
原作も読みました。スウェーデン版の映画も観ました。
行方不明のハリエットを原作通りオーストラリアの牧場におかず、ロンドンのオフィスという設定は簡素化されていてよかったと思います。
リスベット・サランデルのハッカーとしての天才ぶりと対極にある動物のような攻撃性と敏捷性を表現するのに地下鉄でPCが入ったバックをひったくられたリスベットが取り返すシーンを使っていました。顔に感情を出さず、あれだけの運動量で息ひとつ乱さずといったリスベットには007役のダニエル・クレイグも形無しでしょう。
ダニエル・クレイグが弱い!主人公は完全にルーニー・マーラー演ずるリスベットでした。
クリスマスプレゼントを用意したリスベットがミカエル(ミヒャエル)を訪ねる最後のシーンに、彼女の攻撃的な外見の奥にある崩れやすい内面が印象的に表現されていました。 それともう1つ、殺人犯を追いかける前に、リスベットがミカエルに「殺してもいいよね」と許可を取るシーンは何だったのでしょう。自立している一方でミカエルに対しては全幅の信頼を置いていたということなのか、殺されかけていたミカエルを助けたリスベットがミカエルに気を使ったのか?意外な一言が獰猛なリスベットのらしからぬ「女」を表現していました。
私のイメージだと、リスベットに「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンとミカエルにジョージ・クルーニだったのですが・・・・・。 ルーニー・マーラーとダニエル・クレイグのほうがスウェーデンの寒い冬の自然の厳しさとマッチしてよかったかもしれません。
それにしてもフォトーリーダー、天才ハッカー、そして敏捷で動物的な格闘能力をもつリスベットのアンチ・ヒロインぶりがたまりません。第2弾、第3弾も楽しみです。