GORILLAZ
GORILLAZ

Would-be ちょい不良親父の世迷言

カテゴリ
以前の記事
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
venushack.co..
from venushack.com/..
whilelimitle..
from whilelimitless..
http://while..
from http://whileli..
亡くなっても続く、その愛..
from 笑う社会人の生活
http://www.v..
from http://www.val..
揺らぐこころ
from 笑う社会人の生活
ボッティチェリの初期から..
from dezire_photo &..
「消えた声が、その名を呼ぶ」
from ここなつ映画レビュー
美しき三角関係?プラトニ..
from dezire_photo &..
美しき三角関係?プラトニ..
from dezire_photo &..
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2015年 12月 ( 30 )   > この月の画像一覧

立命大、エース大森菜月抜きで富士山女子駅伝三連覇達成!

10月25日の第33回全日本大学女子駅伝(6区38.0km)では1区から6区まですべての区間で区間賞の走りで、大会記録更新の完全優勝で5連覇を達成し、他校をして「影も踏ませてもらえなかった!」と言わしめた立命館大学が、今年から天皇誕生日23日から30日に日程を移した富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝、7区43.4km)でも、7区間中、5区間で区間賞をとる圧倒的な走りで3連覇を達成しました。

エースの大森菜月が直前のアクシデントで欠場しましたが、全日本欠場のキャプテン菅野七虹が負傷明けのレースで復活の区間賞を1区で獲りチームに勢いをつけその後一度もトップの座を渡すことなく優勝のゴールテープを切りました。

一時、スポンサーがつかず中断され、3年前から富士山女子駅伝として再開された全日本大学女子選抜駅伝です。 正月2,3日の箱根駅伝の伝統にあやかって、30日は世界遺産である富士山の麓を走る駅伝が根付けばいいですね。

こうした日程変更の影響からでしょうか、例年、天皇誕生日前の週末日曜日に開催されていた全国高校駅伝も来年は、天皇誕生日後の週末の日曜日開催に変更となりました。
来年の天皇誕生日は金曜日なので、たまたまですが全国高校駅伝は25日のクリスマス開催になります。 来年は、クリスマス駅伝、富士山女子駅伝、箱根駅伝となります。

こうなれば、12月の第2日曜日開催の実業団女子駅伝も、いっそのこと大晦日にすればもっと盛り上がるかもしれませんね。 大晦日は実業団女子のイヤーエンド駅伝で、明けて元旦は実業団男子のニューイヤー駅伝というのはどうでしょうか?

さて、全日本大学女子駅伝で3年連続2位に甘んじ、昨年の富士山女子駅伝では大阪学院大に次いで3位の関東の雄?大東文化大でしたが、1区のエース福内櫻子が「打倒立命!」の誓いに気負い過ぎて空回りし区間9位の走りに沈んでしまいました。 結局終わってみれば、チームは、2位名城大、3位松山大に次ぐ4位に終わってしまいました。 5位に9秒差で日体大が入りました。

今年の全日本、富士山女子駅伝の優勝メンバーがそのまま残るので、来年も立命館の黄金時代が続きそうですが、2位以下の名城、松山、大東文化、日体大、大阪学院大あたりは、しのぎを削って伸びてきそうな予感がします。

特に大東文化大と日体大の関東の女王の座を巡っての争いが熾烈になりそうで面白いです。 アンカーで区間2位の走りでチームを7位から5位に押し上げた日体大の細田あい2年に注目しています。 ちなみに区間1位は鹿屋体育大の藤田理恵3年でした。 これらの選手が山の女神と呼ばれて大逆転劇を立命館大にかましてくれることを来年の楽しみとしたいです。

名城大はひらがな3文字選手が注目です。湯澤ほのか3年、赤坂よもぎ2年、玉城かんな1年です。 これに1年生の青木和が注目ですが、この和は”のどか”と読みます。4年生で来年卒業してしまいますが安原光(ひかり)も名城大の3文字(みもじ)選手の仲間に入れておきましょう。

区間賞の記録です。
1区菅野七虹3年立命館、2区池本愛3年立命館、3区和田優香里2年立命館、4区太田琴菜2年立命館、5区清水真帆2年大阪学院、6区加賀山恵奈1年立命館、7区藤田理恵3年鹿屋体育

彼女たち女子大生が今度は各都道府県代表として、1月10日の都大路で活躍してくれることを願っています。
by zoompac | 2015-12-31 11:20 | スポーツ | Comments(0)

工事進行基準が何故会計不正の温床となるのか?

