第14回から昨年の23回まで10年連続で開催された山口から熱きドラマの舞台は今回から17年ぶりに湖の国滋賀へ移りました。
12月18日に開催された大24回全国中学校駅伝大会の結果総括です。
2枚看板の新井颯斗(3)、伊井修司(3)で連覇を狙った前橋富士見中は、思惑通りの展開で第5区ででトップに踊りでましたが、アンカーで7位まで順位を落としてしまいました。
男子の優勝は、兵庫の平野中でした。 4区の岸本健太郎が、前橋富士見の新井颯斗に次ぐ区間2位の走りでチームを上位に引き上げたことが優勝に繋がりました。
2位が、神奈川の領家中、3位は愛媛の新居浜市立西中でした。
注目された1区の区間賞争いは、3000mの中学生記録を更新した長崎の桜が原中の林田洋翔(3)を1500m全中覇者の服部凱杏(愛知千種中3年)が抑えました。3位は前橋富士見中の伊井修司でした。 服部のタイムが8.59、林田が9.03、伊井が9.29でした。
女子は、京都桂中が3連覇でした。 去年のメンバーで区間賞を獲っていた小林舞妃留(現2年)と曽根野乃花(3年)を中心に隙のないオーダーで、1区こそ5位でしたが、すぐに2位に順位を上げ、3区の曽根がトップに立つと、そのまま5区の小林舞妃留が優勝のテープを切りました。
来年もこの優勝メンバーから抜けるのは曽根1人ですから、優勝メンバー4人残ります。 この勢いだとV4の可能性も高そうです。
2位は、兵庫の高砂市立新井中、3位が広島廿日市立大野東中でした。
1区での区間賞争いは、去年石川の津幡南中の小笠原朱里(2015年1500m全中覇者、現、山梨学院附属高1年)を抑えて区間賞を獲った愛媛の新居浜市立西中3年の西原愛華(2016年1500m全中8位)と岡山の倉敷市琴浦中3年の山本晏佳吏(1500m全中3位)に注目でしたが、山本が区間賞で、西原が2位でした。 タイムは山本が9.48、西原が9.56でした。
女子中学生の3000mのの今季のタイムランキングでみれば、1位が橋本光央(京田辺大在中2、京都)9.22.91、2位が風間歩佳(船橋旭中3、千葉)、そして第3位が西原愛華9.27.56でした。ちなみに山本晏佳吏は5位でタイムは9.28.98です。
ちなみに3000mの全国ベスト12に京都の中学生が6人入っていますが、その中に桂中は10位の小林舞妃留だけです。
男子中学生の3000mの今季のタイムランキングの1位は林田洋翔8.19.14、2位が服部凱杏8.25.64、3位が佐々木塁(盛岡河南中3、岩手)8.28.67、4位が馬場勇一郎(上郷中3 愛知)8.30.94です。