Nikkei ends rocky '06 on an up-tweak
rockyは困難に満ちた (the rocky road to accomplishment 達成への苦難の道、ボクシング映画ロッキーのイメージです。)、tweakは微調整、マイナーな改良
The Tokyo Stock Exchange edged up just over a point Friday, wrapping up a turbulent 2006 marked by a spate of high-profile corporate scandals.
大納会、終値17,225円でした。日経平均上昇率は昨年の4割超えからは大きくさげましたが、6.9%上昇して前年末を4年連続で上回りました。
年初からライブドアの粉飾事件等でつまづき、新興市場株が大幅調整となりました。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスは年間で大きく下げてしまいました。
外国人買いが日経平均の上昇に寄与しました。ニューヨークダウ工業株30種平均は過去最高値圏での推移となっています。中国・上海の株価指数は2倍の上昇です。インド株は47%、香港・シンガポールは30%の上昇の中、日本がやや立ち遅れている感じがあります。
私は、国債、日本株、株投信、外債・外株に分割投資しています。外株の中国、インドのパーフォーマンスがやはり突出しています。日本株の新興市場株は相変わらず買値から15%程度のマイナスです。
”いざなぎ景気超え”でなく、凪景気と揶揄される経済成長ですが、2007年は団塊の世代の退職金が約50兆円も見込めます。消費にどれだけ、投資にどれだけかはわかりませんが、向こう3年続く団塊世代の合計推測150兆円の退職金の6割~8割が投資に向かうとすれば、低金利預金ではなく、出遅れ感のある日本株、2008年のオリンピックを控えた中国の株、インド、ロシア、ブラジルのいわゆる成長著しいBRICs投資ではないでしょうか。JSOX法適用などで、国際化が進む東証への外人投資の誘致も進む中、日本株が伸びる余地は、日本経済の実態とは離れて、まだ大きいと思います。東京オリンピック後、5年、10%超の所得倍増の成長を遂げた日本よりスケールの大きい中国が、北京オリンピックの後どうなるか・・も楽しみです。なんだか、バブルが一国経済の現象ではなくなって、国際規模で起きている予感がします。破裂したときが怖いですが、赤信号皆で渡れば・・・の心境です。