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映画 「ブルックリンの恋人たち」

f0090954_549169.jpgTOHOシネマズ六本木で観ました。

交通事故で昏睡状態の弟の憧れのミュージシャンがツアーでNYにやってきます。人類学研究者であるフラニー(アン・ハサウェイ)は死に瀕した弟を理解しようと、弟の日記や予定表を見ながら、モロッコでの遊牧民の文か研究で使った手法で、ストリートミュージシャンだった弟の好きな場所、音楽などを探して歩くうちに、その弟が憧れていたミュージシャンジェイムズと出会います。

弟の気持ちが姉に乗り移っていたのでしょうか、姉フラニーとミュージシャンジェイムズは意識の戻らぬ弟ヘンリーを媒体として、たった1週間でしたが恋に落ちてしまいました。やがてツアーが終わり、彼と別れる日がきますが、昏睡状態だった弟ヘンリーが目覚める・・・といった展開でした。

アン・ハサウェイが主演のほかプロデューサーも務めました。甘く切ないラブソングを1曲聴き終わったような印象の映画でした。 イントロから始まり、リズムに乗った高揚感があり、そして心に一涼の風が吹き抜けた・・・そんな感じでした。

このまま永遠に別れてしまうかもしれない弟の意識を取り戻そうと、まるでストーカーのように弟の日記やメモを手掛かりにNYブルックリンの街へ出て、弟の行きつけのライブの店で録音をしたり、コンサートに行ったり・・・弟探しの旅をし、録音を聞かせ、あの世とこの世を彷徨う弟の魂を呼び戻そうとした姉フラニーの懸命の努力に寄り添った小さな恋の物語でした。
by zoompac | 2015-03-31 05:49 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「繕い裁つ人」

f0090954_5393468.jpgヒューマントラストシネマ有楽町で観ました。

神戸の古い洋裁店を祖母から引き継ぎ、手作りを貫く頑固な二代目(中谷美紀)の物語でした。

三島有紀子監督って人は、センスのある映画を創りますね。 画面一つ一つの構図や色合いが絵画のように美しくみえました。

神戸の街を見渡す坂を上がるとその古い洋裁店があります。その店にやってくるお客さんも、洋裁店の二代目にブランド化を勧める神戸の大手デパートの服飾担当(三浦貴大)も、坂の上からのカメラで坂を上がってくる姿が捕えられます。まず頭が映って、そこから顔、首、胸と次第に全身が垂直に立ち登ってくるのです。このカメラワークシーンが印象深い映画でした。

彼女がときどき通う手作りケーキの店でのチーズケーキ丸ごと1個食いには驚きましたが挑戦したいとは思いませんでした。 躊躇しますよね。

手作りのよい服を手直しして大事に着続けるってことのよさと、歳と共に体型も変わって、でもなお、体に寄り添って、世界にたった一つの自分の服を着続ける愛着を支える、中谷美紀の頑固さを象徴する凛とした姿勢に魅入られました。カタカタとお仕事の音をかもし出す足踏みミシンの操作のシーンにも郷愁を誘われました。

何より映画に登場する服が、流行廃りを超え、素敵でした。 中谷美紀の着る中世の僧侶のような青い服も様になっていました。

顔の見える、その人の生きざまに寄り添う頑固でしかも美人の仕立て屋さんが近所にいる生活を羨ましく思いました。あまり期待していなかったのですが、静かでいい映画でした。 こういうのを期待以上っていうのでしょうね。
by zoompac | 2015-03-30 05:39 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「さいはてにて」

f0090954_893825.jpg銀座プランタンの隣の丸の内TOEIで観ました。

去年観た吉永小百合主演の映画「ふしぎな岬の物語」とロケ地設定が驚くほど似ていました。

「ふしぎな岬の物語」が千葉県鋸南町に実在する音楽と珈琲の店「岬」をモデルに、そしてこの「さいはてにて」は、石川県能登半島の珠洲市の木ノ浦海岸近くにある焙煎珈琲店「二三味(にざみ)珈琲」がモデルとなった映画です。

映画では、「不思議な岬の物語」の方が「岬カフェ」、「さいはてにて」は「ヨダカ珈琲」とネーミングされていました。

「ふしぎな岬の物語」がオムニバス形式で千葉県の岬の先端で小さなカフェを営んできたヒロイン悦子の淹れる美味しいコーヒーと和やかな語らいを楽しみに集う人々の交流、不思議な絆が紡がれていた映画だったのに対し、「さいはてにて」は、能登半島のさいはてに残された朽ちかけた船小屋を改造した焙煎珈琲店とその傍に建つ忘れ去られたような民宿を舞台に支えあって生きる2人の女性の姿を描いた映画でした。

