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読書 「空海の風景 上」 司馬遼太郎

f0090954_530411.jpg司馬遼太郎の小説の中で、私が好きな作品ベストスリーは、「花神」、「項羽と劉邦」そしてこの「空海の風景」です。

行きつけの美容室の美容師さんが、今年から来年にかけて、少しづつ四国八十八箇所を回るって話を聞いて、これも何かの縁と思い、3度目の読書に入りました。 (うるう年の今年は、弘法大師・空海生誕の地である讃岐のほうから、88番の札所から1番に向けて逆回りすると御利益が3倍ということだそうで、彼女もポイント3倍につられて初巡礼に挑戦中です。 ポイント3倍年ということで大賑わいだそうです。 煩悩から離れて解脱の境地を求めるという覚悟のものではなく、修学旅行のような雰囲気を楽しみながら御利益3倍狙いの巡礼だそうです。 巡礼グッズも豊富で楽しいと言っていました。)

四国八十八箇所は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所です。

空海は喰えぬ男で山師だと司馬遼太郎氏は言っています。彼の確立した真言密教は、型通りの仏教的厭世観とは程遠く、釈迦が始めた、煩悩から解き放たれる解脱を目指す伝統とは大いに異なっているのだそうです。

むしろ人間が生身で、性欲を持ったまま、性欲があればこそ即身で成仏でき、成仏したまま浮世で暮らすことのできる新しい体系を、空海は生み出したのだそうです。彼の体系の根本経典は理趣経(般若波羅密多理趣品)で、性交の経典であるカーマ・スートラに通じるものがあるといいます。

インドで起こった密教グループは、釈迦の仏教とは違って現世を肯定しました。解脱解脱といっても人間も草も虫も、生命があるかぎり生きざるをえないではないか、という開き直ったところから出発したのです。生命を肯定する以上、人間は自然から福徳や智慧という利益をえなければならない。その方法に空海は大いに興味を持ったのです。

厳密にいって、密教は仏教かという疑問がありますが、空海は無邪気に仏教の発展した形体とのとらえ方をしていたようです。商利の追求も含めて、釈迦が三毒の一つとした現世の栄耀まで肯定した密教は、生きた人間だった釈迦を超越する虚構の大日如来を現出させます。大日如来は無限なる宇宙のすべてであるとともに、人も含めて宇宙に存在するすべてのものに内在するもので、智慧と慈悲の二大要素でできあがっているものなのだそうです。

空海は四国の讃岐の生まれです。15歳となった788年に四国を出、長岡京にある叔父阿刀大足(桓武天皇の第三皇子の侍講)の下で受験勉強に励みます。18歳で大学の試験に及第しますが、その年か次の年に大学を辞め、四国の室戸岬で僧として修業に打ち込むことになります。

大学のある奈良にある官寺「大安寺」に出入りしているうちに、留学僧から強い影響を受けたようです。インドに伝わる記憶術の伝授を受けたそうです。真言と呼ばれる、人間の言葉ではなく、法身如来たちの言語だそうで、その真言を一定の方法で唱えれば、人間の意識化に眠っている力で8万4千といわれる経文を意のままに暗唱できるのだそうです。

空海は、出奔後、阿波や土佐の室戸で修業をしたそうですが、室戸の洞窟で、これが「空海」の命名になると思うのですが、水平線に劃された空と海の単純な外景を凝視し続けているうちに、明星が洞窟に近づき、空海の口中に入ってしまうという衝撃的な経験をしたそうです。法身如来との交感の瞬間だったかもしれないですね。

奈良時代の日本には、偶然なのかその大日如来に近い華厳経というものがありました。華厳の体系を宗義とする寺としては奈良の東大寺が有名です。宇宙のすべての存在とその動きは毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の悟りの表現であり内容であるとしているので、あと一歩すすめれば純粋密教における大日如来の存在とそれによる宇宙把握になるのです。(東大寺の大仏の正式名が東大寺盧舎那仏増です)

空海が大日経に興味を持ったのは、華厳経になかった法でした。大日経には人間が大日如来の応身として諸仏、諸菩薩と交感するとき、かれらのもつ力を借用しうると説いていたのです。仏と交感してそこから利益を引き出すには、宇宙の言語である真言を必要とし、また交感のためには真言だけでなく印を結ぶなどの所作を必要としたのです。

この方法については漢訳では曖昧で、どうしてもサンスクリット(梵字)を習熟する必要がありました。空海は、唐に入ってインド僧に梵字を学ぼうと決心します。

司馬遼太郎氏は、「遣隋・遣唐使の制度が始まって以来、これほど鋭利で鮮明な目的をもって海を渡ろうとした人物はいない」と言いきっていました。

空海のライバル最澄(空海より7歳年上)に対しては、教団の形成という世俗的な仕事をしたわりには世俗の機才に乏しいと手厳しい評価をしています。逆に言えば、空海のしたたかさを高く評価しているということになりますね。

最澄は、その門流から多くの天才を輩出しましたが、後半生は、空海の体系に圧迫され、空海の機略に翻弄され、奈良仏教からの攻撃に忙しく、自分の体系を完成させることができず苦渋に満ちたものでした。

前半生は、しかしながら幸運に恵まれていました。

山林の修行者として、比叡山に寺を構え、新しい仏教の種を播こうとしたのですが、世間では無名の山が、桓武天皇による平安遷都で、比叡山が国家経営上重要な役割をもつことになります。

英雄的気質あふれる桓武天皇は、奈良仏教が大嫌いで、そのために奈良から京都に(長岡京経由で)遷都したといわれるほどでした。

新しい仏教を模索していた最澄が天皇の支援を受けたことはいうまでもありません。最澄の私寺は、天皇の庇護を受け、官寺に大抜擢されます。

司馬遼太郎氏は、最澄の出自にも筆を入れています。最澄は近江の渡来人の家系でした。京付近に住まう秦氏の一族ともいわれているようですが、この秦氏がスポンサーとなって、平安遷都の大プロジェクトを推し進めた可能性について触れていました。

最澄も華厳経に興味をもって学びましたが、彼の心をとらえた経典は「法華経」で、そこから中国の天台教学に興味を持ちました。華厳経も法華経も中国の天台教学に指南されたものだという注釈に出会ったからです。

法華経は、釈迦の教説を伝承したものを下敷きにしていますが、体系は般若経の空眼の原理を基礎としています。空というのは般若経において、数字の零(空)ですが、色即是空のごとく、その空にこそ一切が充実しているとみるのです。そこに全宇宙も含まれるのです。彼はこの天台教学を導入することで、奈良仏教を超える宗教を起こしたいと考え渡唐したいと思ったのです。

桓武天皇の強い庇護の下、最澄は遣唐使の一員として渡唐を果たします。このとき空海は齢30だったそうですから、最澄は37歳ですね。身分の違いもあり船は別々でしたが、同じ遣唐使船一団として日本から出航しました。

余談ですが、日本において、空海の真言宗、最澄の天台宗、だけでなくその他仏教各派、法相宗、禅宗等も、般若心経を使用しています。真言宗では、読誦、観誦の対象とされ、四国巡礼では、八十八か所の寺にこの般若心経の写経を収めることになっているそうです。
by zoompac | 2016-06-30 05:31 | 読書・映画・音楽 | Comments(0)
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