上野公園の高村光雲作の西郷隆盛の銅像の除幕式で、三番目で最後の西郷隆盛の妻イト役の黒木華が、「ちごっ!うちの旦那ハンはこげな人じゃあいもはん!」 と不満をもらしたエピソードからのスタートが印象的でした。
本来、西南戦争で朝敵とされた西郷隆盛の汚名返上を目的に宮内庁や有志の寄付でで建造された銅像の晴れがましい除幕式がイトの不満で水を差されました。 当時内部大臣の西郷従道役の錦戸亮がイトの本音言葉に泡を喰っていました。
このドラマのキャストをみるといろいろとこだわりというか遊び心を感じます。
第1話では西郷吉之助の父母は風間杜夫と松坂慶子が目立ちました。 これで大久保正助の父親役が平田満とくれば、これは1982年の「蒲田行進曲」ですね。
役者の銀ちゃんと恋人小夏と大部屋役者役のヤスのそろい踏みでした。
1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」では、西郷吉之助(隆盛)を西田敏行、大久保正助(利通)を加賀丈史が演じていましたが、今年の「西郷どん」で西田敏行は語り、加賀丈史は島津斉興を演じています。
2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」で、小松帯刀役を演じた瑛太が、「西郷どん」では大久保正助役、「西郷どん」で赤山靱負役の沢村一樹も「篤姫」に何某かの役で出演していました。 宮崎あおい主演の「篤姫」では篤姫の教育係の幾島は松坂慶子でした。 「西郷どん」での篤姫は北川景子ですが、幾島役は当初抜擢されていた斉藤由貴が不倫スキャンダルで降板したため、南野陽子が演じることになりました。
鈴木亮平版の爽やかな「西郷吉之助」が始まりました。 楽しみです。