宮沢賢治の「よだかの星」という詩に由来する「ヨダカ珈琲」店のエピソードもなかなかよかったです。

主人公「吉田岬」役の永作博美の雰囲気がいいです。この映画にぴったりはまっていました。 凛とした孤高の中にも温かみのある表情がよかったです。 「かもめ食堂」のときの小林聡美に通じるものがありました。

シングルマザー絵里子役の佐々木希が不安定さと複雑な想いを繊細に演じていました。そして娘役の桜田ひよりって13歳の子の演技が堂々としていて瞠目しました。 ある意味、この映画は寄り添って生きている姉弟の存在が大きい映画でした。 そして父親の不在、男の存在感の無さ・・・というテーマにも寄り添っていました。

ちょい役で、永瀬正敏が友情出演していました。 シングルマザー絵里子の恋人役でヨダカ珈琲店主の岬にとっては強姦未遂魔です。

映画「KANO」で台湾版アカデミー主演男優賞を受賞された永瀬正敏氏も台湾映画界にいろいろ交流が広がったものと思われます。この映画「さいはてにて」のメガホンをとったのが、台湾映画界の新星と呼ばれる女性監督チアン・ショウチョンです。

それにしても、友情出演で、強姦魔かよ・・・という印象でした。

日本で初めて世界農業遺産にも認定された石川県能登半島の珠洲市を舞台した映画が、新進気鋭の台湾人女性監督の手によって映画化されることによって、この映画は、台湾をはじめ韓国、香港でも映画祭出品となっています。

アジアの人達がこの映画を観て、能登半島のさいはての珈琲店を目指して旅をしてくれるかもしれませんね。

そういう意味では、シングルマザー絵里子が一念発起して民宿再開し、大学相撲部がやってきて、その合宿風景が海の景色に溶け合って壮観なシーンがありましたが、アジアの観客を意識したのかもしれませんね。 とても茶目っ気ある日本らしい一コマでした。
by zoompac | 2015-03-29 08:09 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「KANO」

f0090954_6202582.jpg有楽町のビッグカメラの斜め向かいにある、有楽町スバル座で観ました。 ここはいまどき珍しい全席自由席の映画館です。

この映画すごく良かったです。 クチコミ評判がいいからか、結構ロングランですね。機会があったらぜひ観られることをお勧めします。

「ニイタカヤマノボレ」は1941年12月8日正午の真珠湾攻撃開始の暗号文でしたが、この新高山(現在の玉山は台湾で最も高い山)は3,952mで、当時日本で一番高い山だったのです。富士山は3,776mですから。

台湾は、日清戦争の後の下関講和条約で1895年に日本に割譲されました。それから日本の敗戦となる1945年までの50年間は日本の統治下にありました。

「KANO」は、日本統治下の1931年、台湾代表として甲子園の全国高校野球選手権に出場し、準優勝を果たした嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描いた台湾映画です。

高校野球のメッカである甲子園にこのような歴史があったことに驚きました。そして嬉しくて感動してしまいました。

戦前には満州、朝鮮、台湾の「外地」の代表校にも全国大会への参加が認められていたのです。

満州と朝鮮は1921(大正10)年から、台湾は1923(大正12)年から参加が認められ、毎年代表校を内地日本の甲子園に派遣していました。その後、太平洋戦争のために大会が中止になった1941(昭和16)年をもってこれらの外地からの甲子園の参加は幕を閉じました。

その中の台湾で、甲子園出場をかけての代表争いにしのぎを削ったのが甲子園7回出場の台北中と、5回出場の嘉義農林です。

本作は、その嘉義農林が台北中を破って初めて甲子園に出場した1931(昭和6)年にスポットを当てていました。

その2年前からこの映画は始まります。

1929年、対外試合で勝ったことのない嘉義農林学校の弱小野球部に、日本人の監督・近藤兵太郎がやってきます。。甲子園進出を目指すという近藤の下、厳しい練習に励む部員たちは、次第に勝利への強い思いを抱くようになります。

チームは、日本人、台湾人(漢人、原住民)の混成ですが、それぞれの特徴を活かし野球を通じていいチームに仕上がっていきます。 近藤監督が胸を張って、「蕃人は足が速い。漢人は打撃が強い。日本人は守備に長けている。こんな理想的なチームはどこにもない!」と自画自賛する台詞が印象的でした。

そして1931年、台湾予選大会で大躍進し、常勝校を打ち負かして台湾代表チームとして甲子園へ遠征した嘉農野球部は、決してあきらめないプレイスタイルで甲子園の試合でも日本中の注目を集めました。

