去年優勝した群馬県は、優勝の大きな牽引力となったヤマダ電機から実業団選手が1人も登録されていませんね。去年、中学生区間の4区と8区で共に区間記録で走った不破亜里珠と林英麻が高校生として1区と2区にエントリーされています。 有力実業団選手や大学生が集うこの区間で少々荷が重いかなって気がしますががんばって欲しいです。 全国レベルの常盤高校からは有力選手がエントリーされていません。中学生は伊井笑歩(富士見中)が4区にいますので、この時点で上位に食い込み流れを作って欲しいです。
実業団選手と中学生選手のバランスがいいのが、千葉、東京です。 ずばりこの2チームの優勝争いと予想しています。
千葉は、積水化学の松崎璃子が1区、10月25日の プリンセス駅伝2区区間賞のユニバ(ユニバーサル・エンタテイメント)の木村友香が2区という強力な布陣です。4区の中学生区間には松戸第一中の石川英沙というスピードランナーがいます。前半逃げ切り型のオーダーのようです。 アンカーにはユニバの青山瑠依と思っていたのですが補欠に回っていますね。 アンカーには積水化学の桑原彩がエントリーされています。 プリンセス駅伝5区を区間2位で走っていました。
東京は第一生命の田中華絵、去年1区で区間賞を獲った日本郵政グループの関根花観が今年も1区を走ります。 プリンセス駅伝を見る限りあまり調子よさそうに見えなかったのが気になります。 2区にはルートインホテルズの渡久地梨佳でうまく流れを作れれば、4区に全中1500m2位の板橋区立桜川中の鈴木理子がいます。2区は三井住友海上の伸び盛りの日高侑紀だろうと思っていたのですが、補欠に回っています。 作戦なのですかね? アンカーにはエース田中華絵(第一生命)がいますので、上位でタスキがわたればアンカーで大逆転可能な布陣となっています。
去年2位だった神奈川はアンカーとして去年活躍した森田香織を今年は1区にもってきました。 好調な立教大の出水田眞紀をアンカーに配し、高校生となったリンズィーヘレナ芽衣が3区で走ります。
山梨には山梨学院高に島田美穂という全国でもトップクラスの高校生ランナーがいるのですが登録されていませんね。意外でした。
長野は大学生が強そうです。名城大3年の湯澤ほのかがアンカーです。 2区を走る長野東高の和田有菜も高校生ながら強いランナーです。
静岡には清田真央(スズキ浜松AC)がアンカーに登録されている他はあまり印象がありません。
山崎里菜(パナソニック)は神奈川ではなく、今回は埼玉からの出場ですね。 1区を走ります。 4区の桶谷南実(草加瀬崎中)は屈指のスピード中学生ランナーです。
栃木県も実業団選手が充実しています。阿久津有加(三井住友海上)という粘りのランナーが1区に、10月25日のプリンセス駅伝5区区間賞のユニバの和久夢来がアンカーの9区にいます。 白鵬大と白鵬大足利高の選手が2人づつ配されていますね。 情報が不明なのですが、大学生、高校生、中学生がががんばれば上位を狙えると思います。
山形の1区は大東文化大の木村芙有加ですね。 注目しています。
ちなみに、去年のこの大会の順位は、1位群馬、2位神奈川、3位埼玉、4位長野、5位東京でした。
今年は、千葉、東京の一騎打ちでの優勝争いだと予想しています。 千葉が先行して東京は粘ってアンカー区間で逆転狙いという展開でしょうか? 実業団選手の強い栃木、埼玉あたりが、レースの展開次第で絡んでくるのではないでしょうか?