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読書 「播磨灘物語(四)」

f0090954_5302468.jpg信長の死から、光秀の死までの2週間余りの物語が圧巻でした。手に汗握りました。

天正10年、1582年の3月11日天目山で武田勝頼の自害で事実上武田家が滅亡してしまいます。

秀吉・宇喜多軍3万と水攻めで孤立させられた清水宗治率いる高松城を挟んで対峙していた毛利軍も気が気ではありませんでした。

今でこそ、がっぷり四つの膠着状態で均衡を保っているものの、信長の大軍10万が武田家滅亡の後の処理が終わり次第備中、備後に押し寄せてくるのは時間の問題だと思えたからです。

そこで毛利家の外交官「安国寺恵瓊」を使って、秀吉/官兵衛との和議の交渉を進めていました。毛利からの提案は、領土の半分近くを信長に譲るというものでした。秀吉側からの条件はけじめとして清水宗治の腹を切らせるということでした。 宗治が腹を切るも切らぬも信長がやってくれば、すべて話は白紙にもどってしまうおそれがあるのです。毛利としてはその条件もやむなしとして呑むつもりでした。

一方、信長は、武田問題の処理後、まづ、四国の長宗我部元親に対する手配をします。謙信亡き後も強兵の上杉軍の抑えの柴田勝頼と毛利攻めの羽柴秀吉のまとまった兵力以外の遊休の諸将を集めました。三男の織田信孝と丹羽長秀を中心に茨城城中川瀬兵衛、高槻城高山右近、大和郡山城の筒井順慶等が大阪湾岸に集結する準備をしていました。 ですから、備中に回せる兵は丹後の細川幽斎・忠興親子くらいだったのです。もちろん明智光秀と信長自身も備中の後詰に駆けつける準備をしているという非常にきわどいタイミングで、毛利方と秀吉軍の和議交渉が進行していたのです。 

毛利対織田の和議の交渉も大詰めで、秀吉から信長に最終的な裁可を求めている5月29日に本能寺の変で信長は自死してしまいます。信長の手に秀吉からの毛利方との和議の提案書が渡ることはありませんでした。

官兵衛/秀吉が飛脚によって信長の死を知ったのが6月3日の深夜です。 待っていた信長からの和議の許可ではなく、信長の死を知らされた秀吉は呆然自失となりました。

同日深夜、安国寺恵瓊を呼び、翌4日早朝、清水宗治の腹を召す準備をし、午後には講和をまとめるという離れ業のお膳立てをしたのが官兵衛でした。

よくも抜け抜けと大ピンチの状況から中国大返しのチャンスに切り換えたものです。並みの精神力であれば、何もかも放り出して撤退を図りたくたくなるのが人情というものでしょう。現に、四国攻めのために大阪湾の織田信孝・丹羽長秀軍の下に集まった諸侯は、「信長死す」の急報に集結目的が失せ、逆臣光秀討伐というより、保身のためそれぞれの領地に戻り様子を見ている状況でした。

毛利方が信長の死を知ったのが、宗治が腹を切り、秀吉の血判誓紙で講和が成立した後の、4日の夜でした。秀吉が信長の死を知って、毛利が知るまでの時間差は20時間という際どいものでした。

秀吉/官兵衛の約2万の兵が姫路に引き上げ完了したのが6月9日です。 これも楽な仕事ではありませんでした。味方である宇喜多勢がいつ寝返るかわからず、毛利勢も「信長の死」を知れば秀吉軍の退却に追撃を加える可能性もあったからです。 殿を務めたのも官兵衛でした。

大軍の退却という大仕事をしたエネルギーは、それで収まることなく、さらに、「信長の弔い」という大義を掲げながら求心力を持って、中川瀬兵衛、高山右近、織田信孝、丹羽長秀を巻き込みながら勢力を拡大し、光秀軍を山崎の合戦で一気呵成に退けたのです。6月13日でした。

合戦の翌14日に光秀の死が確認されました。信長の死から16日後のことでした。

天運というものは何百年に一度あるかないかのものであり、秀吉はその運に乗りました。秀吉は天運に乗るための条件を豊富にもっていました。官兵衛という希代な軍師をもっていたのもその一つでしょう。 官兵衛が天下取りの構想を秀吉という素材を使って描いたのです。

