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Would-be ちょい不良親父の世迷言


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読書 「罪の声」 塩田武士

f0090954_08202324.jpg本作は「グリコ森永事件」を題材とした小説です。 週刊文春の今年のミステリーベスト10の国内部門で1位を獲得していました。

ギンガ、又市食品、満堂製菓、ホープ食品、鳩屋、摂津屋というこの小説に出てくる固有名は、江崎グリコ、丸大食品、森永製菓、ハウス食品、不二家、駿河屋などの食品企業名に読み替えることができます。

グリコ・森永事件(グリコ・もりながじけん)とは、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、阪神を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件のことです。 犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼びますし、キツネ目の犯人のモンタージュ写真も出回っていたように記憶しています。 この小説では、「かいじん21面相」を「くら魔天狗」と呼び変えていました。

このグリ森事件は、2000年に時効となり、警察庁広域重要指定事件では、初の未解決事件となりました。

私は仕事の関係で、1983年~1986年の3年間は海外赴任でしたので、その頃の三浦和義のロス疑惑とこのグリ・森事件が日本のマスコミ界で過剰報道気味だったことを覚えています。 グリ森事件の犯人が犯行の終結宣言を出した1985年の8月12日に524人を乗せた日航機が群馬県の御巣鷹山に墜落したのも偶然とはいえ、社会の変調を暗示することだったように思えてなりません。

3年の赴任から帰国した日本は、バブル狂乱の真っ最中でした。

この小説は、フィクションの形をとりながらノンフィクションと思わせるリアリティあふれる仕上がりとなっています。 著者の塩田武士さんも新聞社の文化部の記者の経験を持っておられます。 (神戸新聞の文化部で将棋担当の編集をされていたようで、デビュー作が、プロ棋士を目指す無職の三十男を描いた『盤上のアルファ』でした。 第5回小説現代長編新人賞を受賞しています。 2010年の作品です。

物語は、グリ森事件を追う若手記者と、グリ森事件のテープに声を吹き込んだ「犯人の子ども」の二人が狂言回しとして展開していきます。
前者は資料や関係者の証言に徹底的に当たり、実際の事件についての解説の役割を担います。
後者の視点を通じてグリ森事件の犯人家族の「その後」を辿ることで、事件に巻き込まれてしまった人々の哀しみが描かれます。
この事件の真相を追う二人が交差するあたりから、事件の真相が大きく浮かび上がってきます。 このグリ森事件は、1983年のハイネッケン会長誘拐殺人事件を下書きにして計画を練ったらしいのですが、そのグリ森事件を指揮した人物が英国にいて、その彼に新聞記者阿久津が接触することになるのです。

そして、彼はテーラーを営む曽根俊也の叔父さんでした。 俊也の子供時代、どうやって彼の声をテープに吹き込んでグリ森事件に使ったのかという謎にはある人物が関わっていたのですが、それは読んでのお楽しみです。

この文化部でありながら、社会部の特集記事の「それからのギン萬事件(グリ森事件)」に駆り出された阿久津という新聞記者は、モデルが塩田氏自身ではと思わされます。 これは彼自身が記者時代にある程度実際にかき集めた情報を基に書いているのではないかと思えるほどのリアリティさです。 もしそうなら、この記者の情報収集活動部分は私小説ですね。

知らずに子供の頃の自分の声をグリ森事件に使われた、テーラー店の経営者と新聞記者の聞き込みが続きますので、時々、どちらがどちらか判別するのが困難なときもありましたが、それでも真相が薄皮を剝ぐように露わになっていく様はなかなかの迫力で、最後の100ページは一気呵成に読んでしまいました。

結局、身代金は取れませんでしたが、株価操作で儲けた仕手集団はいたようですね。 この事件以降、狂乱バブル相場がしばらく続くことになりました。

約30年前の事件を扱った物語ですが、自分にとってもその当時のことが思い出されて懐かしかったです。

by zoompac | 2016-12-23 08:20 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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