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映画「海は燃えている」_移民・難民問題の地中海の玄関の現実!

f0090954_08101525.jpgベネチア映画祭金獅子賞を受賞した「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」のジャンフランコ・ロージ監督が、難民問題に迫ったドキュメンタリーで、2016年・第66回ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞した作品です。

イタリア最南端にある小さな島、ランペドゥーサ島は、船が浮いて見えるほど透明度の高い美しい海としても有名ですが、シチリア島から南西約220kmの地中海のイタリア最南端の島で、むしろ北アフリカのチュニジアの方に近く(東へ113㎞)、リビア周辺諸国からこの島は難民がEU諸国を目指す主要ルートの玄関口としての顔ももっているのです。(日本ではシリア難民がもっぱらトルコからエーゲ海を抜けてギリシアに至るバルカンルートが有名ですが)

アフリカ諸国、特にガーナ、マリ、ナイジェリア、エリトリア、ソマリア等から、ヨーロッパを目指す経済難民、いわゆる不法移民の通過地点として注目を集めているのです。

2011年の「アラブの春」によって各国の政権が揺れ、リビアでもカダフィ独裁政権が崩壊し過激派勢力が台頭したことで政情不安が続き、密航仲介業者の暗躍もあって、ヨーロッパを目指す難民激増に拍車をかけていることは記憶に新しいですね。f0090954_08083222.jpg

映画は2つの映像の流れを交錯しながら展開していきます。北アフリカにもっとも近いこの島がアフリカや中近東からヨーロッパ諸国を目指す主要な難民ルートの一つとなっているのですが、島民の生活はいたって静かです。 同じ島でありながら、まったく違う二つの顔をもっているのです。

12歳になるサムエレ少年は友だちと手作りのパチンコ遊びに興じ、マリアおばさんはキッチンで料理しながらラジオ局にリクエスト曲を依頼しています。サムエル少年はおじさんに船酔いに慣れる方法を聞き、また左目が弱視とわかり、矯正メガネをかけてパチンコ遊びに余念がありません。

そんなランペドゥーサ島には、アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパへ密航する難民や移民たちの玄関口というもうひとつの顔があるのです。

レーダーで監視しつつ難民救助をする沿岸警備隊の緊迫した活動が映し出されます。救助要請の無線を受けて艦船やヘリコプターが現場に急行します。難民の救助や遺体の収容が行われ、夜の港から上陸した難民たちが検査所に送られるのです。

その片隅では多くの国から逃れてきた難民たちがサッカーに興じている映像も映し出されます。死と日々の平凡な暮らしが紙一重なのです。

そして、この島が見せる2つの顔は、島で唯一の医師を除くと交わることがありません。以前は難民が島に上陸してから収容していましたが、近年は海上で難民を収容して夜中に島に上陸させるのだそうです。

マリアおばさんがラジオで難民の遭難を聞いて遠い世界のことのように「ひどい話ね」とつぶやくように、今や難民の姿は島民の目に触れることはないのです。そんな島の現実をカメラは衒(てら)いなく静かに描き出していました。

サムエレ少年がボートで流されて、船と船の間に挟まれそうになるシーンも印象的でした。その船の1つが難民を運んできた船だったのですが、少年と難民が邂逅するシーンはもちろんありませんでした。

ランベドゥーサ島沖の海難事故としては、2013年の密航船の火災・転覆事故で360人以上が死亡した事件が有名ですが、粗末な船に定員以上を乗せた船の海難事故は尽きないようです。イタリア政府も予算の関係で軍や沿岸警備隊の救助活動の規模を縮小せざるをえないというのが現実のようです。

難民認定率が世界平均の100分の1という移民・難民に不寛容な日本にあって、この映画を観ることは複雑な心境でしたが、塩野七生の地中海世界の物語同様、地中海という世界の熾烈で過酷な状況は、中世以前から今に至るまであまり変わっていないのだということを含めて多くの示唆を得ることができました。

トランプ政権が発足してまもなく1ヶ月です。 メキシコ国境への壁の建設命令や特定の人種に対する入国禁止令など、国内外で連日のように賛否を巻き起こしてきましたが、その根底にあるのが移民・難民問題です。

すでに多くの国が否が応でも直面しているこの問題に、いずれ日本にも応分の負担を迫られることになるとと思います。

by zoompac | 2017-02-19 08:11 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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