逆に、跡目として血筋としても、また弔い合戦の地理的にも、最も近い位置にありながら、実績も人望も求心力もない三男信孝の手から父信長が築き上げた「天下」はするっと落ちてしまいました。

日本の歴史を変え、秀吉の天下取りを決定づける16日間の歴史の節目をたっぷり読ませてもらいました。

黒田官兵衛の小説は数々あれど、その数々を読み、さらに播磨灘物語を再読して思ったことは、司馬遼太郎の「播磨灘物語4巻」だけでよかったなということでした。
by zoompac | 2014-09-30 05:30 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「柘榴坂の仇討」

f0090954_554327.jpgまたまた、TOHOシネマズ木場で観ました。

原作はこの8月2日のブログ記事でも紹介しましたが、浅田次郎氏の短編集「五郎冶殿御始末」に収録されている「柘榴坂の仇討」です。

小泉今日子との恋の掛け合い漫才のイメージが強い中井貴一ですが、明治御一新の後も武士として変わりきれない誇りと覚悟を持った生き様を見せてくれました。

主君井伊直弼の警護を務める志村金吾(中井貴一)は、桜田門外の変で、行列を襲われ敵の一人(阿部寛)を追って持ち場を離れた隙に直弼の命が奪われてしまいます。

腹を切ることも許されず、逃亡した水戸浪士の首の一つも挙げ、直弼の墓前に供えよという藩命に従い、逃亡者を追っているうちに、13年の歳月が流れ、生き残りの逃亡者はただ一人となってしまいました。

もう、時代は明治に変わって、江戸幕府も彦根藩も存在しません。 そして、金吾が佐橋十兵衛(阿部寛)を見つけたその日、明治政府は「敵討ち禁止令」を公布しました・・・・・。

終盤、二度泣きできます。

金吾と十兵衛の果し合いが一つ、もう一つは金吾の妻セツ(広末涼子)の泣き笑い顔です。

江戸から明治へと大きく社会制度が変化した御一新、いきなり全国260の藩が喪失し200万人近くの武士が失業した廃藩置県、そうした揺れ動く社会の仕組みと価値観の中で、人間として、武士としての矜持を守り続けた男の生き様が描かれていました。 映画館から出るとき観客の背筋がこころなし伸びているなと感じました。
by zoompac | 2014-09-29 05:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「ジャージー・ボーイズ」

f0090954_7173221.jpgTOHO109シネマズ木場で観ました。

トニー賞受賞の大ヒットミュージカルを基にした本作のメガホンをとったのは今年84歳のクリント・イーストウッドです。彼の最新作にして、第33作目となる本作は、クリント・イーストウッドにとっても初めてのミュージカル映画の演出です。

私にとっても、クリント・イーストウッド監督の新作を今年も観れたことが奇跡のように感じられ嬉しいことでした。

舞台は1950年代のニュージャージーです。イタリア移民の息子フランキー(ボーカル)を中心としてバンドが組まれます。ザ・ビートルズ以前に世界を座卷し、音楽会に不滅の伝説を打ち立てた4人組「ザ・フォーシーズンズ」の誕生です。

代表作「シェリー」(Sherry)「君の瞳に恋してる」(Can't take my eyes off you)もたっぷり、うっとり聴かせてもらえます。

バンドの成功と仲間の離反、解散、再会の波乱万丈の物語を舞台版ミュージカルの「ジャージー・ボーイズ」にも出演したフランキー役のジョン・ロイド・ヤング、ボブ役のエリック・バーゲン、ニック役のマイケル・ロメンダがこの映画作品でも熱演しています。

フランキーが失意と苦しみの中で「君の瞳に恋してる」を歌い上げる場面にしびれました。スクリーンの中の観客のスタンディング・オベージョンの盛り上がりに私の心も共鳴していました。クリント・イーストウッドに感謝、感謝の至福の2時間14分でした。

ミュージカルは初の演出でしたが、クリント・イーストウッドには音楽を題材とした映画監督作品がいくつかあります。バードと綽名された34歳で夭折した天才サックス奏者リチャード・パーカーを熱かった「バード」(88)、監督自身も出演して3曲歌っている「センチメンタル・アドベンチャー」(82)、ブルースの音楽史を扱った「ピアノ・ブルース」(03)等です。 クリント・イーストウッド氏の音楽に対する愛情と造形の深さを感じられそうな作品ですね。