T社の不正会計ですっかり有名になってしまった「工事進行基準」について少し調べてみました。

「工事進行基準」は、土木、建築、造船など顧客の指図に基づいて行うもので、仕事の完成に対して対価が支払われる請負契約に係る工事収益及び工事原価を計上するタイミングや金額を決定する基準の1つです。

その認識基準には2つあり、もう1つは工事完成基準です。 こちらは工事が完成し、目的物の引き渡しを行った時点で工事収益及び工事原価を認識する方法で、利益操作の余地がありません。

それではT事件で粉飾の温床のように言われ、利益操作の余地がある「工事進行基準」とはどのようなもので、何故適用が許されているのでしょうか?

それは財務報告制度が通常1年という会計年度で企業の業績が株主や投資家に報告されるという期間損益計算方式に由来します。

たとえば4年で完成の工事を請け負って、工事完成基準を適用すれば1年めから3年目は工事にかかった費用は工業簿記・原価計算の仕掛品のような資産勘定「未成工事支出金」に累積計上される一方収益ゼロです。 4年目に工事が完了して、売上原価に相当する工事原価と売上に相当する工事収益が認識されるのです。 この方法では、しかし、工事が完了する4年目以外の3年はこの工事に関して1円も稼いでいない損益計算書となってしまうのです。

そうした業績の歪みを無くし、4年の工事の損益を期間配分する手段として会計基準に認められているのが工事進行基準なのです。

ただし、①工事収益総額、②工事原価総額、③決算日における工事進捗度の各要素について信頼性のある見積もりができることで、進捗部分の成果の確実性が認められるという条件付きなのです。

ただ、この信頼性のある見積もりという部分、解釈の判断が曖昧すぎる問題を残しています。 工事の専門知識のない会計士には悩ましいところです。

この工事進行基準で、たとえば3年間の工事収益総額(=契約金額)が150,000円、X1年の実際発生工事原価が12,000円、X1年決算時時点での翌期以降完成までの工事原価見積額を108,000円とします。 そうすると見積工事原価総額はX1年の12,000+108,000=120,000になります。

このまま工事が見積もり通りに進めば、3年で30,000円の利益を生む工事契約ですね。 それをX1年に配分される利益計上計算に工事進捗度の考えを取り入れるのが工事進行基準の特徴です。

今期発生工事原価12,000を工事完了までの工事原価見積合算総額120,000で割ると、工事進捗率10%が計算できます。この工事進捗率10%を工事収益総額の150.000に当てはめると、今期の工事収益は15,000になります。
この15,000から発生工事原価12,000を引いた3,000が今季の工事利益となります。

もし会社が今期X1の利益を大きくしろという社長命令/チャレンジに対応するにはどうすればよいのでしょうか? 翌期以降の工事原価総額を過少に見積もればよいのです。 たとえば上の例で見積もった108,000から金額を下げて88,000と見積もったらどうなるでしょうか?

見積工事原価総額は12,000+88,000=100,000となり、工事進捗度は12,000/100,000=12%になります。 今期の工事収益は工事収益総額X進捗度ですから150,000X12%=18,000となり、したがって工事利益が18,000-12,000=6,000となり、先の計算より倍増されたことになりました。

要するに、工事進行基準では、見積原価の過少計上で、工事進捗度を上げ、当期の売上と利益を過大に操作することが簡単にできてしまうのです。

建物とか橋の工事であればある程度黙視で進捗状況を掴むことが可能ですが、これがソフトウェア開発業務となると外見からほとんどその進捗状況が判別できません。(「会計士は見た!」前川修満著のP.202より抜粋)

と、いうことは利益の大きさを左右する工事進捗度の決定がマネジメントの恣意的判断によって決まるということになるのです。

このようにして見積もり工事原価は過少計上することで、今期工事原価/見積原価を含む工事原価総額で表される工事進捗率を早め、その進捗度が反映される今期売上は過大計上され、利益も過大表示されます。

これは一種利益の先食いですから、完成に近づくにあたって工事原価の実態の数字はもはや過少見積もりの金額と合わなくなってきて、先食いした利益の反動で赤字になったりします。

すなわち、1期め2期めに過大な利益を計上すると、利益の先食いしたわけですから、3期めの工事完成時点では過大計上の調整で赤字になる可能性が大きいわけです。

T社のケースがそうだということは確認できていませんが、 長年に渡って工事進行基準の不正が行われる場合、異なる工事案件を立ち上げてそちらへ問題の工事原価を付け替える不正会計の事例も珍しくないようです。 他の工事へ工事原価の一部を付け替える場合の多くは二重帳簿が作成されるようです。 特に工事に下請け業者や子会社などを使っている場合には共謀によって不適切な原価処理する手口も珍しくありません。

トップダウンによって、社長からチャレンジと称して、経営陣が収益改善を強要すれば、現場としては創意工夫して数字を創るしかないですよね。 工事進行基準が適用できる工事契約が大いに活用されたということでしょう。

そのように不正リスクの高い分野で、長年の利益操作を見抜けなかったことでT社の会計監査人であるS社に2新規業務3ヶ月停止、課徴金20億円の支払が金融庁から命ぜられました。

