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映画 「サンドラの週末」

f0090954_7335669.jpgヒューマントラストシネマ有楽町で観ました。 最近ここの映画館の利用回数が増えました。 でもここでは会員になって6回観たら1回無料となるポイントシステムはありません。 それが少々残念!

エンディングで初めて気づきましたが、映画音楽は一切無しの映画だったんですね。音楽なしのエンドロールって初めての経験でした。使用されるのは映画の中のカーラジオから流れる音楽だけだったんです。ヴァン・モリソンの「Gloria」等はそれだけに余計印象に残りました。

パルムドールを受賞した「ロゼッタ」「ある子供」など、カンヌ国際映画祭の常連として知られるベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、オスカー女優のマリオン・コティヤールを主演に迎えた一作です。

2人の子供の母親であるサンドラ(マリオン・コティヤール)は、ソーラ・パネル工場で働き、レストランで働く夫のマニュと共働きで生計を立てています。

このマニュ役には、お決まりのファブリツィオ・ロンジオーネです。「ロゼッタ」「ある子供」「少年と自転車」等、ある意味、ダルデンヌ兄弟作品に欠かせない常連俳優ですね。

体調不良で休職していたサンドラは、ようやく復職の目途が立ちます。

さあこれから職場復帰という矢先のある金曜日、会社が職員へのボーナス支給のために1人解雇しなくてはならず、サンドラを解雇すると通告してきたのです。

同僚のとりなしで、社長から、「週明けの月曜日に職員たちによる投票を行い、ボーナスをあきらめてサンドラを再び迎えることに賛成する者が多ければ、そのまま復職できる」という約束を取り付けます。

それを知ったサンドラは週末、同僚たちを説得してまわりますが……。

同僚たちがボーナスを欲しがっているということも理解できるため、それでなくても心の病からやっと回復したばかりのサンドラには過酷な2日間でした。

あなたがサンドラと同じ立場に立ったとき、あなたは同僚からボーナスを諦めても職場仲間として招き入れられるでしょうか?日本でも似たような状況の話があって、時短勤務等で対応しているって話を聞いたことがあります。

等身大のサンドラの心臓の鼓動に共鳴させられるかのような緊張感あふれる週末金曜日から職場投票の月曜日までの4日間の物語でした。この映画お勧めです。
by zoompac | 2015-05-31 07:34 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画「駆け込み女と駆け出し男」

f0090954_6532377.jpg井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」の原田眞人監督が手がけた人情時代劇です。

舞台は江戸時代後期の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってきますが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が手続として行われます。

柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛(実は女性、樹木希林が風格のある演技をしています)やお勝(キムラ緑子)とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けする設定になっています。

その信次郎役に大泉洋が扮し、この映画の狂言回し兼主役って役回りでした。 現代の偽作者である故井上ひさしさんが乗り移って楽しんでいるような中村信次郎を大泉洋が好演していました。

もう一方の主役の駆込み女に戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名でした。 樹木希林、堤真一、山崎努らベテラン俳優が脇を固めていました。

2014年、歌舞伎座の「初春大歌舞伎」で上演され話題となった井上ひさしの小説を原案として原田監督が初めて時代劇に挑戦しています。

天保の改革推進者水野忠邦の音頭で質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影を差し始めた江戸末期の雰囲気がよく出ていました。そうした中で離縁を求めて行動を起こした女たちの姿がいきいきと描かれています。いつの時代も覚悟を決めた女性は迷いがないですね。じょご役の戸田恵梨香が特によかったです。

満島ひかりのおぶさった浴衣のお尻姿はちょっと無様に映りましたよ。誰が演じても同じだと思いますが・・・。粋な男と女の今生の別れにはちょっともったいないシーンでした。

東慶寺にはどんな女性が何人駆け込んだか正確にはわかりませんが、江戸後期までに少なくとも三千人と言われています。
by zoompac | 2015-05-30 06:53 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「国際市場で逢いましょう」

f0090954_5171352.jpgヒューマントラストシネマ有楽町で観ました。 この映画館は、私の職場の大崎駅からの通勤路線途中である山手線の有楽町駅から歩いて1分くらいのところにあり便利です。

