のハナシは、電車の中で吹き出しそうになり笑いをこらえるのに苦しい思いをしました。

昔、天下の台所と言われ、本来は贅沢な高級料理を食べて家財を傾ける意味の「食い倒れ」が、ホルモン焼き、うどん、たこ焼き、お好み焼き等庶民の食べ物が盛況な大阪にあっては、食べ過ぎて倒れるイメージの「食い倒れ」が定着していると鋭く指摘しています。

その大衆的な安い食べ物も、日中戦争で武器弾薬を全国から労働者を集めてOBP(大阪ビジネスパーク)で作らせた名残のような書き方でした。

余談ながら、大阪城発着の水上タクシーからこの元弾薬庫の跡地のような建物を実際に見ることができます。そして、これは著者の冗談でしょうが、たこ焼きはその弾薬を作るときの金型を使って作ったのがはじまりではないかと言っていました。

その他、何故、大阪にはケバイ姉ちゃんが多いのかとか、笑いと道化の大阪文化とか、近畿と関西についての面白い考察、御堂筋は整然として大阪の印象が薄く、一方、ミナミの通天閣界隈のかに道楽の「カニ」とづぼらやの「ふぐ」の看板にこそ大阪の猥雑なイメージを求める説とか、読んで楽しい、20年経っても古さは感じさせない内容でした。

これが面白かったからとて、「京都ぎらい」は、なんとなくいけずっぽくて読む気にはなれませんけどね。
by zoompac | 2016-08-25 05:27 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ニュースの真相」

f0090954_53424100.jpg舞台は、ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年のアメリカで実際に起こった、あるスクープ報道が広げた波紋の一部始終を、ケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォードの共演で描いた実録ドラマでした。

CBSニュースのベテランプロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)は、伝説的ジャーナリスト、ダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務める看板番組で、ブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、全米にセンセーションを巻き起こします。イラクのアブグレイブ刑務所での捕虜虐待事件についてもすっぱ抜きの報道を行った後でメアリー・メイプス達の報道チームはノリノリでした。しかし、その疑惑の「決定的新証拠」を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから事態は一転するのです。

そしてメアリーやダンら番組スタッフをはじめ、CBSは猛烈な批判の矢面に立たされることになってしまいます。同業他社の批判報道もとどまるところを知らず、ついにCBS上層部は事態を収拾するため内部調査委員会を設置するハメになってしまいます。

圧倒的な不利な状況の中で、メアリーは圧力に屈することなく、真実を伝えるジャーナリストとしての矜持と信念を伝えるため、勇気を奮い起こします。

テンパった主人公を演ずるケイト・ブランシェットの表情と啖呵にご注目!と声を大にして言いたいです。鬼気迫るど迫力にさぶいぼたちまっせ!

本作は、メアリー・メイプスの自伝を基にしています。

ケイト・ブランシェットが演じた、鬼気迫るジャーナリストといえば、「ヴェロニカ・ゲリン」(’03)もお勧めです。こちらは、アイルランドのダブリンが舞台で、麻薬犯罪を追及し、1996年に犯罪組織の凶弾に倒れた、サンデー・インデペンデント紙の記者の半生を描いた映画でした。ケイト・ブランシェットのテンパった状況や窮地に立たされた演技の素晴らしさは、この「ヴェロニカ・ゲリン」でも味わえます。

ロバート・レッドフォードは、ウォーター・ゲート事件をすっぱ抜いたワシントンポストの記者をダスティン・ホフマンと共演した「大統領の陰謀」(’76)が有名ですよね。 私は観ていないのですが、2007年に自ら監督した「大いなる陰謀」という映画も政治とジャーナリズムをテーマにしています。

今年前半は、レイチェル・マクアダムスの「スポット・ライト 世紀のスクープ」が最も印象に残った映画でしたが、後半になって、「ブルックリン」、「トランボ」、そしてこの「ニュースの真相」と甲乙つけがたい作品が立て続けです。

以下は、私の備忘録です。 ネタバレご用心!

「取材の趣旨が気に入らないと、報道した人間の政治傾向や客観性、人間性までも疑ってかかり、スクラムを組んでわめき、真実を消し去ってしまう。異常なほどに騒いで、全てが終わったときには、本来の内容は何だったかさえも思い出せない」。

「質問をすることは重要だ。”やめておけ”と言われたり、”偏向だ”と批判されたりしても、質問しなくなったら米国は終わりだ。 私はそう信じている。」
by zoompac | 2016-08-24 05:34 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

日簿問題解法パターン(商会) 税効果会計(2)

圧縮記帳の直接減額方式は2級の範囲です。

ここは、1級の範囲で税効果会計頻出問題の圧縮記帳の積立金方式を解いてみます。
しかも、前期まで35%であった実効税率が30%になったという前提にします。

前期首に国庫補助金200,000千円を受け入れ、自己資金と合わせて600,000千円の機械を購入しました。国庫補助金相当額の圧縮記帳(積立金方式)を行うとともに、定額法(耐用年数5年、残存価格ゼロで税務上も同様)で減価償却をします。将来加算一時差異について税効果会計を適用した場合の、前期末の繰越税金負債と当期末の繰延税金負債のBS残高、並びに当期の法人税等調整額を求めなさい。

解法

圧縮記帳の積立金方式を使った場合と使わなかった場合の減価償却控除後の資産残高は次のようになります。



前期首(税率35%)
当期首(=前期末、税率35%)
当期末(税率30%)
機械資産(減価償却5年、残存価格ゼロ)