野球部監督・近藤役で永瀬正敏が主演し、大沢たかお、坂井真紀ら日本人キャストも多数出演していました。 

永瀬正敏は、この映画で、台湾のアカデミー賞の主演男優賞を中華圏以外で初めての受賞という快挙を遂げました。f0090954_6211942.jpg

野球チームのメンバーは、オーディションで選ばれました。役者の経験よりも、もっぱら野球の経験に重点を置いたようです。ピッチャー役の青年は端正なマスクで、助演男優賞と新人俳優賞を受賞し、いきなり台湾の人気スターになりました。

映画「バンクーバーの朝日」の亀梨君や妻夫木君の野球シーンがお子ちゃま三角ベースに思えてしまうほど、KANOの野球のプレーシーンには迫力がありました。 さすが現役学生野球選手中心のキャスティングだけのことはありました。

戦前のバンクーバーといい、台湾といい、こうして野球を愛した人たちがいたという歴史を知ることができてよかったです。
by zoompac | 2015-03-28 06:21 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「資本主義の終焉と歴史の危機」 水野和夫

f0090954_5304446.jpgこの本の面白いところは、資本主義の歴史を16世紀に遡って論じている箇所です。歴史は繰り返すという観点から、今の低インフレ、低金利傾向を1つの兆候として、昔のイタリアのジェノヴァで起きたそれと比べています。

ジェノヴァでは「山の頂までブドウ畑になり、利潤を生みだせる投資先が亡くなり衰退した例を述べ、日本ではウォッシュレットが「山のてっぺんから地の果てまで行きわたった」と言っています。

歴史の研究から、類似点を探して未来を類推するのは面白い切り口ですが、IT技術の進化と共に消費財生産の投資という最近の新聞を賑わす動きが無視され、ウォッシュレットを最後に潰えたとするのはちょっと乱暴すぎる気がしないではありません。

また彼の著作では原油・エネルギーは高騰のままに据え置かれることが前提となっており、最近の原油安傾向が取り入れられていません。

水野和夫氏は、アベノミクスの第一の矢、金融緩和によるデフレ脱却はできないと言っています。

日本の国債金利が20年近く2.0%以下という超低金利を続けている異常状態は、利潤を生みだせるような投資先がないという結果であって、お金が余って溢れている状態だというのです。

金融緩和によって貨幣量を増加させても、個人消費も企業投資も増加する可能性が薄い現在の状況では、物価は上がらず、資産価格の上昇すなわちバブルをもたらすだけだと主張しています。

バブルが崩壊がすれば巨大な信用収縮が起こりそのしわ寄せが雇用に集中することはつい2008年のリーマン・ショック以降みたばかりです。

その結果としての貧富の格差も我々は目撃しています。非正規雇用者が雇用者全体の3割を超え、年収200万未満で働く人が給与所得者の23.9%(1090万人)を占め(2012年)、2人以上世帯で金融資産非保有が31.0%(2013年)に達している二極化です。

つまり、「成長」を目指して過剰な金融緩和(第一の矢)、財政出動(第二の矢)、規制緩和(第三の矢)という政策を総動員させても、その政策でだぶついたマネーは投機マネーとしか使い道がなく資産や金融でバブルを起こすしかないというのです。金融バブルは実体経済を伴わない分逃げ足も速く、3年単位くらいで生成し、弾ける可能性も否めないといっています。

金融資産のバブルが膨張している間も、バブルが破裂した後の雇用へのしわ寄せも、結局格差拡大にしかならないということです。

現在は、生産性があがって、供給が十分な水準に達したので、人口減少などによる需要の減少を反映して物価水準が下がるのは理の当然としています。従って今のデフレを失敗と捉えるのではなく成功と捉えるべきだと水野氏は言っています。

従って、政府はこれ以上将来の財政赤字返済負担をアベノミクス等で膨大させるのではなく、赤字縮小努力を推進することを勧めています。

雇用改善のない景気回復、すなわち消費にも投資にもマネーが向かわず、金融資産だけに向けられるマネーを増産するアベノミクスはデフレより始末が悪いと言っているのです。

「巨大債務を恒常的に抱え込んでいるということ自体、すでに日本の経済・社会構造が資本主義システムに不適合であることの証だ・・・。」

「富者と銀行には国家社会主義で臨むが、中間層と貧者には新自由主義で臨む。」

「バブルの崩壊で危うくなった金融システムには公的資金が投入される一方、企業はなりふり構わず解雇や賃下げ等の大リストラを断行してきました。このようなダブルスタンダードの下で、格差が広がらないわけがない。」

統計でみると、国民の消費マインドは冷え切ったままです。高年齢化社会の中で増えようがない年金生活者にとって、消費税圧力、日銀の物価上昇政策対応として財布のひもを締めざるを得ません。