彼の次回作、米軍狙撃手を描いた「American Sniper」という映画も是非観たいと思っています。

ちなみに私の好きな彼の監督作品は、1位が「インビクタス/負けざる者たち」(09)、2位が「チェンジリング」(08)、3位が「グラン・トリノ」(08)です。
by zoompac | 2014-09-28 07:17 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

東京駅ラーメン横丁再び!

f0090954_643449.jpg「塩ラーメン」に絞ったラーメンの食べ歩きを続けました。

上から順に「ほん田」の塩ラーメンNEOクラシック、「㐂蔵」の牛タンネギ塩ラーメン、斑鳩の「塩ラーメン」です。

この三店の塩ラーメンの中では、「ほん田」の塩ラーメンNEOクラッシックが一番しっくりきました。 f0090954_65438.jpg

「㐂蔵」の牛タンネギ塩ラーメンは思っていたよりインパクトはなく、あっさりした味でした。逆に、斑鳩の「塩ラーメン」はこってり感が強く、一瞬、豚骨ラーメンかと思ってしまいました。

f0090954_673350.jpg前回食べた東京駅ラーメン横丁の店も勘定に入れるなら、総合的に私にとっての一押しは、ひるがおの「塩玉ラーメン」です。環七で行列のできる有名店「せたが屋」ブランドの塩ラーメン専門店です。麺とスープのバランスがよかったです。スープはさっぱりしているのですがコクも感じられる魚介系でした。「ひるがお」の写真は9月10日のブログに掲載しております。
by zoompac | 2014-09-27 06:07 | 酒・ワイン・珈琲・旅 | Comments(0)

京都、「村上重」のしば漬け

f0090954_5193382.jpg私は、漬物も好きで、日本橋「高島屋」に行くと、ついつい「大和屋」で守口大根の漬物や日向たくあんを、「村上重」でしば漬けを買ってしまいます。 これらは漬物の割になかなか値が張りますが、美味しいです。

写真は、野菜スープと私の好物のグラタン。これをご飯の上に乗っけて醤油をぶっかけて食べるのが好きです。 これに村上重の「しば漬け」が合います。 グラタンのクリーミーな味をぴりっと引き立ててくれます。 すき焼きにも、ウナ丼にもイケます。 ウナ丼はたぶん守口漬のほうがいいと思いますけど。

ビールは言うに及ばず、ごはんがすすむこれらの漬物は、神宗の塩昆布、小松こんぶ同様、糖質制限ダイエットの大敵です。
by zoompac | 2014-09-26 05:18 | 酒・ワイン・珈琲・旅 | Comments(0)

DVD 「海の上のピアニスト」

f0090954_53312100.jpg「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が伝説のピアニストの半生を感動的に描いた人間ドラマでした。 1999年公開の作品です。

1900年、大西洋上を行く客船の中で生後間もない赤ん坊が見つかりました。その子供は、生まれた年にちなんで“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられます。

船内のダンスホールでピアノを聞いて育つうちに、驚くべき才能を発揮するようになります。

一度も船を降りることなく、船内で一生を終えた天才ピアニストの一風変わったお話を面白く、また感動的に聞かせてもらいました。

下船のタラップの途中にたたずんで、帽子を海に投げ込んで、また船に戻って来るシーンには思わずこぶしを握り締めてしまいました。

人間にはどこか閉塞感のある今の環境の殻から飛び出して、新天地で自由に羽ばたきたいという衝動はあると思うのですが、船の上で出会った女性との再会の夢がニューヨークというとてつもない大都会の摩天楼を前にして膨らむ不安に押しつぶされてしまったのでしょうか。 ピアノに関してと同様、独特の世界観と嗅覚をもった芸術家の人生についての考え方を興味深く見せてもらいました。

この風変りなピアニストの生き様をを通して、人生や芸術一般について考えさせられるいい機会が得られました。
by zoompac | 2014-09-24 05:33 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「戯けの舞」 伊藤潤

f0090954_661710.jpg戦国時代の敗者を描いた伊藤潤氏の短編集に「国を蹴った男」があります。 その短編集の題名になった「国を蹴った男」という作品には、自分の器と領分を見切った今川氏真の見事な生き様が描かれていました。その氏真に惚れた蹴鞠職人の見切りも見事でした。