圧縮記帳適用前
600,000千円(△120,000千円)
480,000千円(△120,000千円)
360,000千円
圧縮記帳適用後
400,000千円(△80,000千円)
320,000千円(△80,000千円)
240,000千円
差額
200,000千円
160,000千円
140,000千円
繰延税金負債のBS残高(差額X税率)

56,000千円(160,000千円X0.35)
42,000千円(140,000千円X0.3)

当期末の決算仕訳: 繰延税金負債 14,000(56,000-42,000) / 法人税等調整額 14,000

答え:前期末の繰越税金負債=56,000千円、当期末の繰延税金負債=42,000千円、当期の法人税等調整額=14,000千円

税率が当期も35%で変わりがなければ、法人税等調整額は、前期末の160,000と当期末の140,000の差額に税率35%をかけて、7,000という数字を導くことができますが、税率が変更されたときは前期末の160,000には35%を掛け、当期末の140,000に30%を掛け、その差額で、繰延税金負債の当期解消額を求めることが肝要です。

穴埋問題です。

税効果会計の方法には( ① )法と( ② )法があるが、わが国の「税効果会計に係る会計基準」では、( ② )法を採用している。このため、繰延税金資産・繰延税金負債は、回収または支払いが見込まれる期の税率に基づいて計算し、法人税等に税率の変更があった場合には、過年度に計上された繰延税金資産・繰延税金負債を新たな税率にもとづき再計算しなければならない。

①が繰延(法)、②が資産負債(法)です。

海外においては税効果会計が導入された当初は「繰延法が主流でしたが、今日では貸借対照表における資産・負債の認識・測定が重視される傾向にあり、「資産負債法」が主流になっています。「繰延法」では、税率の変更があった場合でも、過年度に計上された「繰延税金資産(負債)」は、税率変更による修正は行われず、一時差異の解消年度まで繰り越されていました。

したがって、上記の問題を繰延法で解くと、前期末の繰越税金負債=56,000千円、当期末の繰延税金負債=49,000千円、当期の法人税等調整額=7,000千円となります。
by zoompac | 2016-08-23 05:48 | 資格試験勉強 | Comments(0)

日簿問題解法パターン(商会) 税効果会計(1)

一時差異と永久差異
まづ、永久差異ですが次の4つは丸暗記です。
差異が永久に解消しないので、税効果会計適用外となります。
1.受取配当金の益金不算入額
2.交際費の損金不算入額
3.寄付金の損金不算入額
4.罰科金の損金不参入額

一時差異は2種類です
1.将来減算一時差異 将来の課税所得を減額します。費用の損金不算入等で当期の法人税は多く取られてしまいますが、前払法人税のような意味合いのある繰延税金資産を計上します(相手勘定は法人税等調整額)。
2.将来加算一時差異 将来の課税所得を増額します。法人税等を見越し、繰延税金負債を計上します。こちらは次の3つしかありません。
1)積立金方式の圧縮記帳
2)その他有価証券の評価益
3)ヘッジ会計(利益)

1)と2)に係る繰越税金負債はBS上固定負債の部に記録されますが、1)は必ず繰延税金負債の解消となるので、一時差異に税率を掛けた金額で、繰延税金負債(B/S項目) XX /法人税等調整額(P/L項目) XXとなり、PL勘定科目である法人税等調整額が貸方に来るという特徴があります。
一方、2)の場合、全部純資産直入法であれ、部分純資産直入法であれ、時価が帳簿価額を上回った場合評価差額を認識しますので、
その他有価証券 XX / 繰延税金負債 XX
         / その他有価証券評価差額金(BS純資産の部に計上)XX
という仕訳になります。
評価益の場合、法人税等調整額というPL勘定は使用しませんが、評価減で、部分純資産直入法の場合だけ、法人税等調整額勘定を使うので要注意です。
その他有価証券評価損益 XX / その他有価証券 XX
(その他有価証券評価損/投資有価証券評価損→営業外費用です!)
繰延税金資産 XX /  法人税等調整額 XX (評価損金額X税率)

3)に係る繰延税金負債はBS上流動負債に記録されます。こちらの「繰延ヘッジ損益」勘定も「その他有価証券評価差額金」勘定同様B/S純資産の部の勘定科目です。損益という言葉に惑わされてP/L勘定科目と間違えないようにしましょう。先物取引差金はBS流動資産勘定に記録される未収金のようなもので、これも一見PL勘定科目かと迷うような勘定名ですが、BS流動資産勘定項目です。先物損失となる場合はBS流動負債に記録され未払い金の性格を持ちます。
先物取引差金 XX / 繰延税金負債 XX
         / 繰延ヘッジ損益 XX 

1)には法人税等調整額のPL勘定が使われますが、基本的に純資産直入となる2)、3)にはPL勘定の法人税等調整額勘定が使われないこと、並びに、1)と2)は固定負債、3)は流動負債に分類されることの2点は丸暗記です。1)は繰延税金負債の解消で残高が減少する、すなわち法人税等調整額が貸方にくるということを条件反射的に把握しておく必要があります。この1)2)3)しか将来加算一時差異、すなわち繰延税金負債勘定を使うことはありません。税効果会計問題で頻出される丸暗記事項です。
by zoompac | 2016-08-22 07:18 | 資格試験勉強 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

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