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Would-be ちょい不良親父の世迷言

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直木賞特集「海の見える理髪店」@オール読物

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受賞作は短編6編で構成されていますが、「直木賞特集」のオール読物9月号に、その中から、短編集のタイトルになった「海の見える理髪店」、「いつか来た道」、「成人式」の三作が完全収録されていました。

短編を読む快感は、藤沢周平、奥田英朗、浅田次郎の諸作品で堪能させてもらった覚えがありますが、荻原浩がここまで秀逸な短編の名手だったことに驚きと喜びを感じてしまいました。

私の読んできた荻原作品は、「明日の記憶」、「愛しの座敷わらし」、「神様からひと言」等の長編でした。 アイディアがピリッと効いた物語性の豊かな作品を書かれる人だとの印象を持っていました。

選考員の浅田次郎氏が「奇抜な発想にもかかわらず物語は静謐に進行する。しかもテーマが据わっているので心に残る」と評していました。

北原謙三氏は「人々の営みの底に潜む闇を、肩肘の張らない描写で見せている」と言い、高村薫氏は「私たちのさりげない日常は、こうして切りとられることによって人生となるのだと気づかされる」とその作品における熟練の技を絶賛していました。

ちなみに、理髪店主の軽妙な語り口で男の半生が描かれ、店主と客という二人の登場人物の関係があざやかに浮かび上がってくる表題作「海の見える理髪店」は、伊集院静氏がその技量をべた褒めでした。

母と娘との確執が緩むのに16年もの長き音信不通を要し、咀嚼が噛み合わないまでも母の老いによって確執が風化し人間の生物としての衰えと哀しさを浮き彫りにした「いつかきた道」は、私(杏子)が自分が生まれた町の生まれた家に16年ぶりに帰り少し痴呆の気のでてきたかって画家だった母に会いに行く話ですが、まことに細やかな切り口で母娘の齟齬を描き切った秀逸の作品でした。

選評者桐野夏生氏が、「ちなみに私の好きな作品は、『いつかきた道』である。年月が経てば母は老いて、哀しみだけが残る。 」と述べていました。

「成人式」は、宮部みゆき氏が、「亡き娘に代わって両親が成人式に出席するお話しで、深いテーマを軽妙に、しかしあくまでも真摯に描く荻原さんらしい短編だと思いました。」と評していました。

確かに奇妙奇天烈なアイディアに寄り掛かった物語でしたが、ケレン味なく現実的な視線で真っ向から両親が若作りして5年前に亡くなった娘の代わりに成人式に参加することの実現に邁進する姿に、両親の深い悲しみとその悲しみを乗り越えていきたい意気込みを感じられるいいお話しでした。

この短編集には、伝えられなかった言葉、忘れられない後悔が、時間の流れとともに風化しセピア色に変わった様を静かに掬い取った物語が語られています。 残りの3話を読みたくて、おそらく「海の見える理髪店」の単行本を購入することになりそうです。
by zoompac | 2016-08-28 10:31 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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