隣国にいながら、自分の朝鮮半島の歴史の知識のなさに唖然としましたが、逆にいえばこの映画によって学ぶことが多くあり、新鮮でした。

韓国で歴代2位となる観客動員数1410万人を記録した大ヒット作です。前作「TSUNAMI ツナミ」でも1132万人動員という記録を打ち立てたユン・ジェギュン監督が、釜山の国際市場を主舞台に、激動の時代を家族のために生きたひとりの男の生涯を描いた大河ドラマを紡いでくれました。

朝鮮戦争で父と末の妹と離れ離れになり、母と残された2人の妹とともに避難民として釜山で育った主人公ドクスの20代~70代をファン・ジョンミンが演じました。

彼は父親代わりとして一家を支えるため西ドイツへ炭鉱夫として出稼ぎにいき生き埋めの危機にさらされ、時代は変わってベトナム戦争でも兵站(後方支援活動)の出稼ぎ仕事をします。ベトナムでも生死の瀬戸際に立たされ、脚に銃弾を受ける大怪我をします。

ことほど左様にドクスは過酷な人生を歩みますが、それでも家族への愛情と笑顔を絶やさず、時代の荒波を生き抜いていきます。

ファン・ジョンミンはこの大ヒットの映画で、今や韓国国民の父親のシンボルとなったようです。米人気ドラマ「LOST」で知られるキム・ユンジンが、ドクスの妻ヨンジャを演じるほか、「東方神起」ユンホもベトナム戦争参戦の韓国兵士役で出演していました。 ベトナム戦争って、米国とベトナムの戦争と思っていましたが、隣国韓国では自軍の兵士を出兵していたということを知り、今更ながら自分の無知さに驚きました。

1960年代~1980年代の懐かしい時代を中心にしたドラマという意味では、主役のドクスは、なんとなく邦画の「三丁目の夕日」の堤真一の父親像と重なるイメージがありました。

1960年代に韓国の多くの若者が西ドイツに出稼ぎに行っていた事実(ドクスはこの地で妻ヨンジャと出会います。恋がいわゆる生きる希望になりますが、西ドイツでの彼らの労働の過酷さは目を覆うばかりです。 ヨンジャは病院勤めの看護師見習いでもっぱら死体洗浄とかをしていました。)、1970年代にベトナム戦争の地にも出稼ぎに行っていた事実を今さらですが突きつけられました。このあたりのドクスのエピソードは、「フォレストガンプ」のトム・ハンクスが演じた主役を彷彿とさせました。

この映画の主人公の家族は北朝鮮領土の興南波止場でしたが、中国軍の猛攻にあって、米軍部隊の撤収の中、父妹と離散してしまいます。父から家族を守ることを託された少年ドクスは、父の妹が切り盛りしている釜山の国際市場にある「コップンの店」を頼って避難していくのです。

1980年代の韓国では、国を挙げて、マスメディアを通じた南北離散家族の再会キャンペーンを打っていたという事実もこの映画で初めて知りました。

韓国での観客動員数が物語っているように、韓国人にとっては感情移入がしやすい出来事が時系列にならんだ物語になっていたと思います。

この映画で、近くて遠い隣国韓国の近代史・生活史を体感することができますよ。

日本の歴史の授業で、日本だけでなく近隣諸国のこうした現代史をきちんと教えるべきだとつくづく思いました。

2025年くらいの開始をメドに、日本史と世界史を合体させた「近代史」という科目を新設してこうした要望に文部省が対応しようとしているようですが・・・・・・。 近隣諸国との歴史認識の問題等もあって教科書1つ作るのにも随分時間をかけるようです。
by zoompac | 2015-05-29 05:16 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「人類の星の時間」 シュテファン・ツバイク

f0090954_5273863.jpg昔、私の好きなNHKのBS読書番組に「週刊ブックレビュー」というのがありました。亡き児玉清さんが司会を務められたこともあり、彼の読書に対する並々ならぬ姿勢にいつも感心していました。

彼の遺作「すべては今日から」を読むと、彼の人生を大きく変えた一冊が紹介されていました。それがこの本です。

高校生の時、この本と出会って、ツヴァイクの本をドイツ語で読みたい一心で、学習院大学のドイツ文学科へ進み、その道が奇しくも俳優の道へと結びついたと言っています。

オーストリアはウィーン生まれのこのユダヤ系作家はこの本で何を児玉清青年に訴えたのでしょうか?

