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カテゴリ:読書・映画・音楽( 1589 )

第158回直木賞は門井慶喜氏の「銀河鉄道の父」に決まりました。

f0090954_06251227.jpg昨年12月20日に直木賞候補5冊が選ばれましたが、その候補作の中で私の興味を引いたのは、澤田瞳子氏の「火定」と門井慶喜氏の「銀河鉄道の父」でした。 早速、その2冊を購入し、とりあえず読んだのは「火定」でした。

門井慶喜氏は推理小説でデビューされているようですが、私は彼の「シュンスケ」(伊藤博文)や「家康、江戸を建てる」等の歴史小説しか読んでいません。第155回の直木賞候補作となった「家康、江戸を建てる」が面白かったので「銀河鉄道の父」も気になっていました。

「銀河鉄道の父」は詩の「雨にもマケズ」、童話の「風の又三郎」や「銀河鉄道の夜」等で後世に語り継がれる作品を多く残した宮沢賢治の37年の短い生涯を父親・政次郎の視点から描いた長編小説です。

宮沢賢治と言えば結核で倒れてしまう妹のトシが賢治のよき理解者として有名です。 家族の看病もむなしくトシは亡くなり、やがて同じ病が賢治をも襲うことになります。(傑作詩篇「永訣の朝」が最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛を描いたものとして有名です。)

家業の質屋を継がせるか迷う政次郎と夢を追い続ける賢治の愛憎半ばの父子の物語です。 妹の病や死をきっかけに創作に目覚める様が父親の目にどう映ったのか、料理屋経営者の父を持つ作者も父の後を継がず物書きを目指してきたそうですが、自分を賢治に重ねて「物書きとはどうしょうもない生き物」だと思ったそうです。

その作者の思いを掬い取れるように読んでみたいと思います。

余談ながら、「西郷どん」の鈴木亮平主演のWOWOWドラマ「宮沢賢治の食卓」全5話が1月28日日曜日の深夜一挙放送予定になっています。 父親役を平田満ですから笑ってしまいました。 平田満は「西郷どん」で大久保正助(利通)の父親役を演じています。 妹トシは石橋杏奈です。

by zoompac | 2018-01-17 06:25 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

NHK大河ドラマ「西郷どん」_いよいよ始まりましたね。

f0090954_05575870.jpg上野公園の高村光雲作の西郷隆盛の銅像の除幕式で、三番目で最後の西郷隆盛の妻イト役の黒木華が、「ちごっ!うちの旦那ハンはこげな人じゃあいもはん!」 と不満をもらしたエピソードからのスタートが印象的でした。

本来、西南戦争で朝敵とされた西郷隆盛の汚名返上を目的に宮内庁や有志の寄付でで建造された銅像の晴れがましい除幕式がイトの不満で水を差されました。 当時内部大臣の西郷従道役の錦戸亮がイトの本音言葉に泡を喰っていました。

このドラマのキャストをみるといろいろとこだわりというか遊び心を感じます。

第1話では西郷吉之助の父母は風間杜夫と松坂慶子が目立ちました。 これで大久保正助の父親役が平田満とくれば、これは1982年の「蒲田行進曲」ですね。
役者の銀ちゃんと恋人小夏と大部屋役者役のヤスのそろい踏みでした。f0090954_05582339.jpg

1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」では、西郷吉之助(隆盛)を西田敏行、大久保正助(利通)を加賀丈史が演じていましたが、今年の「西郷どん」で西田敏行は語り、加賀丈史は島津斉興を演じています。

2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」で、小松帯刀役を演じた瑛太が、「西郷どん」では大久保正助役、「西郷どん」で赤山靱負役の沢村一樹も「篤姫」に何某かの役で出演していました。 宮崎あおい主演の「篤姫」では篤姫の教育係の幾島は松坂慶子でした。 「西郷どん」での篤姫は北川景子ですが、幾島役は当初抜擢されていた斉藤由貴が不倫スキャンダルで降板したため、南野陽子が演じることになりました。

鈴木亮平版の爽やかな「西郷吉之助」が始まりました。 楽しみです。

by zoompac | 2018-01-16 05:59 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2017年のTVドラマの総括_「陸王」、「みをつくし料理帖」、「三国志~趙雲伝~」が私のベスト3

2017年に観たドラマで面白かったのは、秋の役所広司主演のTBS日曜劇場の「陸王」、春のNHKの黒木華主演の「みをつくし料理帖」、それから韓国人歌手で女優のユナ(少女時代)が可愛かったWOWOWの「三国志~趙雲伝~」です。 次点が歴史解釈がユニークに思えた「女城主直虎」とボケちんの吉岡里穂の好演が光ったTBS日曜劇場の「ごめん愛している」です。

「陸王」は池井戸潤の原作を読んだときとドラマを観ているときの感動に大きなギャップがありました。ドラマの感動は完全に原作を凌駕していました。

埼玉県行田市で老舗足袋製造業を営む宮沢(役所広司)が生き残りを賭けて従業員に支えられながら新規事業であるマラソン・シューズ・陸王(足袋)開発に取り組む企業努力の物語としてだけではなく、就活に苦しむ山崎賢人演じる大地が陸王開発への試行錯誤を通じて自分のやりたいことや居場所を見つける成長物語でもありました。 また竹内涼真が演じた実業団実業選手「茂木」の怪我の負傷からの復活劇という側面もありました。 企業物語としても銀行融資、ベンチャー・キャピタル、合併、業務提携等のあり様が丁寧に描かれていました。

役者としての阿川佐和子や松岡修造の演技が意外によくて驚きでした

ここぞというときに流れる挿入歌の「ジュピター」も印象に残りました。

黒木華の下がり眉とアヒル口が印象に残った「みをつくし料理帖」は原作10巻のうち私が読んだ5巻あたりまでをドラマでカバーしてくれました。 これは原作も短編連作の形体をとっていて原作も素晴らしいし、ドラマも期待通りでした。 小松原/小野寺役の森本未来がどうかなと思っていましたが、見ていくうちに違和感は薄れました。