水野氏の理論の展開は確かにわかりやすいのですが、前提とする要因がすでに変化していることが気になりますし、なにより、ではどうすればよいのかというところまでは踏み込んでいません。 アベノミクスに反対するのはいいのですが、民主党のような無策では国民の支持が得られません。その反動で、しっかりと理念と政策をもった安倍さんが民主党から政権を奪い返したばかりなのです。

少子高齢化という人口減少傾向顕在化の中、「日本国」を「日本人」だけで経営していくのは、特に年金システム維持や健保システム維持という観点からみると無理なような気がします。

いっそのこと、500万人くらい海外から移民を呼び込むとかの青写真でも書いてみたらどうなのでしょう? さもなければいっそのこと暴動が起こってしまうかもしれませんが年金、健康保険制度を廃止するとか?? 無為無策のまま、アベノミクスを非難だけで、私には財政赤字軽減策を推進するほか代替提案がありません・・・というのでは芸がありません。 何かをなそうとか得ようとすれば、何かを捨てなければなりません。

話は変わりますが、小売業、デパートの売上の数字は回復傾向にあります。それらの売り上げを支えているのは厳密な意味では消費ではなく、むしろ輸出の一種です。韓国、台湾、中国、タイ等から日本を訪れる観光客等への免税販売高の急伸です。

こうした傾向を水野氏はあまりとりあげていませんが、GDPの上昇要因になります。 円安が進み、原油安という環境では、神風が吹いているような感じですので、日本は向こう2,3年景気好調なサイクルに入るのではないでしょうか?

銀座のユニクロも道頓堀のドンキホーテも店内はそうした海外からやってきた外国人旅行者でいっぱいです。ドンキホーテは2008年頃から、免税免許を取得し、19の旗艦店には外国人観光客用の免税カウンターの他、言語サービスも徹底させてきたようです。何よりも24時間営業という強みをもっています。

免税販売は、都内の百貨店も好調です。正月恒例のデパートの福袋狙いで開店前の早い時間から外国人観光客が長蛇の列を作っていたと聞きます。

私の好きなキッカットの抹茶チョコレートも何故か彼ら観光客の間で評判を呼び品薄状態なのです。きっと、この製品の増産に向けて工場もフル稼働ではないでしょうか? そのうち増産のための投資も必要になってくるかもしれません。

訪日外国人中心に消費が伸びている一方、政府は、「日本再興戦略」プログラムの下、外国人投資家を日本の資本市場に呼び込もうということで実施計画を着々と進めています。

とりあえず、会社法並びに法務省令を改訂、スチュワードシップ・コードで機関投資家の議決権行使責任の明確化、コーポレートガバナンス・コードで複数社外取締役選任推進化(海外投資家に理解されやすいガバナンス構築)等で、外国人投資家が日本株を投資しやすい、あるいは日本の国内外の事業再編が行いやすい環境が整いつつあります。

地道なモノづくりよりも、M&Aに走る傾向にこそ、資産バブルの兆候が大きく表れているとも思いますし水野氏の分析、説明も明快で、説得力はありますが、悲観的になってバブルを警戒するタイミングはまだ早いように思います。 こんなデフレの空気がまだ重い中、過熱感が感じられません。日本人のマインドが冷え切ったままです。アベノミクスの旗振りで過熱気味になっている中国筋の投資行動が気にはなりますが・・・。

中国がはじけたときは怖いでしょうね。ただそのときはアベノミクスの政策実施の最中であろうが、水野氏の提案通り、自重して財政赤字削減に取り込んでいようが、焼け石に水って感じでしょうね。

アベノミクスの成果が、青い目の投資家ではなく、赤い旗の投資家で日本の市場が座卷されないことを望むばかりです。マネーに区別はありません。白猫であれ黒猫であれ鼠を捕るのがよい猫だとおっしゃっていたのは、彼の国の生産第一主義で市場経済の導入を図った鄧小平でありました。
by zoompac | 2015-03-27 05:31 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「小説フランス革命4 聖者の戦い」 佐藤賢一

f0090954_5374810.jpgこの小説フランス革命4巻から、いよいよ足が悪いタレイランが登場してきます。この人は聖職者代表の第一身分代表議員なのですが、国の財政改善の打開策として「教会財産の国有化」を議会に提案します。議会で憲法委員会に選ばれていましたが、この発案で注目を浴びます。

