新生TOTOが見事な優勝でした。
3区まではトップ通過で計算通りの走りができた資生堂は結局9位に順位を落としましたが、3年ぶりのクイーンズ駅伝への切符を手にしました。
前評判の高かったダイハツ、JP日本郵政Gや伝統の三井住友海上が1区出遅れて、14位以内への順位の押し上げに苦労しましたがなんとか予選通過を果たしました。
去年は1秒差の14位で予選通過がきわどかったTOTOが生まれ変わったように強いチームになっていました。 強力な外国人ランナーシュル・ブロの加入や2年目の川上姉妹の成長が大きかったですね。
新生TOTOの強さに驚きましたが、それにもまして驚いたのが京セラの復活大健闘です。一昨年から廃部の危機に瀕して部員も2名に減ってしまいこの予選会出場もできませんでした、佐藤敦夫婦が監督・コーチに就任し部員を7名確保し3年ぶりに駅伝に戻ってきたというそのことだけでも奇跡に近いことなのに、その再出発の年の予選会でいきなり3位入賞を成し遂げました。 伝統京セラの底力を見ましたよ~!
1.2:19:15 TOTO
2.2:20:00 ノーリツ
3.2:20:11 京セラ
4.2:20:14 パナソニック
5.2:20:16 ホクレン
6.2:20:25 しまむら
7.2:20:42 日立
8. 2:20:45 JP日本郵政グループ
9. 2:20:50 資生堂
10. 2:21:26 ダイハツ
11. 2:21:33 ワコール
12. 2:21:50 ユタカ技研
13. 2:22:20 三井住友海上
14. 2:22:26 十八銀行
この14位までが、11月27日(日)のクイーンズ駅伝@仙台への進出を決めました。
残念ながら、ルートインホテルズはアンカーが9位から6人に抜かれ本選進出を果たせませんでした。
15. 2:22:57 ルートインホテルズ
16. 2:23:02 ユニクロ
1区は追風で、区間1位~6位のランナーが区間新記録を打ち立てるスピード勝負となった反面、優勝争いの一角を占めると思われたJP日本郵政Gの鍋島莉奈が14位、ダイハツの吉本ひかりが16位と出遅れてしまいました。三井住友海上の野田沙織も21位でした。
1区の区間記録
1. 0:22:34 前川 晴菜 NSR(区間新) 十八銀行 0:22:34 1
2.0:22:39 竹中 理沙 NSR 資生堂 0:22:39 2
3.0:22:40 一山 麻緒 NSR ワコール 0:22:40 3
4.0:22:43 森田 詩織 NSR パナソニック 0:22:43 4
5.0:22:47 寺島 優奈 NSR ユタカ技研 0:22:47 5
三井住友海上の田邊の6人抜き区間新記録の走りが見事でした。
2区の区間記録
1.0:12:23 田邉 美咲 NSR 三井住友海上 0:36:25(通過タイム) 16(2区から3区へのタスキ渡しの順位、1区22位から6人抜いて16位に押し上げました)
2. 0:12:43 堀 優花 パナソニック 0:35:26 2(1区4位から2位へ、豊川高校全国優勝の経験者ランナーです。パナソニック入社2年目?)
2.0:12:43 松山 芽生 ノーリツ 0:35:36 4(通過順位)
4.0:12:45 吉川 侑美 資生堂 0:35:24 1
5.0:12:46 黒田 純菜 TOTO 0:35:41 6
ダイハツの松田瑞生が区間1位の走りで15位から10位に順序を押し上げました。
ユタカ技研の高野智声18歳が元気のいい走りで岩出玲亜や福士加代子と堂々と渡り合った走りが見事でした。
ここまでは資生堂が終始トップをキープして計算通りの走りでしたね。
3区の区間記録
1.0:33:04 松田 瑞生 ダイハツ 1:09:27 10
2.0:33:06 岩出玲亜 ノーリツ 1:08:42 2
3.0:33:08 高島 由香 資生堂 1:08:32 1
4. 0:33:10 髙野 智声 ユタカ技研 1:08:45 3
5.0:33:25 森田 香織 パナソニック 1:08:51 4
5.0:33:25 福士 加代子 ワコール 1:09:01 5
TOTOのシュルブロが7位でもらったタスキを後続に差をつけて1位で5区に繋ぎました。
三井住友海上の岡本晴美は順位は15位のままでしたが日本人トップの5位でした。
4区
1.0:11:47 パウリンカムル ルートインホテルズ 1:21:48 7
2.0:11:55 ローズメリー ワンジル スターツ 1:23:25 17
3.0:11:57 オバレ ドリカ 日立 1:22:49.13
4.0:12:00 シュル ブロ TOTO 1:21:18 1
5.0:12:30 岡本 春美 三井住友海上 1:23:08 15
JP日本郵政Gの新人中川京香が練習で関根花観や鍋島莉奈の前を走っているという前評判通りの走りでした。予選突破が心配された18位という順位を12位まで押し上げてくれました。
TOTOの早川は2位以下との差を拡げ、逃げ切り体制を盤石にしました。去年は1秒差でなんとか14位に喰い込んだTOTOが早川以外は加入1~2年の選手で固め生まれ変わりましたね。
5区
1.0:35:30 中川 京香 JP日本郵政グループ 1:58:41 12
2.0:35:40 後藤 奈津子 宮崎銀行 2:00:34 17
3.0:35:47 早川 英里 TOTO 1:57:05 1
3.0:35:47 小井戸 涼 日立 1:58:36 10
5.0:35:49 清水 美穂 ホクレン 1:58:04 5
いやいや驚きました。JP日本郵政Gといえば、鈴木亜由子と関根花観の二枚看板に鍋島莉奈加入でこの3人エースのチームだと思っていたのですが、なんとなんと5区、6区の中川京香(今年入社)と寺内希(去年入社)の二人が区間賞の走りで18位から8位まで押し上げてくれました。
京セラの堀口あずきが区間2位の走りで、6位から3位入賞までこぎつけました。
6区
1.0:22:04 寺内 希 JP日本郵政グループ 2:20:45 8
2.0:22:05 堀口 あずき 京セラ 2:20:11 3
3.0:22:06 鈴木 千晴 日立 2:20:42 7
4.0:22:10 川上 さくら TOTO 2:19:15 1
5.0:22:12 宮内 宏子 ホクレン 2:20:16 5