いよいよ本日13時に出雲駅伝がスタートです。 フジTVです。
昨年~今年の出雲、全日本、箱根の三冠を達成し、出雲2連勝中の青学大ですが、絶対エースの一色恭志が卒業してやや戦力ダウンの印象をぬぐえません。
三冠を支えた田村和希と下山裕太が4年生となってチームを引っ張る立場になりましたが、田村は箱根の復路7区でブレーキを起こして以来調子が上がってきていませんでしたね。
トラックシーズン、活躍の目立った東海大学に比べて、青学大の選手は上位に名前を刻むことができませんでした。
ところが、区間オーダーをみる限り、田村は復調したようです。 青学大のオーダーは予想できる限りベストではないでしょうか?
出雲駅伝で去年3位だった東海大は、3区を走った關颯人が青学大の下田裕太を捉えて一時トップにたちました (写真)。 最終区にタスキが渡ったときも首位の青学大との差はわずか2秒差の2位でした。
ただ、6区間45.1kmの出雲駅伝の1区間平均7.5kmの短い区間で唯一の最長区間がアンカーの走る6区10.2kmです。 山梨学院の留学生ランナーの定位置で逆転劇もよくみられています。 「逆転の出雲」という異名を持つほど、この最終区間で順位がよくひっくり返るのです。
昨年の出雲の最終区間は、青学大が一色恭志、東海大が湊谷春紀、山梨学院がD.ニャイロでした。 6区でタスキをトップで渡した青学と、2位で受け取った東海大との差は2秒、ほぼ同時の受け渡しでした。そこから3位の山梨学院との差は1分ありました。 終わってみれば、1位が青学、31秒差の2位が山梨学院、3位の東海大は山梨学院から33秒遅れの3位に終わりました。
今年のアンカー区間のオーダーは、青学大が橋詰 大慧(3)、東海大が關 颯人(2)となっています。
昨年2位の山梨学院はシード権があったにもかかわらず出場を辞退したようですね。 今年の箱根でまさかの17位でシード落ちとなったため、10月14日土曜日の箱根駅伝予選会に万全を期すということでしょうか? D・ニャイロ(3年)は好調らしいだけに残念ですね。
今年の出雲はずばり東海大の優勝を予想します。 アンカー勝負で關選手有利とみているからです。 それに鬼塚翔太を4区で起用できるということも大きいですね。 東海大の二枚看板、鬼塚と關をエース区間の1区、3区に配さず、4区、6区に起用できたのが選手層の厚さからの額面通りだとすれば東海圧勝の可能性もありですね。鬼塚がどこか故障で4区に回ったって可能性も否めませんが。
ちなみにオーダーは、
青学大、1区梶谷 瑠哉(3)(5000mベストタイム13.55.69)、2区田村 和希(4)(13.43.22)、3区下田 裕太(4)(13.53.45)、4区小野田 勇次(3)(13.46.93)、5区神林 勇太(1)(13.59.14)、6区橋詰 大慧(3)(13.49.47)
補員が森田 歩希(3)(13.58.18)、吉田 圭太(1)(13.50.67)
東海大、1区阪口 竜平(2)(13.41.09)、2区館澤 亨次(2)(13.48.89)、3区松尾 淳之介(2)(14.05.95)、4区鬼塚 翔太(2)(13.38.58)、5区三上 嵩斗(3)(13.55.08)、6区關 颯人(2)(13.35.81)
補員が國行 麗生(4)(13.59.14)、塩澤 稀夕(1)
です。
東海大は、現・日清食品Gの佐藤悠基を擁した05~07年に出雲駅伝3連覇を達成しています。
東海大の全盛期到来の予感をもっているのは私だけではないはずです。