シャルルマーニュの末裔ペリゴール伯爵の直系子孫を自称する名門貴族の家柄です。王として君臨していてもおかしくない家柄です。それゆえかえって革命によって世の秩序が乱れることをよしとしています。自分が頭角を現わす機会を虎視眈々と狙い澄ませているかのようです。内反足で片足に障害を持っていたため、父の職責であった連隊長の後を継ぐことができず、父の指示で聖職者の道に進んだのです。

出自の良さからそのまま体制側にいてもおかしくない人間が、革命側で重要な役割を果たすという点で、勝手に幕末の高杉晋作にイメージを重ねながらこの本を読んでいました。

タレイランは、貴族ながら第三身分代表議員のミラボーとも学友で旧知の仲です。(年齢を調べると5歳違うのですが、この小説ではそういう設定になっていました。)やがてミラボーを通じてロベスピエールに近づきます。

第三身分代表議員のロベスピエールは、憲法友の会という、ジャコバン僧院の図書館に集って勉強会の一員となり、その真面目さと勤勉振りで、やがてジャコバン・クラブと呼ばれる議会の一大勢力の中で力を蓄えていました。

アメリカ帰りの開明派貴族で第二身分代表のラ・ファイエットは国民衛兵隊司令官です。議会では、ミラボーと並んで議会から大臣を選出する場合の二枚看板と見なされていました。

ミラボーの工作で、ラ・ファイエットはジャコバン・クラブの支持から外れてしまいます。

いよいよミラボーが議会代表として選出されようかという会議で、流れが一変してしまいます。ロベスピエールは表に立っていませんが、ジャコバン・クラブの面々が反対を唱え、その反対の波が会場を覆い尽くしたのです。そもそも立案を職務とし、立案通り閣僚が執行しているかどうかを監視・監督する立場の議会から議員代表を大臣として閣僚という執行機関に送り込むことはおかしいということです。そしてミラボーのような野心家に大臣の権能まで握らせたら危険だということになり、議会から大臣選出の話は流れてしまいます。

このあたりの自信過剰のミラボーの野心がくじかれる様は、大政奉還の後、行政能力は自分が列候会議を主導して発揮し、そうやって徳川政権存続を信じて疑わなかった最後の将軍、徳川慶喜にイメージを重ねました。

そんな中、タレイランがミラボーとラ・ファイエットの仲を取り持つお膳立てをするという動きが出てきたところで、第5巻にバトンです。 ロベスピエールに近づこうとしたり、ミラボーとラ・ファイエットの仲を取り持とうとしたりのタレイランの画策の行方が気になります。

続巻を読むにあたって役立つかもしれないと思い簡単な人物記述を世界史の用語辞典で調べました。

タレイラン/タレーラン(1754~1838)
フランスの政治家。上級聖職者出身。革命中は教会財産の国有化を唱え、ナポレオン1世のもとで外相を務めた。王政復古後ルイ18世の外相としてウィーン会議に出席。各国の利害対立を利用して正統主義を主張、フランス旧領土の保全に成功した。(会議は踊るで有名な、ウィーン会議で、有名シェフと高級ワインを携えて、ウィーン外交での成果をあげた逸話は有名です。浅田次郎原作の「王妃の館」にそのエピソードが語られていました。4月25日公開予定の映画化された作品にそのエピソードが含まれているといいのですが・・・・。)

ミラボー(1749~1791)
革命初期の政治家。貴族であったが三部会には第三身分代表として選ばれ、雄弁をもって名声を得た。国民議会の指導者として活躍。立憲君主王政の立場から国王と議会の調停役を果たした。やがて宮廷から資金を受けるようになり市民の支持を失った。1791年4月に急死。(その巨躯と吠えるような声の大きさ、廻りの空気を一変させる影響力のある雄弁さで、革命の獅子と呼ばれました。)

ラ・ファイエット(1757~1834)
軍人・政治家。アメリカ独立戦争に従軍し自由主義貴族の名声を博す。革命勃発後パリ国民軍司令官となり、ミラボーと共に自由主義的改革を指導して人権宣言を起草。フイヤン派を組織し、立憲君主制を主張して国王と議会の仲介をはかったが、8月10日事件後逮捕を恐れて亡命。帰国後ナポレオン1世に反対の態度をとり、7月革命で再び国民軍司令官となった。

ロベスピエール(1758~1794)
弁護士出身の革命政治家。三部会・国民議会の議員をへて立法議会では院外でジャコバン派を指導、ルソーを信奉した。国民公会に選出されると山岳派を率いてジロンド派を追放し独裁体制を樹立した。公安委員会主導権を握り恐怖政治を強行、エベール派、ダントン派などを粛清したが、テミドール9日のクーデターで処刑された。(この4巻あたりまでは、勤勉さと真面目さが取り柄の田舎の秀才って感じですが、その彼が独裁者に変貌する様を読むのが今後の楽しみです。)