ツヴァイクは言います。 「神の神秘充ちている仕事場である「歴史」の中でも、取るにたらないことや平凡なことは無数にある。しかし、稀にではあるが、崇高な、忘れがたい決定的な瞬間がある。」

それを彼は「人類の星の時間」と呼んでいるのです。

児玉清は言います。「読み始めるや、たちまち面白さに熱中してしまった。何が人間の運命を分けるのか。 ツヴァイクが説く魔人的な摩訶不思議な力とは。運命の不思議さ。僕はあたかも天啓をうけたように彼の著作にのめりこんだ。」

著者ツバイクは、過去の様々な12人の天才たちが体験した、運命的な瞬間を捉え、運命と歴史、人類の時間への影響について書いてくれています。

①不滅の中への逃亡 太平洋の発見 1513年9月25日
②ピザンチンの都を奪い取る 1453年9月29日
③ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデルの復活 1741年8月21日
④一晩だけの天才 ラ・マルセイエーズの作曲 1792年4月25日
⑤ウォーターローの世界的瞬間 1815年6月18日のナポレオン
⑥マリーエンバートの悲歌 カルルスバートからヴァイマルへの途中のゲーテ 1823年9月5日
⑦エルドラード(黄金郷)の発見 J・Aズーター、カリフォルニア 1848年1月
⑧壮烈な瞬間 ドストイエフスキー、ペテスブルグ、セメノフ広場 1849年12月22日
⑨大洋をわたった最初のことば サイラス・W・フィールド1858年7月28日
⑩神への逃走 1910年10月の末 レオ・トルストイの未完成戯曲「暗闇を照らす」へのエピローグ
⑪南極探検の闘い スコット大佐 90緯度 1912年1月16日
⑫封印列車 レーニン 1917年4月9日

個人的には、②のビザンティン帝国(東ローマ帝国)の首都であるコンスタンティノープルを陥落させたオスマントルコ皇帝マホメットの物語、⑤のウォーターローでの戦いでナポレオンがイギリスのウエリントン軍との一戦の勝機を失わせた、ナポレオン軍遊軍を率いていたグルーシー元帥の融通のなさ、⑨の大西洋間の通信を繋いだ海底ケーブルの設置プロジェクト等が面白かったです。

余談ですが、ツバイクは司馬遼太郎氏も愛読していたようです。 その影響もあって、ツバイクの名著「ジョゼフ・フーシェ」、「マゼラン」等を読みました。 「マリー・アントワネット」 「メアリー・スチュアート」は本棚で寝ています。

佐藤賢一氏の「小説フランス革命」は18巻の大作で、まだ6巻までしか読んでいませんが、読了した後は、もう一度ツバイクの「ジョセフ・フーシェ」を読んでみようと思います。
by zoompac | 2015-05-28 05:27 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「マミー」

f0090954_450221.jpg「わたしはロランス」「トム・アット・ザ・ファーム」などで世界の映画界から熱視線を浴びるカナダの俊英グザビエ・ドランの監督第5作です。

2014年・第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、大御所ジャン=リュック・ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」と並んで審査員特別賞を受賞しました。

2015年2月12日に「さらば愛の言葉よ」をヒューマントラストシネマ有楽町で観ました。 この「マミー」も同じ映画館での上映でした。

15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン、ADHD(多動性障害)のため情緒も不安定で、普段は知的で純朴ですが、一度スイッチが入ると攻撃的な性格になってしまうスティーブ、そして隣家に住む引きこもりがちな女性教師カイラの3人が主人公のような映画でした。

真四角の窮屈な画面で物語が進行していきますが、途中で2回くらいワイド画面に切り変わります。皆が笑顔で、伸び伸びと幸せを感じられるシーンです。 解放感が味わえるちょっとユニークな手法だなと思いました。

切れやすい息子スティーブとの生活に右往左往していたダイアンでしたが、隣に住むカイラと親しくなったことから、少しずつ日々に変化が訪れていきます。

精神的ストレスから吃音に苦しみ休職中だったカイラも、スティーブの家庭教師を買って出ることで快方に向かっていくようにみえますし、またスティーヴも音楽学校に入りたいとカイラに教えてもらいながら勉学に励むのですが……。