その他、商品価値の低下した在庫に対する評価損の未計上(あるいは先送り)も問題になっていました。 これには売上原価の計算を、期首商品、仕入、期末商品で行う三分法の説明が必要なのでまたの機会に・・・・。

今後、T社の業績が赤字転落という状況が2期、3期と続くとなると、繰り延べ税金資産の計上が認められなくなるとか、企業買収した結果の「のれん」の減損処理の問題からも目が離せません。
by zoompac | 2015-12-30 08:46 | 企業統治 | Comments(0)

映画 「スターウォーズ フォースの覚醒」

f0090954_72453100.jpgお孫君と109シネマズ木場でキャラメルポップコーンを食べながら「吹き替え版」を観ました。

副題についているフォースの覚醒のフォースとはそもそも何でしょうか? ジェダイとは、スカイウォーカー家とは??
知らなくても大体検討をつけて映画を楽しむことは可能ですが、スターウォーズ・シリーズで頻出の基礎用語の定義をを整理しておくと理解が深まり一層楽しめると思います。

そこで、映画を観終わった後、もやっとした事項について調べてみました。

まず、フォースについてです。

フォースとは、スターウォーズシリーズの世界における、宇宙全体を充たしているエネルギーのことです。 フォースのライトサイドを信じて使うジェダイのあいさつ言葉に出てきます。「フォースと共にあらんことを!(May the force be with you!)」
このエネルギーには勇気や思いやりなどのライトサイド(光明面)と怒りや憎しみなどのダークサイド(暗黒面)があります。 その使い方を身につけることによって、念力による物体移動や予知能力、超人的な身体能力など超人的なパワーを自在に操れるのですが、通常は幼い頃からの訓練が必要です。青年になってから訓練したルーク・スカイウォーカーは例外的な存在です。

この「フォースの覚醒」では、砂漠の惑星ジャク―に住む孤独な少女(少女というよりもはや乙女に近い)が、ある出会いによって運命が変わり、やがて自分のフォースを操る力に気づきます。 多くは語らないことにします。

次にジェダイとシスについてです。

簡単に言ってしまえば、フォースのライトサイドを信じて使う集団がジェダイ、ダークサイドを信じて用いる集団がシスです。どちらも宇宙にあまねく広がる神秘的なエネルギー「フォース」の交戦剣ライトセーバーを用いますが、この武器はフォースを操る訓練なしには使いこなせません。 ジェダイはエピソード1~3では銀河共和国の守護者として大きな勢力を持っていましたが、銀河帝国に粛清され衰退し、エピソード4~6で、わずかな生き残りだったオビ=ワン・ケノービとヨーダも死去してしまいます。ルークがその後を継いでジェダイとなるのです。 シスには内紛を防ぐため一時代のシスは師匠と(マスター)と弟子(バダワン)の2人のみ」という掟があり、エピソード6での皇帝とダース・ベイダーの死によって滅亡しました。

この「フォースの覚醒」は、2005年の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されたSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目になりますが、 オリジナル3部作(エピソード4~6)の最終章エピソード6の「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれているのです。

これまでのスターウォーズシリーズでは、銀河帝国軍=世界を独裁体制で支配しようとする集団=ダークサイド側=シス、ダース・ベイダー側に対して、その企みを阻止する同盟反乱軍=衰退した銀河共和国のなれの果て=ジェダイ側という対立構図で捉えておけばほぼ間違いありませんでした。

帝国軍皇帝はジェダイの生き残りルーク・スカイウォーカーによって倒されました。

この「フォースの覚醒」では、帝国に変わる新たなダークサイド側軍事組織にファースト・オーダーという名が、反乱軍に変わってファースト・オーダーと闘うライトサイド集団には”レジスタンス”という名がついています。 ダークサイド集団とライトサイド集団の攻防戦という構図は同じです。

そのレジスタンスの首領がレイア・オーガナ将軍(かってのレイア姫)なのです。彼女は唯一生き残ったジェダイである兄ルーク・スカイウォーカーの力を必要とし、行方を捜していました。 そんな彼女の元にハン・ソロとチューバッカも謎の少女レイを伴って戻ってきます。

ファースト・オーダーには強力なフォースを持つ戦士がいました。 ダークサイド側のフォースの使い手で最後のシス卿ダースベイダーの兜を崇めています。 カイロ・レンはシスではなく、ダークサイド騎士団の一員です。 彼の意外な正体はこの映画で明らかになりますが、ファーストオーダーの最高指導者スノークの正体は謎に包まれていました。

フォースを覚醒させた謎の少女レイは敵方カイロ・レンの妹のような気もしますし、伝説のジェダイルーク・スカイウォーカーの娘ではないかとの憶測も飛び交っています。その彼女がルーク・スカイウォーカーを訪ねあてたところで終わっていました。

