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Would-be ちょい不良親父の世迷言


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読書 「沈黙」遠藤周作

f0090954_06041154.jpg1614年といえば、大阪冬の陣、15年が夏の陣で、16年に家康崩御という流れですが、1614年は徳川幕府が全国に禁教令を発布した年でもありました。

キリシタン大名で元宇喜多家家臣の明石全登は、大阪城に立て籠って、禁教を命じた徳川家に反旗を翻しましたが、高山右近のようにこの禁教令で海外に逃れた大名もいました。

さらに年は過ぎ、1633年がこの「沈黙」のフェレイラのモデルとされるクリストヴァン・フェレイラが棄教した年です。 彼が日本で布教を始めて10年目のことだったようです。

1633年は徳川家光が若年寄六人衆を設置し幕藩体制を構築した年でもあります。 文治政治と呼ばれ、2年後の1635年から参勤交代も始まっています。

中央集権体制強化が進む中、1937年に島原の乱が勃発します。

この小説の主人公セバスチャン・ロドリゴのモデルとなったジュゼッペ・キャラが日本に潜入したのは1643年のことです。そして彼は、1644年に転びました。

物語は単純至極なのですが、ロドリゴが転ぶまでの過程をドラマチックな緊迫と力感あふれる文章で描き出しています。

舞台、背景を簡潔に描写しながら、パードレ(司祭)・ロドリゴの内面への洞察もまことによろしい距離感で描いていました。 棄教に至るプロセスが相応の説得力をもって描かれ、そこに追い込む井上筑後の守の海千山千ぶりにも感心させられます。

井上筑後の守が、ロドリゴに語ります。 平戸の松浦公には4人の側室がおられ、互いに妬みあって争いが絶えず収拾がつかなかった。それで公は4人全員を城から追放したのだと。 

どう思うかとの問いにロドリゴはそれは賢い選択だったと答えます。

その答えをとらえて、井上筑後の守は言います。日本はちょうど松浦殿と同じだ。エスパニヤ、ホルトガル、オランダ、エゲレスと名乗る女たちが、日本と申す男の耳に、夜伽の度に、たがいの悪口を吹き込むのだと。

日本を巡って、新教国のイギリスとオランダが、旧教国のエスパニアとポルトガルの進出を好まず、しばしば幕府や日本人たちに讒言していたことはよく知られたことでした。

そして三段論法で締めくくります。「松浦殿の処置を賢いと思われるなら、パードレは、日本がキリシタンを近世にした理由もあながち愚かとは思われまい。」

小説の最後に、棄教したロドリゴがフェレイラ同様、日本の地で妻子を持ち、幕府の命によって、禁制の品かどうかの目利きをする役についた様子が描かれていました。

主人公の必死の祈りにもかかわらず、神は頑なに「沈黙」を守ったままであったという事実をキリスト教徒でない読者はどう解釈したらいいのでしょう。そしてロドリゴの転びは神への背教ではなかったのか、踏み絵を踏む行為も含めて神は全てを赦していたのかという解釈のことになると、なんとも明確な答えが見いだせないもどかしさが残ってしまいます。

この作品がノーベル賞の候補となったとき、絶賛する人がいた反面、一部の批評家からは嫌悪されたそうです。宗教をテーマにした小説の難しいところですね。 書いたのは異教徒の地の日本人で、禁教令の徹底のための迫害で伝道神父が転ぶというのがテーマです。

巨匠マーティン・スコセッシが映画化した作品が日本でも公開中で話題になっていますが、1971年に、篠田正浩監督によって『沈黙 SILENCE』というタイトルで映画化されているようです。

by zoompac | 2017-02-23 06:04 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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