情緒不安定のスティーヴが、カイラを気に入るシーンの彼のセリフが強烈でした。

そのときカイラはジーンズを穿いていたのですが、親子喧嘩で怪我をしたステーヴがカイラに手当てをしてもらいます。それまで大暴れで手の付けられなかったスティーヴがおとなしくなります。

カイラが帰った後、スティーヴが母親ダイアンに言うのです。「あの女(ひと)のお尻からバラの香りがした。」・・・と。それはスティーヴがカイラを気に入ったという表現でもあったのです。

すごくストレートな直球言葉にちょっとたじたじされられてしまいますよ。

うまくいくと思えた、三人の奇妙な寄り添い関係にも、時間の経過とともにあることがきっかけで亀裂が入ってしまいます。ドライ(無情)に母と子の葛藤が描かれた映画でした。

それもまた人生♪

監督のセンスがきらりと光る・・・そんな余韻の残る映画でした。
by zoompac | 2015-05-27 04:50 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書「小説フランス革命(6)シスマの危機」 佐藤賢一

f0090954_5224219.jpg聖職者民事基本法をめぐり、賛成派と反対派が激しく対立し、推進者のタレイランは窮地に追い込まれます。そんな中、ジャコバン・クラブ代表、国民議会代表就任のフランス革命の名物男ミラボーが志半ばにして病に倒れてしまいます。

佐藤賢一氏の小説家としてのお遊びでしょうか、病床のミラボーの下に見舞いきたタレイランとジャコバンクラブの論客家のロベスピエールを鉢合わせをさせて、ミラボーの口からこの二人の比較対象を語らせています。

「まさに、水と油だ。他人とのかかわり方が違う。かたや(ロベスピエール)孤児育ちながら優等生として胸を張り続けてきた男、かたや(タレイラン)大貴族の御曹司ながら足が不自由なために日陰者の屈託を余儀なくされた男。 かたや(ロベスピエール)現実を無視してまで理想を貫こうとする男、かたや(タレイラン)理想など道具にすぎないとして何より現実を手玉に取りたい男。 かたや公理しかない男、かたや我欲しかない男。 水と油ながら、いずれも凡百に抜きでた個性であることは間違いない。」

だからこそミラボーは惜しむのだ。「ロベスピエールとタレイランを足して二で割れば、まさに理想的な政治家ができるのになあ」

そして、ミラボーが亡くなります、まさに、巨星堕つ・・・・ですね・。

迫力満点のこの巨漢は、雷ミラボー、革命のライオン等と呼ばれ、人気が高く、彼の葬儀には30万人の民が集まり、まさに国葬そのものでした。

こうして、その後、キューリー夫妻、アレクサンドル・デュマ、ジャン・ジャック・ルソー、ヴォルテール、ジャン・モネ等の偉人の墓所として有名となる「パンテオン」に収められらた最初の人となりました。

佐藤賢一氏は、フランス革命を前半と後半に分けて考えているそうです。前半は、王政のシンボルだったバスティーユ牢獄を襲撃して陥落させた1789年7月から、王政を廃止した1792年の8月までです。 後半はギロチンで首が落ちまくる凄惨な展開が繰り広げられます。1799年のナポレオンが政権を獲るまでです。
  
前半の明るい雰囲気を体現していたのがこのミラボーでした。1791年4月に亡くなりました。享年42歳。

7巻では、ミラボーの死に続いてフランス革命の前半のヤマ場となる大事件「王の逃亡」です。 スェーデン貴族フェルセンの協力で、王妃マリー・アントワネットと共に国王ルイ16世はパリ脱出を決意します。国王一家の運命や、いかに。
by zoompac | 2015-05-26 05:22 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 (2)」 塩野七生

f0090954_5175563.jpg第1巻では、1469年から1498年まで、すなわちマキアヴェッリが生まれて、公職に就くまでの29年間を、「マキアヴェッリはなにを見たか 君主論を」という副題で描いていました。

メディチ家の偉大な人という意味でロレンツォ・イル・マニーフィコと呼ばれたロレンツォ・デ・メディチ(1448~1492)が君臨するフィレンツェ共和国の繁栄と、彼の死後、メディチ銀行まで倒産して、君主としてのメディチ家は雲散霧消の憂き目、メディチ家に代わってフィレンツェを牛耳った修道士サヴォナーラの質素倹約の恐怖政治の栄光と滅亡の6年間(1493年~1498年)です。