実際映画を観ると、彼女の乗り物操作の巧みさと、メカに関する豊富な知識と天才的な閃きはルーク・スカイウォーカーの父でダース・ベイダーになった幼少期のアナキン・スカイウォーカー(エピソード1)を彷彿させますし、カイロ・レインが彼女と闘うとき、わざと彼女のフォースを引き出す手助けをしたようにも思えました。

アナキン・スカイウォーカーの血筋ということであれば、そのアナキンの双子の兄妹であるルークかレイアの娘ということなのでしょうが、レイの出生は謎のままです。

この主役レイを演じることになったラッキーガールはデージー・リドリー、ロンドン生まれの23歳ですが、俳優歴5年にして本作が映画デビューということです。

R2-D2より小型のBB-8はお孫君のお気に入りです、彼の名前がなんせエイトですから、エイト繋がりなのですよ。

新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られるヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダンが参加しています。

日本テレビで、スターウォーズ祭りと称して、エピソード1ファントム・メナスを12月25日に放映していました。 エピソード5 帝国の逆襲・エピソード6ジェダイの帰還を12月28日深夜で、これは録画済みです。 エピソード2クローンの攻撃を明日12月30日深夜、エピソード3シスの逆襲を1月1日深夜に放映予定となっています。 何故かエピソード4が見当たらないのですが・・・・。

エピソード4はTsutaya Discasで借りて、これらエピソード1~6を通しで観て、今度は3D字幕版のエピソード7となる「フォースの覚醒」をもう一度観ようと思っています。
by zoompac | 2015-12-29 07:25 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「ローマ亡き後の地中海世界 2」 塩野七生

f0090954_9105378.jpgサラセン人の海賊の支配下にはいった地中海を舞台にパクスなき衝撃的な世界を描く問題作の第2巻目です。

北アフリカを拠点とするサラセンの海賊に蹂躙されるイタリアの海洋都市国家、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、そしてヴェネツィア、各国は襲撃を防ぎ、拉致された人々を解放すべく対策に乗り出し、次々と海軍が成立していきます。イスラム勢力下となっていたシチリアにはノルマンディ人が到来し、再征服します。 フランスとドイツを中心に十字軍も結成され、キリスト教勢力の反撃の狼煙が上がり始めます。

11世紀末から始まって200年の間続くことになる十字軍の遠征が、1096年の第一次遠征に始まって1270年の第八次遠征に至るまでの8度の遠征の模様の概略が語られていました。 しかし、このパレスティナのアッコンに上陸して、イェルサレム、ベツレヘム、ナザレというキリスト教の聖地奪還を目的とした遠征も、1291年にパレスティナにおけるキリスト教の足掛かりのアッコンを陥落させられることによって後は続かなくなってしまうのです。

聖地奪還の十字軍の動きが下火になることに入れ替わるように、13世紀に入ってからは修道士そして騎士で構成される団体の主活動は北アフリカのイスラム勢力によって拉致され奴隷と化したキリスト教徒の救出でした。二つの独立した国境なき救助団体も組織されました。この救出活動はフランス革命の10年前となる1779年までの長きに渡って続くことになるのです。回数にして557回、救出した人数は100万人にも達するという話です。

救出と言っても、ほとんど身代金というか引き渡し金としてお金で奴隷と化したキリスト教徒を買い取るというという活動だったため、イスラム勢力も儲かることから拉致活動を繰り返すという悪循環で、お金を払って拉致被害者を救出すれども、さらに新たな拉致被害者を生み出したのです。

欧州各国は、ポルトガル、スペインを中心とした大航海時代に、そして英国、オランダを中心とした世界貿易が活発となり、やがて欧州各国による植民地拡大競争と発展していくのです。

皮肉なことにこのイスラム帝国の海賊ビジネスからの被害を一掃できたのは、資本主義の下でフランスが北アフリカのアルジェリアを植民地にしたことからでした。

ですから、欧州が植民地競争に明け暮れる18世紀~20世紀を除き、7世紀~18世紀の1000年近く、地中海はイスラム化の波に飲み込まれていた時代だとも言えます。 振り子の波のようなバランスの揺り戻しで、今またイスラム国の力が拡大しているところであると考えられますね。
by zoompac | 2015-12-28 09:11 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ラストエンペラー」

f0090954_7202925.jpg朝鮮の支配を巡り1894年に日清戦争が起きますが、この戦争に負けたこと、その後義和団という排外運動が鎮圧され、日・露等八か国の連合軍により首都北京が1901年に列強の手に落ちることによって、清王朝の半植民地化が決定づけられます。

