109TOHOシネマズ木場のIMAX3Dで観ました。 家に帰って、録画していた「王様のブランチ」を観たら、今週の映画動員ランキングでは、先週1位の「マレフィセント」を抜いて「Godzilla」が1位になっていました。
「ゴジラ」や「モスラ」を初めて観たのは私が小学校3年生の頃でしたので今から50年以上前ですね。わくわくどきどきして観ていたことが懐かしく思い出されます。 初代ゴジラの誕生は、しかし私とほぼ同年代です。1954年の公開ですから、ゴジラも還暦です。
ちょっとたとえは悪いですが、由紀さおりが突然米国でブレークし米国版アルバムが日本に逆上陸したような感じをもちました。 このゴジラシリーズ人気は由紀さおりよりは息が長そうですね。 トヨタの米国生産の逆輸入車「レクサス」をイメージしたほうが近いかもしれません。和製大砲でゴジラとあだなされた松井秀樹が大リーガーに拠点を移して活躍している雄姿を見ているといった表現のほうがもっとすっきりしますかね。
今回は「ムートー」というなじみのない怪獣がゴジラの敵でした。次回作の作成計画も進行中で、「モスラ」や「キングギドラ」等がスタンバイしているようです。モスラにつきものの双子のザ・ピーナツのようなキャラクターも登場するのかどうか今から楽しみです。
Godzillaのハリウッド版は実は1998年が最初ですが、日本で誕生した「ゴジラ」とはデザインが似て非なるものでした。 発音も「ゴッジーラ」という英語読みになっていました。
英語では、接尾辞「lla」がつく単語はストレスがその「lla」の前の語に置かれます。ゴリラ(gorilla)とかゲリラ(guerrilla)がそうですね。 ニュヨークのアイスクリーム・スタンドで「バニラ」アイスクリームを注文しようとした日本人旅行者がスタンドのお兄さんにうまく伝わらなくて「Vanilla」を買うことができなかったという笑い話もあります。
準主役としている「渡辺謙」さんが、制作時に「ゴジラ」を日本語のアクセント・イントネーションで呼ぶことを主張したそうです。これで、日本式の発音「ゴジラ」が「ゴッジーラ」を凌駕し、「スシ」とか「ジュウドー」、「ハイク」同様にグローバルに通用する言葉に昇格しました。 謙さん、エライ!
そしてアメリカから逆上陸してきたちょっぴり「人類の味方」の要素を振りまくヒーロの新生「ゴジラ」にも拍手喝采です。