続くこの第2巻では、ニコロ・マキアヴェッリがフィレンツェ共和国第2書記官として縦横無尽の活躍をした1498年から1513年まで、すなわちマキアヴェッリの29歳から44歳までの15年を「マキアヴェッリはなにをしたか」という観点から描いています。

塩野七生曰く、高等教育を受けていないマキアヴェッリは、ノンキャリアの官僚として、彼女の表現を借りれば、「欲張りばあさん」よろしく、仕事はなんでもかんでも抱え込んで、いったん抱え込んだ仕事は放そうとしない仕事ぶりでした。

やがて彼の就職先であるフィレンツェ共和国政府からその能力が認められ、外交副使としてフランス国王やチューザレ・ボルジア等との交渉の場に建つことになります。

そして、このときの経験が後の「君主論」等の傑作の誕生の礎になるのです。

さて、フィレンツェにメディチ家が18年ぶりに復活します。1492年に亡くなったロレンツォの二男の枢機卿ジョバンニが当時のソデリーニ政権から覇権を奪還し、翌1493年にはメディチ家からは初めてですが、レオーネ10世の名で法王に選出され、事実上メディチ家の当主となります。この年より11年後に甥のジュリオもクレメンテ7世の名で法王に選出されるのです。

そして、マキアヴェッリはメディチ家によって追放されたソデリー二の懐刀として獅子奮迅の活躍したことが仇となり、メディチ家から警戒され、失職してしまうのです。43歳の働き盛りに職を失い、理不尽な運命への怒りが産みだしたのが「君主論」だったと塩野氏は分析していました。

最終の第3巻では、1513年の彼の失業から、58歳で死ぬまでの14年間、すなわち1527年までが語られることになります。 君主論を始め彼の全著作はこの時代に書かれます。副題は「マキアヴェッリはなにを考えたか」です。
by zoompac | 2015-05-25 05:18 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ブラックハット」

f0090954_6483160.jpg日比谷宝塚劇場B1のTOHOシネマズみゆき座で観ました。

昔、BBCの英会話教材で「サドリナ・プロジェクト」というビデオ教材があり、そのビデオを観ながら学習した記憶があります。香港、シンガポール、マレーシア等、東南アジア各地を舞台とし、ビジネス出張に産業スパイを絡めたビジネス英会話教材でした。香港の空港がまだカイタック・エアポートでしたよ。

「ブラックハット」というのはハッカー犯罪者のことですが、この映画「ブラックハット」も舞台が、香港、マカオ、マレーシア、ジャカルタと東南アジアが中心で、昔大阪梅田のSony英会話学校で勉強した教材を思い出した次第です。

手に汗握り、ダレ場のない2時間13分の活劇の緊張感はさすがのマイケル・マン監督ですね。手持ちカメラ、クローズアップ、望遠レンズ撮影等の職人技も冴えていました。 この監督の作品では「ラスト・オブ・モヒカン」、「ヒート」、「インサイダー」等が私のお気に入りです。

香港で発生した原発事故に使われたハッキング・ソフトとシカゴで起きた大豆相場の先物取引の異常高騰のハッキング・ソフトが米国で服役中のブラックハット「ハサウェイ」(クリム・ヘムズワース)の開発したプログラムに似ているということで、彼にに釈放を条件にアメリカ・中国の合同調査捜査チームに加わることが命じられます。

目つきの悪い榮倉奈々って感じのチェン・リエン(タン・ウェイ)が、中国軍サイバー防衛責任者の妹役で、ハサウェイの助手並びに恋人を演じていました。なかなかこの「恋愛」の添え方もうまかったです。

要求も声明もない追跡不能の犯人にハッキング技術を駆使して、ハサウエイとチェン・リエンが、香港、マカオ、マレーシア、インドネシアをバイク、ヘリコプター、小型飛行機、船でスリリングに追跡していきます。

ジャカルタも舞台となっていたのですが、場所の特定ができませんでした。 エンド・ロールで「ラト・プラザ」って懐かしい名前を発見したので、どこかの撮影現場として使われたのだと思いましたが・・・。