ダントン(1759~1794)
弁護士出身の革命政治家。革命初期からパリで活躍し、大衆的人気を博す。山岳派の指導者のひとりで、国民公会では公安委員として外交・戦争の指導。 革命の過激化を嫌い恐怖政治の緩和を主張し、ロベスピエールと対立し、1794年4月に処刑された。(ダントンは大男で、武闘派の豪傑です。)
by zoompac | 2015-03-26 05:48 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「小説フランス革命4 聖者の戦い」 佐藤賢一

f0090954_5374810.jpgこの小説フランス革命4巻から、いよいよ足が悪いタレイランが登場してきます。この人は聖職者代表の第一身分代表議員なのですが、国の財政改善の打開策として「教会財産の国有化」を議会に提案します。議会で憲法委員会のメンバーに選ばれていましたが、この発案で頭角を現します。

シャルルマーニュの末裔ペリゴール伯爵の直系子孫を自称する名門貴族の家柄です。王として君臨していてもおかしくない家柄です。それゆえかえって革命によって世の秩序が乱れることをよしとしています。自分が頭角を現わす機会を虎視眈々と狙い澄ませているかのようです。内反足で片足に障害を持っていたため、父の職責であった連隊長の後を継ぐことができず、父の指示で聖職者の道に進んだのです。

出自の良さからそのまま体制側にいてもおかしくない人間が、革命側で重要な役割を果たすという点で、勝手に幕末の高杉晋作にイメージを重ねながらこの本を読んでいました。

タレイランは、貴族ながら第三身分代表議員のミラボーとも学友で旧知の仲です。(年齢を調べると5歳違うのですが、この小説ではそういう設定になっていました。)やがてミラボーを通じてロベスピエールに近づきます。

第三身分代表議員のロベスピエールは、憲法友の会という、ジャコバン僧院の図書館に集って勉強会の一員となり、その真面目さと勤勉振りで、やがてジャコバン・クラブと呼ばれる、議会の一大勢力で頭角を現していきます。

アメリカ帰りの開明派貴族で第二身分代表のラ・ファイエットは国民衛兵隊司令官です。議会では、ミラボーと並んで議会から大臣を選出する場合の二枚看板と見なされていました。

ミラボーの工作で、ラ・ファイエットはジャコバン・クラブの支持から外れてしまいます。

いよいよミラボーが議会代表として選出されようかという会議で、流れが一変してしまいます。ロベスピエールは表に立っていませんが、ジャコバン・クラブの面々が反対を唱え、その反対の波が会場を覆い尽くしたのです。そもそも立案を職務とし、立案通り閣僚が執行しているかどうかを監視・監督する立場の議会から議員代表を大臣として閣僚という執行機関に送り込むことはおかしいということです。そしてミラボーのような野心家に大臣の権能まで握らせたら危険だということになり、議会から大臣選出の話は流れてしまいます。

このあたりの自信過剰のミラボーの野心がくじかれる様は、大政奉還の後、行政能力は自分が列候会議を主導して発揮し、そうやって徳川政権存続を信じて疑わなかった最後の将軍、徳川慶喜にイメージを重ねました。

そんな中、タレイランがミラボーとラ・ファイエットの仲を取り持つお膳立てをするという動きが出てきたところで、第5巻にバトンです。 ロベスピエールに近づこうとしたり、ミラボーとラ・ファイエットの仲を取り持とうとしたりのタレイランの画策の行方が気になります。

続巻を読むにあたって役立つかもしれないと思い簡単な人物記述を世界史の用語辞典で調べました。

タレイラン/タレーラン(1754~1838)
フランスの政治家。上級聖職者出身。革命中は教会財産の国有化を唱え、ナポレオン1世のもとで外相を務めた。王政復古後ルイ18世の外相としてウィーン会議に出席。各国の利害対立を利用して正統主義を主張、フランス旧領土の保全に成功した。(会議は踊るで有名な、ウィーン会議で、有名シェフと高級ワインを携えて、ウィーン外交での成果をあげた逸話は有名です。浅田次郎原作の「王妃の館」にそのエピソードが語られていました。4月25日公開予定の映画化された作品にそのエピソードが含まれているといいのですが・・・・。)

ミラボー(1749~1791)
革命初期の政治家。貴族であったが三部会には第三身分代表として選ばれ、雄弁をもって名声を得た。国民議会の指導者として活躍。立憲君主王政の立場から国王と議会の調停役を果たした。やがて宮廷から資金を受けるようになり市民の支持を失った。1791年4月に急死。(その巨躯と吠えるような声の大きさ、廻りの空気を一変させる影響力のある雄弁さで、革命の獅子と呼ばれました。)