余談ながら、大阪で居酒屋の夜の部を1人で切り盛りしている長男君に原作本を送ったところすっかり嵌ってくれたようで私も嬉しかったです。 一昨年送った漫画「あんどーなつ」と併せて2年連続で長男君から大きなイイネを獲得しています。

中国人役者ケニー・リンと韓国人アイドルグループ少女時代のユナの共演で血沸き肉躍るという大活劇とは趣をやや異にする「三国志~趙雲伝~」もなかなかよかったです。 美人女優百花繚乱って感じで三国志の物語を追いながら横道に逸れたファンタジックな一面も覗かせていました。

今年はとりあえず明治維新から150年という節目ですね。 150年前の江戸時代後期から明治初期の激動の日本の震源になった西郷隆盛の物語「西郷どん(せごどん)」を堪能したいとおもっています。

4月(1本)
170429 TVドラマ「女の勲章」
「アサがきた」であんなに爽やかな船場の旦那の役をこなした玉木宏が、この「女の勲章」ではえげつない船場言葉を乱発しよりましたで~! 戦後の大阪のファッション業界の様子も面白く観させてもらいました。「人の欲得にストレートで生活(せーかつ)の匂いプンプンの関西弁は恋愛に向きまへんなぁ。」ということがしみじみ実感できるドラマでもありました。

5月(4本)
170514- 「みをつくし料理帖」も始まって録画機が煙を上げるフル操業_週末のTVドラマ
170518- TVドラマ 「Sherlock(シャーロック)」_ぶっ飛びに面白い!
170519- NHK海外ドラマ「SHERLOCK」シリーズ2_The womanが勝負服で登場します!
170504- 女優の芦田愛菜(12歳)の「気づきの扉」

7月(3本)
170708 WOWOWTVドラマ「三国志~趙雲伝~」_美人女優百花繚乱!
170709 韓国歴史ドラマ「オクニョ 運命の人」_次から次へとよくまぁと視聴者を安心させない物語_展開の妙!
170729 TVドラマ_待望の新シリーズ「ツイン・ピークスThe Return」by WOWOW

8月(1本)
170822- NHK海外ドラマ 「女王ヴィクトリア 愛に生きる」_興味深いヴィクトリア王朝の内幕!

9月(6本)

10月(2本)
[ 2017-10 -14 07:17 ]
[ 2017-10 -19 08:51 ]

11月(2本)
[ 2017-11 -18 08:44 ]
[ 2017-11 -23 04:28 ]

12月(2本)
[ 2017-12 -19 07:50 ]
[ 2017-12 -27 09:11 ]

by zoompac | 2018-01-10 07:19 | 読書・映画・音楽 | Comments(1)

2018年の私の読書に関する展望_さて何を読もうか?

目先の直木賞候補の中で私の興味を掻き立ててくれるのは澤田瞳子の「火定」です。 彼女は前回候補作となった「若冲」で受賞していてもおかしくなかったと思います。 選者の目は節穴かと思ってしまいました。 「火定」では社会事業として光明皇后が創設した「悲田院」や「施薬院」が舞台になっていましたが、時代は8世紀の奈良時代から18世紀の八代将軍吉宗の享保の改革時代に飛んで「施薬院」同様貧しい病人の養生所の「小石川養生所」を舞台とした山本周五郎の「赤ひげ診療譚」も読んでみたいです。 澤田瞳子の平安時代ものの「孤鷹の天」や「満つる月の如し」にも興味があります。

週刊朝日が選出した2017年の歴史・時代小説ベスト10の1位に選ばれた荒山徹の「白村江」も読みたいです。 (荒山ではなく荒川ですが、漫画荒川博の「銀の匙」も読みたいです。)、オール読物の本屋が選ぶ時代小説大賞の「会津執権の栄誉」佐藤嚴太郎も気になっています。去年7月の直木賞候補になっていました。 短編集ですが青山文平の「遠縁の女」と吉川永青の「裏関ケ原」も読みたいです。

「本屋大賞」候補作はまだ発表になっていませんが王様のブランチの2017年の一押し本に選ばれた辻村深月の「かがみの孤城」は受賞に限りなく近い候補作になると予想しています。

NHK大河関連は、一昨年が「真田丸」、去年が「女城主直虎」と2年連続徳川家康関連が続きました。おかげで司馬遼太郎の「関ケ原」3巻、「城塞」3巻、「覇王の家」の2巻の再読ができました。

今年は「西郷どん」に沿って、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読み、さらに余力があれば「歳月」、「峠」、「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」等に拡げていきたいと思っています。伊藤潤の「武士の碑」、「走狗」、「西郷の首」の西郷隆盛三部作にも、葉室麟の西郷隆盛ものの「大獄」、遺作となった松平春嶽を扱った「天翔ける」にも興味があります。 佐藤賢一も西南の役を扱った「遺訓」を最近刊行しています。

来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は宮藤官九郎の脚本ですが、マラソン足袋で走っていた日本のマラソンの父とも箱根駅伝の父ともと呼ばれた1912年のストックホルム大会のオリンピック初参加の金栗四三(中村勘九郎)とオリンピックを東京に呼んだ田畑政治(阿部サダヲ)を中心とした話になりそうです。 そこでとりあえず池田勇人と田畑政治の東京五輪誘致の物語である幸田真音の「この日のために~池田勇人・東京五輪への軌跡」と早坂隆の「昭和18年の冬 最後の箱根駅伝」を読んでみようと思っています。

去年は佐藤賢一の「小説フランス革命」18巻と塩見七生の「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」6巻を読了しました。 今年は、塩野七生の「ローマ人の物語」43巻と「ギリシア人の物語」3巻に取り組んでいきたいと思っています。