クライマックスの祭りのシーンはイリアンジャヤ解放記念碑のある広場で3,000人のエキストラを使ったそうです。

極上の娯楽映画でした。サイバー(電脳)の世界は、バーチャルの仮想世界や幻影のように思えますが、そうではない現実の世界なんですね。原子力発電の管理、金融市場の操作、新幹線等の運転もそうした電脳に悪意の操作が加わるととんでもない事故につながることを想うと、なんとも恐ろしい世界に私たちは生きているんだろうということを実感させられます。

サイバー犯罪/ブラックハットの現実をこの映画で体感してください。
by zoompac | 2015-05-24 06:48 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「イタリアは呼んでいる」

f0090954_557117.jpg渋谷のBunkamuraにあるル・シネマで観ました。

英国中年男がミニクーパーに乗って、イタリア5泊6日のグルメツアー映画です。

道中の彼等二人の会話の中身が、もっぱら映画評論というか毒舌と有名俳優のモノマネ合戦なのですから、映画好きにはたまりませんね。

美味しそうな料理やワインも登場するのですが、私は彼ら二人の映画の薀蓄話に圧倒されまくりでした。

モノマネされる俳優もアンソニー・ホプキンス、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、ロバート・デニーロ、マーロン・ブランドと豪華絢爛ですよ。

映画も、バットマン「ダークナイト・レイジング」、007シリーズ、ノッティングヒルズの恋人、ローマの休日、ブリジッド・バルドーの「軽蔑」、マストロヤンニの「甘い生活」等たくさん語られていました。

ヒッチコックの「鳥」を語る場面では、ヒッチコックが主役のティッピ・ヘドレンを突っつく鳥に名前をつけていたというエピソードが紹介されます。その名は「グレゴリー」だったんです。

その会話の下りで私は大笑いしてしまいましたが、映画館で笑ったのは私1人だけだったようです。

英語で、恐妻家の旦那のことを「hen peccked husband」といいますね。鳥がくちばしで突っつくことを「peck」といいます。ティッピを突っついた鳥の名がグレゴリーですよ。普通笑うでしょ?

ピエモンテ州から南下する旅の最終はポンペイの遺跡、カプリ島、ナポリまでで、シチリアまでには届かなかったところが残念でした。途中の会話で、ゴッドファーザーにはかなり言及していましたので。

英国人のヒューモアの神髄のようなものをたっぷり見せつけられた楽しい映画でした。
by zoompac | 2015-05-23 05:57 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「王妃の館」

f0090954_555363.jpg人気作家・浅田次郎の同名小説を映画化したもので、水谷豊が主演の作家北白川右京を演じています。

倒産寸前の旅行会社が、ホテルの1つの部屋を2組に同時提供するというツアーの二重売りで窮地を脱しようと企み、そうとは知らずにツアーに参加した2組の旅行者たちが織りなす人間模様を、「探偵はBARにいる」で知られる橋本一監督のメガホンと、個性豊かなキャストたちのアンサンブルで描かれていました。

意図的なダブルブッキングで、昼のツァー組と夜のツァー組に分けて、それぞれが鉢合わせないようにホテルのルーム・サービスが掃除・ベットメイキングの折にてんやわんやの客荷物の入れ替えをするシーンが笑えます。 フランス人エキストラが大活躍でした。

パリのマレ地区の超一流ホテルで、日本語で「王妃の館」を意味する「シャトー・ドウ・ラ・レーヌ」が舞台となっていました。

現在の物語と、パリに取材旅行に来た北白川右京の執筆中のルイ14世時代の物語がシャッフルされつつ展開していく物語でした。 原作を読んだ私には興味深い内容で、それなりに楽しませてもらいましたが、映画評論家の先生方の評価はあまり高くないです。

「きた きた きたー!」と物語の筋が、インスピレーションの波に乗って、天から降りてきたような台詞をのたまう北白川右京の執筆ぶりが楽しい映画でした。

原作作家の浅田次郎さんは、実際に「シャトー・ドウ・ラ・レーヌ」で連泊して、この「王妃の館」と「壬生義士伝」を同時に執筆されたそうです。 たぶん1998年~2000年の頃だと思います。
by zoompac | 2015-05-22 05:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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