ラ・ファイエット(1757~1834)
軍人・政治家。アメリカ独立戦争に従軍し自由主義貴族の名声を博す。革命勃発後パリ国民軍司令官となり、ミラボーと共に自由主義的改革を指導して人権宣言を起草。フイヤン派を組織し、立憲君主制を主張して国王と議会の仲介をはかったが、8月10日事件後逮捕を恐れて亡命。帰国後ナポレオン1世に反対の態度をとり、7月革命で再び国民軍司令官となった。

ロベスピエール(1758~1794)
弁護士出身の革命政治家。三部会・国民議会の議員をへて立法議会では院外でジャコバン派を指導、ルソーを信奉した。国民公会に選出されると山岳派を率いてジロンド派を追放し独裁体制を樹立した。公安委員会主導権を握り恐怖政治を強行、エベール派、ダントン派などを粛清したが、テミドール9日のクーデターで処刑された。(この4巻あたりまでは、勤勉さと真面目さが取り柄の田舎の秀才って感じですが、その彼が独裁者に変貌する様を読むのが今後の楽しみです。)

ダントン(1759~1794)
弁護士出身の革命政治家。革命初期からパリで活躍し、大衆的人気を博す。山岳派の指導者のひとりで、国民公会では公安委員として外交・戦争の指導。 革命の過激化を嫌い恐怖政治の緩和を主張し、ロベスピエールと対立し、1794年4月に処刑された。(ダントンは大男で、武闘派の豪傑です。)
by zoompac | 2015-03-26 05:48 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ソロモンの偽証(前篇)」

f0090954_5511417.jpg宮部みゆきの原作「ソロモンの偽証」の映画化作品をTOHOシネマズ六本木で観ました。

多かれ少なかれ観客の多くは、学校という事なかれ主義のシステムの経験者でしょう。

集団教育そのものが、ある程度、個性を伸ばすこと、個性に目を配ることを犠牲にして、平均的な生徒に無難な学校教育を施そうとすることはやむを得ないと思います。 学校運営もできるだけ波風はたてずに、平均的な大多数の生徒が平均的に学び、生活を送れるよう、いわば護送船団方式のような運営にならざるを得ないと思います。

平時はいいのですが、問題はそうした学校の護送船団方式が、護送船団方式ゆえに有事対応が後手後手に回ってしまい、マスコミの餌食になってかえって「隠蔽」を糾弾されてしまうという、どこの学校でも事の大小は別としてありそうな事例として目に写りました。

また同時に社会経験をある程度経験していると、映画の中での学校の校長や警察の対応を現実的なものとして理解してします。

いじめの真相からできれば目をそらして不作為という選択のなかで波風はできるだけたてたくないのです。

そうした疾しさからか、子供がストレートな反応をすると、それを先生に対する反発、反抗とみなして、内申書の評価者であることをほのめかしながら自分たち大人の欺瞞の中に子供を囲い込もうとします。

藤野亮子に思わず体罰を加えた女性教師に対する、子供たちの冷静な態度に、感情移入して拍手喝さいを送った観客は決して私一人ではなかったかと思います。

推測で人を断罪して面白おかしく報道することが招いた悲劇も観客は目撃することになります。

今の日本社会が抱える様々な問題に、敢然と立ち向かおうとする中学生たちがフィクションだとわかっていてもまぶしい映画でした。 中学生たちも10,000人近いオーディションを勝ち抜いた精鋭だけあってしっかりとした演技をみせてくれています。 前田兄弟のお兄ちゃんもオーディションを受けたらしいですよ。

中途半端に一部の生徒を気遣って臭いものに蓋をするという大人の知恵にダメ出しをし、「真実を知りたい、私たちの心もずたずたなの」と悲痛な彼らの叫びがまぶしい映画でした。

学校で裁判なんて教育委員会や文部省の管理下に置かれた学校側で許可するわけはないのでしょうが、そこはフィクションだと目をつむって素直にこの物語を楽しみたいと思います。 自分の中学生生活を思い起こしながら、その3年間が瞬時に過ぎ去って、自分が置き忘れてきたものの多さを想わざるを得ません。また学校教育、学校の有事対応の在り方に関しても示唆に富んでいます。

1人の観客として、学校教育の在り方に思いを巡らすことができました。

中学校を卒業して約50年、思えば遠くに来たもんだ!
by zoompac | 2015-03-25 05:51 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「妻への家路」

f0090954_6382515.jpg記憶を失ったのが収容所での監禁生活の長かった夫(チェン・ダオミン)でなくて、なんで妻(コン・リー)だったんだろうという秘密の部分が曖昧でもやもやした映画でした。