ミステリーではとりあえず去年の12月19日に発売されたダヴィド・ラーゲルクランツの「ミレニアム5~復讐の炎を吐く女」の上下本を読みたいです。

上巻だけ読んで下巻を読んでいない仕掛本には司馬遼太郎の「空海の風景」と小川哲の「ゲームの王国」、その他1巻だけ読んだ司馬遼太郎の「この国のかたち」全5巻、浅田次郎の「天切り松 闇がたり」シリーズ5巻があります。宮城谷昌光の「湖底の城」も8巻まで出ていますが5巻までしか読んでいません。

小説だけでなく「サピエンス全史」上下巻等も読みたいと思っています。

さてこれら読みたいと思っている本のどれだけが読めますことやら。


by zoompac | 2018-01-09 05:54 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2018年の私の注目映画_何はさておき「ペンタゴン・ペーパーズ」、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」と「シェイブ オブ ウォーター」

f0090954_08515692.jpg今年の映画では、3月に公開予定の「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」が面白そうです。 監督がスティーブン・スピルバーグでトム・ハンクスとメリル・ストリープという大物オスカー俳優の共演が話題になっています。 1971年、ベトナム戦争に関する国防省の機密文書を隠蔽しようとする政府に立ち向かったジャーナリストたちの実話を描いています。

ウォーターゲート事件の全貌をすっぱ抜いて大統領を辞任に追い込んだワシントンポストの記者の活躍を描いたロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン主演の「大統領の陰謀」を彷彿させますが、「ペンタゴン・ペーパーズ」の方はニューヨークタイムスがスクープしていました。

無冠の名優ゲイリー・オールドマンの熱演が評判の「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」も3月の公開予定です。 チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる4週間の真実が映画で明らかになります。

主演サリー・ホーキンスの女優賞の呼び声高いファンタジー・ロマンス映画「シェイブ・オブ・ウォーター」は3月1日公開です。 「ドリーム」のオクタビア・スペンサーも共演していてユーモアあふれる作品です。幼い頃のトラウマで声の出せないイライザ(サリー・ホーキンス)ですが、研究所に持ち込まれた生き物(モンスター)と心が通じ合える過程がノスタルジックに描かれます。 時代は1960年代の米ソ冷戦時代で謎の生き物を巡ってスパイものという側面やミュージカルという要素も盛り込まれています。
同じ3月1日には、クリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」も公開されます。欧州旅行中のアメリカの若者三人がパリ行きの特急列車で554人の乗客をターゲットにした無差別テロを阻止する話のようです。 本人役の彼ら三人をはじめ実際に居合わせた乗客の多くが出演し、事件が起こった場所で撮影され究極のリアリティを追求した意欲作だそうです。

「ファーゴ」で主演女優賞を獲ったフランシス・マクドーマンド(60歳)主演の「スリー・ビルボード」は2月1日公開予定です。娘をを殺された母親は3枚の看板にどのような怒りを込めるのでしょうか? ブラックユーモア・サスペンスです。

「胸騒ぎのシチリア」の監督ルカ・グァダニーノ監督の「Call Me By Your Name」は1980年代のイタリアを舞台に青年同士の恋愛を描いた作品ですが、ゴッサム賞作品賞を獲得しています。 こちらは4月以降の公開予定です。

6月には、「女神の見えざる手」や「ユダヤ人を救った動物園」で私が嵌ってしまったジェシカ・チャスティン主演の「モリーズ・ゲーム」が公開されます。トップアスリートから転身し違法賭博を仕切る経営者となった女性のスキャンダラスな実話に基づいた映画のようです。

SWのアナザーストーリーがまた12月と思いきや今年は「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が6月29日に公開されます。 ハリソン・フォード演じる人気キャラクターのハン・ソロの若き日を新進俳優オルデン・エーレンライクが演じるようですが、レイア姫が登場するのか否か、登場するとすれば誰が演じるのか非常に気になります。

去年の暮れに観た「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」はレイア姫役のキャリー・フィッシャーの突然死(心臓麻痺とか薬物中毒とかで2016年12月に)によって彼女の遺作となってしまいました。 映画の中の美しい彼女の姿に喪失感を覚えました(レイア姫ロス!)。

正月早々新年会の2次会で赤坂のジャズバーに行き彼女のお父さんであるエディ・フィッシャーの歌をしんみり聴いてまいりました。 (ちなみにキャリー・フィッシャーのお母さんはミュージカル映画「雨に唄えば」でジーン・ケリーと共演のデビー・レイノルズです。)

「ブルックリン」でアイルランドからアメリカに移住する娘の独立の旅立ちを好演したシアーシャ・ローナンが主演の「レディ・バード」も今年公開予定となっています。 23歳の彼女が17歳の高校生役で登場するユーモアあふれる青春映画とか。

ローラン・ビネのゴンクール賞最優秀新人賞受賞作「HHhH」の映画化作品も2018年中に公開予定となっていました。
去年観た「ハイドリヒを撃て~ナチの野獣暗殺作戦~」(主演は「ダンケルク」に出演したキリアン・マーフィと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」で主演のジェイミー・ドーナン)と同じテーマを扱っていますので比較が楽しみです。

原作の舞台は1942年のプラハでロンドンに亡命したチェコ政府が送り込んだ二人の青年がナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者であったラインハルト・ハイドリヒ(「金髪の野獣」とか「第三帝国で最も危険な男」と呼ばれていました)暗殺計画の決行、それに続くナチの報復、青年たちの運命が描かれていました。

タイトルの「HHhH」はHimmlers Hirn heiβt Heydrich(ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる)の頭文字をとったものです。

ハインリヒ・ヒムラーはアドルフ・ヒトラーの側近で親衛隊(SD、英語でSecurity Service)や秘密警察ゲシュタポを統率しました。 ヒムラーがハイドリヒを見出してナチスドイツの親衛隊の長官に任命したことから、ハイドリヒはヒムラーの右腕とも呼ばれていました。

