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2017年 06月 30日 ( 1 )

読書「城をひとつ」伊東潤_入れ込みの術を駆使したスパイ一族と北条五代の物語

f0090954_05425651.jpg「城をひとつ」では、「孟徳新書」というかの曹操が「孫氏」に対抗して自ら軍略をしたためた「極意書」のようなものが出てきます。

「孫氏」に注解を加えた物まねと揶揄されたため、曹操が怒って写しを含めたすべてを焼き尽くしたと言い伝えられているものですが、大陸帰りの僧が「孟徳新書」全巻を持ち帰り、失火などから灰燼に帰すことを恐れたその僧が大藤信基(だいとうのぶもと)に暗記するまで読み込むことを命じたということでした。

僧の不安通り、人の心を操ることのできる魔性の書である「孟徳新書」は灰になりますが、その中身は大藤家に口伝継承されることになったのです。

余談ながら、WOWOWで放映中の「三国志 趙雲伝」は、まさにその曹操が活躍した時代ですが、今は趙雲の持っている「楽毅百戦術」という戦略の虎の巻を夏候傑や高則が結託して手に入れようとしています。

その「孟徳新書」の秘伝のひとつ「子曰く、捕らわれると思えば捕らわれ、捕らわれざると思えば捕らわれることなし」の一節から、信基は入れ込み術の名人となります。間者として敵の懐深く入り込み、信用を勝ち得て、いわば獅子身中の虫となるのです。いわゆる諜報活動というかスパイですね。

伊勢新九郎こと北条早雲からその才を見出された大藤信基は、早雲に請われ早雲の子北条氏綱に仕えることになりますが、北条早雲自身こそそうした諜報・調略才に恵まれた人物でした。

身一つで、駿河に下向した伊勢新九郎盛時は、駿河今川家の跡取りである外甥(龍王丸=今川氏親、今川義元のお父さんです)を助け、今川家の宿老筆頭の座に就きます。そのとき今川氏親から贈られた駿河国興国寺城を足場に、1493年の幕府の管領・細川政元による政変(足利義澄の将軍擁立)に呼応し、伊豆の堀越公方を落し、伊豆一国を手中に収めます。そこから、1495年に相模に進出し大森氏と三浦氏を退け、相模一国も奪って、本拠地を大森氏の居城だった小田原城に移したのです。

このあたりの物語は、司馬遼太郎氏の「箱根の坂」全3巻に詳しく書かれています。私の好きな司馬氏の作品のひとつです。

早雲以降北条氏は、北条氏綱、北条氏康、北条氏政、北条氏直と小田原城を本拠に五代続きます。

その氏綱以降、4代の北条家に仕えた大藤家(だいとうけ)の信基、景長、秀信、政信、直信の五代の活躍を描いた歴史小説がこの「城をひとつ」です。

「城をひとつ」「当代無双」「落葉一掃」「一期の名折れ」「幻の軍師」「黄金の城」の6つの連作短編で構成されています。

「城をひとつ」では、当時江戸城の城主だった扇谷上杉朝興の馬数寄に乗じて馬商人となった大藤信基が、北条氏綱のためにその江戸城をまんまと奪取する話でした。 それが1524年のことです。 そこから秀吉の小田原城攻めが1590年ですから、約65年の間北条家の影の軍師として暗躍した大藤氏5代の話でした。

大藤氏もれっきとした史実に残る家柄で、信基の出自は根来衆だとされています。

背景には下剋上の世相がありました。元々鎌倉公方の執事(家来)の立場だった関東管領の上杉家が公方以上の力を持ち、扇谷と山内上杉家の内紛に乗じて、新興勢力として堀越公方を落とした今川家というか北条家が台頭する背景もしっかり描かれ興味深い物語になっていました。 その意味では、関東管領の一族に繋がる上杉謙信も結局は幕府の秩序の枠から出られない旧勢力の擁護者にすぎなかったということがよくわかります。

私が住んでいる江戸川区にある「葛西城」も登場し、なんやら親しみのある小説に感じられました。 何故、直木賞のノミネート作品に漏れたのか不思議に思いました。直木賞に値すると思えるいい作品です。


by zoompac | 2017-06-30 06:00 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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