そんな中、民族資本家の孫文が外国で成功していた民族資本の華僑に呼びかけその勢力を結集、1905年に東京で中国同盟会を立ち上げ、民族独立、民権伸長、民生安定の三民主義を揚げ、近代化をを主張します。

清朝、最後の皇帝愛新覚羅溥儀は、その1年後の1906年に、3歳で清朝第12代皇帝にして最後の皇帝となるのです。 孫文の民族資本の革命運動が全国に拡大し、武装蜂起に繋がった辛亥革命の起きた1912年、宣統帝溥儀が退位し清朝が滅亡するのです。

映画では、しかし溥儀は紫禁城の外のことは何も教えられず、彼が紫禁城から追放されるのは1924年なのです。

ピーター・オトゥール演じる英国人レジナルド・ジョンストンが溥儀の家庭教師となるのは1919年ですし、溥儀が正妻、第二夫人と結婚するのは1922年です。 そのときの溥儀は、もはや中国国家の主ではありませんでしたが紫禁城の主だったのです。

本作では穴の開いた筒の中のコオロギを通じて紫禁城の中に囚われた溥儀の生涯を象徴させるようなシーンが冒頭とラストに出てきます。 この効果が観客に与える印象は中国的ですね。 まさに一睡の夢といったところでしょうか。 溥儀の回想という形で時間軸を前後させながら進んでいたドラマ展開を最後に円環の中に丸く包まれたような気分にさせられました。 このマジックのような仕立てはまさにベルトリッチ映画の面目躍如といったところでしょうか。

1931年に満州事変が勃発し、第2夫人と離婚し、溥儀は正妻と共に満州へ移り、大日本帝国陸軍の要請で満州国元首に就任します。

やがて、日本が敗戦国となり、溥儀の身柄も戦犯として中華人民共和国へ身柄を移されますが、その護送中に彼が起こした自殺未遂事件からこの映画が始まっていました。

ちょうど一日前に観た映画「宗家の三姉妹」の動乱の中国の歴史と時代が重なっており、立場が変われば歴史の絵柄がこうも違うのだと面白く思いました。 ちょうど合わせ絵のような感じで、かちっと二つの絵が嵌ってパノラマのように大きな印象の違う絵になりますよ。 この二作品を前後に配給をした新・午前十時の映画祭の粋な配慮に「あっぱれ!」ですね。

「宗家の三姉妹」では三女美齢に蒋介石が西太后の墓を暴いて彼女の頭に飾ってあった真珠をプレゼントし、美齢はそれを自分の靴に飾って婚約者蒋介石とダンスをしていたシーンがありましたが、そのときの靴の真珠のクローズアップシーンと「ラストエンペラー」では、蒋介石が満州の地で祖母・西太后の墓を暴いたことを聴かされる溥儀の顔のクローズアップシーンが印象的に重なりました。 三姉妹がそれぞれ米国で伸びやかな教育を受け、三様に生涯を賭けるような結婚をし、子どもの頃の三姉妹の遊びのような軽やかさで行動をしていたのに比べて、溥儀は何から何まで傀儡で、自ら何一つ統治する力もなく、結局彼の自由でさえ常に制限されていたのです。コオロギ(バッタにも見えましたが)たる彼が閉じ込められていた筒が象徴するものは、傀儡皇帝としての紫禁城だけでなく、傀儡元首としての満州の地、そして戦犯としての収容所だったのでしょう。

坂本龍一の演じた片腕の甘粕正彦大尉が強烈なカリスマ性を発揮していたことも大変印象に残りました。

アカデミー賞9部門に輝いたこの作品は日本で1988年に公開となりましたが、南京大虐殺の実写フィルムを溥儀が見せられるシーンをベルトルッチ監督に無断でカットして公開するという事件が起きました。 監督の抗議によって現在は復活していますが、ちょっと信じられないですね。 姑息に覆い隠して知らん顔をするというのではなく、しっかり受け止めるべきことは受け止めなくてはならない・・・と思います。 ドイツのアウシュビッツの大虐殺のシーンも胸が悪くなりますが、南京大虐殺の実写シーンにも呆然とさせられました。
by zoompac | 2015-12-27 07:20 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「宗家の三姉妹」

f0090954_8255747.jpgTOHOシネマズ日本橋で観ました。

邦題「宗家の三姉妹」は原題「宗家王朝」、英語題「The Soong Sisyers」になっていました。 映画を観ますと、確かに「宗家王朝」と呼ぶにふさわしい内容でした。

20世紀初頭、中国の名士チャーリー宋の娘として、古い因習にとらわれず育てられた三姉妹がいました。 チャーリー宋は客家の出身です。 客家はもともとは中国の北方出身の民族なのですが、流れ流れて南部の広東省あたりまで流浪し、さらに華僑として東南アジア各地にまで進出した人々で、華僑の中でも一大勢力をなしている民族です。シンガポールの元首相、リー・クワン・ユー氏や、故、鄧小平氏などもその血筋です。そう言えば孫文も客家出身です。