この映画を観る前にもう一度原作を読んでみたいと思っています。

アンジェリーナ・ジョリー監督のカンボジア映画「最初に父が殺された」も今年公開されると思っているのですが。 こちらはアカデミー賞外国語部門の候補作の1つです。

小川哲の「ゲームの王様」上巻はポルポトによる大虐殺という不条理の時代を生きる少年・少女の物語でしたが下巻を読んでアンジェリーナ・ジョリーの映画を観たいと思っています。

アカデミー賞外国語部門の候補作としては、カンヌ映画祭女優賞を受賞したドイツの「女は二度決断する」も面白そうです。ダイアン・クルーガー主演でテロで家族を失った女性の復讐を描いています。

邦画で私が興味のあるのは、小説を原作とした映画が多いですね。 1月27日公開の「祈りの幕が下りる時」(阿部寛主演の「新参者」シリーズ)、5月12日公開の主演が役所広司、共演松坂桃李の広島弁の炸裂が楽しみな「虎狼の血」、 そして6月15日公開の「空飛ぶタイヤ」で、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生等が池井戸潤の出世作となった原作をどのように演じてくれるか楽しみです。 9月28日公開の「散り椿」もあります。原作は去年12月23日に亡くなった葉室麟の同名小説です。 主演は同じ12月23日に宮崎あおいとの入籍が報道された岡田准一です。 木村大作と小泉堯史の黒澤組が初タッグを組んで「美しい時代劇」を制作してくれそうです。

シリーズものとしては、5月25日の「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」あたりに興味があります。 「家族はつらいよ」シリーズは平田家の面々8人の群像劇ですが、今回は夏川結衣に焦点があたって「主婦はつらいよ」の趣になっているようです。

他には吉岡里穂、阿部サダヲの「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」が気になっています。 吉岡里穂がボケチン(TVドラマ「ごめん愛してる」より)からタコになるのでしょうか? 後、子供の貧困をテーマにした日向寺太郎監督の「こどもしょくどう」も。

by zoompac | 2018-01-08 08:54 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

2017年下半期の映画、 「否定と肯定」、「ドリーム」、「ダンケルク」が私のベスト3

2017年上半期(1月~6月) に観た38本の映画の中から私の選んだベスト3は、アカデミー賞6部門受賞作品の「ラ・ラ・ランド」、アカデミー作品賞受賞の「ムーンライト」、そして複雑なアジアの匂いを感じさせてくれた 「バンコック・ナイツ」でした。

その詳細記事は次のタイトルをクリックしていただければご覧になれます。→2017年上半期 映画_「ラ・ラ・ランド」、「ムーンライト」、そして 「バンコック・ナイツ」が私のベスト3[ 2017-07 -31 05:10 ]

2017年下半期(7月~12月)には39本の映画を観ましたが、私の一押し3本は「否定と肯定」、「ドリーム」、「ダンケルク」です。

世界的に独裁者の出現待望の傾向が高まっているといっては言い過ぎかもしれませんが、ドイツ、オーストリア、チェコスロバキア等で難民受け入れ拒否とか排他的な色彩が濃くなりつつある右傾化の中で、言葉の持つ暴力、詭弁が事実を捻じ曲げてしまうかのような恐ろしさを感じた映画がレイチェル・ワイズ主演の「否定と肯定」でした。

ホロコースト否定論者とユダヤ人歴史学者が法廷で争う映画でしたが、事実をないがしろにするかのような否定論者の法廷での言葉の操作に圧倒されました。

否定論者役を演じたのは名優ティモシー・スポールでしたが、彼の熱演に何故かトランプ大統領の姿が重なってみえました。 意見や立場が異なる組織が発する情報を「フェイク」と決めつけ「自分こそ正しい」とアピールする姿勢に共通点を見出したのだと思います。

同じような印象を持った映画にジェシカ・チャスティン主演の銃規制に関するロビイストの活動を描いた「女神の見えざる手」がありました。 銃規制に反対する陣営の主張も楽には退けることのできない難しさがよく描かれていたと思います。 自分のことは自分で守る(だから銃規制に反対だ)という内向きの考え方はアメリカ・ファーストに象徴される考え方でまた米国有権者の多くが支持しているという事実でもあります。 この銃規制と核抑止の問題における類似性を考えると暗鬱な気持ちにさせられます。それだけに「女神の見えざる手」のラストシーンに溜飲を下げました。

年末に観たポールニューマン主演の医療過誤を扱った法廷もの映画「評決」(1982、シドニー・ルメット監督) も裁判という(政治力や金の力で情報格差が存在するゲームといった側面もある)一種のガス抜きの手続きで真相と被害者の困難が光を当てられることなく葬り去られる恐怖を感じさせられました。 人間の良識の強さと危うさについて考えさせられました。

「ドリーム」は戦中、戦後を通じて当時のソ連との宇宙開発競争でしのぎを削っていたNASAとその前身機関で働く優秀な黒人女性の物語でした。白人男性社会のイメージが強い「アポロ計画」を支えていた黒人理系女子3人に焦点を当てその知られざる活躍が丹念に描かれていました。 食事もトイレも白人と区別された時代から、彼女たちは航空宇宙学の発展に確かに貢献し、能力があれば夢がかなうアメリカンドリームのよき時代を駆け抜けました。

宇宙飛行士の1人が彼女達の1人が計算した結果を信じ宇宙へ飛び立つ姿には震えがくるほどの感動がありました。 久々みたにケビン・コスナーの渋い演技もよかったです。

彼女たちの隠れた忍耐と努力と貢献が世界中に知ってもらえる媒体としての映画の力を素直に讃えたいと思った作品でした。

第二次世界大戦のフランス北部でドイツ軍に包囲された40万人もの英国軍とその他連合軍の撤退作戦を1週間(防波堤)、1日(海)、1時間(空)といった異なる時間帯と場所のドラマとして描き、それらを収束させて立体的にその作戦を描くことに成功した「ダンケルク」もいい映画でした。