この映画のテーマに焦点を当てるためにその部分は切り捨てられたのでしょう。 切り捨てるのならばっさりやってくれた方がすっきりするのですが、政治体制の変更に大きく左右される個人の生活というサブテーマがちらほら中途半端に散りばめられていました。 そういった点ではこの夫婦の一人娘丹丹も犠牲者の1人です。

文化大革命が終結したのは1977年です。 20年ぶりに妻の元に帰ってきたのに妻は夫の事が思い出せないのです。 夫は帰ってきているのにひたすら夫を待ち続けるのです。 帰ってきた夫は妻のもとに帰ってきたのに妻の心に自分の存在が届いてくれないといったもどかしくも残酷な映画でした。

まるで忠犬ハチ公のように自分を迎えに駅に行く妻に寄り添う夫のあり方は、哀れにも、幸せそうにもみえました。 彼女に自分を認識してもらえませんが、彼女の心に待たれている自分が生き続けているのですから。

夫は海外文化にも精通したインテリさんです。ピアノを弾いてその旋律とピアノを弾く後ろ姿で妻の記憶を呼び戻そうとします。 結局は上手くいかなかったのですが、このシーンには私以外の観客もきっと心惹かれたに違いありません。コン・リーの表情とチャン・ダオミンの背中に緊迫感がありました。f0090954_6452659.jpg

自分の書いた山のような手紙を朗読してあげるシーンもよかったです。娘と一緒に暮らせというアドバイスを手紙に託して読んであげると素直にそのアドバイスを聞く妻なのですから、工夫すればうまくコミュニケーションができそうだという希望も感じることができました。 もどかしい方法ですが、娘も戻ってきて暮らせることになったのですから夫にとっては救いと喜びの成果だったのではないでしょうか。

コン・リー期待で観た映画でしたが、彼女よりむしろ夫役のチェン・ダオミンに魅せられました。一昨年WOWOW「項羽と劉邦」役で劉邦を演じていました。

チェン・ダオミンのもつ雰囲気、表情、演技がいいです。 ちょっと故中村勘三郎に表情と雰囲気が似ていました。そして顔は似ていないのですが、ダンディでハンサムでちょっと滑稽さを醸した雰囲気という観点で、私の中ではジャック・ニコルソンと共通項でくくれるなと思いました。

f0090954_646122.jpgダオミンは、銀座「東劇」で先週から公開中の「唐山大地震」にも出演しているようなので、観に行ってみようかな。

娘、丹丹を演じたチャン・ホエウェンもさすが北京舞踏学院を卒業しただけのことはあります。バレーダンスの練習シーンでのしなやかな動きには目を瞠らされました。華があります。彼女はこれが映画デビューということらしいですが、「紅いコーリャン」でデビューをした頃のコン・リーと同じ歳だと思います。22歳くらい?
さすが、コン・リーやチャン・ツィイーを見出した巨匠チャン・イーモウですね。彼に発掘されただけで未来のスター女優の予感がします。今後の活躍に期待しましょう。
by zoompac | 2015-03-24 06:46 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「幕が上がる」

f0090954_5124247.jpgももクロかなんか知らないけどどこにでもいそーな普通の女の子たちのアマチュア感漂う演技の中、新任教師役の黒木華のプロとしての演技が光っていました。

中学生合唱コンクール映画「くちびるに歌を」と比べるとこの高校生演劇コンクール映画「幕が上がる」がかすんで見えたのは、公開タイミングが重なった不幸でしょうか。

五島列島の自然に囲まれた事情を持った中学生のピュア声が合唱で昇華される前者に比べ、演劇に打ち込み全国を目指す高校生達の熱い姿勢が空回りしてちょっとバタバタしすぎているようにみえてしまいました。

収穫は、新人教師役の「新垣結衣」(くちびるに歌を)の男前な演技に引けをとらない「黒木華」(幕が上がる)のハンサムな演技でした。

その黒木華が、映画「ソロモンの偽証」でも新人教師役をやっていますので見比べてください。f0090954_518832.jpg

凛とした声で指導力をビシバシ発揮する演劇部副顧問の吉岡先生役の黒木華が、「ソロモンの偽証」ではか細い声のおどおどした新人教師を演じています。とても同一人物の演技とは思えません。 いかに演技派の人かってことを実感できます。

さすがは去年、「小さなおうち」でベルリン国際映画祭最優秀女優賞、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に選ばれただけはあります。

ちなみに黒木華自身も、高校時代は演劇部で部活一色の青春時代を経験したそうです。
by zoompac | 2015-03-23 05:12 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

NEW SINGLE
WMP HIGH LOW
REAL HIGH LOW
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