チャーリー宋は苦学でアメリカで牧師の資格を取り、帰国して会社経営を始め、聖書の印刷・出版で財を築きました。その財力を使って、三姉妹をアメリカに留学させたのです。

アメリカ留学から帰国した彼女たちは、それぞれに全く異なるタイプの男性と結婚します。 

長女・靄齢(あいれい)は、親の望むまま石油ビジネス財閥の御曹司で、自称孔子の75代目子孫の孔 祥熙(こう しょうき)と、次女・慶齢(けいれい)は父の友人で中国革命の父と呼ばれた孫文の英文秘書になります。 孫文が妻子持ちだったことと父娘ほどの年齢差のため家族・一族は猛反対しますが、押し切って孫文の亡命先日本へ走ってしまいます。 三女・美齢( びれい)は、孫文の後継者として北伐を完遂し、中華民国の統一を果たして同国の最高指導者となる蒋介石と結ばれます。 蒋介石は妻子持ちでしたが、きちんと離婚して美齢を迎え入れ、宋一族の仲間入りを果たしました。

激動の中国の歴史をこの三姉妹の視点から描いたまさに波乱万丈のドラマでした。

男は、英雄とされる孫文も蒋介石もなんとなくおぼつかない存在なのですよ。ところが女はまことにあつかましいくらいしっかりしているのですよ。女が根源的に人間としての存在感がしっかりしているのです。ふわふわと浮き上がった感じの政治的リーダーの影に圧倒的な影響力を発揮した姉妹には恐れ入りました。 仲違いしても肝心要のときは一致団結します。

長女靄齢をあの「The Lady アウンサンスーチー」主演のマレーシアの国際的スターミッシェル・ヨー、次女慶齢にはちょっと南果歩似のマギー・チャン、三女美齢は映画「ラストエンペラー」の溥儀の第二夫人役を演じて注目を浴びたヴィヴィアン・ウーが演じました。

ちなみにこの映画は1997年制作の香港・日本の合作映画です。

上海生まれの三姉妹は比較的長寿で、靄齢は1973年、84歳で米国で、慶齢は1981年、88歳で上海で、美齢は100歳まで生きて2003年にニューヨークで亡くなりました。

マダム蒋介石と異名をとった美齢だけが、生きてこの映画を観ることが出来ました。

最近読んだ「窓から逃げた100歳老人」の中でもこの美齢が登場していました。 記憶があやふやですが、紫色のバナナカクテルを愛飲していたエキセントリックな政治力をもった女性として描かれていました。
by zoompac | 2015-12-26 08:26 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ 生島淳

f0090954_5521532.jpg「その1秒を削りだせ」という言葉は、2011年に5区柏原竜二(当時3年)が3位でタスキを受け、先行する早稲田(猪俣英希)をとらえ、先頭に躍り出て、往路優勝を飾ったものの、復路で逆転され、わずか21秒差で早稲田の3冠(出雲、全日本、箱根)達成となる箱根での総合優勝を許してしまったときに東洋大の酒井監督から出たものです。

しかし、5分近くの差をひっくり返す柏原竜二を擁し、当時の早稲田の監督渡辺康幸ををして柏原が後ろからやってくる80分間は地獄です」と言わしめた東洋大学がこうしたキャッチフレーズで部員を鼓舞する酒井監督には油断のないしたたかさを感じますね。

今の箱根駅伝はいわば「山の神」の時代と呼んでよく、その先駆けとなったのが順天堂大学の今井正人です。

3年生だった2006年に区間2位の選手に1分の大差で区間賞を獲得し順天堂大を往路優勝に導きました。このときは復路8区でトラブルがあり総合優勝にまでは至りませんでした。翌2007年も期待を背負って5区を走った今井は区間2位の選手に2分34秒の大差をつけ異次元の走りとの印象を全国の箱根ファンにアピールしました。 彼自身が2年生、3年生のとき叩き出した5区の区間記録を3年連続で更新し、日本テレビアナウンサーをしてあの有名な「山の神、ここに降臨!」を連呼させました。そしてこの山の神の活躍で順天堂大に6年ぶりの優勝をもたらせたのです。

そして、今井と同じ福島出身の柏原竜二が東洋大の1年生として、とんでもないことをやってくれます。 東洋大は2008年秋の出雲総合5位、全日本総合4位で、2009年の箱根もダークホース扱いでした。 しかし往路でチームは出遅れ、5区柏原がタスキを受けたのは、トップの早大から4分58秒差の9位でした。 常識的に考えて、ひっくり返せる差ではありませんでした。 山の神「今井」が区間2位との差をつけた2分30秒近くの走りでさえ異次元の走りと呼ばれていたのです。