来年3月に公開予定の無冠の名優・ゲーリー・オールドマン主演の「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」にもこのダンケルクの戦いが出てくるはずです。

映画(11本)_7月
170703 NHKBS映画「西部戦線異状なし」_戦争の悲惨さを詩的に伝える反戦映画
170704 公開映画「ハクソー・リッジ」_強い宗教観に支えられた戦場での不屈の人命救助!
170706 DVD映画「会議は踊る」_ナポレオン失脚後のウィーン会議!
170707 TsutayaDVD映画「うたかたの恋」_ハプスブルク家最後の後継者ルドルフの情死
170710 DVD映画「天国から来たチャンピオン」_「天国から来たQB」に生まれ変わるべし!
170712 公開映画 「ラスト・プリンセス ~大韓帝国最後の皇女~」_日本の植民地支配に埋もれた悲劇
170714 NHKBS映画「鷲は舞い降りた」_ターゲットはチャーチル英首相!
170718 NHKBS映画「ブレードランナー」_30年後に映画を検証する喜び?_たぶん次(に私が観る機会)はない?
170721 NHKBS映画 「M★A★S★H マッシュ」_野戦病院の軍医たちの破廉恥イタズラ満載映画
170722 WOWOW映画 「サウスポー」_怒りにまかせた野生ボクシングから理詰めのチェスプレイヤーのようなスタイルへの変身物語!
170725 WOWOW映画「インフェルノ」_シエナの金柑頭が登場しなかった原作とは違うラスト!


映画(5本)_8月
170811- 映画 「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」_世代交代を感じた映画
170818- 映画 「忍びの国」 小説より断然わかりやすかった銭ゲバ伊賀忍者軍団!
170819- 映画 「メアリと魔法の花」_7年に一度しか咲かない禁断の魔法の花「夜間飛行」を巡っての物語
170820- 映画 「スパイダーマン ホームカミング」_いろいろな意味でお帰りって言いたくなる映画!
170828- 映画 「ラストエンペラー」_浅田次郎著作の「天子蒙塵」を興味深く読むためにうってつけの映画!

映画(9本)_9月
170930 映画 「三度目の殺人」_役所広司の怪演と素晴らしい画像に圧倒された映画!
[ 2017-09 -30 06:48 ]

映画(4本)_10月
[ 2017-10 -03 06:04 ]
[ 2017-10 -05 05:56 ]
[ 2017-10 -06 05:54 ]
[ 2017-10 -11 05:53 ]

映画(3本)_11月
[ 2017-11 -19 05:55 ]
[ 2017-11 -21 07:10 ]
[ 2017-11 -30 06:06 ]

映画(7本)_12月
[ 2017-12 -13 05:56 ]
[ 2017-12 -17 06:45 ]
[ 2017-12 -18 07:48 ]
[ 2017-12 -23 07:44 ]
[ 2017-12 -24 09:46 ]
[ 2017-12 -26 08:55 ]
[ 2017-12 -30 10:10 ]


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2017年下半期の読書_陳浩基の「13.67」、マージョリー・シェファーの「胡椒_暴虐の世界史」、佐藤優の「自壊する帝国」が私のベスト3!

上半期(1月~6月)は、1月の直木賞と4月の本屋大賞で話題になった恩田陸の「蜜蜂と遠雷」や3月に発売された村上春樹の「騎士団長殺し」等が読物としては面白かったです。 ただ、私の上半期のベスト3は、司馬遼太郎氏の「覇王の家(上下)」、塚本哲也氏の「エリザベート ハプスブルグ家最後の皇女(上、下)」と相場英雄氏の「不発弾」の3冊を選びました。

モノマネ上手で部下に対して心配りの細やかという切り口で描いた家康像の新鮮さが印象的だった司馬遼太郎の「覇王の家」、第一次世界大戦、第二次世界大戦を経てオーストリア=ハンガリー帝国(ハプスブルグ家)という大国がいかにして消滅しそのヨーロッパ一の大国がオーストリアという小国に変遷したのかという歴史をハプスブルク家最後の皇女の生涯を軸に語った塚本哲也の「エリザベート ハプスブルグ家最後の皇女」 そして日本企業の不祥事の根源はバブル崩壊とその後始末のための金融商品にあるとする相場英雄の社会派小説「不発弾」です。

[ 2017-07 -30 08:04 ]

さて下半期(7月~12月)の私のベスト3は、陳浩基の「13.67」、マージョリー・シェファーの「胡椒_暴虐の世界史」 、佐藤優の「自壊する帝国」、の3冊です。

司馬遼太郎の「翔ぶが如く」はを第1位に持ってきたかったのですが、十巻中まだ三巻しか読んでいませんので来年に回します。西郷隆盛の征韓論を軸に、三条実美、岩倉具視、大木喬任、土方久元、西郷従道、山県有朋、大村益次郎、川路利良、篠原冬一郎(国基)、村田経芳、大山巌、大隈重信、木戸孝允、大久保利通、桐野利秋、島津久光、森有礼等、明治が生んだ綺羅星のような偉大なる人物群の1人1人を語り、彼らと西郷の関り、彼らが西郷をどのように感じ、どのように評しているかを細かく書き込んでいます。 背景となる時代とその時代のうねりの中での個人個人の立ち位置と人物が見事な筆致で精密な絨毯のように描かれています。 綺羅星人物の1人1人が集まって大きな絨毯の模様を構成している感じです。

陳浩基の「13・67」は、香港警察の伝説の刑事クワンが活躍する事件簿を2013年の現在から反英暴動が勃発した1967年へと遡る「逆年代記」の形で綴った連作集です。

