玄界灘を臨む福岡県を舞台に、今年もクイーンズ駅伝(11月27日日曜日)に向けての戦いの幕が切って落とされます。2016年10月23日(日)11:50~14:54(LIVE)TBS全国ネットで中継されます。
クイーンズ駅伝(全日本実業団女子駅伝)への予選会の位置づけとなったプリンス駅伝には28チームが参戦し、上位14位までがクイーンズ駅伝への切符を手にします。
去年のプリンス駅伝では、キャノンAC九州のアンカー竹本由佳選手が最後区間6区2位の走りで猛追するも、一紋野女選手(TOTO)が1秒差で逃げ切って本戦出場の最後の1枚の切符を手にしたという劇的な幕切れシーンが印象に残りました。竹本由佳は1年間1秒という悪夢にうなされてきたでしょうね。やっと鬱憤を晴らせる舞台が巡ってきました。憤怒の走りをしてほしいです。
今年のTOTOは、エース早川英里におんぶにだっこではありませんね。実業団陸上のトラック10000mで12位の早川より先に川上わかばが5位でゴールしていました。今年、岡山の興譲館高校から大森菜巴も入部しましたし、去年よりは力は上だと思います。今年は1秒差逃げ切りではなく余裕の通過を期待しています。20歳の川上わかばの走りに注目ですね。
去年プリンス駅伝16位だった資生堂も14位の通過ラインに15秒差でした。抜本的な対策として、なんとなんとクイーンズ駅伝3連覇中の女王デンソーの大エース高島由香を引っこ抜いてしまいましたよ。エース竹中理沙を中心の美人ランナーチームにお顔も頼もしい強力な助っ人が加入してくれましたね。オリンピアン高島の力で資生堂が久々のクイーンズ駅伝へ復活の走りを見せてくれるでしょう。楽しみです。
このプリンセス駅伝でのトップ争いは、ダイハツとJP日本郵政Gに注目ですね。ダイハツは前田彩里が、JP日本郵政は鈴木亜由子が出場できるかどうか微妙ですが、ダイハツは木崎良子と今年の実業団陸上のトラック10000mを1位で走った伸び盛りの松田瑞生が強力です。
JP日本郵政ではオリンピアン関根花観に鹿屋体育大から鍋島莉奈という最強大学生ランナーが加入してきています。
三井住友海上の将来を背負って立つことが期待される、群馬の常磐校出身の史上最強の高校ランナーとの呼び声の高かった岡本春美の走りにも注目してみたいです。
実は、鍋島も岡本も絶好調のときの走りの記憶があまりないのです。風の噂で最強って聞いているだけでしたので・・・。 大学生ランナーとしての鍋島、高校生ランナーとしての岡本の力強い走りは直に見ていませんが、実業団スーパールーキーの伝説の走りをこのプリンス駅伝で是非目撃したいですね。