この長編の「虚けの舞」では、織田信長の次男の信雄(のぶかつ)と関東北条氏三代目北条氏康の五男で英傑と謳われた氏規が主人公です。 

かつては織田信長の次男として秀吉を「猿」のように父信長に仕える小間使いとしてみていた信雄も、秀吉の小田原征伐の折、北条方の一武将として、秀吉軍に対峙した北条氏規も、今や共に勝者秀吉の配下にある敗者です。、

二人の主人公が、秀吉の天下統一の1592年(文禄元年)の春、九州の朝鮮討伐の基点として築かれた五層七階の名護屋城で再開します。白亜の巨城である名護屋城の威容は大阪城(五層六階地下二階)にも匹敵する規模を誇っていました。

織田家の後継者の資格を持ちながら今や「常真」と名乗る信雄は、本能寺の変の後、紆余曲折を経て、食うや食わずの流人にまで身を落とし、秀吉に拾われ御伽衆の一人に加えられたのです。

織田信雄と北条氏規は、天正18年、1590年の秀吉の「小田原征伐」の折、敵将同士として相まみえました。

東海道を東進してくる豊臣軍にとっての最初の障害となって立ちはだかる難関が、北条方の韮山城と山中城でした。ここを突破できなければ大きく北に迂回して足柄城を落とすしか北条の本拠地小田原へ迫る術がなかったのです。

豊臣軍の先陣として、韮山城・山中城突破の役に当たったのが皮肉にも、小牧・長久手の戦いで秀吉に苦汁を飲ませた徳川・信雄連合軍でした。 家康はその後秀吉の甘言に乗って調略されてしまった信雄のせいで、秀吉と戦う名分を失い講和を余儀なくされてしまうという苦い経験をもっていました。 そのことを根にもた家康は、信雄と協同せず、韮山城は中将(信雄)にまかせ、自軍だけで山中城に当たる個別攻城作戦を採ります。

徳川軍の働きで山中城が抜け、韮山城も降伏を余儀なくされましたが、統率力もなく決断力にも欠ける信雄の軍は、5分の一の兵力で韮山城を守る北条氏規の軍にてこずり大きな犠牲を出してしまいました。 その韮山城を守って、信雄をさんざん翻弄した敵将が北条氏規だったのです。

織田信雄は、その責をとり、閉塞蟄居の身に落とされてしまいます。 戦後、秀吉は氏規を高く評価し、知行地を与えて自分の家来にしてしまいます。

それらのエピソードがフラッシュバックの手法で、信雄、氏規の立場からそれぞれ描かれていました。

そのフラッシュバックの起点となる現代は1590年春です。常真(信雄)が名護屋城で御伽衆の一人に迎えいれられ、氏規と再会したときから、3年後の1593年春、秀吉の大陸侵攻作戦が行き詰まり、いったん講和にに向けて日本軍が暫時撤退を始めるところまでの物語です。

秀吉の御伽衆の一人として、朝鮮との休戦講和の後、大阪に帰参するという屈辱に耐えきれず、名護屋で自刃しようとしたところを、氏規に止められ諭されるのです。

「常信殿は亡き総見院(信長)様の男子でございます。どれほど落剝しようとも、それだけは誰にも取り上げられませぬ。」

そして、常真が白亜の名護屋城の天守を睨みあげながら、「秀吉、そなたは、わしからすべてをはぎ取ったが、わしが信長の息子であることだけは取り上げられぬ!」と叫ぶところでこの小説が終わっていました。

武将として才能にめぐまれながら武運つたなく滅びゆく血筋を守るだけの境遇に甘んじる決意をもった氏規が、運がありながら、それを活かす才能がなかった信雄を説得する様が人生の悲哀に満ちていました。

あえて苦言を呈するととすれば、この小説の構図は歴史通にはともかく、歴史の知識背景のない人にはちょっとつらいです。現代(1592年)から、信雄、氏規のそれぞれの目線で様々なエピソードを大過去や小過去に行きつ戻りつというのフラッシュバック手法での物語の進め方は、よほどしっかりした歴史の時間軸を持った人でないと事件の前後の流れに混乱をきたしてしまいます。

