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Would-be ちょい不良親父の世迷言

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映画「愛の嵐」_複雑なオーストリアの二面性とシャーロット・ランプリングの女心

f0090954_05550932.jpg去年の今頃銀座シネスイッチで観た「さざなみ」のシャーロット・ランプリングがまだ若い頃の作品です。その歳の差42歳です。

シャーロット・ランプリングといえば、私は、彼女の御年67歳のときの「リスボンに誘われて」と69歳のときの「さざなみ」しか知らなかったのですが、「愛の嵐」は彼女が27歳のときの作品です。

1957年の冬のウィーンが舞台です。1945~55年まで10年続いた米英仏ソの4か国共同統治が解け永世中立を条件に独立を認められて2年経ったところです。

その独立を謳歌しつつも、ウィーンには戦後のナチ残党狩りを生き残るために、かっての所業を互いにもみ消し合い、時には証人の抹殺間で行っていたオーストリア人の元ナチ将校のグループが暗躍していました。

あるホテルで夜番のフロント係兼ポーターとして働く男もそのグループの一味で、戦時中はナチス親衛隊の将校で、現在は素性を隠してひっそりと暮らしていました。

ある日、客としてアメリカから有名なオペラ指揮者が訪れますが、その男はフロントに現れた指揮者の妻(シャーロット・ランプリング)を見て困惑します。彼女は13年前彼が強制収容所で弄んだユダヤ人の少女だったのです。

彼女もまた驚きの表情を隠せませんでした。

当初は早くウィーンを出発したがっていた彼女でしたが、強制収容所で男から倒錯した性の玩具として扱われたことを追憶し、結局はそのサディステッィクな男に身を委ねるお話でした。 理性でコントロールできない程の究極のM体験から逃れたいと思いつつも惹かれていき自ら倒錯した愛憎の嵐の中に身を投じることになっていくのです。 シャーロット・ランプリングの肢体が妖しく蠢く様を光と陰で表現した撮影がなんとも艶めかしかったですわい。

この男が映画の中で親衛隊員としての過去を隠蔽して暮らしている住宅が、カール・マルクス・ホーフと呼ばれる第1次世界大戦後、オーストリア社会民主党がウイーン市政を支配していた時期に建設した社会主義労働者向けの集合住宅でした。

最近読んだ「エリザベート ハプスブルク家最後の皇女」の中でも説明されていました。

この住宅は、第一次世界大戦の敗戦、ハプスブルク帝国の崩壊を経たウィーンのドナウ運河近くの鉄道に沿った複数の街区建てられた住宅の1つであり、社会民主党が政権を握った(赤いウィーン)時代の記念碑的建造物とされています。 カール・マルクス・ホーフは、ベートーヴェンの家やホイリゲ(ワイン酒場)で知られるハイリゲンシュタットの駅前にあります。 住宅の名前は「資本論」で有名な思想家カール・マルクスに因んでいます。

映画で、二人が錯綜した愛の嵐に身を委ねる場所が、このカール・マルクス・ホーフの住宅の一室という設定でした。

元ナチ将校のグループは、そのホテルのフロントで働く男に危険な証人になり得るその女を殺害するよう命じますが、男はその命に逆らい二人で住宅に立て籠ります。

そして、食べ物も尽き、もはや何所にも逃げ場はないと覚った二人は、深夜にアパートを抜け出し、川の向こうを目指しますが・・・・。

この映画の原題はIl Portiere di notte( 英題: The Night Porter)です。 夜番のフロント係兼ポーターとして、ナチ狩りから身を潜めて生きている男が言います。「僕はあえてこの職業を選んだんだ。夜、働くのには訳がある。光だよ。私には光が眩しいんだ。」

「私には光が眩しいんだ」と語っていた夜行性の動物に徹してきた男が、その安全のための習性を止め、愛する女と夜明けの光を目指して歩いて行く最後の場面が印象に残りました。

どのみち、この世の何所にも救いはなく、ただ愛があるだけ・・・という、幸福とも不幸ともいえない刹那的でかつ切ない幕切れが目撃できます。

オーストリアはナチの恫喝の下、ドイツに強制的に併合させられた被害国とされていますが、実際にはオーストリアにもナチは存在し、被害者と同時に加害者の顔も持つ複雑な事情があったことも垣間見える映画でした。

ユダヤ人迫害の責任者になったアイヒマン親衛隊中佐はオーストリアで育っていましたし、彼は部下たちの大部分をオーストリア人からリクルートしていたようです。 ヒトラーも1932年にドイツ国籍を獲得しましたが、出生地はオーストリア=ハンガリー帝国オーバーエスターライヒ州であり、国籍としてはドイツ人ではなくオーストリア人でした。


by zoompac | 2017-06-11 05:55 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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