しかし、この怪物1年生柏原に常識は通用しませんでした。9位から早稲田を追い上げ、抜き去り、トップに立って芦ノ湖にのゴール地点に飛び込んだ柏原のタイムは1時間17分18秒で、今井の持っていた5区の記録を47秒も更新の区間新記録でした。

柏原は2年生の時も7位でタスキを受け6人抜きの活躍で、自らの区間記録を10秒更新し、4年生のときも1時間16分39秒に区間記録を更新し有終の美を飾りました。

柏原が区間記録を更新した2009年、2010年、2012年は東洋大は優勝しました。 彼が3年生の時の2011年では、柏原は3位でタスキを受け、先行する早稲田をとらえ、先頭に躍り出ましたが、区間記録は更新できませんでした。柏原は 区間賞の走りではあったものの、早稲田の猪俣英希に粘られ、差を大きく拡げられず、冒頭で述べたように復路で早稲田に逆転されたのです。

柏原が4年生の時達成した1時間16分39秒の5区の記録は不滅だろうと思われていました。 その不滅と思われた記録は、2015年、それまでの距離が函嶺洞門の工事でさらに伸びたにもかかわらず、青山学の神野大地によって1時間16分15秒に塗り替えられてしまいます。

そして、2007年に今井正人が5区の区間賞を獲って順天堂を優勝に導いて以来、2015年の青山学院の神野大地まで、5区の区間賞を獲った大学は、9回中7回、総合優勝を勝ち取っています。

実に8割近い勝率なのです。 「山の神」時代の今、三代目山の神の青山学の神野大地は全日本大学駅伝アンカーとして本来の走りができず、その後も足の脛を痛め調整が続いているようです。ひょっとした2016年の5区は走れないかもしれません。

いずれにせよ、勝敗を大きく左右する5区です。 どこの大学が5区を制して箱根の勝利の女神を呼び込むのか興味津々ですね。

そうした箱根駅伝の9つのストーリーを生島淳が書いています。 箱根駅伝から離れて、瀬古と宗兄弟のマラソンオリンピック代表選考会のライヴァル対決のストーリー、青学の原監督、東洋大の酒井監督のストーリーも面白かったです。

こうした本で箱根の裏話を知れば、箱根駅伝をより一層深く楽しめますよ。
by zoompac | 2015-12-25 05:52 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「わたしはマララ」

f0090954_6573612.jpg2014年にノーベル平和賞を史上最年少で受賞した17歳の少女マララ・ユスフザイを、「不都合な真実」のデイビス・グッゲンハイム監督が取材したドキュメンタリーです。

パキスタンで学校を経営する詩人の父と文字の読めない母の長女としてマララは生まれます。

アフガニスタンを英国の侵略から救った伝説の少女マラライと同じ名前を父からつけてもらったのです。

教育者である父の影響を大きく受けて、女子が学校へ行くことを禁ずるタリバンに敢然と反旗を翻します。 イギリス、ナイジェリア、ケニヤ、アブダビ、ヨルダンと世界を股にかけて女性の地位向上のため教育の大切さを訴える活動を続けます。

一部に、売名行為だとか親欧米に傾け過ぎているという批判もあります。 そうしたことも、この映画で紹介されていましたし、ブラッド・ピットの大ファン、テニスプレイヤーのロジャーフェデラーのファンであることも、弟たちとふざけあったり、ケンカをする人間くさい少女マララのそうした一面もしっかり伝えていました。

父の経営する学校の教室で幼少期を過ごし学んだ彼女は、タリバンに支配された教育事情や暮らしについてブログに綴りはじめますが、ドキュメンタリーへの出演によって身元が知れ渡り、彼女の活動をタリバン非難と受け止め脅威を感じたタリバンに命を狙われる身となってしまうのです。

そして2012年、子女には手を出さないと思われていたタリバンは、当時15歳だったマララと友人を、スクールバスで下校途中に銃撃したのです。

マララは頭に大怪我を負います。 とても生き延びるとは思えないような場所に銃弾が撃ち込まれたのですが、奇跡的な復活を遂げます。

「私はまだ生きている。私が生き延びたことには理由があり、それは教育のために闘い続けることだと思っている」という彼女の力強い言葉がとても素敵でした。

群馬県の製糸工場で働く婦女子の教育普及に尽くした吉田松陰の妹・美和を井上真央が演じたNHK大河ドラマが先週日曜日に終わりましたが、教育普及活動が本来的にもつ体制への挑戦する力の強さ、女性が自立しようと立ち上がりその気持ちが波及する力のはどんな時代でもどんな場所でも既存の確立した価値観を変えていくものだなと思いました。