短編集にしたほうがよかったのではないでしょうか。運があってもそれを活かす能力のなかった「常真(信雄)」を描き、別物語として才能にあふれていてもその才能を使う運にめぐまれなかった「氏規」を描き、最後の章でこの対極の二人が秀吉の庇護のもと、ただただ生きながらえる決心をしている構図を切り取ってくれれば、もっとわかりやすくなったと思います。
by zoompac | 2014-09-23 06:06 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画「バツイチは恋のはじまり」

f0090954_8195686.jpgフランス映画で原題は、「Un plan parfait」です。

有楽町イトシア4階の「有楽町ヒューマントラストシネマ」で観ました。

あの「最強の二人」の制作陣が贈るロマンティック・コメディです。

ダイアン・クルーガーもパンチラ続出でお色気の大放出でした。

「一度目の結婚は失敗する」というジンクスに縛られて、結婚を数カ月先に控えたイサベル(ダイアン・クルーガー)は何とかバツイチになるべく理想の離婚相手を見つけるべく婚活旅行を企てますが・・・・。

共演にコメディ俳優ダニー・ブーンが出演しています。

出逢いの不思議な魔力にかけられたような、笑えて、ちょっと幸せな気分にも浸れる作品でした。アフリカやロシア等の旅先でのハプニングも笑えました。 開演初日ということもあって最前列も埋まっている状態でした。

私の好きなロマンティック・コメディは、ゴールディ・ホーンの「潮風のいたずら」1987年、マリサ・トメイ、ロバート・ダウンJrの「オンリー・ユー」1994年、キャメロン・ディアスの「メリーに首ったけ」1998年等です。この「バツイチは恋の始まり」は、3本の中では結婚相手探し?の旅という点で「オンリーユー」に近いかな。
by zoompac | 2014-09-22 08:19 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

映画 「リスボンに誘われて」

f0090954_754633.jpg映画 「リスボンに誘われて」の原題は「Night train to Lisbon」です。

渋谷の文化村「ル・シネマ」の最前列で観ました。 私は始まる1時間前にチケットを購入したのですが、その10分後には満席となってしまいました。

小説を読んだり、映画を観たりする喜びは、平凡な日常から飛び出し、これまでとは全く違う環境に身を置きながら感情移入をし新たな人生の疑似体験をすることにあるのではないかと思います。2時間程度の現実逃避ですね。

それをまさにこの映画は体現してくれています。

スイスの高校教師ライムント・グレゴリウスは衝動的にそれまでの日常から、一冊の本と列車の切符を持ってリスボン行の夜行列車に飛び乗ってしまいます。

リスボンで、その本の著者を探すためです。

ポルトガルは1910年に王制を廃し、1926年まで共和制移行しましたが、国民の生活は改善せず、1926年から1974年までの約半世紀、アントニオ・デ・オリベイラ・サラザールという独裁者に支配されることになります。 ちょうど隣国スペインで独裁者フランシスコ・フランコが独裁制で権力をふるっていた時期と重なりますね。

本の名前は「言葉の金細工師」、哲学的な思索にライムント・グレゴリウスは大いに心を揺さぶられ、作者であるアマデウ・デ・プラドの消息を訊ね歩きます。

そこから、フラッシュバックの手法がとられ、時代は1970年代に遡り、医者であるアマデウを中心に、独裁政権への若者たちの抵抗運動、友情、恋等が語られるのです。

苦難の時代を懸命に生き、よく戦ってきた時代でしたが、生き残った人たちは今もなお重い過去を抱えて生きていました。

ポルトガルの文化を語るとき、五木寛之氏や新田次郎氏がよく「サウダーデ」という言葉を使います。日本文化の「もののあはれ」に似ています。音楽も、日本の演歌に相当する切なく心に浸みる「ファド」があります。 アマリア・ロドリゲスという女性歌手が有名です。 ドゥルス・ポンテスの海の歌等も「ファド」の典型です。

フラッシュバックが多用され、アマデウの埋もれた青春のページがスクリーンに展開されていきます。 グレゴリウスの目を通して眺める現代の穏やかな街並みからは信じがたい、独裁政権下の中での弾圧や拷問等を経験する過酷な反体制運動がそこにはありました。