激動の香港の1967年の反英暴動時代から2013年の中国共産党からの政治的圧力に対する抗議運動が盛り上がる2013年までの時代のうねりの中で、香港市民の安全を守ることを理念とした刑事の人間としての矜持、背景となる時代が上手く描かれている上に驚きのトリックがふんだんに散りばめられていました。 驚きは最後の最後に明かされる二人の人物の名前です。 逆年代連作の冒頭の2013年の事件簿にループされメビウスの輪のような印象が立ち上がって鳥肌が立ちました。

その香港と言えば、アヘン戦争をきっかけにイギリスの植民地となりました。 そのときのイギリス女王はヴィクトリアで、香港の公園や湾や丘等にヴィクトリアの名が冠されています。 そのパックスブリタニカと言われた大英帝国の先駆けとなった東インド会社の歴史を描いたのがマージョリー・シェファーの「胡椒_暴虐の世界史」でした。 オランダ東インド会社とイギリス東インド会社のせめぎ合いも詳しく描かれていました。 日本の長崎出島にあったオランダ領事館もその位置づけはオランダ東インド会社の支店だったことがわかりました。

そのオランダから本を取り寄せ翻訳を奨励したのが鎖国を布いていた江戸時代の八代将軍吉宗です。 その後田沼意次が辣腕をふるって開拓、鉱山開発等インフレ経済政策を取っていた頃を境に医学を通じて蘭学が広がりました。 やがて蘭学は西欧で運用されている軍制や大砲などの戦略や兵器の運用技術の修得のために使われ明治維新に大きく影響を与えました。 東インド会社の日本にも与えた影響の歴史を身近に感じた著作でした。新書の「東インド会社」(浅田實著)と合わせ読むことで補われた事項も多くありました。

最後は佐藤優の「自壊する帝国」です。 ソ連崩壊の過程を客観的に描いた学術書的趣はなく、1年半に亘って独房入りとなった「国家の罠」の前日譚という位置づけのルポタージュ兼佐藤優の青春自伝という印象を持ちました。

ソ連は1991年12月に崩壊しました。 佐藤優は1987年にモスクワの日本大使館に着任しました。 そのときの彼の肩書は「在ソビエト社会主義共和国連邦日本国大使館三等理事官」でした。 ソ連崩壊後4年経った1995年に離任したときの官職は「在ロシア連邦日本国大使館二等書記官」に変わっていました。

佐藤優の大学時代、外務省に職を得たいきさつから始まって、モスクワの日本大使館での4年間の職務を通じて知りえたソ連崩壊の密着取材情報が彼の体験談、目撃談として描かれていました。 バルト三国のそれぞれの国の特徴などの詳細情報も面白く読ませてもらいました。


読書(5冊)
170711 読書 「蛇の王(下)」 東郷隆_一時インドで暗躍していた殺人カルト集団と東インド会社の物語
170713 読書 「あとは野となれ大和撫子」 宮内悠介
170719 読書「忍びの国」和田竜_脚本先にありきの天正伊賀の乱小説!
170720 157回直木賞は佐藤正午の「月の満ち欠け」_1粒で2度愛を感じられる生まれ変わり物語!
170723 読書 「敵の名は宮本武蔵」 木下昌輝_墨絵の濃淡から武蔵の境地の変化を描く木下節!

読書(6冊)
170806- 読書 「胡椒_暴虐の世界史」 マージョリー・シェファー _血塗られた胡椒と2つの東インド会社の歴史
170810- 読書 「翔ぶが如く 1巻」司馬遼太郎_明治維新の功労者たちの過去とこれからのモザイク画
170821- 読書 「翔ぶが如く 1巻」の司馬遼太郎の余談_シュテファン・ツヴァイクの「ジョゼフ・フーシェ」を読者に勧める名文章!
170825- 読書 「東インド会社」浅田實_江戸時代300年の時代、中国、インド、東南アジアで交易にいそしみやがて植民地帝国主義を呼び込んだ東インド会社の足跡!
170826- 読書 「中村屋のボース」 中島岳志_新宿中村屋のインドカリーの創始者で、大東亜共栄圏構想の下インド独立運動に生涯を捧げた帰化インド人の波乱万丈物語
170827- 読書 「黎明の世紀」 深田祐介_アジアの解放を目指した大東亜会議(The Assembly of Greater East Asiatic Nations)

読書(2冊)

読書(5冊)
[ 2017-10 -07 07:28 ]
[ 2017-10 -16 05:21 ]
[ 2017-10 -22 08:21 ]
[ 2017-10 -29 07:18 ]
[ 2017-10 -27 05:51 ]

読書(5冊)
[ 2017-11 -07 05:33 ]
[ 2017-11 -20 07:11 ]
[ 2017-11 -22 05:40 ]
[ 2017-11 -28 07:23 ]
[ 2017-11 -29 06:02 ]

読書(8冊)
[ 2017-12 -08 05:43 ]
[ 2017-12 -09 06:50 ]
[ 2017-12 -10 08:06 ]
[ 2017-12 -11 05:16 ]
[ 2017-12 -20 05:51 ]
[ 2017-12 -21 07:23 ]
[ 2017-12 -28 08:59 ]
[ 2017-12 -29 09:19 ]

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2017年12月の読書と映画等の総括

明けましておめでとうございます!