世界に衝撃を与えたこの銃撃事件を中心に、マララの生い立ちや父が彼女の名に込めた想いを明かし、普通の少女がなぜ教育活動家としての道を歩むことになったのか、その真相がこの映画には描かれていました。
by zoompac | 2015-12-24 06:57 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「王とサーカス」米澤穂信

f0090954_7445350.jpg「さよなら妖精」で高校生だった大刀洗万智が、この「王とサーカス」では28歳のジャーナリストとして登場し、2001年にネパールで実際に起きた王族暗殺事件を題材とした事件を伝えようと取材を始めるや否や殺人事件に巻き込まれます。

その殺人事件は、王族暗殺事件に関わりをもつのか全く無関係なのか、トーキョーロッジと呼ばれるネパール・カトマンズにある安宿の風変りな宿泊人や安宿の持ち主、従業員、近所の少年達が入れ代わり立ち代わり登場しながら大刀洗万智に接触してきます、

鋭い観察眼で謎を薄皮を剥ぐようにして大刀洗万智は真相に近づいていくのですが、読者としては少し置いていかれるのです。 名探偵物の小説にある懐かしくて陳腐な香りがいい雰囲気です。

現地レポートを書くにあたって、何を伝えて何を伝えないのか、ジャーナリズムとは所詮他人の不幸を蜜の味と思っている人々を満足させるだけのものではないかとの迷いを抱えて悩む姿も、この小説に人間臭ささと厚みをもたらせていると思います。 作者の思いの強さも見え隠れしていますよね。

年末恒例のミステリー小説ランキングで、米沢穂信さん(37)の「王とサーカス」(東京創元社)が3冠を達成しました。ムック「このミステリーがすごい!」(宝島社)及びハヤカワミステリマガジンの「ミステリが読みたい!」(早川書房)並びに週刊文春の「ミステリーベスト10」でいずれも1位となりました。 米沢さんは、昨年の短編集「満願」でも三冠を達成しており、連覇を飾りました。

ただ、海外編の週刊文春第1位、このミス第2位、「悲しみのイレーヌ」に比べるとちょっと小粒な感じは否めませんね。

「悲しみのイレーヌ」の作者ピエール・ルメトールさんは最近の話題書「天国でまた会おう」のあとがきで、彼自身あの「三銃士」「モンテクリスト伯」のアレクサンドル・デュマの継承者だと公言していました。 彼の本はフランスの読者より日本の読者の方が多くなりそうな勢いだそうです。 彼自身が不思議がっていたのですが、彼の本はドイツではあまり売れないそうです。 読者の好みは国によって変わるということなのでしょうか?

いずれにせよ日本人はランキング付けが好きで、自分の読んでいないあるいは知らない本がランキングトップになると、不安でもあり興味をそそられるということもあり、週刊文春のミステリーベスト10や「このミステリーがすごい」や「ミステリマガジン別冊 ミステリが読みたい」等の影響力が大きいようです。

「天国でまた会おう」がフランスでは最高の文学賞「ゴンクール賞」、「その女アレックス」がCWAインターナショナル・ダガー賞(イギリス)、リーヴル・ド・ボッシュ読者大賞(フランス)も受賞しています。
by zoompac | 2015-12-23 07:45 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

直木賞候補作の発表、受賞作発表は1月19日!

直木賞ノミネート作品が発表されました。

今回の直木賞は、最有力候補と下馬評の高かった伊藤潤氏の「武士の礎」で決まり!と思い描いていたので、ちょっと肩すかしを喰らってびっくりぽんです。

第154回直木賞の候補作

「つまをめとらば」青山文平 (文藝春秋BOOKS)
「ヨイ豊」梶よう子(講談社BOOK倶楽部)
「戦場のコックたち」 深緑野分 (東京創元社)
「羊と鋼の森」宮下奈都 (文藝春秋BOOKS)
「孤狼の血」柚月裕子(KADOKAWA)

この中では、「戦場のコックたち」と「孤狼の血」の一騎打ちとなりそうですね。 個人的には「広島弁炸裂!」の「孤狼の血」が面白いと思っています。

梶よう子氏の「ヨイ豊」も気になるのですが、2015年後期の直木賞で澤田瞳子の「若冲」が受賞を逃しているのに、同じく絵師を扱った「ヨイ豊」が選ばれるとは思えません。 それだけ安部龍太郎氏の直木賞受賞作「等伯」が絵師を題材とした小説の受賞レベルを上げてしまったのかもしれません。

今読んでいるのが、「孤狼の血」、次に読みたいのが「戦場のコックたち」、そして「ヨイ豊」の順です。
by zoompac | 2015-12-22 06:09 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

NEW SINGLE
WMP HIGH LOW
REAL HIGH LOW
OFFICIAL SITE
海外オフィシャルサイト
http://www.gorillaz.com/
日本オフィシャルサイト
(PC&携帯共通)
http://toemi.jp/gorillaz/
excite MUSIC