一冊の本の著者の生き様を解明したライムント・グレゴリウスは、やがてスイスに戻って日常の世界に戻ろうとしますが、リスボンからの列車に乗ろうとする彼に、探索の手伝いをした眼鏡の女医で、アマデウ等と反体制運動をしていた仲間の姪から、このリスボンの地で彼女と新しい人生を切り開いてみないかと誘われるところでこの映画が終わります。

この映画のラストシーンは、原作とは全く違います。グレゴリウスの帰る地は無味乾燥なスイスのベルンなのか、それとも彼の探索の旅に関わり少し心の通い始めた女医「マリアナ」の住むリスボンに終の棲家を見出すのか・・・、あなただったらどうする? という質問を投げかけられているようでした。

主人公のライムント・グレゴリウスには、私の好きなTVドラマ「ボルジア家 愛と欲望の教皇」で主役の教皇を演じていた英国人演劇俳優のジェレミー・アイアンズ、マリアナには、「マーサの幸せのレシピ」や「クララ・シューマン」に出演のドイツ人マルティナ・ゲテック(マーサの幸せのレシピのリメイク版がキャサリン・ゼタ・ジョーンズの「幸せのレシピ」です。)、そしてアマデウ役に英国人ジャック・ヒューストン、その彼女のエステファニアにはフランス女優のメラニー・ロランでこの欧州の名優キャスティングには泣かされました。 マルティナ・ゲティックもメラニー・ロランも好きな女優さんです。 メラニー・ロランは、「オーケストラ」、「イングロリアス・バスターズ」、 最近の作品では「複製された男」にも出演しています。 特に「オーケストラ」のメラニー・ロランにメロメロにされました。
by zoompac | 2014-09-21 07:05 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

明日の仁川で女子柔道52㎏級中村美里の笑顔が見たい!

f0090954_5344734.jpg2008年に高卒ルーキーとして北京オリンピックに19歳で参戦し、52㎏級女子柔道で銅メダルを獲得した時「金メダル以外は同じ」と言って喜びより悔しさを露わにした中村美里選手は「笑わぬ女王」の異名をとることになりました。

その後、2009年のグランプリ・ハンブルク以来国際大会7連覇を達成し「負け方を忘れた中村」と称され、満を持して臨んだ2012年のロンドンオリンピックは、しかしながら初戦敗退に沈んでしまいました。相手は北京で中村を破って銀メダル、そしてロンドンでは金メダリストに輝いた北朝鮮の安琴愛(アン・グエム、アン・クメ?)でした。中村は、オリンピック2大会連続で同じ相手に敗れてしまったのです。

オリンピックの後、左膝の手術をし、1年休養した後、2013年の11月の講道館杯で優勝し、完全復活かと思われた中村美里でしたが、その試合で、左膝の前十字靭帯手術で埋めたボルトで膝に炎症が起きてしまい、12月に再手術するはめになりました。

今年の8月末のロシア・チャリビンスクでの世界選手権には、去年のリオの世界選手権で3位、中村美里が欠場した去年12月のグランドスラム東京で優勝した橋本優貴が52㎏級代表に選ばれ、中村美里は世界選手権代表漏れの2番手が集う仁川のアジア大会に参戦することになりました。 彼女の登場は明日、9月20日土曜日です。時間がはっきりつかめませんが、TBSで夕方6時から10時の間に放映される予定です。

2010年の広州で行われたアジア大会で金メダルの中村にとってはゲンのいいアジア大会ですが、中国、韓国、北朝鮮は有力選手を今年の世界大会に参戦させず、このアジア大会に温存させているようなので油断はできません。

ロンドンオリンピックでのメダルを期待されながら初戦敗退という屈辱とその後の膝の手術からのリハビリという苦しい時期を経験しましたが、2年後のリオ五輪の日本代表の座を射止め、そのリオ五輪で輝くため、再生中村美里25歳の第一歩が始まります。 しっかりこの仁川アジア大会で中村美里の存在感をアピールしてくれることを期待しています。

そして2年後、中村美里がリオ五輪で高らかに笑う顔が見たいです。 とりあえず、その前哨戦として明日の仁川(インチョン)アジア大会での中村の金メダルを期待しましょう。
by zoompac | 2014-09-19 05:36 | スポーツ | Comments(0)
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