12月の読書(8冊)の中では、陳浩基の「13・67」がよかったです。 ここ3年の12月は2014年が「その女アレックス」、2015年が「悲しみのイレーヌ」、2016年が「傷だらけのカミーユ」とピエール・ルメトールの逆転に次ぐ逆転トリックのヒネリ技に傾倒していましたが、今年は香港版ルメトールと言っていいほどの陳浩基のトリックの連作集を楽しみました。 トリックだけでなく香港の2013年から逆年代に1967年に遡る激動の時代背景と伝説の刑事としてのクワンの人間性もよく描けていました。

トニー・レオン主役で潜入警察官を扱った香港映画の金字塔「インファナル・アフェア」3部作も香港の中国返還を跨いだ時代背景が描かれていましたが、この「13・67」の映画化も楽しみです。

トニー・レオン主役の「グランドマスター」(2013)でメガホンをとった香港の映画監督、脚本家のウォン・カーウァイが映画化の権利を買ったようです。

読書(8冊)
[ 2017-12 -08 05:43 ]
[ 2017-12 -09 06:50 ]
[ 2017-12 -10 08:06 ]
[ 2017-12 -11 05:16 ]
[ 2017-12 -20 05:51 ]
[ 2017-12 -21 07:23 ]
[ 2017-12 -28 08:59 ]
[ 2017-12 -29 09:19 ]

レイチェル・ワイズ主役の「否定と肯定」はホロコースト否定論者とユダヤ人歴史学者が法廷で争う法廷ものの映画でしたが、弁護士グループが戦略を絞り込んで相手の言い分を論破するために行う情報収集と分析に費やすエネルギーと法廷での柔軟な戦術の使い分けが印象深かったです。 法廷での言葉の応酬の迫力にしびれました。

そうした法廷戦略に関する背景知識を得たためか、年末に観たポールニューマン主演の医療過誤を扱った法廷もの映画「評決」がいたく面白く感じました。 しかし57歳のポール・ニューマンが演じるアル中の初老の落ちぶれ弁護士が、権力を笠に着た判事や政治やカネを使って職業倫理に触れるようなことまで戦略に取り入れる被告側弁護士に対して、勝ち目の薄い戦いを挑む青さがたまらなくよかったです。シャーロット・ランプリングが演じた謎の女がこの法廷もの映画にサスペンスの深みを与えてくれていました。 年末にいい映画を観ました。

映画(7本)
[ 2017-12 -13 05:56 ]
[ 2017-12 -17 06:45 ]
[ 2017-12 -18 07:48 ]
[ 2017-12 -23 07:44 ]
[ 2017-12 -24 09:46 ]
[ 2017-12 -26 08:55 ]
[ 2017-12 -30 10:10 ]

NHK大河ドラマ「女城主直虎」は歴史事件の解釈に新鮮なものがあり私にとっては大変満足のいくドラマでした。

「陸王」は役所広司さんの独壇場かと思っていましたが、出演者の1人1人の人間が丁寧に描かれ、むしろ主演の役所広司がドラマ内容同様チームプレイに徹しているようでした。 結果、すごくいいドラマに仕上がったと思います。 松岡修三もなかなかやるな・・・と思いました。

老舗足袋屋こはぜ屋の社長宮沢紘一(役所広司)の息子で就活中の大地を演じた山崎賢人もよかったです。 シルクレイの開発者飯山(寺尾聡)の手伝いをするうちにモノづくりの面白さに目覚め自分が打ち込める居場所を見つけていく成長物語も丁寧に描かれていました。

最終回で太ももの筋肉が縦割れしていたアスリート竹内涼真も新たな魅力をみせてくれました。

リトグリの挿入歌・「ジュピター」もよかったです。

TVドラマ(2本)
[ 2017-12 -19 07:50 ]
[ 2017-12 -27 09:11 ]

総括
[ 2017-12 -01 07:09 ]

by zoompac | 2018-01-01 07:48 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

WOWOW録画映画 「評決」_年末にいい映画を観ました。

f0090954_10093932.jpg「評決」(ひょうけつ、原題: The Verdict)は、1982年製作のアメリカ映画で、私の好きな監督の1人のシドニー・ルメット監督作品で、医療過誤訴訟を主題とした法廷ものです。

ハンサムな青い目の色男のイメージを払拭しアルコール中毒症の初老の弁護士を演じたポール・ニューマンの演技が高く評価されています。 このとき彼は57歳で、この映画は作品賞を含めて5部門にノミネートされましたが受賞は叶いませんでした。

自身も6度目の候補にあげられながら、主演男優賞も「ガンジー」のベン・キングスに奪われてしまいました。

カトリック教会が設立した病院で起きた医療過誤を扱った作品であったため、その映画が教会関係者や医療関係者に対する攻撃になっているという批判が微妙に彼の受賞に影響したという指摘もあります。 ニューマンは、作品のテーマは一人の人間の贖罪であると述べて、それらの批判に反論していました。

無冠の帝王と揶揄された彼の貢献が認められアカデミー名誉賞が授けられたのは1985年、60歳の還暦でした。

皮肉なことに、その1年後、「ハスラー2」で遅すぎたアカデミー主演男優賞を受賞しています。

様々な駆け引きや政治が蠢く法廷ゲームで、長いものに巻かれないという正義感を貫き通そうとして手痛いしっぺ返しをくらい離婚を含むどん底にまで落とし込められたボストン在住のアルコール中毒の弁護士フランク・ギャルビンは、仕事にも恵まれず、新聞の死亡欄から遺族に近づき仕事を漁るハイエナのような生活をしていました。

そんな姿を見かねた先輩弁護士ミッキー(ジャック・ウォーデン)が、簡単に済みそうでお金にもなる訴訟を彼に回してくれました。

出産のために入院した主婦が麻酔時のミスにより植物状態に陥ったという事件でその妹夫婦が訴訟人でした。 事を穏便に済ませたい病院側が示談に応じるのは見え見えでした。事実、背後にカトリック教会を控える病院側の大手弁護士事務所は多額の和解金を提示してフランクの示談に応じるよう申し入れてきます。 権威におもねる判事もこれを飲むよう忠告します。

