読書は3S(司馬遼太郎、佐藤賢一、塩野七生)のうち、佐藤賢一の「小説フランス革命」、塩野七生の「ローマ亡き後の地中海世界」シリーズを読み進めました。 先月、司馬遼太郎の「関ヶ原 上」「城塞 上」を読みましたので、月跨ぎになりますが、今年も3S作家作品中心の読書が上手く回転しています。
今月は4月12日に発表となった本屋大賞受賞作の「羊と鋼の森」と本屋大賞2位の「君の膵臓をたべたい」も読みました。
熊本大地震の翌日から突発性難聴に罹り入院治療となりましたがその入院中に漫画「ちはやふる」を1巻~17巻まとめて読めたことも特筆に値するでしょう。
入院5日後の聴力検査で聴力が5日前より半分程度回復したものの、なお左右の聴力差は歴然としていて、かつ耳鳴りがおさまらず空気圧を感じていましたが、その違和感が退院後5日め、すなわち発症後10日めあたりから相当程度解消されました。 発症したのも突然でしたが、解消したのもやや突然という形でした。
耳鳴りもおさまり、聴力もかなり回復してきたという感じがします。 5月2日が突発性難聴にかかってちょうど2週間になりますが、東京臨海病院でステロイド点滴治療後第2回目の聴力テストを受ける予定です。 左右の聴力差が相当縮まっていると思いますがどうでしょう。
読書(7冊)
160411「世紀の空売り」 マイケル・ルイス
160415「ガラパゴス 下」 相場英雄
160420「小説フランス革命12 共和制の樹立」佐藤賢一
160423「ローマ亡き後の地中海世界 4 海賊、そして海軍」塩野七生
160424 「ちはやふる」末次由紀
160427 「羊と鋼の森」 宮下奈都
160429 「君の膵臓をたべたい」 住野よる
映画はこの時期どうしてもオスカー受賞作あるいはノミネート作品中心になってしまいますね。 3月30日のブログにアップした「リリーのすべて」に続いて、「ルーム」、「さざなみ」、「スポットライト 世紀のスクープ」等を観ました。 中でも、「スポットライト 世紀のスクープ」が面白く、印象に残りました。残る大物作品は「レヴェナント」だけです。
後、入院ということもあり、TsutayaのレンタルDVDで映画を楽しみました。
今年は、デイヴィッド・リーン監督作品を制覇しようと思っています。 昨年新・午前十時の映画祭プログラムで観たスペクタル大作「ライアンの娘」が素晴らしかったので、今まで観たことがある「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」と観たことがない「戦場にかける橋」「インドへの道」のスペクタクル4作品を観たいと思っていましたが、とりあえず「戦場にかける橋」を観ました。 昔の運動会で懐かしい「クワイ川のマーチ」の音楽に再会できました。同時に「逢いびき」や「旅情」のような男女の心の機微を描き切ったデイヴィッド・リーン監督作品も見逃せないですね。「旅情」は、今、TOHOシネマズ日本橋で新・午前十時の映画祭プログラムとして5月6日(金)まで公開中です。
「心の旅路」は、石原慎太郎が田中角栄のことを書いた小説「天才」の中で紹介されていて興味を引いた映画です。
記憶喪失の軍人と結婚するクリア・ガースン演じる主人公でしたが、その夫が結婚して3年で交通事故にあってしまいます。その事故で過去の自分を思い出すことができたのですが今度はその結婚して3年の記憶が消えてしまいます。
由緒ある一族の一員だった彼は一族が運営する企業の立て直しに成功し社長になります。主演女優は、努力して彼の秘書となり、彼の記憶が戻ることを祈りながら、彼に秘書としての有能さで献身的に尽くしていくのです。
やがて経営者から政治家に転身する彼でしたが、その折に結婚を申し込まれます。 しかし彼女は手放しで喜べませんでした。 まだ彼に彼女と結婚していた3年間の記憶が戻ったわけではなかったからです。
観終わった後、爽やかで幸せな結末を祝福したくなるなかなか面白い映画でした。
映画(8本)
160409 孫君達と観た2016年春の映画、ドラえもんと仮面ライダー
160410「ルーム」
160412「家族はつらいよ」
160413「さざなみ」
160414 Tsutaya DVD映画「心の旅路」
160417「スポットライト 世紀のスクープ」
160421 Tsutaya DVD映画「戦場にかける橋」
160422 Tsutaya DVD映画「ハバナ」
その他
160401 2016年3月の読書と映画等の総括
160405 桂米朝追善 米朝一門会@新宿三丁目紀伊國屋ホール
160426 TVドラマ「重版出来(じゅうばんしゅったい)」