8月28日~9月3日にかけて行われた世界柔道選手権@ブダペストは、男子が60㎏級高藤直寿、66㎏級阿部一二三、73㎏級橋本壮市、100㎏級のウルフ・アロン、女子が48㎏級渡名喜風南、52㎏級志々目愛、70㎏級新井千鶴と7つの金メダルを獲得の大躍進でした。
ちなみに2016年のリオ五輪では、男子が73㎏級大野将平、90㎏級ベイカー茉秋、女子が70㎏級の田知本遥の男女合わせて3つでした。
新ルール適用の世界柔道@ブダペストでは、投げて決めるか押さえ込んで1本というエキサイティングな試合が多く観られました。
66㎏級の阿部一二三のように今までだと技あり2つで併せて1本というルールが変更されたため、技あり3本でも試合続行というご愛嬌もありました。
リオ五輪では、指導差をアドバンテージとして決勝で原沢久喜とまともに組み合わなかったテディ・リネールも新ルールに合わせて全試合を投げで決めて優勝していたのが印象的でした。
一方、女子54㎏級の芳田司が経験した決勝戦のように、互いに決め手がない技の応酬で、はゴールデンスコア形式の延長戦に入って本戦と併せて13分近い女子にとっては大変な消耗戦となってしまいました。
今までだと有効・効果の類で決着がついていた程度の技を4,5回繰り出していました。それでも技あり以上の判定はもらえませんでしたが、審判もいつまでたっても終わらない千日手のような試合内容に焦れてきたのではないでしょうか。芳田の相手が繰り出した有効・効果程度の技に、技ありの判定を下してしまいました。
それをいうと朝比奈沙羅の銀メダルもそうですね。決勝のゴールデンスコア方式の入って、どうみても相手の中国選手の技の掛け逃げにしか思えないのですが、朝比奈がそれをジェスチャーでアピールを繰り返していると、朝比奈のほうが消極的との指導を取られて負けてしまいました。これまでのようなヘタな駆け引きは辞めて、積極的に投げて勝つか、押さえ込んで勝つことが大事だということでしょう。
柔道
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