しかしフランクはその簡単な選択を蹴ってしまいます。 1つは権力を笠に着る判事への反発(「長いものに巻かれたくない」という彼の悪癖)、1つには医療過誤によって昏睡状態の患者の写真を撮っているうちにこの事件を簡単に示談で闇から闇へ葬ってはならないという(青い)正義感、医療ミスを証言してくれるという有力証人の協力を得られそうになったためこれまでの汚名を雪ぎ再起するチャンスと捉えたこと等がその理由にあげられると思います。

しかしその選択はすぐに捕らぬ狸の皮算用と化してしまいます。 頼みの綱の有力証人が休暇を取って証人喚問の日に間に合わなくなるのです。

権力を持ち、政治家とのつながりもある弁護士コンキャノン(ジェームズ・メイソン)は職業倫理に反してでも、訴訟に勝つためならばどんなことでもする男です。 彼の戦略チームが有力証人に手をまわしてカリブ海への休暇に飛ばしたように思えました。

勝ち目が薄くなったフランクは、しかしショットバーで謎の女性(シャーロット・ランプリング)に出会い信頼を寄せ愛し合うようになります。 窮地に追い詰められた彼にとっては敵に立ち向かうための精神の拠り所でもありました。

事態はしかし複雑でした。フランクが信頼し愛すに足ると信じて疑わなかった女が、ギャルビンの親友であり先輩ミッキーによって、彼女の重大な裏切りが告げられるのです。 この先のネタは映画を観てもらいましょう。

この謎の女の登場がこの法廷ドラマにサスペンス調の味付けをし深みのある映画に仕上げてくれました。

法廷ドラマとしても、大人の男と女の心情(シャーロット・ランプリング演じた女も単純に裏切ったと決めつけられない部分があることが最後の鳴りやまない電話の呼び出し音で濃厚に表現されていました。)というか人間観察としても秀でた作品でした。

法廷でのゲームでは負けますが、フランクは陪審員の良心と正義にすべてを委ねるべく最後の締めのスピーチをします。これがまた映画観客へ感動を与える内容でした。そしてその戦略のヒントを彼に与えたのはなんとなんと謎の女でした。

この映画大好きです。 アル・パチーノの「セント オブ ウーマン」と並んで私のお気に入りの掘り出し物映画となりました。

by zoompac | 2017-12-30 10:10 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)

読書 「13・67」 陳浩基_香港の時代を描き、警官の矜持を描きそして驚きのトリックの離れ業!

f0090954_09014556.jpgさすがに2017文春ミステリベスト10の海外篇1位に選ばれただけのことはありました。

香港警察の伝説の刑事クワンが活躍する事件簿を2013年の現在から反英暴動が勃発した1967年へと遡る「逆年代記」の形で綴った連作集です。

簡単に香港の歴史を振り返ります。

アヘン戦争後の南京条約で1842年に香港島がイギリスに割譲、植民地香港の誕生します。 1860年には九龍半島南部、続く1898年にニューテリトリーが99年を期限に咀嚼されると、香港総督が時のイギリス女王ビクトリアに変わります。 この英国女王統治を記念して、ビクトリア・ピーク、ビクトリア・パーク、ビクトリア湾等の地名が生まれました。

大戦中一時日本の占領下となりますが、戦後はイギリスの植民地に戻ります。国共内戦が終わった1949年に香港へ中国の移民が推進されました。

1962年の中国が大躍進政策を採用したことから香港に中国からの移民が増加し香港の製造業の生産力増大を支えました。 その一方で労働争議も多く起こるようになり英国人資本家に対する反発から1967年に「反英暴動」が起きます。その暴動を指導した左派勢力活動を支援したのは中国共産党でした。

小説でも1967年にクワンは左派勢力のテロ阻止に活躍しますが、1969年に香港警察は反英暴動を鎮圧したことから英国女王からロイヤル(=皇家)の称号を賜っています。

1984年には鄧小平とサッチャーによる共同声明で香港の中国への1997年の返還が発表されました。

将来の不透明感から市民の間で中国への移民ブームが起きますが、一方で1989年の天安門事件を代表するように中国政府の弾圧も強固でした。

1997年の香港の中国への復帰後は、香港の経済的優位性が失われ香港人の不満は高まっていきました。 特に中国当局からの圧力で親中国派しか立候補できない選挙制度に反発した学生や若者を中心にした座り込みデモが大規模になっていきます。

この小説の現在は2013年ですが、翌2014年に警察隊が発砲する催涙ガスに対抗するためデモ参加者が雨傘を持参したことから「雨傘革命」という香港の大規模なデモが世界中から注目されました。

クワンの警察人生もこのように反英から反中国政府へと激動する時代にあって、軸足を常に「市民を守る」という原点に置きながら事件解決に勤しむのです。

6篇の連作はどれもトリックの妙味の水準の高さを保ちながら、クワンの人生や香港の時代背景の書き込みも丁寧でパズラーと社会派小説のバランスが上手く噛み合っています。

そして1人の警官の人生を2013年から1967年に逆再生した理由が最後にわかります。1967年の事件の最後に明かされるあることが冒頭の2013年の事件に密接に繋がっていてこの小説がメビウスの輪のような構造をしているというイメージが立ち上がってきます。

連作ごとのヒネリに加えてこの連作6本をまとめて大きくひねってくれています。

私事ですが、1981年に8ヶ月香港の銅鑼湾(コーズウエイベイ)のホテルに缶詰めになって米系銀行の内部研修を東南アジアの各支店から1~2名づつ選ばれた同僚と受けたことがあり、そうした連中と休日に香港のあちこちをタクシーや歩きで散策しました。 この小説の事件で出てくる地名にも懐かしさを感じるものが少なくありませんでした。


by zoompac | 2017-12-29 09:19 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
RELEASE INFORMATION NEW ALBUM

[通常盤]「Now On Sale!!」
TOCP-66380/¥2,548(税込)

[DVD付 初回生産限定盤]
「Now On Sale!!」
TOCP-66381/¥3,500(税込)

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